プラハ観光は何日必要?滞在日数別モデルコースと予算を徹底解説

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「プラハ観光、何日あれば心ゆくまで満喫できるのだろう?」と、初めてのチェコ旅行を計画する誰もが一度は考えることでしょう。

歴史地区がコンパクトにまとまっているプラハですが、有名なものをただ見て回るだけでなく、自分に合った滞在日数で最高の旅を実現したいですよね。

この記事では、あなたの疑問にすべてお答えします。

旅行全体の費用や、観光に便利なホテルの選び方から、季節ごとの気温に適した服装の準備、さらには交通費や入場料をまとめて節約できるプラハ・ビジターパスの賢い使い方まで、具体的なモデルコースと共に詳しく解説。

あなたの理想のプラハ旅行を計画するためのヒントが満載です。

記事のポイント
  • 半日から長期滞在まで、滞在日数ごとのモデルコースがわかる
  • 観光費用やホテル選び、季節に合った服装など準備のコツがわかる
  • プラハ・ビジターパスをお得に活用する方法がわかる
  • チェスキー・クルムロフなど郊外への日帰り旅行プランがわかる
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目次

プラハ観光、何日あれば十分満喫できる?

image ヨーロッパ冒険紀行

滞在日数で変わる!モデルコース早見表

image ヨーロッパ冒険紀行
プラハ滞在日数別モデルプラン

プラハの歴史地区はコンパクトにまとまっているため、半日でも主な見どころを巡ることができます。

しかし、滞在日数によって観光のスタイルや訪れることができる範囲は大きく変わります。

ここでは、プラハ滞在のモデルプランを日数別にご紹介します。ご自身のスケジュールに合わせて、プランを組み立てる際の参考にしてください。

半日(4〜6時間)プラン

モデルコース:旧市街広場 → 天文時計 → カレル橋の手前まで

移動・所要時間:徒歩で約3km

旧市街広場にある旧市庁舎と有名な天文時計
旧市街広場の旧市庁舎と天文時計

出典: Prague City Tourism

ポイント:旧市街エリアに集中したコースです。毎正時に動く天文時計の仕掛けを見る時間を含めても、半日で十分に楽しめます。

1日プラン

モデルコース:【午前】プラハ城 → 【午後】カレル橋 → 旧市街広場 → 火薬塔 → 【夕方】ヴルタヴァ川クルーズ

移動・所要時間:徒歩とトラムで計6〜7時間

朝霧に包まれたカレル橋の幻想的なシルエット
夜明けのカレル橋(朝霧に包まれたシルエット)

出典: Flatak/Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

ポイント:プラハ城は朝9時に開館します。混雑を避けるなら、開館と同時に訪れて聖ヴィート大聖堂から見学するのがおすすめです。

2日プラン

モデルコース:
<1日目> 上記の1日コース
<2日目> ユダヤ人地区(ヨゼフォフ) → ペトシーンの丘(展望塔) → 国立劇場周辺

移動・所要時間:徒歩とトラムで計10km

上空から見た旧市街広場とティーン教会
旧市街広場を上空から望む(ティーン教会とヤン・フス像)

出典: Prague City Tourism

ポイント:ペトシーンの丘にある展望塔は、パリのエッフェル塔の約5分の1サイズです。ケーブルカーを使えば、気軽に丘の上からの絶景を楽しめます。

3日プラン

モデルコース:上記の2日コース + ヴィシェフラド要塞 または クトナー・ホラへ日帰り旅行

観光スタイル:市内観光と郊外への小旅行

ポイント:ユネスコ世界遺産の街クトナー・ホラへは、プラハから列車で約1時間。聖バルバラ教会のステンドグラスは一見の価値ありです。

4〜5日プラン

モデルコース:チェスキー・クルムロフへ日帰り旅行を追加し、残りの日は市内の近代建築やビール醸造所などを巡る

観光スタイル:市内観光と郊外への日帰り旅行

ポイント:チェスキー・クルムロフへの直通列車は朝7時台に出発し、帰りも夕方の便があるので便利です。往復と街の散策を合わせて約12時間で満喫できます。

6日以上プラン

モデルコース:プラハ市内をじっくり楽しむ + カルロヴィ・ヴァリ(温泉町)やテルチなど、少し遠くの街へ日帰り旅行、または中欧周遊の拠点として

観光スタイル:チェコ全土

ポイント:プラハを拠点に、鉄道や高速バスを利用してチェコ国内の様々な都市へ足を延ばせます。1週間の長期滞在プランも立てやすいです。

モデルプラン活用のヒント

  • プラハ観光は徒歩が中心ですが、市内の公共交通機関も便利です。24時間券は120チェコ・コルナ(約840円)とお手頃なので、積極的に利用しましょう。

  • 1〜3日間の滞在で有料施設を複数訪れるなら、公共交通機関も乗り放題になる「プラハ・ビジターパス」がお得です。

  • 観光のハイシーズン(6月〜9月)はプラハ城やカレル橋が大変混雑します。モデルプランのように「午前中に城、午後は旧市街」と回ると待ち時間を減らせます。

雪が積もった冬のカレル橋の静かな風景
雪化粧のカレル橋(冬季の静かな景観)

出典: Estec Co. Ltd./Wikimedia Commons (CC BY 3.0)


プラハでの滞在に余裕があるなら、ここを拠点にウィーンやブダペストを巡る中欧周遊の旅はいかがでしょうか。

14日間でヨーロッパを巡る具体的なモデルコースや費用について知りたい方は、「憧れのヨーロッパ周遊!14日間で満喫するおすすめルート&観光スポット」の記事もぜひ参考にしてみてください。

プラハの有名なものを網羅!必要日数の目安

image ヨーロッパ冒険紀行
プラハ観光スポットガイド

「プラハの有名な見どころを全部楽しむには、結局何日必要なの?」と悩む方も多いかもしれません。

歴史的な建物がコンパクトに集まっているプラハですが、お城や博物館、川下り、現代アートまで幅広く満喫するには、最低でも2泊3日の日程がおすすめです。

以下では、代表的な観光スポットの所要時間と、どのくらいの滞在日数でプランに組み込めるかの目安をカード形式でまとめました。短い滞在でどこを優先して回るか決める際にも、ぜひご活用ください。

世界遺産の王道

プラハ城+聖ヴィート大聖堂

  • 最低所要時間:3〜4時間

  • プランへの組み込み方:1日目の午前中(9:00開場)に時間を取るのがおすすめ

中世の街並み

旧市街広場・天文時計

  • 最低所要時間:1時間

  • プランへの組み込み方:半日観光のメインに(毎正時の仕掛け時計の見学も)

象徴的な橋

カレル橋

  • 最低所要時間:30分〜1時間

  • プランへの組み込み方:人が少ない早朝や、ライトアップされる夜の散策がおすすめ

歴史と宗教

ユダヤ人地区(シナゴーグ群・旧ユダヤ人墓地)

  • 最低所要時間:2〜3時間

  • プランへの組み込み方:1日目の午後や2日目の午前など、時間に余裕があるときに

国民文化

国立博物館(新館・歴史館)

  • 最低所要時間:1.5〜2時間

  • プランへの組み込み方:2日目の夕方など、屋内で過ごしたい時間に最適

国立博物館の金色に輝く豪華な大階段吹き抜け
修復を終えたネオ・ルネサンス様式の大階段吹き抜け。金色に輝く格子天井と四隅の壁画が見どころです。

出典: Prague City Tourism「National Museum — Museum Complex of the National Museum」ページ

絶景&自然

ペトシーンの丘(展望塔)

  • 最低所要時間:2時間

  • プランへの組み込み方:2日目の午後に。現在ケーブルカーが工事中のため、丘の上まで徒歩20分ほど見ておきましょう

川からの眺め

ヴルタヴァ川クルーズ

  • 最低所要時間:50〜60分

  • プランへの組み込み方:日没前の時間帯に乗船すると、美しい写真が撮れます

城壁の丘

ヴィシェフラド要塞

  • 最低所要時間:2時間

  • プランへの組み込み方:3日目の午前中に。比較的空いていて、自分のペースで散策できます

現代アート

DOX現代美術センター

  • 最低所要時間:2時間

  • プランへの組み込み方:3日目の午後に。屋外にある飛行船のオブジェ「Gulliver」も必見です

DOX現代美術センターの屋上にある木造飛行船のオブジェ
DOX 現代美術センターの屋上に浮かぶ木造飛行船「Gulliver」外観

出典: DOX Centre for Contemporary Art

注意:ここに記載の所要時間は、チケット購入や入場の待ち時間を含まない目安です。ハイシーズン(6月〜9月)は、チケットを事前に購入したり、朝一番に訪れたりすることで、30分〜1時間ほどの待ち時間を短縮できます。

日数別プランニングガイド

1日しかない場合

プラハ城(外観)→カレル橋→旧市街広場と一直線に巡る約3kmのルートが定番です。午後はユダヤ人地区か川下りのどちらか一つに絞り、夜にライトアップされたカレル橋を再び訪れると、効率よく満喫できます。

2日確保できる場合

1日目は定番コースに集中し、2日目は午前中にユダヤ人地区、午後にペトシーンの丘や国立博物館といった屋内施設を組み合わせるのがおすすめです。天気が崩れても楽しめるよう、プランに柔軟性を持たせることができます。24時間交通券(120チェコ・コルナ/約840円) を購入すれば、徒歩移動の負担をかなり減らせます。

3日以上ある場合

ヴィシェフラド要塞やDOX現代美術センター、ビール醸造所ツアーなど、よりローカルな文化に触れる体験を加えてみましょう。「プラハ・ビジターパス」の3日券(3,200チェコ・コルナ/約22,400円)は、3日間で5か所以上の有料施設を訪れる予定ならお得になります。

もし3日以上滞在するなら、70以上の施設入場と市内交通がセットになった「プラハ・ビジターパス」の3日券(3,200チェコ・コルナ/約22,400円)が断然お得です。

下記リンクから詳細をチェックして、あなたのプラハ旅をより充実させましょう!

初めてでも安心!旧市街を半日で制覇するコツ

image ヨーロッパ冒険紀行
プラハ旧市街 半日モデルタイムライン

プラハの旧市街(Staré Město)は、半径わずか800mほどのエリアに見どころが密集しているため、徒歩だけでも半日(約4〜5時間)あれば主なポイントを巡ることができます。

ただし、回る順番を間違えると、有名な天文時計の仕掛けを見逃したり、塔に登るための長い列に並ぶことになったりしがちです。

ここでは、初めてプラハを訪れる方のために、待ち時間を最小限に抑えながら旧市街を満喫できるモデルルートを、分かりやすいタイムライン形式でご紹介します。

8:45

旧市街広場に到着

人が少ないうちに、広場全体の写真を撮っておきましょう。

9:00

天文時計の人形仕掛けを鑑賞

滞在目安:5分

仕掛けは午前8時〜午後11時の毎正時に始まります。

プラハ天文時計の精巧な文字盤のクローズアップ
プラハ天文時計(オルロイ)の文字盤全景。1410 年製で現存最古の稼働例とされます。

出典: Wikimedia Commons

9:05

旧市街庁舎の塔へ入場

滞在目安:35分

4月〜12月は朝9時開館。開館直後はエレベーターの待ち時間が短く、最初の1時間は入場料が半額になる特典も。

9:45

ティーン教会の外観を見学 → ウンゲルトの小路を散策

滞在目安:20分

この辺りの狭い路地は10時を過ぎると混雑し始めるので、先に通り抜けておくのがおすすめです。

10:05

火薬塔(パウダータワー)

滞在目安:25分

6月〜9月は朝9時から夜8時半まで開館。186段の階段を15分ほどで登れます。比較的空いている午前中が狙い目です。

空にそびえるゴシック様式の火薬塔
旧王の戴冠行列が通ったゴシックの門楼・火薬塔(プラシュナー・ブラーナ)。

出典: Wikipedia “Powder Tower, Prague”

10:35

黒い聖母の家(チェコ・キュビズム博物館)

滞在目安:30分

火曜日から日曜日まで、午前10時開館。館内のカフェで伝統的なお菓子と共に休憩するのもおすすめです。

特徴的なキュビズム建築である黒い聖母の家の外観
世界初のキュビズム建築とされる「黒い聖母の家」外観(1912 年竣工)。

出典: The Museum of Decorative Arts in Prague

11:05

シュタイナー通りを通ってカレル橋方面へ

滞在目安:20分

午前中はまだ団体観光客が少なく、スムーズに歩けます。

11:25

カレル橋(旧市街側の塔の外観を見学)

滞在目安:20分

橋の写真を撮るなら、光が美しい昼前がゴールデンタイムです。

11:45

旧市街へ戻り、自由行動またはランチへ

午後はユダヤ人地区やショッピングを楽しむプランに繋げられます。

半日観光を成功させる4つのコツ

  1. 塔に登るなら「開館直後」か「夕方」を狙う旧市街庁舎の塔は、開館直後に入ればエレベーターの待ち時間も10分未満です。閉館1時間前も比較的空いていますが、写真を撮るなら順光になる朝の時間帯がおすすめです。

  2. 天文時計は「毎正時」に北寄りで待機人形が出てくる窓は小さく、正面の少し右側からでないと見えづらいことがあります。8時55分頃までには場所を確保し、見終わったらすぐ塔へ向かうと行列を避けられます。

  3. 共通券やパスでチケット購入の列をスキップ天文時計の塔と火薬塔は、「プラハ・ヴィジターパス」などに含まれています。これらを使えばチケット窓口に並び直す必要がなく、特に観光シーズンはオンラインでの事前購入が安心です。

  4. 混雑時は裏道をうまく利用する午前10時を過ぎるとカレル橋へ続くカルロヴァ通りは非常に混雑します。そんな時は「Celetná → Štupartská → Malá Štupartská」と抜ける裏道ルートがスムーズです。

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2泊3日でチェスキー・クルムロフ日帰りも

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プラハ & チェスキー・クルムロフ 2泊3日プラン

「プラハ観光は何日必要?」と迷ったら、定番の市内観光に世界遺産の街「チェスキー・クルムロフ」への日帰り旅行を組み合わせた2泊3日プランがおすすめです。

満足度と効率のバランスが良く、プラハ市内は初日と最終日に集中的に観光し、2日目を丸ごとチェスキー・クルムロフ観光に充てることで、移動のストレスも少なく楽しめます。

1日目:プラハ到着、市内観光
14:00〜18:00

旧市街広場 → カレル橋 → プラハ城(外観)

交通手段:徒歩+トラム

夕方の時間帯は、美しい景色を写真に収める絶好のチャンスです。

19:00〜22:00

伝統的なチェコ料理のディナー&夜景クルーズ

場所:ヴルタヴァ川

夜9時出発のクルーズ船があります(所要時間60分)。

2日目:世界遺産チェスキー・クルムロフへ日帰り旅行
6:00 出発

プラハ → チェスキー・クルムロフ

交通手段:RegioJet社のバスで2時間35分

片道約10ユーロ〜。車内では無料Wi-Fiが利用できます。

9:00〜15:45

チェスキー・クルムロフ旧市街を散策

交通手段:徒歩

城下町・ラトラーン地区や、チェスキー・クルムロフ城と塔を見学(約90分)。お城は4月〜10月の期間、朝9時に開門します。

16:00 出発

チェスキー・クルムロフ → プラハ

交通手段:RegioJet社のバスで2時間45分

夜7時前にはプラハに戻れます。

3日目:プラハ市内観光、出発
9:00〜13:00

ユダヤ人地区(ヨゼフォフ) → 火薬塔 → ショッピング

交通手段:徒歩

帰りのフライト時間に合わせてスケジュールを調整しましょう。

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区分 価格の目安(CZK) 価格の目安(日本円) 備考
プラハ市内交通(2日間分) 240 CZK 約1,680円 24時間券(120CZK)×2日分
プラハ⇔CK 往復バス 500〜550 CZK 約3,500〜3,850円 RegioJet社の早割料金
CK城の入場料 480 CZK 約3,360円 基本ルート+塔の料金
プラハでの宿泊費(2泊) 4,000 CZK〜 約28,000円〜 3つ星ホテルで旧市街から少し離れたエリアの場合
食費・その他 2,000 CZK 約14,000円 中級レストランでの食事2回+軽食など
合計 約7,220 CZK〜 約50,540円〜
  • ポイント1:早朝のバスを予約しよう

    バス会社RegioJetは朝6時、7時、8時台と1時間おきに出発便があり、夏は臨時便も運行されます。チケットは45日前に発売されるので、特に観光シーズンは早めに座席を予約しておきましょう。片道約10〜12ユーロと列車より手頃です。

    RegioJet社のモダンな二階建てバス
    2025年導入のSetra S 531 DT(二階建て)車両。Wi-Fiと電源完備

    出典: S5A-0043, CC BY 2.0, Wikimedia Commons

  • ポイント2:お城は到着後すぐに。「塔→中庭」の順で回るのがコツ

    城の塔は開門直後の朝9時が最も空いており、狭い階段もスムーズに上れます。10時半頃から団体ツアー客で混み始めるので、「塔→中庭→バロック劇場」の順で回ると時間を有効に使えます。

  • ポイント3:帰りのバスは夕方5時台までがおすすめ

    夜7時以降のバスは、プラハ市内の帰宅ラッシュと重なり、20〜30分ほど遅れることがあります。夕食をプラハでゆっくり楽しみたい場合は、夕方4時〜5時台のバスを選ぶと安心です。

  • ポイント4:大きな荷物はプラハ中央駅のロッカーへ

    ホテルに荷物を預けずにCKへ向かう場合、プラハ中央駅の地下にある大型ロッカーが便利です(24時間利用可能で120CZK)。朝5時台から使えるので、早朝のバスに乗る際も身軽に移動できます。

  • 補足情報

    ※鉄道を利用する場合、プラハ本駅9:20発の直通快速に乗ればCKに11:49に到着します(所要2時間29分)。ただし、直通便は1日に1本のみです。

    ※「プラハ・ビジターパス」の3日券(3,200 CZK)を利用すると、市内の主要施設入場料と公共交通費がセットになります。1日目と3日目に火薬塔やクルーズなども楽しむ予定なら、さらにお得になる場合があります。

2泊3日の短い滞在でも、1日をチェスキー・クルムロフ観光に充てることで、「首都プラハの壮大な歴史的建造物」と「南ボヘミア地方のまるでおとぎ話のような中世の街並み」の両方を満喫できます。

移動時間は往復5時間弱と日帰り旅行にちょうど良く、朝早く出発して夜に戻ってくれば、プラハの夜の楽しみも逃しません。初めてのチェコ旅行に最適な、バランスの取れたプランです。

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滞在日数別!旅行費用シミュレーション

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プラハ旅行 費用シミュレーション

「プラハに数日滞在すると、費用はどれくらいかかるの?」という疑問は、旅行計画を立てる上で重要です。

ここでは、一般的な個人旅行(1名/3つ星ホテル泊/観光シーズン以外)を想定し、滞在日数別の費用をシミュレーションしました。

航空券代を除く「宿泊費」「市内交通費」「観光施設の入場料」「食費」「雑費」の5項目で、おおよその予算を把握してみましょう。

※価格は2025年6月時点の大人料金を参考にしています。日本円への換算は1チェコ・コルナ(CZK)= 約7円で計算しています。

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滞在日数 宿泊費
(1泊2,800)
市内交通費 観光パス・入場料 食費
(1日900)
雑費 合計金額 (CZK / 日本円)

1泊2日 (48h)

2,800 CZK

パスに含む

Prague Visitor Pass 48時間券: 2,600 CZK

1,800 CZK

500 CZK

7,700 CZK
(約53,900円)

2泊3日 (72h)

5,600 CZK

パスに含む

Visitor Pass 72時間券: 3,200 CZK

2,700 CZK

800 CZK

12,300 CZK
(約86,100円)

3泊4日 (96h)

8,400 CZK

72hパス+24h券: 120 CZK

72hパス: 3,200 CZK +
有料施設: 600 CZK

3,600 CZK

1,000 CZK

16,920 CZK
(約118,440円)

予算を考える上でのヒント

  • 1泊2日なら48時間用のビジターパスが断然お得

    旧市街の塔、プラハ城、ヴルタヴァ川クルーズなど、主要な観光スポットをほとんどカバーでき、公共交通機関も乗り放題です。個別にチケットを買うよりもお得になるケースが多いです。

  • 2泊3日はコストパフォーマンスが最も高い

    実質3日間、観光に時間を使えます。ビジターパス(72時間券)を使えば、1日あたり約1,067 CZKで70以上の施設が楽しめます。天気が悪い日のために、屋内の博物館などをプランに入れておくと元を取りやすくなります。

  • 3泊4日以上はパスと個別チケットを組み合わせるのがおすすめ

    4日目はパスを使わず、交通券(24時間券:120 CZK)だけを購入し、入場料が高い施設など、本当に行きたい場所だけを個別に支払うと、全体の費用を抑えられます。

  • ホテル代は立地で30〜40%変わる

    旧市街広場から徒歩5分圏内の3つ星ホテルは平均3,500 CZKほどですが、地下鉄で2駅離れると2,300 CZK程度で見つかることも。交通券をうまく利用して、少し離れたエリアのホテルを選ぶのも節約のテクニックです。

  • 食費はランチとディナーの場所で調整可能

    旧市街中心部の観光客向けレストランは、メイン料理が400〜550 CZKほど。少し歩いて地元の人々が利用する食堂のランチセット(Denni Menu)なら、150〜200 CZKで済ませられます。豪華なディナーを1回に絞るだけでも、食費を大きく節約できます。

プラハ旅行の費用は、1泊2日で約54,000円から、2泊3日で約86,000円前後が一つの目安となります。「プラハ・ビジターパス」を上手に使うことで、交通費や入場料をまとめて管理でき、予算を超えてしまう心配も少なくなります。

4日以上滞在する場合は、パスの対象外であるチェスキー・クルムロフへの日帰り旅行やビール醸造所ツアーなどに予算を充てると、旅の満足度がさらに高まるでしょう。ご自身の興味や予算に合わせて、余裕を持った計画を立ててください。

特に2泊3日(72時間)の滞在なら、プラハ・ビジターパスのコストパフォーマンスは抜群。

1日あたり約7,470円で70以上の施設が楽しめるのは魅力的ですよね。

今すぐパスの料金と詳細をチェックして、旅行計画に役立ててください。

プラハ観光を何日間も快適に過ごす秘訣

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ビジターパスでお得に!1〜3日の活用術

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プラハ・ビジターパス徹底ガイド

プラハ市が公式に発行している「Prague Visitor Pass(プラハ・ビジターパス)」は、市内の公共交通機関が乗り放題になるだけでなく、70以上の主要な観光施設にも入場できる、まさに「オールインワン」の観光パスです。

スマートフォンアプリ、またはプラスチックカードのどちらかを選べ、アプリ版なら購入後、好きなタイミングで利用を開始できるため、飛行機の遅延などにも柔軟に対応できます。

地下鉄ホームで紙カード版パスを確認する旅行者ペア

地下鉄ホームで紙カード版パスを確認する旅行者ペア

出典: Prague Visitor Pass 公式サイト

パスの料金と元が取れる目安

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有効時間パス料金(大人)元が取れる目安(個別購入の場合)
48時間2,600 CZK
(約18,200円)
プラハ城(450)+旧市庁舎(350)+ユダヤ人地区(600)+川下り(550)+塔2か所(400)=合計2,350 CZK。
これだけでもとが取れ、さらにお得になります。
72時間3,200 CZK
(約22,400円)
1日あたり平均約1,067 CZK分を利用すればお得に。プラハ城、川下り、博物館2か所などを3日間で巡れば十分に元が取れます。
120時間3,800 CZK
(約26,600円)
長期滞在者向け。4〜5日間で1日あたり760 CZK分を利用すればお得です。郊外への日帰り旅行を挟む場合は、パスを買わない方が安くなることも。

※このパスには、空港と市内を結ぶエアポート・エクスプレスバス、地下鉄、トラム、市バス、ケーブルカー、そして通常は別料金の観光トラム42番(1日券400 CZK相当)も含まれています。

日数別・パス活用モデルプラン

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日数モデルプランで巡る主な施設個別料金の合計パス利用でのお得額
1日
(48hパス利用)
プラハ城、旧市庁舎、ユダヤ人地区、ペトシーンの丘の塔 + 24時間交通費1,670 CZK930 CZKお得
(パス料金との差額)
2日
(72hパス利用)
上記に加え、ヴルタヴァ川クルーズ、火薬塔、観光トラム42番2,820 CZK380 CZKお得
(パス料金との差額)
3日
(72hパス利用)
2日目までに加え、DOX現代美術館、国立博物館、クレメンティヌム3,770 CZK570 CZKお得
(黒字に転換)

※見どころの多いプラハでは、最低でも2日間、理想を言えば3日間滞在する場合に、このパスのメリットを最大限に活かせます。1日だけの短期旅行では、個別でチケットを買った方が安く済むことが多いので注意しましょう。

パスを賢く使いこなす5つのコツ

  • 入場料が高い施設は午前中に

    プラハ城(450 CZK)や旧市庁舎の塔(350 CZK)などを朝から回ると、昼過ぎにはパス料金の半分以上を回収できます。

  • 無料の交通機関で郊外へ

    地下鉄C線でヴィシェフラド要塞へ、トラム17番でDOX現代美術館へ行っても追加料金は不要。交通費の節約になります。

  • 観光トラム42番は一石二鳥

    通常1日券が400 CZKするこのトラムも乗り放題。移動と市内観光を一度に楽しめます。

  • アプリ版は好きな時にスタート可能

    購入から1年以内ならQRコードをタップした瞬間からカウント開始。深夜に到着しても翌朝から使えば無駄がありません。

  • 2025年秋以降はプラネタリウムも対象に

    リニューアルオープンするプラハ・プラネタリウムが対象に追加予定。夜の過ごし方の選択肢が広がります。

プラハ・ビジターパスは、「48時間で6〜7施設」「72時間で9〜10施設」を回る計画なら確実にお得になります。

公共交通費も含まれるため、ホテルが中心部から少し離れていても移動費を心配する必要がないのが大きなメリットです。パスを買うか迷ったら、まずは自分が行きたい施設の個別料金を合計し、このページの目安と比べてみてください。

プラハ観光を最大限に楽しむなら、「Prague Visitor Pass」の活用が断然おすすめです。

公共交通機関乗り放題に加えて、70以上の主要観光施設にこれ一つで入場できます。

詳細はこちらで確認&事前購入が可能です↓

季節別の気温と服装!快適に過ごせる日数

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プラハの季節別ガイド:気候・服装・持ち物

プラハは内陸性気候で、一年を通して朝晩の寒暖差が大きいのが特徴です。平均気温だけを見て服装を決めると、実際の体感温度との差に戸惑い、せっかくの観光を楽しめなくなってしまうこともあります。

まずは以下の季節別ガイドで、ご自身の滞在日数に合わせた服装や持ち物を準備しましょう。

(3月〜5月)

平均気温

14℃ / 5℃

平均降水量

約30mm

平均日照時間

12〜15時間

服装の目安:薄手のニットにウィンドブレーカー。朝晩は冷えるのでマフラーがあると安心です。

おすすめの滞在日数:2〜3日あれば、主要スポットと郊外への半日旅行も快適に楽しめます。

シーズンのポイント:4月後半になると新緑が美しく、観光客も比較的少ないため、2泊3日で旧市街、プラハ城、郊外散策まで無理なく楽しめます。朝は気温が一桁でも、日中は17℃前後まで上がることが多いので、脱ぎ着しやすい服装が基本です。

(6月〜8月)

平均気温

23℃ / 13℃

平均降水量

約60mm

平均日照時間

15〜16時間

服装の目安:半袖に薄手のカーディガン。突然の夕立(にわか雨)に備えて折りたたみ傘は必須です。

おすすめの滞在日数:3〜4日あると、混雑を避けながら夜景もゆっくり満喫できます。

シーズンのポイント:最高気温は25℃前後と日本の真夏に比べると過ごしやすいですが、雷を伴う夕立が増える季節です。日没が夜9時過ぎと遅いので、ライトアップを楽しむなら体力配分を考えておきましょう。

(9月〜11月)

平均気温

13℃ / 6℃

平均降水量

約30mm

平均日照時間

10〜12時間

服装の目安:ミドル丈のコートにストールなど、重ね着が基本になります。

おすすめの滞在日数:2〜3日で、美しい紅葉と市内観光を両立できます。

シーズンのポイント:9月は平均気温が19℃と快適で、10月後半には紅葉がピークを迎えます。雨は少ないですが朝晩は冷え込むため、早朝や夕方の美しい景色を狙うのが効率的です。落ち葉で石畳が滑りやすくなるので、滑りにくい靴がおすすめです。

(12月〜2月)

平均気温

3℃ / -2℃

平均降水量

約17mm

平均日照時間

8〜9時間

服装の目安:ダウンコート、防寒ブーツは必須。室内は暖房が強いので調整しやすい服装を。

おすすめの滞在日数:2日でもOK。屋内博物館を中心に巡り、体力を温存するのが賢明です。

シーズンのポイント:日中の最高気温も5℃程度と寒く、体感温度は氷点下になることも。日照時間も短く夕方4時過ぎには暗くなります。クリスマスマーケットや屋内の博物館を中心にプランを組むのが現実的です。公共交通機関を活用して寒い屋外での移動を減らしましょう。

旅の基本準備と持ち物

  • 防寒・防水性のあるアウター

    夏以外は、急な雨にも対応できる撥水加工のアウターが一枚あると非常に便利です。

  • 重ね着できる服

    1日の気温差が10℃以上になることも。Tシャツ、長袖シャツ、ニットなど、調整しやすい服装を準備しましょう。

  • 歩きやすい靴

    石畳は水はけが悪いため、夏は撥水性のあるスニーカー、冬は底が厚いブーツが快適です。

  • 小物類

    春と秋は薄手のストール、夏は日差し対策のサングラス、冬はスマートフォン対応の手袋があると役立ちます。

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ホテルエリアの選び方とコツ

image ヨーロッパ冒険紀行
プラハのホテル選びガイド:エリア別特徴と予約のコツ

プラハ中心部は、3路線の地下鉄と網の目のように走るトラムが非常に発達しており、宿泊するエリアによって滞在コストや観光のしやすさが大きく変わります。

特に滞在日数が限られている場合は、「歩いて回れる範囲に見どころがどれだけあるか」や「早朝や夜景の写真を撮りやすいか」がホテル選びの重要なポイントになります。

旧市街 (Praha 1)

価格帯

2,800–4,000 CZK

中心部まで

徒歩0–10分

おすすめ日数

1泊2日〜

メリット

  • 主要な名所が半径500m以内に集中

  • 夜景撮影後も安全に歩いて帰れる

デメリット

  • 宿泊費が市内の平均より2〜3割高い

新市街(ヴァーツラフ広場)

価格帯

2,300–3,200 CZK

中心部まで

徒歩10–15分

おすすめ日数

2泊3日〜

メリット

  • カフェやレストランが充実

  • 地下鉄A/B線が通り、郊外へのアクセスも良好

デメリット

  • 場所によっては夜遅くまで賑やかなことがある

マラー・ストラナ

価格帯

2,500–3,500 CZK

中心部まで

徒歩10分

おすすめ日数

1〜2泊

メリット

  • プラハ城の麓の静かで趣のある雰囲気

  • 朝焼けのカレル橋まで最も近い

デメリット

  • トラム22番以外の公共交通の選択肢が少ない

ヴィノフラディ/ジシュコフ

価格帯

1,800–2,600 CZK

中心部まで

地下鉄A線4分+徒歩

おすすめ日数

3泊以上

メリット

  • 緑が多く、地元らしい雰囲気が味わえる

  • コストパフォーマンスが非常に良い

デメリット

  • 中心部から少し離れており、駅からの道が坂の場合も

ホレショヴィツェ

価格帯

1,900–2,800 CZK

中心部まで

トラム17番で10分

おすすめ日数

3泊以上

メリット

  • 現代美術館やマーケットなど、新しいスポットが多い

デメリット

  • 旧市街の夜景を歩いて見に行くには少し遠い

中央駅周辺

価格帯

2,200–3,000 CZK

中心部まで

地下鉄C線で2分

おすすめ日数

1泊

メリット

  • 列車や空港バスの発着点

  • 早朝出発や日帰り旅行の拠点として非常に便利

デメリット

  • 観光地としての情緒にはやや欠ける

ホテル選びのポイント

滞在日数別・おすすめエリア

1泊2日

(短期滞在)

荷物を置いたらすぐ観光したい場合に最適。夜景や朝焼けの撮影にも便利です。

2泊3日

(標準滞在)

昼は郊外、夜は旧市街のライトアップを楽しむなど変化をつけやすい。グルメスポットが豊富な地区へもすぐです。

3泊4日以上

(長期滞在)

ホテル代を節約し、日帰り旅行などに予算を回したい場合に特におすすめです。

日帰り旅行

(早朝出発)

早朝発のバスや列車を利用する場合、時間を有効に使え非常に便利です。


予約時のワンポイント

  • 「キャンセル料無料」「朝食付き」のプランを選ぶと、予定変更に対応しやすく、滞在費用も計算しやすくなります。

  • プラハのホテルは歴史的建物を改装したケースが多いです。「2020年以降に改装済み」などの条件で検索するのも良い方法です。

  • 一部の地下鉄駅は非常に深い場所にあるため、大きな荷物がある到着日は、移動が楽な中央駅や新市街エリアのホテルがおすすめです。

ホテルの場所は、「観光のしやすさ」「宿泊費」「移動のストレス」の3つのバランスで考えると、あなたにぴったりのエリアが見つかります。1〜2泊の短期滞在なら旧市街周辺で「時間」を買い、3泊以上なら交通網を味方につけてコストパフォーマンスの良いエリアを選ぶのが賢い選択です。このページの情報を参考に「何日滞在するか」から逆算して、あなたの旅のスタイルに合ったホテルを見つけてください。

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雨の日も万全!屋内有名スポットでの過ごし方

image ヨーロッパ冒険紀行
雨の日でも楽しめるプラハの屋内スポットガイド

プラハは一年を通して比較的雨が少ない地域ですが、夏には突然の夕立、冬には冷たいみぞれ混じりの雨が降ることもあります。そんな時でも、屋内でプラハの魅力を十分に味わえるスポットは数多く存在します。

しかも、地下鉄やトラムが発達しているので、雨に濡れずに移動するのも簡単です。以下では、雨の日でも快適にアクセスでき、観光する価値の高い代表的な6つの屋内施設をカード形式でご紹介します。

国立博物館(歴史館・新館)

国立博物館のネオ・ルネサンス様式の豪華な大階段

修復を終えたネオ・ルネサンス様式の大階段吹き抜け。金色に輝く格子天井と四隅の壁画が見どころです。

出典: Prague City Tourism

アクセス:地下鉄A/C線「Muzeum」駅直結

滞在時間:1.5〜2時間

パス対象:対象外

雨の日のメリット

2つの館が連絡通路で繋がっており、地下鉄駅から濡れずに入館できます。恐竜の骨格標本からチェコの歴史まで、見ごたえ十分です。

国立技術博物館

国立技術博物館の吹き抜けに展示された蒸気機関車や飛行機

国立技術博物館のメインホール。蒸気機関車からヴィンテージ飛行機までが吹き抜けに並ぶ壮観な展示

出典: National Technical Museum 公式サイト

アクセス:トラム「Letenské náměstí」停留所から徒歩3分

滞在時間:2〜3時間

パス対象:対象(無料)

雨の日のメリット

飛行機や蒸気機関車などの実物が屋内に展示されています。通常290 CZK(約2,030円)の入場料がパスで無料になります。

クレメンティヌム図書館ツアー

世界一美しいと称されるクレメンティヌムのバロック様式図書館

17世紀の蔵書3万冊を収蔵する“世界一美しい図書館”。螺旋状の柱と天井フレスコ画が圧巻です。

出典: Prague City Tourism

アクセス:地下鉄A線「Staroměstská」駅から徒歩5分

滞在時間:1時間

パス対象:割引なし

雨の日のメリット

「世界で最も美しい」と称されるバロック様式の図書館を見学できます。午前中のツアーは入場料が半額になることがあります。

市民会館(ムニツィパル・ハウス)

アールヌーヴォー様式の豪華な装飾が施された市民会館スメタナホール

市民会館(ムニツィパルハウス)スメタナホールの内部。アール・ヌーヴォー装飾が豪華

出典: Municipal House 公式サイト

アクセス:地下鉄B線「Náměstí Republiky」駅直結

滞在時間:1時間

パス対象:対象外

雨の日のメリット

アール・ヌーヴォー様式の豪華な内装を見学するガイドツアーは雨の日でも快適。館内のカフェで優雅に休憩するのもおすすめです。

DOX現代美術センター

DOX現代美術センターの屋上にある木造飛行船ガリバー

DOX 現代美術センターの屋上に浮かぶ木造飛行船「Gulliver」外観

出典: DOX Centre for Contemporary Art

アクセス:トラム「Pražská tržnice」停留所から徒歩7分

滞在時間:1.5〜2時間

パス対象:対象外

雨の日のメリット

2025年6月から2026年2月までデヴィッド・リンチ展を開催中。屋上にある木造の飛行船「Gulliver」へは屋根付きの通路を通って行けます。

オリジナル・ビールスパ

オリジナル・ビールスパのビール風呂と休憩スペース

オリジナル・ビールスパの木製浴槽と休憩スペース。雨の日でもビール風呂で身体を温められる

出典: Original Beer Spa 公式フォトギャラリー

アクセス:地下鉄B線「Náměstí Republiky」駅から徒歩4分

滞在時間:1時間

パス対象:対象外

雨の日のメリット

1樽2名で4,000 CZK〜。雨で冷えた体を、温かいビール風呂で芯から温め、旅の疲れを癒せます。

雨の日のプランニングガイド

プランニング 3ステップ

  • 【午前】人気の施設は午前中に:国立博物館などは午前10時頃から混雑し始めるため、開館と同時に入るのが理想です。じっくり展示を見ているうちに、雨が弱まっているかもしれません。

  • 【午後】公共交通機関で複数の施設を巡る:例えば、技術博物館から市民会館へはトラムと地下鉄で約20分。ビジターパスがあれば交通費も気にせず移動できます。

  • 【夜】文化的な体験か、リラックスかを選ぶ:雨がやまないならビールスパで体を温めたり、雨が上がったらコンサートを鑑賞したりするのも素敵です。

※国立博物館は土日祝日は10:00開館の場合があります。訪れる前には公式サイトで最新の開館時間を確認してください。

「プラハ・ビジターパス」があればさらに安心!

このパスは、雨の日にこそ真価を発揮します。

  • 無料対象施設を優先的に回る:技術博物館など、屋内でゆっくり時間を過ごせる施設が多く対象に含まれています。

  • 交通機関が乗り放題:雨の日は徒歩移動を最小限に抑えるだけでも、体力の消耗を防げます。地下鉄駅直結のホテルと組み合わせれば、さらに快適に動けます。

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家族旅行での最適日数と持ち物チェックリスト

image ヨーロッパ冒険紀行
プラハ家族旅行 完全ガイド

小さなお子様連れの海外旅行では、観光スポットを詰め込むことよりも、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことが、家族みんなの満足度を高める鍵となります。

プラハは歩行者天国が多く、ベビーカーでの移動もしやすい街ですが、石畳や坂道も多いため、未就学児連れなら最低でも3泊4日、小学生以上のお子様と一緒でも2泊3日の日程を確保すると、移動と休憩のバランスが取りやすくなります。

0〜3歳のお子様と

  • おすすめの日数

    3泊4日

  • アクティビティ

    公園やプレイグラウンドでのんびり(カレル橋近くのChildren’s Islandなど)

  • 参考料金

    6歳未満は公共交通・多くの施設が無料

4〜8歳のお子様と

  • おすすめの日数

    3泊4日

  • アクティビティ

    プラハ動物園(世界トップクラスの規模)
    観光トラム42番で市内一周

  • 参考料金

    動物園のファミリー券:1,000 CZK(約7,000円)
    大人のみ24時間交通券(120 CZK)を購入

プラハ動物園のサバンナエリアで草を食べるキリン

長い遊歩道からキリンを見下ろせるプラハ動物園の「アフリカン・サバンナ」エリア

出典: Prague Zoo 公式X投稿

9〜12歳のお子様と

  • おすすめの日数

    2泊3日

  • アクティビティ

    国立技術博物館
    AR(拡張現実)体験ができる「The Playground」

  • 参考料金

    技術博物館のファミリー券:440 CZK(約3,080円)
    6〜15歳は公共交通が半額(子ども1日券:30 CZK/約210円)

The Playgroundのカラフルな屋内ゲームゾーン

「The Playground」館内のゲームゾーン。雨の日でも子どもが一日遊べるインドア施設

出典: Praguest 観光情報サイト

13〜17歳のお子様と

  • おすすめの日数

    2泊3日

  • アクティビティ

    VR脱出ゲーム
    子ども向けにアレンジされた夜の旧市街ガイドツアー

  • 参考料金

    プラハ・ビジターパス(子ども72時間券):1,600 CZK(約11,200円)

あると便利な持ち物チェックリスト

  • 折りたたみベビーカー

    必須レベル

    石畳が多いため、大型のものより軽量で衝撃を吸収しやすいモデルが快適です。

  • レインカバー/ポンチョ

    必須レベル

    夏の夕立や冬のみぞれ対策に。ベビーカー用のレインカバーも忘れずに。

  • モバイルバッテリー

    推奨

    地図アプリや電子チケットの表示で電池消費が激しくなるため、大容量のものが安心です。

  • 折りたたみ傘

    推奨

    トラムの停留所には屋根がない場所も多いので、大人用と子ども用の両方あると便利です。

  • 圧縮袋・洗濯ネット

    推奨

    3泊以上の滞在でも荷物をコンパクトにできます。ホテルのコインランドリーを利用する際にも役立ちます。

  • 常備薬

    推奨

    夜間に営業している薬局は少ないため、使い慣れた日本の薬があると安心です。

  • お気に入りの軽いおやつ

    あると便利

    移動中にお子様がぐずってしまった時のために。夏場は溶けやすいチョコレート類は避けた方が無難です。

家族旅行プランのコツ&まとめ

  • 「午前は動物、午後は屋内」のように組み合わせる
    動物園は開園直後の9時が比較的空いており、お子様が飽きる前に主要エリアを回れます。午後は国立技術博物館など、空調が効いた屋内の施設へ移動すると、お昼寝の時間にも合わせやすくなります。

  • 公共交通機関の子ども割引をフル活用する
    プラハでは6歳未満は無料、6〜15歳は半額です。大人は「プラハ・ビジターパス」、お子様は割引チケットを別途購入する組み合わせが最も経済的です。

  • ホテルは「エレベーター付き」「ファミリールーム」を確認
    歴史的な建物を利用したホテルでは、階段しかない場合もあります。予約サイトで条件を絞り込み、旧市街からトラムで15分圏内を目安に選ぶと移動時間を節約できます。

  • 食事はフードコートや公園でのピクニックも選択肢に
    新市街にある「Manifesto Market」のようなフードホールは、屋根付きで雨の日でも利用でき、テーブルも広々。お子様が自由に動き回れるスペースもあり、気兼ねなく食事を楽しめます。

    Manifesto Marketの屋根付き屋外席

    屋根付きで天候を気にせず楽しめる Manifesto Market Anděl の中庭席

    出典: Prague Morning オンライン記事

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プラハ観光は何日あれば完璧?旅の総まとめ

  • 半日でも旧市街広場やカレル橋など主要な見どころは巡れる
  • プラハ城や聖ヴィート大聖堂までしっかり見るなら丸1日必要
  • 博物館や郊外まで満喫するなら最低でも2泊3日が理想的
  • プラハ城は混雑を避けるため午前9時の開館直後が狙い目
  • カレル橋は観光客の少ない早朝やライトアップされる夜が美しい
  • 市内交通は24時間券やプラハ・ビジターパスの活用がお得
  • ビジターパスは主要70施設以上の入場料と交通費がセット
  • コストパフォーマンスが高いのは48時間または72時間券
  • 2泊3日あれば世界遺産チェスキー・クルムロフへの日帰りも可能
  • チェスキー・クルムロフへは早朝のバスが安価で便利
  • ホテルは旧市街エリアだと割高だが観光時間を最大限に活用できる
  • 新市街やヴィノフラディ地区はコストパフォーマンスに優れる
  • 服装は1日の寒暖差に対応できる重ね着スタイルが基本
  • 雨の日でも国立博物館やDOX現代美術センターなど楽しめる
  • 家族旅行は子どもに合わせて3泊4日以上あると心に余裕が生まれる
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