エールフランス航空やKLMオランダ航空を利用するなら、そのマイレージプログラム「フライング・ブルー」のマイルを上手に貯めて、特典航空券やアップグレードに活用したいですよね。
エールフランスのマイルの貯め方を調べているあなたのために、この記事ではマイル獲得の基本から応用テクニックまで、知りたい情報を幅広く解説します。
フライトでの基本的なマイル獲得方法はもちろん、日本にお住まいの方にとって特に重要なクレジットカードの活用術、ホテルやレンタカー利用での貯め方、さらにはお得なキャンペーン情報や家族でマイルを合算するコツまで、具体的な方法と注意点を分かりやすくまとめました。
この記事を読めば、フライング・ブルーマイルを効率的に貯めるための道筋が見え、あなたに合ったマイル獲得戦略を見つけることができるはずです。
さあ、一緒にマイルを貯めて、次の旅をもっと豊かにしませんか。
- フライト以外にも、日常生活でマイルを貯める多様な方法
- 提携航空会社、カード、ホテルなど具体的な提携先とその活用法
- キャンペーンや上級会員制度を利用した効率的な貯め方のコツ
- 貯めたマイルを特典航空券などお得に使うための方法
エールフランス マイルの貯め方【基本】

- 🔳マイル獲得の5つの基本ルート
- フライトで貯める(AF/KLM/提携)
- クレカポイント交換が日本の鍵
- ホテル予約・宿泊でマイル獲得
- レンタカーや提携サービス利用
- まずは無料会員登録から始めよう
🔳マイル獲得の5つの基本ルート

エールフランス航空やKLMオランダ航空を利用する際に、マイルを貯めて特典航空券やアップグレードに利用したい、と考える方は多いでしょう。
ここでは、そのマイレージプログラム「フライング・ブルー」のマイルを貯めるための、主な5つの基本的な方法について解説します。
主に、以下の5つのカテゴリーでマイルを獲得できます。
- フライトでの獲得
- 提携クレジットカードでのポイント交換
- ホテル利用での獲得
- レンタカー利用での獲得
- ショッピングやその他提携サービス利用での獲得
それでは、それぞれの方法を具体的に見ていきましょう。
1. フライトでの獲得
これは最も基本的なマイルの貯め方です。
- エールフランス航空、KLMオランダ航空便への搭乗:
支払った航空券の金額(税・サーチャージ除く)とフライング・ブルーの会員ステータスに応じてマイルが積算されます。例えば、一般会員(エクスプローラー)は1ユーロあたり4マイル獲得できます。会員ステータスが上がると、獲得できるマイル数も増えます。 - スカイチーム加盟航空会社への搭乗:
デルタ航空、大韓航空、チャイナエアラインなど、スカイチームに加盟している航空会社の対象便に搭乗することでもマイルが貯まります。ただし、積算率は航空会社や予約クラスによって異なります。 - その他の提携航空会社への搭乗:
日本航空(JAL)など、スカイチーム非加盟でも個別に提携している航空会社のフライトでマイルが貯まる場合があります。これも、利用する航空会社や予約クラスによって積算条件が細かく定められています。
フライトでマイルを貯める際の注意点として、格安航空券の一部や特典航空券利用時はマイル積算対象外となる場合があることです。
予約時に確認することが重要です。
2. 提携クレジットカードでのポイント交換
日本国内で直接フライング・ブルーのマイルが貯まる提携クレジットカードは、現時点(2025年4月現在)では限定的か、あるいは存在しない可能性があります。
このため、多くの場合、他のクレジットカードで貯めたポイントをフライング・ブルーのマイルに交換する方法が主流となります。
- ポイント交換可能なカードの例:
- アメリカン・エキスプレス発行のカード(プロパーカード等)
メンバーシップ・リワードのポイントをフライング・ブルーのマイルに交換できます。交換レートは変動する可能性やキャンペーンが実施されることがあるため、交換前に公式サイトで確認が必要です。 - マリオット・ボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・カード
Marriott Bonvoyポイントをフライング・ブルーのマイルに交換できます。通常、60,000ポイント交換ごとにボーナスマイルが付与されることがありますが、これも最新の条件を確認してください。
- アメリカン・エキスプレス発行のカード(プロパーカード等)
クレジットカードのポイント交換は、日常の支払いをマイルに変えられる有効な手段ですが、交換レートや年間の移行上限、移行にかかる日数などを事前に把握しておく必要があります。
3. ホテル利用での獲得
提携しているホテルグループでの宿泊や、ホテルポイントをマイルに交換することで獲得できます。
- 主な提携ホテルプログラム(例):
- アコーホテルズ(Accor Live Limitless – ALL):ALLポイントをフライング・ブルーマイルに交換可能。
- マリオット・ボンヴォイ(Marriott Bonvoy):前述の通り、ポイントをマイルに交換可能。
- その他、IHG One Rewards、World of Hyattなども提携している場合があります。
ホテル利用でマイルを貯める場合、ホテル予約時にフライング・ブルー会員番号を提示して直接マイルを貯めるか、ホテルプログラムのポイントを貯めて後からマイルに交換するかを選択できることが多いです。
どちらがお得かは、キャンペーン状況や個人の利用頻度によります。
正確な提携ホテルや交換レートについては、フライング・ブルー公式サイトでの確認が不可欠です。
4. レンタカー利用での獲得
旅行先などでレンタカーを利用する際にも、マイルを貯めるチャンスがあります。
- 主な提携レンタカー会社(例):
- ハーツ(Hertz)
- エイビス(Avis)
- ヨーロッパカー(Europcar)
- シクスト(Sixt)
予約時にフライング・ブルー会員である旨を伝え、会員番号を登録することで、利用料金に応じたマイルや、レンタルごとの固定マイル数が付与されることが一般的です。
これも提携状況やキャンペーンが変更されることがあるため、利用前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
5. ショッピングやその他提携サービス利用での獲得
フライング・ブルーには、オンラインショッピングポータルや特定の提携企業のサービスを利用することでマイルが貯まる仕組みもあります。
- オンラインショッピング:海外のフライング・ブルー公式サイト経由で提携オンラインストアを利用すると、購入金額に応じてマイルが貯まることがあります。(日本からの利用可否や対象店舗は確認が必要です。)
- その他提携サービス:特定の保険商品やサービスなどでマイルが貯まる場合がありますが、日本居住者向けのものは限定的かもしれません。
これらの方法は、提供されているサービスが地域によって異なるため、利用可能かどうか、どの程度のマイルが貯まるかを都度確認することが大切です。
まとめ
このように考えると、フライング・ブルーのマイルは、飛行機に乗るだけでなく、日々の生活の様々な場面で貯めることができるとわかります。
フライト、クレジットカードのポイント交換、ホテル、レンタカー、その他の提携サービスという5つの基本ルートを理解し、ご自身の活動に合わせて活用していくことが、効率的なマイル獲得への近道です。
ただし、各プログラムのルールや提携状況、交換レートは変更される可能性があります。
最も確実な情報は、常にエールフランス航空またはKLMオランダ航空のフライング・ブルー公式サイトで確認するようにしましょう。
(本記事の情報は2025年4月現在の一般的な情報に基づいていますが、最新性・正確性を保証するものではありません。必ず公式サイトにて最新情報をご確認ください。)
フライトで貯める(AF/KLM/提携)

フライング・ブルーのマイルを貯める上で、フライト利用は最も中心的で重要な方法です。
ここでは、エールフランス航空(AF)やKLMオランダ航空(KLM)はもちろん、これらが加盟する航空連合スカイチームのパートナー航空会社、さらに日本航空(JAL)のような提携航空会社に搭乗した際に、どのようにマイルが貯まるのかを具体的に解説します。
エールフランス航空・KLMオランダ航空便でのマイル獲得
エールフランス航空(AF)またはKLMオランダ航空(KLM)が販売・運航するフライトでは、支払った航空券の金額に基づいてマイルが計算されます。
具体的には、航空券本体価格と航空会社が課すサーチャージ(政府により課される税金や手数料は除く)の合計額(ユーロ建て)に、ご自身のフライング・ブルー会員ステータスに応じた倍率を掛けて算出されます。
フライング・ブルー会員ステータス | 1ユーロあたりの獲得マイル数 |
エクスプローラー (Explorer) | 4マイル |
シルバー (Silver) | 6マイル |
ゴールド (Gold) | 7マイル |
プラチナ (Platinum) | 8マイル |
例えば、あなたがエクスプローラー会員で、税金等を除く航空券費用が700ユーロだった場合、700 x 4 = 2,800マイル獲得できます。
航空券をユーロ以外の通貨で購入した場合、購入時点の為替レートでユーロに換算されて計算されます。
また、座席指定や追加手荷物、機内食のアップグレードなどの有料オプションについても、支払った金額に応じて同様にマイルが貯まります。
スカイチーム加盟航空会社便でのマイル獲得
エールフランス・KLMが加盟するスカイチームには、デルタ航空、大韓航空、チャイナエアライン、ベトナム航空、ヴァージン・アトランティック航空など多くの航空会社が名を連ねています。
これらのスカイチーム加盟航空会社が運航する対象便に搭乗した場合も、フライング・ブルーのマイルを獲得できます。
ただし、AF/KLM便とは異なり、多くのパートナー航空会社では、主に飛行距離と予約クラス(航空券の種類を示すアルファベット)に基づいて獲得マイル数が決まります。
積算率は予約クラスによって大きく異なり、割引率の高いエコノミークラスでは飛行距離の25%程度しか貯まらない場合もあれば、ビジネスクラスなどでは100%以上貯まることもあります。
どの予約クラスが何パーセントのマイルを獲得できるかは、航空会社ごとに細かく定められています。
このため、搭乗前にフライング・ブルー公式サイトで利用する航空会社の積算チャートを確認することが非常に重要です。
また、一部の非常に安価な予約クラスはマイル積算対象外となる場合もあります。
その他の提携航空会社(日本航空など)便でのマイル獲得
スカイチームに加盟していなくても、フライング・ブルーと個別に提携している航空会社があります。
日本にお住まいの方にとって特に重要なのが、日本航空(JAL)との提携です。
JALが運航する対象便に搭乗し、予約時にフライング・ブルーの会員番号を登録することで、マイルを獲得できます。
JAL便でのマイル獲得も、スカイチームパートナーと同様に、飛行距離と予約クラスに基づいた計算方法が適用されます。
積算対象となる予約クラスや積算率の詳細は、フライング・ブルー公式サイトのJALのページで確認が必要です。
他にもエア・モーリシャス、エア・カレドニア・インターナショナル(エアカラン)、ウエストジェット航空など、様々な航空会社と提携しています。
フライトでマイルを貯める際の注意点
- 予約時の会員番号登録:マイルを確実に獲得するためには、航空券の予約時またはチェックイン時に、必ずフライング・ブルーの会員番号を登録してください。
- マイルの事後登録:万が一、会員番号を登録し忘れたり、マイルが反映されなかったりした場合でも、搭乗後6ヶ月以内であれば事後登録が可能です。多くの場合、搭乗日の2週間後から申請できます。eチケットの控えや搭乗券が必要になるため、保管しておきましょう。これは、搭乗時に会員でなかった場合でも、後から入会して申請することが可能です。
- コードシェア便:例えば、JALが販売してエールフランスが運航する便(またはその逆)のようなコードシェア便の場合、マイル積算ルールは複雑になることがあります。一般的には運航する航空会社のルールが適用されることが多いですが、詳細は予約時に確認するか、フライング・ブルーの規定を参照するのが確実です。
- 積算対象外:特典航空券での搭乗や、一部の団体旅行用運賃、特定の割引運賃などはマイル積算の対象外となる場合があります。
このように、フライト利用はフライング・ブルーマイル獲得の基本ですが、利用する航空会社や航空券の種類によってルールが異なります。
特にパートナー航空会社を利用する際は、事前にフライング・ブルー公式サイトで最新の積算条件を確認する習慣をつけることをお勧めします。
(本記事の情報は2025年4月現在の調査に基づいています。提携状況や積算率は変更される可能性があるため、必ずフライング・ブルー公式サイトで最新情報をご確認ください。)
クレカポイント交換が日本の鍵

フライト利用と並んで、クレジットカードの活用はフライング・ブルーのマイルを効率的に貯める上で非常に重要です。
特に日本にお住まいの方にとっては、クレジットカードで貯めたポイントをフライング・ブルーのマイルに交換する方法が、マイル獲得戦略の中心的な役割を担うと言えるでしょう。
もちろん、日本国内でもフライング・ブルーと提携したクレジットカード(直接マイルが貯まるカード)は発行されています。
しかし、ポイント交換可能な他のクレジットカードを活用することには、また別のメリットが存在します。
日本で利用可能なフライング・ブルー提携クレジットカード
まず、日本国内で申し込み可能な、フライング・ブルーマイルが直接貯まる主な提携クレジットカードについて触れておきます(2025年4月現在)。
- フライング・ブルー JCBカード:株式会社ジェーシービー(JCB)が発行しており、一般カードとゴールドカードがあります。ショッピング利用に応じて直接フライング・ブルーのマイルが加算されます。過去には新規入会キャンペーンなども実施されています。
- フライング・ブルー VISAカード:三井住友カード株式会社が発行しており、こちらもクラシックカードとゴールドカードが存在します。KLMオランダ航空の公式サイトなどでも案内されており、オンラインでの申し込みが可能です。ショッピング利用1,000円あたり10マイルが貯まる(ゴールド/クラシック共通)といった情報もありますが、正確な付与率やサービス内容は必ず公式サイトでご確認ください。
これらのカードは、支払いごとに直接マイルが貯まる手軽さが魅力です。
ご興味のある方は、各発行会社のウェブサイトで詳細情報(年会費、特典、入会資格など)を確認し、ご自身の利用状況に合うか検討するとよいでしょう。
ポイント交換という、もう一つの重要な選択肢
直接マイルが貯まるカードが存在する一方で、「提携プログラムのポイントをフライング・ブルーのマイルに交換する」方法が、なぜ日本の利用者にとって「鍵」となるのでしょうか。
その理由は、他のポイントプログラムには、特定の店舗での買い物やサービス利用で高い還元率が得られたり、ホテル利用で大量にポイントが貯まったりするなど、独自のメリットがあるからです。
また、貯めたポイントの使い道をフライング・ブルーマイルに限定せず、状況に応じて他の用途(他の航空会社のマイル、商品券、キャッシュバックなど)にも使える柔軟性も魅力と言えます。
日本国内でフライング・ブルーマイルへのポイント交換が可能な、主要な提携プログラムは以下の通りです。
- アメリカン・エキスプレス®・メンバーシップ・リワード®アメリカン・エキスプレスが日本で発行する対象カード(グリーン、ゴールド、プラチナなど)を利用して貯めたメンバーシップ・リワードのポイントは、フライング・ブルーのマイルに交換できます。
- 標準交換レート:多くの場合、2,000ポイント = 1,000マイル(2:1)となっています。
- レート改善の可能性:年会費制の「メンバーシップ・リワード・プラス」(プラチナカード会員などは無料の場合あり)に登録すると、交換レートが改善される(例:1,250ポイント=1,000マイルへ)可能性があります。ご自身のカードのプログラム規約をご確認ください。
- 最小交換ポイント:通常2,000ポイントから。
- 移行所要日数:通常5営業日以内とされていますが、初回は時間がかかる場合もあります。
- Marriott Bonvoy®(マリオット ボンヴォイ)ポイントマリオット系列のホテル利用や、日本で発行されている「Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カード」などで貯めたMarriott Bonvoyポイントも、フライング・ブルーマイルへの交換が可能です。ホテル利用が多い方には特に有効な選択肢です。
- 標準交換レート:3 Marriott Bonvoyポイント = 1 フライング・ブルーマイル(3:1)。
- ボーナスマイル:60,000ポイントを一度に交換すると、通常レートで得られる20,000マイルに加えて、5,000マイルのボーナスが付与され、合計25,000マイル獲得できます。まとめて交換するのがお得です。
- 移行所要日数:数日から数週間かかる場合があります。
ポイント交換時の注意点
ポイント交換を利用する際には、いくつか注意すべき点があります。
- 交換レートの確認:交換レートは変動する可能性があります。必ず交換手続きを行う前に、各プログラムの公式サイトで最新のレートを確認してください。
- 移行所要時間:ポイントがマイルに反映されるまでには時間がかかります。特典航空券の予約など、マイルを利用する予定がある場合は、余裕をもって手続きを行いましょう。
- 最小交換ポイント数:プログラムごとに、交換に必要な最低ポイント数が設定されています。
- 交換後のキャンセル不可:一度マイルに交換したポイントは、原則として元のポイントプログラムに戻すことはできません。慎重に判断しましょう。
まとめ
日本在住の方がクレジットカードでフライング・ブルーマイルを貯めるには、直接マイルが貯まる提携カード(JCB、Visa)を利用する方法と、アメリカン・エキスプレスやMarriott Bonvoyのような提携プログラムのポイントを交換する方法があります。
どちらが良いかは一概には言えず、ご自身のライフスタイルや主に利用するサービスによって最適な選択は異なります。
いずれにしても、クレジットカードの利用はマイルを効率的に貯めるための強力な手段です。
カードの入会やポイント交換を行う前には、必ず各カード会社やポイントプログラムの公式サイトで、最新の規約、年会費、交換レート、移行日数などの詳細情報を確認することが重要です。
(本記事の情報は2025年4月現在の調査に基づいています。カードの提供状況、プログラムの規約や交換レートは変更される可能性があるため、必ず公式サイトにて最新情報をご確認ください。)
ホテル予約・宿泊でマイル獲得

旅行や出張に欠かせないホテルでの滞在も、フライング・ブルーのマイルを貯める絶好の機会となります。
ここでは、ホテル利用を通じてマイルを獲得するための主な方法を3つご紹介します。
主な獲得方法は以下の通りです。
- ホテルポイントをマイルに交換する
- ホテル滞在ごとに直接マイルを獲得する
- 提携予約サイト経由でホテルを予約する
それでは、それぞれの詳細を見ていきましょう。
1. ホテルポイントをマイルに交換する(柔軟性が高い方法)
多くの大手ホテルチェーンでは、独自のポイントプログラムを運営しています。
そこで貯めたポイントをフライング・ブルーのマイルに交換する方法です。
特定のホテルチェーンを頻繁に利用する方には特におすすめです。
- Accor Live Limitless (ALL):アコーホテルズ(ソフィテル、ノボテル、メルキュール、ibisなど)のプログラムです。交換レートは比較的高く、2,000 ALLポイント = 2,000 フライング・ブルーマイル(1:1)で交換可能です(最低2,000ポイントから)。
- Marriott Bonvoy®:マリオット(リッツ・カールトン、シェラトン、ウェスティンなど)のプログラムです。前述の通り、3ポイント = 1マイルのレートで交換でき、60,000ポイントまとめて交換すると5,000ボーナスマイルが付与され、合計25,000マイルになります。
- IHG One Rewards:インターコンチネンタル、ホリデイ・インなどを展開するIHGのプログラムです。10,000 IHGポイント = 2,000 フライング・ブルーマイル(5:1)で交換できます。
- その他の主なプログラム:
- World of Hyatt(ハイアット)
- Hilton Honors(ヒルトン)
- Choice Privileges®(チョイスホテルズ)
- Radisson Rewards(ラディソン)
- Best Western Rewards(ベストウェスタン) これらのプログラムからもフライング・ブルーへのポイント交換が可能であるとフライング・ブルー公式サイトには記載されています。ただし、交換レートは様々で、特にHiltonやRadissonなどは一般的に航空会社マイルへの交換レートが低い(例:10:1)傾向にあります。Choice Privilegesは通常5:1ですが、時折交換ボーナスキャンペーンが実施されることもあります。交換を検討する際は、必ず各ホテルプログラムの公式サイトで最新の交換レート、最低交換ポイント数、手続き方法、移行にかかる日数を確認し、価値が見合うか判断することが重要です。
【注意点】
- ポイント移行には数日から数週間かかる場合があります。
- 一度マイルに交換したポイントは元に戻せません。
Marriott Bonvoyポイントはフライング・ブルーマイルへの交換で非常に有効ですが、マイルを使ってパリへ旅行する際には、現地のホテル選びも重要になりますよね。
フライング・ブルーと相性の良いMarriott Bonvoyポイントが貯まる・使えるパリ市内のホテル情報に関心がある方は、『パリ マリオット系列ホテル完全厳選ガイド|会員特典と立地比較』で具体的なホテル選びのポイントや会員特典の活用法を確認できます。
2. ホテル滞在ごとに直接マイルを獲得する(シンプルな方法)
ホテルプログラムのポイントを貯める代わりに、滞在ごとに直接フライング・ブルーのマイルを獲得する選択肢を提供しているホテルもあります。
- 獲得例(フライング・ブルー公式サイト掲載情報より):
- Hyatt Hotels & Resorts:1滞在あたり500マイル
- Shangri-La Circle:1滞在あたり500マイル
- Worldhotels:1滞在あたり最大3,000マイル
- Best Western Hotels & Resorts:1滞在あたり250マイル
- Marriott Bonvoy / IHG One Rewards:プログラム設定でポイントの代わりにマイルを選択すると、利用金額に応じてマイルを獲得可能(例:1米ドルあたり1~2マイルなど、ブランドにより異なる)
【注意点】
- この方法を選択すると、通常、そのホテルのポイントや、ポイント獲得に基づくエリート会員資格取得のための宿泊実績は得られません。
- 予約時またはチェックイン時にフライング・ブルー会員番号を提示する必要があります。
- どちらの選択肢(ホテルポイントか航空会社マイルか)が自身にとって有利か、よく比較検討しましょう。
3. 提携予約サイト経由でホテルを予約する(ホテルブランドにこだわらない場合に有効)
特定のホテル予約サイトを経由して予約・宿泊することで、フライング・ブルーのマイルを獲得できます。
様々なホテルから選びたい場合や、ホテルチェーンの会員プログラムを利用しない場合に有効です。
- Booking.com:フライング・ブルーと提携しており、専用のポータルサイト(Booking.comのウェブサイト内でフライング・ブルーのページを探すか、フライング・ブルー公式サイトのリンク経由)から予約すると、支払い金額1ユーロあたり2マイルを獲得できます。予約手続きの最終段階でフライング・ブルー会員番号を入力する必要があります。事後登録はできません。
- Hotels for Miles:フライング・ブルーの公式ホテル予約プラットフォーム(
hotelsformiles.flyingblue.com
)です。世界中のホテルを予約でき、1泊あたり最大10,000マイルを獲得可能とされています。マイルでの支払いや、マイルと現金の組み合わせでの支払いも可能です(ただしマイル支払い分はマイル獲得対象外)。 - Trip.com:フライング・ブルーの提携パートナーとしてリストアップされています。具体的なマイル獲得条件はフライング・ブルー公式サイトで確認が必要です。
- Kaligo:ホテル予約でマイルが貯まることを専門とする予約サイトの一つです。フライング・ブルーをマイル獲得先に指定して予約できる可能性がありますが、利用前に公式サイト等で現在の提携状況を確認することをお勧めします。
【注意点】
- これらの予約サイト経由での予約は、通常、ホテル独自のポイントプログラムのマイルや宿泊実績の対象外となります。
- 必ず指定されたフライング・ブルー提携のリンクやポータルサイトを経由して予約し、必要な手続き(会員番号入力など)を行う必要があります。
まとめ
ホテルでの滞在は、ポイント交換、直接のマイル獲得、提携サイト経由の予約という3つの方法でフライング・ブルーマイルを貯めるチャンスがあります。
どの方法が最適かは、利用するホテルの種類、滞在頻度、ホテルプログラムの会員ステータスへの関心度などによって異なります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の旅行計画に合わせて賢く選択しましょう。
繰り返しますが、提携状況、交換レート、マイル獲得条件は変更されることがあります。
予約やポイント交換の前には、必ずフライング・ブルー公式サイト、各ホテルプログラム、予約サイトで最新の情報を確認してください。
(本記事の情報は2025年4月現在の調査に基づいています。提携状況や各種レートは変更される可能性があるため、必ず公式サイトにて最新情報をご確認ください。)
レンタカーや提携サービス利用

フライング・ブルーのマイルは、フライトやホテル、クレジットカード利用だけでなく、レンタカーやその他の提携サービスの利用を通じても貯めることができます。
旅行中の移動手段やオンラインショッピングなど、様々な場面でマイル獲得のチャンスを広げましょう。
レンタカー利用でマイル獲得
旅行先での移動に便利なレンタカーも、マイル獲得の対象となります。
フライング・ブルーは世界中の主要なレンタカー会社と提携しています。
- 主な提携レンタカー会社と獲得マイル(例):
- Hertz(ハーツ): 利用金額1ユーロあたり最大12マイル。
- Avis(エイビス): 1レンタルあたり最大900マイル(フライング・ブルー会員ステータスにより変動あり)。予約時に専用割引番号(AWD)の入力が必要な場合があります。
- Europcar(ヨーロッパカー): 利用金額1ユーロあたり4マイル(電気自動車などは5マイル)。会員ステータスに応じた割引特典(最大20%)も。
- Sixt(シクスト): 1レンタルあたり最大1,200マイル。
- Enterprise Rent-A-Car(エンタープライズ): 対象となる利用金額1ユーロあたり4マイル。
- Budget(バジェット)、Thrifty(スリフティ)、Dollar(ダラー): これらも提携パートナーとしてリストアップされています。獲得条件の詳細は公式サイトで確認が必要です。
利用方法と注意点:
- マイルを獲得するには、多くの場合、フライング・ブルー公式サイトの提携ページ経由、または各レンタカー会社の公式サイトで直接予約し、予約時にフライング・ブルー会員番号を登録する必要があります。
- 特定の割引コード(例:AvisのAWD)の入力が必要な場合があります。
- 一般的なレンタカー比較サイトや旅行代理店経由での予約は、マイル積算の対象外となることが多いです。
- 対象となる車種、レンタル期間、地域など、詳細な条件は各社の規定によりますので、予約前に必ず確認しましょう。
オンラインショッピングポータル「Shop for Miles」の活用
フライング・ブルーには「Shop for Miles」という公式オンラインショッピングポータル(earnonline.flyingblue.com
)があります。
このサイトを経由して提携しているオンラインストアで買い物をすると、購入金額に応じてマイルを獲得できます。
- 利用方法:
earnonline.flyingblue.com
にアクセスし、フライング・ブルーアカウントでログインします。- サイト内で利用したい国(例:日本)を選択します。
- 掲載されている提携オンラインストアのリストから、利用したい店舗を選び、リンクをクリックしてその店舗のサイトへ移動します。
- 通常通り買い物を完了します。
- 獲得マイル: 獲得できるマイル数は提携ストアやキャンペーンによって異なり、「購入金額○○円あたり○マイル」といった形式で表示されます。ファッション、家電、旅行用品、化粧品など、様々なジャンルのストアが参加している可能性があります(参加ストアは国や時期によって変動します)。初めての利用でボーナスマイルが付与されるキャンペーンが行われることもあります。
注意点:
- 必ず「Shop for Miles」ポータルを経由して、提携ストアのサイトにアクセスする必要があります。直接ストアのサイトに行ってもマイルは貯まりません。
- ブラウザのCookie(クッキー)が有効になっている必要があります。
- 一部の商品カテゴリやサービスはマイル獲得対象外となる場合があります。
- マイルがアカウントに反映されるまでには、数週間から数ヶ月かかることがあります。
- 日本向けのストアの充実度は、利用するタイミングによって異なる可能性があるため、ポータルサイトで直接確認することをお勧めします。
その他の提携サービス
上記以外にも、特定のサービス利用でマイルが貯まる場合があります。
- 旅行関連サービス:
- アクティビティ・ツアー予約: GetYourGuideのようなプラットフォームと提携しており、サイト経由で現地ツアーやアクティビティを予約するとマイルが貯まる場合があります。
- 空港パーキング・送迎: Free2move(駐車場予約)やCarTrawler(空港送迎サービス手配)などもパートナーとしてリストアップされており、利用によりマイルを獲得できる可能性があります(日本でのサービス提供状況や利用条件は要確認)。
- eSIMサービス: Kolet eSIMのような国際eSIMサービスも提携している場合があり、海外渡航時の通信費でマイルを貯められる可能性があります。
- その他の分野: 世界的には保険や金融サービスなど、様々な分野での提携が見られますが、日本国内の居住者を対象としたこれらの分野でのマイル獲得パートナーは限定的かもしれません。
まとめ
レンタカーの利用や、オンラインショッピングポータル「Shop for Miles」、その他の提携サービスの活用は、フライング・ブルーマイルをさらに積み増すための有効な手段です。
特にレンタカーは旅行とセットで利用することが多く、ショッピングポータルは日常のオンラインでの買い物をマイルに変えることができます。
これらのサービスを利用する際は、フライング・ブルー公式サイトの「マイル獲得」セクションにあるパートナー一覧ページで、最新の提携状況、具体的なマイル獲得条件、必要な手続き(専用リンクの経由、会員番号の入力など)、利用規約を必ず確認するようにしてください。
(本記事の情報は2025年4月現在の調査に基づいています。提携状況や獲得レート、サービス内容は変更される可能性があるため、必ず公式サイトにて最新情報をご確認ください。)
まずは無料会員登録から始めよう

これまでフライング・ブルーのマイルを獲得するための様々な方法をご紹介してきましたが、これらすべての活動からマイルを貯め始めるためには、絶対に欠かせない最初のステップがあります。
それは、フライング・ブループログラムへの会員登録です。
なぜなら、会員登録をすることで、あなた固有の「フライング・ブルー会員番号」が発行されるからです。
この番号があって初めて、フライトの利用、提携サービスの利用、ポイント交換などによって獲得したマイルを、あなたの個人アカウントに紐づけて記録・蓄積していくことが可能になります。
会員登録をしなければ、どんなにマイル獲得対象の活動をしても、マイルは貯まりません。
登録は無料で簡単
フライング・ブルーへの入会は、費用は一切かからず無料です。
手続きもオンラインで簡単に行うことができます。
登録方法
- 公式サイトへアクセス: エールフランス航空の日本向けウェブサイト(
wwws.airfrance.co.jp
)またはKLMオランダ航空の日本向けウェブサイト(www.klm.co.jp
)にアクセスします。 - 入会ページを探す: トップページやメニュー内に「フライング・ブルー」のセクションや、「入会」「会員登録」「Join Flying Blue」といったリンクやボタンがありますので、それをクリックします。
- 登録フォームの入力: オンラインの登録フォームが開きます。画面の指示に従って、必要な情報を入力していきます。
登録に必要な主な情報
一般的に、以下のような個人情報の入力が求められます。
- 氏名(パスポートなどの身分証明書と同じ表記)
- 生年月日
- Eメールアドレス(連絡やログインに使用)
- 住所(郵便番号、都道府県、市区町村など)
- 電話番号
正確な情報を入力することが重要です。
特に氏名は、航空券の予約名義と一致していないとマイルが積算されない場合があります。
登録完了後
オンラインフォームでの入力・送信が完了すると、通常はすぐにフライング・ブルー会員番号が画面に表示され、登録したEメールアドレスにも通知が届きます。
同時に、オンラインアカウントにログインするためのパスワード(またはPINコード)設定などの案内があります。
- 会員番号の取得: これがあなたのマイル口座番号になります。大切に保管し、マイル獲得活動の際には必ず提示・入力するようにしましょう。
- 初期ステータス: 入会直後の会員ステータスは「エクスプローラー」となります。
- アカウント管理: 発行された会員番号(またはEメールアドレス)とパスワードを使って、エールフランス航空やKLMオランダ航空のウェブサイトからフライング・ブルーのマイページにログインできます。ここで、現在のマイル残高、XP(経験ポイント)の状況、会員情報の確認・変更などが行えます。
過去のフライトも諦めないで! 事後登録の可能性
フライング・ブルーの嬉しい点の一つは、会員登録前のフライト利用についても、条件を満たせばマイルの事後登録が可能な場合があることです。
一般的に、搭乗日から6ヶ月以内であれば、入会後に申請を行うことでマイルを加算できる可能性があります。
もし最近エールフランス航空、KLMオランダ航空、または提携航空会社のフライトを利用したけれどまだ会員でなかった、という方は、すぐに登録し、事後登録が可能かどうか公式サイトで確認してみる価値があります。
まとめ
フライング・ブルーのマイルを貯めたいと思ったら、何はともあれ、まずは公式ウェブサイトからの無料会員登録がスタート地点です。
手続きは簡単で、費用もかかりません。
登録を済ませて会員番号を取得すれば、その瞬間からマイル獲得への道が開かれます。
これから先のフライトや提携サービスの利用でマイルを取りこぼさないためにも、また過去のフライト分を遡って獲得できる可能性のためにも、興味を持ったらすぐに登録を済ませておくことをお勧めします。
エールフランス マイルの貯め方【応用】

- キャンペーン情報を見逃さないコツ
- 上級会員ステータスで加速
- 家族マイルプログラムの活用法
- 提携カード選びのポイント
- 貯めたマイルのお得な使い方
キャンペーン情報を見逃さないコツ

フライング・ブルーのマイルを効率的に貯める上で、通常の積算ルートに加えて、期間限定のキャンペーンやプロモーションを積極的に活用することは非常に有効な戦略です。
これらを活用することで、通常よりもはるかに速いペースでマイルを貯めることが可能になります。
ここでは、お得なキャンペーン情報を見逃さず、マイル獲得を加速させるための具体的な「コツ」をいくつかご紹介します。
1. 公式サイトとニュースレターを定期的にチェックする
最も確実で基本的な情報源は、フライング・ブルーおよびエールフランス航空、KLMオランダ航空の公式サイトです。
- ウェブサイトの確認: フライング・ブルーの公式サイト(特に「キャンペーン」「最新情報」などのセクション)、およびエールフランス航空(日本向けサイト
wwws.airfrance.co.jp
)、KLMオランダ航空(日本向けサイトwww.klm.co.jp
)のウェブサイトを定期的に訪れましょう。新しいキャンペーン情報が掲載されていることがあります。 - Eメールニュースレターの購読: フライング・ブルー会員になったら、公式のEメールニュースレターを購読することを強くお勧めします。これは、フライング・ブルーのアカウント設定ページから通常、購読・配信停止の設定が可能です。キャンペーン情報や会員限定のオファーなどが直接メールで届くため、情報を見逃しにくくなります。
- 公式モバイルアプリの活用: エールフランス航空やKLMオランダ航空のモバイルアプリを利用している場合、アプリ限定の通知やキャンペーン情報が表示されることもあります。
2. 公式SNSアカウントをフォローする
最近では、ソーシャルメディアを通じてキャンペーン情報が発信されることも少なくありません。
- 日本の公式アカウント: エールフランス航空は、日本向けの公式アカウントをX(旧Twitter:
@AirFranceJP
)、Facebook(facebook.com/airfrance
)、LINE(@airfrance
)で運用しています(2025年4月現在)。KLMオランダ航空についても、日本向けの公式アカウントが存在するか、各プラットフォームで検索してみると良いでしょう。 - 情報収集: これらのアカウントをフォローしておくことで、ウェブサイトよりも早く情報が流れてきたり、SNS限定の小規模なキャンペーンが実施されたりする可能性もあります。
3. パートナー企業からの情報にも注目する
フライング・ブルーのマイル獲得に繋がるキャンペーンは、提携しているパートナー企業側から告知されることも多いです。
- クレジットカード会社: アメリカン・エキスプレスや、フライング・ブルー提携カードを発行しているJCB、三井住友カードなどからは、ポイントからフライング・ブルーマイルへの交換レートアップキャンペーンや、カード利用に応じたボーナスマイルキャンペーンなどの案内がメールやウェブサイトで届くことがあります。
- ホテルプログラム: Accor Live Limitless(アコー)やMarriott Bonvoy(マリオット)などの提携ホテルプログラムも、フライング・ブルーマイルへのポイント交換ボーナスキャンペーンなどを実施することがあります。
- その他パートナー: レンタカー会社やショッピングポータルなども、独自のフライング・ブルー関連キャンペーンを行う可能性があります。
4. 代表的なキャンペーンの種類を知っておく
どのような種類のキャンペーンが実施されやすいかを知っておくと、情報を見つけたときにその価値を判断しやすくなります。
- フライトボーナス: 特定路線への搭乗や、特定の予約クラスでの予約に対してボーナスマイルが付与される。
- パートナー利用ボーナス: 提携ホテルへの宿泊やレンタカー利用で通常より多くのマイルが獲得できる。
- ポイント交換ボーナス: クレジットカードやホテルのポイントをフライング・ブルーマイルへ交換する際に、ボーナスマイルが上乗せされる。
- ショッピングポータルキャンペーン: 「Shop for Miles」経由での買い物で、通常より高いマイル付与率が適用される。
- プロモリワード(Promo Rewards): フライング・ブルーの特徴的なキャンペーンの一つで、毎月対象となる特定の路線・クラスの特典航空券が、通常よりも少ないマイル数(例:25%割引など)で交換できる。公式サイトで毎月更新されるため、特典航空券を狙っている場合は特に要チェックです。
- 新規入会キャンペーン: フライング・ブルー自体や提携クレジットカードの新規入会者向けのボーナスマイルなど。
5. 情報整理と期限管理を意識する
魅力的なキャンペーンを見つけたら、その期間、対象条件、必要な手続き(事前登録が必要な場合も)などをしっかり確認し、忘れないようにメモを取ったりカレンダーに記録したりすると良いでしょう。
まとめ
キャンペーン情報を活用するには、公式サイトやニュースレターのチェック、SNSのフォロー、パートナー企業からの情報収集といった、複数の情報源を組み合わせることが効果的です。
少し手間はかかりますが、これらの「コツ」を実践し、お得な情報を見逃さないようにアンテナを張っておくことで、フライング・ブルーのマイルはより一層貯めやすくなります。
常に最新の情報に注意を払い、チャンスを最大限に活かしましょう。
上級会員ステータスで加速

フライング・ブループログラムでマイルをより速く、効率的に貯めるための強力な方法の一つが、上級会員ステータスを獲得・維持することです。
ステータスが上がると、特にエールフランス航空(AF)とKLMオランダ航空(KLM)を利用する際の獲得マイル数が大幅に増加し、さらに快適な旅行をサポートする様々な特典も利用できるようになります。
フライング・ブルーの会員ステータスとXP(経験ポイント)
フライング・ブルーには、基本の「エクスプローラー」の上に、「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」という3つの主要な上級会員ステータスがあります(さらに上に「アルティメット」も存在します)。
これらのステータスは、「XP(Experience Points:経験ポイント)」を貯めることで達成できます。
- XPの獲得方法: XPは主に、エールフランス航空、KLMオランダ航空、およびスカイチーム加盟航空会社のフライトに搭乗することで獲得できます(一部、他の提携航空会社のフライトでも獲得可能な場合がありますが、条件は確認が必要です)。獲得できるXPの量は、フライトの距離(近距離、中距離、長距離などの区分)と搭乗クラス(エコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネス、ファースト)によって決まります。
- ステータス達成に必要なXP: 12ヶ月の資格期間内に以下のXPを獲得すると、それぞれのステータスに到達または維持できます。
- シルバー:100 XP
- ゴールド:180 XP
- プラチナ:300 XP 資格期間は、最初にマイルまたはXPを獲得した日から、あるいは現在のステータスを獲得した日から1年間となります。
マイル獲得の加速
上級会員になることの最も直接的なメリットは、マイル獲得ペースの加速です。
- AF/KLM便での獲得マイル増加: エールフランス航空およびKLMオランダ航空便を利用した際、支払った金額(税金等を除くユーロ建て)に対して獲得できるマイル数が、ステータスに応じて以下のように増加します。
- エクスプローラー:1ユーロあたり4マイル
- シルバー:1ユーロあたり6マイル(エクスプローラーの1.5倍)
- ゴールド:1ユーロあたり7マイル(エクスプローラーの1.75倍)
- プラチナ:1ユーロあたり8マイル(エクスプローラーの2倍) 例えば、税金等を除く航空券費用が500ユーロの場合、エクスプローラー会員は2,000マイル獲得ですが、プラチナ会員なら4,000マイル獲得となり、大きな差が出ます。
- 提携航空会社利用時のボーナスについて: 上記の明確なボーナスはAF/KLM便利用時に適用されます。提携航空会社(スカイチーム等)のフライトでは、マイルは主に飛行距離と予約クラスに基づいて計算されますが、これに対して上級会員向けのボーナスマイルが付与されるかどうかは、提携航空会社によって異なります。一部のパートナーではエリートボーナスが適用される場合がありますが、これは普遍的なルールではありません。提携航空会社を利用する際は、フライング・ブルー公式サイトの各パートナーのページで、ご自身のステータスに応じた正確なマイル積算率を確認することが重要です。
スカイチーム共通の上級会員特典
フライング・ブルーの上級ステータスは、航空連合スカイチームのステータスにも対応しており、加盟航空会社を利用する際に共通の特典を受けられます。
- フライング・ブルー シルバー = スカイチーム エリート
- フライング・ブルー ゴールド/プラチナ = スカイチーム エリートプラス
主な特典には以下のようなものがあります。
- スカイチーム エリート(シルバー会員):
- 優先空席待ち、優先キャンセル待ち
- 座席指定の優遇(一部航空会社・フライト)
- 無料受託手荷物の追加(通常許容量に加えて1個または重量超過許容量の追加。詳細はスカイチーム規定参照)
- スカイチーム エリートプラス(ゴールド・プラチナ会員):
- 上記のエリート特典すべて
- 優先チェックインカウンターの利用
- 優先搭乗
- 空港ラウンジの利用(本人+同伴者1名まで無料。同一のスカイチーム便利用などの条件あり)
- 受託手荷物の優先取扱い
- 保安検査・出国審査の優先レーン利用(一部空港)
- 正規運賃エコノミークラスの座席保証
これらの特典は、マイル獲得に直接つながるものではありませんが、優先手続きやラウンジ利用、手荷物許容量の増加などにより、旅行の快適性が大幅に向上します。
まとめ
フライング・ブルーの上級会員ステータスを目指すことは、単なるステータスシンボルではなく、マイル獲得を加速させ、旅行全体の質を高めるための実利的な戦略です。
特にエールフランス航空やKLMオランダ航空を頻繁に利用される方にとっては、獲得マイル数の差は歴然となります。
また、スカイチーム共通の特典により、他の加盟航空会社を利用する際にもメリットがあります。
ご自身のフライト頻度や利用クラスを考慮し、ステータス獲得・維持を目指してみてはいかがでしょうか。
XPの正確な獲得数や各ステータスの詳細な特典については、フライング・ブルー公式サイトで確認することをお勧めします。
家族マイルプログラムの活用法

家族で旅行する機会が多い方や、夫婦や親子でそれぞれマイルを貯めているけれど個々のマイル数が少ない、といった場合に非常に役立つのが「フライング・ブルー・ファミリー(Flying Blue Family)」という公式プログラムです。
このプログラムを活用することで、家族のマイルを一つにまとめて、特典交換をより身近なものにすることができます。
「フライング・ブルー・ファミリー」とは?
フライング・ブルー・ファミリーは、最大8名のフライング・ブルー会員(家族)がグループとなり、マイルを共有できる無料のサービスです。
- 仕組み: グループの「ファミリーリーダー」が、他のメンバーのアカウントからマイルを自身の口座に移行(トランスファー)することができます。これにより、実質的にマイルを合算して管理・利用することが可能になります。移行は無料で行えます。
- 構成メンバー: ファミリーリーダー(グループ作成者、18歳以上)1名と、その他のファミリーメンバー最大7名で構成されます。ただし、グループ全体で大人(18歳以上)は最大2名まで、子供(18歳未満)は最大6名までという制限があります。
- 参加条件: リーダーもメンバーも、全員がフライング・ブルー会員である必要があります。まだ会員でない家族がいる場合は、まずそれぞれが無料の会員登録を済ませる必要があります。
主なメリット
- マイルの集約と有効活用: お子様や搭乗頻度の低い家族が貯めた、単独では使いにくい少量のマイルも、リーダーのアカウントに移行することで合算され、無駄なく活用できます。
- 特典交換への近道: 家族全員のマイルを集めることで、特典航空券やアップグレードに必要なマイル数に早く到達できます。家族旅行の計画などに役立ちます。
- マイル有効期限の実質的な延長: ファミリーリーダーがメンバーからマイルを移行すると、移行されたマイルは移行日から新たに2年間の有効期限が付与されます。これにより、失効しそうなマイルを有効活用できる場合があります。
- 利用の柔軟性: ファミリーリーダーは、集約したマイルを使って、ファミリーグループ内のどのメンバーのためにも特典(航空券など)を予約することができます。
設定と利用方法
- グループの作成: 18歳以上のフライング・ブルー会員がファミリーリーダーとなり、エールフランス航空またはKLMオランダ航空のウェブサイトにログイン後、「マイプロフィール」などのメニューから「フライング・ブルー・ファミリー」セクションに進み、グループを作成します。(リーダー自身がフライング・ブルーに入会してから24時間経過後に作成可能になります。)
- メンバーの招待: リーダーは、家族のフライング・ブルー会員番号などを入力して、グループへの招待を送ります。
- 招待の承諾: 招待されたメンバーは、その招待を承諾することでファミリーグループに参加します。
- マイルの移行: グループが成立した後、ファミリーリーダーは、ファミリー管理画面から、メンバーのアカウントにあるマイル(一部または全部)を自身の口座へ移行する手続きを行うことができます。
注意点
- XP(経験ポイント)は合算不可: マイルは移行・合算できますが、上級会員ステータス取得に必要なXPは完全に個人ごとのものであり、家族間で合算したり移行したりすることはできません。ステータスは各自で目指す必要があります。
- マイル移行はリーダーのみ可能: ファミリーメンバーの口座からマイルを移行できるのは、ファミリーリーダーだけです。メンバーからリーダーへの一方通行となります。
- 最低所属期間: 一度ファミリーグループに参加すると、最低6ヶ月間はそのグループに所属する必要があります。
- 移行の待機期間: マイルを移行(提供)する側のメンバーは、フライング・ブルーに入会してから最低7日間経過している必要があります。
- 移行は最終的: 一度リーダーの口座に移行されたマイルは、元のメンバーの口座に戻すことはできません。
- 参加は1グループのみ: 一人の会員が複数のファミリーグループに同時に所属することはできません。
まとめ
フライング・ブルー・ファミリーは、家族のマイルを効率的に管理し、特典交換を実現しやすくするための便利な無料サービスです。
特に、お子様がいるご家庭や、家族内でマイル数が分散してしまいがちな場合に大きなメリットがあります。
家族でフライング・ブルーのマイルを貯めている方は、公式サイトで詳細な利用規約を確認の上、この機能の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
提携カード選びのポイント

フライング・ブルーのマイルを効率的に貯める上で、クレジットカードの選択は非常に重要な要素となります。
日本国内では、マイルが直接貯まる提携カード(フライング・ブルーJCBカード、フライング・ブルーVISAカード)と、貯めたポイントをマイルに交換できるカード(アメリカン・エキスプレス発行の一部カード、Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カードなど)が存在します。
ここでは、ご自身に合ったカードを選ぶ際に考慮すべきポイントをいくつかご紹介します。
特定のカードをお勧めするものではなく、あくまで選択のための判断材料としてお役立てください。
1. マイルの獲得方法:直接かポイント交換か
まず、マイルをどのように獲得したいかを考えます。
- 直接マイルが貯まるカード(フライング・ブルーJCB/VISAカード):
- メリット:利用金額に応じて自動的にフライング・ブルーのマイルが口座に加算されるため、手間がかからずシンプルです。例えば、両カードともに一般カード・ゴールドカードで「100円(または1,000円)利用につき○マイル」(例:100円につき1マイルなど)が貯まる、といった分かりやすい体系です(正確な付与率はカード会社の公式サイトでご確認ください)。
- デメリット:貯まるマイルはフライング・ブルーに限定されます。
- ポイント交換が可能なカード(Amex、Marriott Bonvoy Amexなど):
- メリット:貯めたポイントはフライング・ブルーだけでなく、他の提携航空会社のマイルやホテルのポイント、商品券などに交換できる場合が多く、柔軟性があります。特定のカテゴリー(旅行、食事など)でポイント還元率が高くなるカードもあります。
- デメリット:マイルとして利用するには、自身でポイント移行の手続きを行う必要があります。また、交換レートや最低交換ポイント数、移行にかかる日数などを把握しておく必要があります。
2. 実質的なマイル獲得率
カードを選ぶ際には、表面的な還元率だけでなく、「実質的にどれだけマイルが貯まるか」を考慮することが重要です。
- ベースの還元率: 日常のショッピングで「何円あたり何マイル貯まるか」を確認します。フライング・ブルー提携カードでは1%相当(100円=1マイル)が一般的のようですが、ポイント交換型カードでは、ベースのポイント付与率とマイルへの交換レートの両方を考慮する必要があります(例:Amexの標準交換レート2:1なら実質0.5%相当、Marriott Bonvoyの標準交換レート3:1なら実質約0.33%相当)。
- 交換ボーナス・レート優遇: ポイント交換型カードの場合、特定の条件下で交換レートが向上することがあります。例えば、Marriott Bonvoyでは60,000ポイントまとめて交換すると5,000ボーナスマイルが付与され、実質的なマイル還元率が1.25%相当まで上がります。Amexでも有料オプションプログラム加入で交換レートが改善する場合があります。
- 特定カテゴリーでのボーナス: AmexやMarriott Bonvoy Amexカードの中には、旅行関連の支払い、特定の店舗での利用などで通常より高いポイントが付与されるものがあります。ご自身の支出が多いカテゴリーでボーナスが付くか確認しましょう。
3. ポイント交換の柔軟性(交換型カードの場合)
ポイント交換型カードの大きな利点として、貯めたポイントの使い道の多様性が挙げられます。
フライング・ブルーのマイルとして使うのが最もお得な場合もあれば、状況によっては他の航空会社のマイルやホテルのポイントとして利用した方が良い場合もあります。
このような選択肢があることは、長期的に見て有利に働く可能性があります。
4. 年会費と付帯特典のバランス
マイルが貯まりやすいカードや特典が充実しているカードは、年会費が高めに設定されている傾向があります。
- 年会費の確認: 各カードの年会費(初年度、次年度以降)を確認し、年会費割引の条件(リボ払い設定、WEB明細利用など。例:フライング・ブルーVISAカード)も把握しましょう。
- 付帯特典の評価: 年会費に見合う価値があるかを判断するため、付帯特典を評価します。
- 旅行傷害保険: 海外・国内旅行時の補償額(死亡・後遺障害、治療費用、携行品損害など)や適用条件(自動付帯か利用付帯か)を確認します。フライング・ブルー提携カードにも付帯していますが、カードランク(一般/ゴールド)で補償額が異なります。
- 空港ラウンジアクセス: ゴールドカード以上のランクで利用できる場合が多いです。
- その他: フライト遅延保険、ショッピング保険、ホテル特典(Marriott Bonvoy Amexならマリオットの会員資格や無料宿泊特典など)、特定の店舗での割引など。 ご自身がこれらの特典を実際に利用する頻度や価値を考慮し、年会費を支払うメリットがあるか検討しましょう。
5. ライフスタイルとの適合性
最終的には、ご自身のライフスタイルに合ったカードを選ぶことが大切です。
- 支出パターン: 日常の買い物が多いか、旅行関連の支出が多いか、特定の店舗をよく利用するかなど、ご自身の支出パターンを分析し、それに合ったカードを選びましょう。
- 重視する点: マイルをとにかく貯めたいのか、旅行時の保険やラウンジ利用などの特典を重視するのか、ポイントの柔軟性を求めるのか、優先順位を明確にしましょう。
- 利用頻度: エールフランス/KLM/JALを頻繁に利用するなら直接提携カードも有力ですが、そうでなければポイント交換型の柔軟性が活きるかもしれません。
まとめ
フライング・ブルーのマイルを貯めるための最適なクレジットカード選びは、個々の状況によって異なります。
ここで挙げたポイントを参考に、ご自身のニーズに最も合うカードはどれか、じっくり比較検討することが重要です。
最終的な決定を下す前には、必ず各カード発行会社(JCB、三井住友カード、アメリカン・エキスプレス・ジャパンなど)の公式ウェブサイトで、最新の年会費、マイル付与率、ポイント交換レート、付帯保険の詳細な補償内容と適用条件、各種特典、キャンペーン情報、そして会員規約を隅々まで確認するようにしてください。
貯めたマイルのお得な使い方

苦労して貯めたフライング・ブルーのマイル、せっかくならできるだけ「お得」に使いたいですよね。
マイルの使い道は特典航空券への交換が基本ですが、それ以外にも様々な選択肢があります。
ここでは、貯めたマイルを有効活用するための主な使い方と、より価値の高い使い方を選ぶためのヒントをご紹介します。
どのような使い方が「お得」かは、マイルの価値をどう捉えるか(例:1マイルあたり何円分の価値と考えるか)によっても変わりますが、一般的には現金で購入すると高額になるものをマイルで手に入れるほど、お得感は高まる傾向にあります。
使い方1:特典航空券への交換(最も代表的で、高価値を狙える)
マイル利用の王道といえば、やはり特典航空券への交換です。
- エールフランス航空(AF)・KLMオランダ航空(KLM)便:
- AF/KLMの特典航空券に必要なマイル数は、路線や時期、空席状況によって変動する「ダイナミックプライシング」が基本です。フライング・ブルー公式サイトの予約ツールで、希望の路線と日程を入力すれば、必要なマイル数を確認できます。
- 【重要】プロモリワード(Promo Rewards): フライング・ブルーの大きな魅力の一つが、この「プロモリワード」です。これは、毎月対象となる特定の路線(AF/KLM運航便)の特典航空券が、通常よりも少ないマイル数(例:25%~50%割引)で交換できるキャンペーンです。対象路線は月ごとに更新され、公式サイトで発表されます。ヨーロッパ内の路線や、ヨーロッパと他地域を結ぶ路線が対象になることが多いようです。もし目的地や時期が合えば、非常にお得に旅行できるチャンスなので、定期的なチェックは欠かせません。
- 提携航空会社便:
- スカイチーム加盟航空会社(デルタ航空、大韓航空など)や、日本航空(JAL)などの提携航空会社の航空券にもマイルを交換できます。これにより、AF/KLMが就航していない都市へもアクセス可能になります。
- 予約はフライング・ブルー公式サイトの予約ツールから行えます。必要マイル数はAF/KLM便とは異なる体系の場合がありますが、ツール上で確認できます。
- 特に、国際線のビジネスクラスやファーストクラスは現金価格が高額なため、マイルを利用して予約することで、1マイルあたりの価値を非常に高めることができる可能性があります。
例えば、目標として人気の高いフランス行きビジネスクラスも、マイルを上手に使えば現実的な選択肢となります。
実際の料金相場や、特典航空券で予約する際の賢い選び方について、より詳しくは『憧れのフランス行きビジネクラス往復料金と賢い選び方、特典航空券』で解説していますので、マイル利用計画の参考にしてみてください。
使い方2:アップグレード特典(より快適な旅へ)
購入済みのエコノミークラスなどの航空券を、マイルを使ってプレミアムエコノミーやビジネスクラスへアップグレードすることも可能です。
長距離路線などで利用すれば、旅の快適度が格段に向上します。
- 利用条件: アップグレードに必要なマイル数は路線や元の予約クラスによって異なります。また、アップグレード可能な座席数には限りがあり、空席がなければ利用できません。元の航空券の予約クラスによってはアップグレード対象外となる場合もあります。特典航空券(マイルで予約した航空券)の場合は、アップグレードできるタイミングがチェックイン開始後に限定されるなど、さらに条件が付くことがあります。詳細はフライング・ブルー公式サイトやカスタマーサービスで確認が必要です。
使い方3:その他の使い道(利便性と選択肢)
フライト以外にも、マイルの使い道は用意されています。
- ホテル・レンタカー: 公式ホテル予約ポータル「Hotels for Miles」での宿泊予約や、提携レンタカー会社の支払いにマイルを利用できます。「マイル&キャッシュ」として、マイルと現金を組み合わせて支払うことも可能な場合があります。
- 超過手荷物・座席指定など: フライトの追加オプション(有料の座席指定、追加手荷物料金など)の支払いにマイルを充当できます。
- フライング・ブルーストア: 公式オンラインストア「Flying Blue Store」で、家電製品、旅行グッズ、ファッションアイテムなどの商品とマイルを交換できます。
- マイルの寄付: フライング・ブルーが提携する慈善団体や環境保護プロジェクトなどにマイルを寄付することも選択肢の一つです。
【注意点】
一般的に、ホテル、レンタカー、商品交換などのフライト以外の特典は、特典航空券(特にビジネスクラス以上)への交換に比べて、1マイルあたりの価値(円換算した場合)が低くなる傾向があります。
利便性はありますが、「お得感」を最優先するならば、特典航空券やアップグレードを狙うのがセオリーとされています。
「お得」を最大化するためのヒント
- 1マイルあたりの価値を意識する: 交換したい特典の現金価格を調べ、それを必要マイル数で割ってみることで、1マイルあたりの価値(円/マイル)を概算できます。この数値が高いほど「お得」な使い方と言えます。
- プロモリワードを最大限活用する: 前述の通り、プロモリワードは割引率が高いため、積極的に活用しましょう。
- プレミアムキャビンを狙う: ビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券は、マイル価値を高めやすい代表的な使い方です。
- オンラインツールを活用する: フライング・ブルー公式サイトの必要マイル計算ツールや特典予約ツールを使いこなし、様々な路線や日付で必要マイル数を比較検討しましょう。
まとめ
貯めたフライング・ブルーマイルには、特典航空券を中心に、アップグレードやその他のサービスへの交換など、多様な使い道があります。
中でも、プロモリワードの活用や、提携航空会社を含む国際線長距離便のプレミアムキャビンへの交換は、マイルの価値を最大限に高める「お得な使い方」となる可能性が高いです。
一方で、ホテルや商品交換なども便利な選択肢ではあります。
ご自身の貯まったマイル数や旅行の計画に合わせて、公式サイトの情報をよく確認し、最も満足度の高い使い方を見つけてください。
(本記事の情報は2025年4月現在の調査に基づいています。特典の内容や必要マイル数、利用条件は変更される可能性があるため、必ず公式サイトにて最新情報をご確認ください。)
必見!『エールフランス マイル 貯め方』の重要ポイントの総まとめ
- フライト搭乗はマイル獲得の基本である
- AF/KLM便のマイルは購入額と会員ステータスに応じて決まる
- 提携航空会社便は主に飛行距離と予約クラスで積算率が変わる
- JALなどスカイチーム外の提携航空会社搭乗でも貯められる
- 提携クレジットカードのポイント交換は有効なマイル獲得手段である
- 日本発行のフライング・ブルー提携カード(JCB/Visa)も存在する
- 提携ホテルでの宿泊やホテルポイント交換でもマイルを獲得できる
- 提携レンタカー会社の利用でマイルが加算される
- 公式オンラインショッピングポータル経由の買い物もマイル対象である
- あらゆるマイル獲得活動の前に無料の会員登録が必須である
- 条件を満たせば会員登録前のフライトも事後登録が可能である
- 公式サイトやニュースレターでキャンペーン情報を定期的に確認すべきである
- 上級会員ステータスはAF/KLM便のマイル獲得率を大幅に向上させる
- 家族プログラム「フライング・ブルー・ファミリー」でマイル合算が可能である
- 貯めたマイルは特典航空券(特に上級クラス)やアップグレードに使うのがお得である
- 毎月更新される特典航空券割引「プロモリワード」の活用価値は高い