オリエント急行の値段は?最新相場と費用、予約のコツを解説

「オリエント急行の値段は一体いくらくらいなのだろう?」そんな疑問をお持ちではありませんか。

憧れの豪華列車旅行、その夢を実現するためには、まず具体的な費用感を把握することが大切です。

現在のオリエント急行のチケット価格は、一律ではなく、選択するルートや豪華な客室のグレード、そしてどこからどこまで乗車するのかによって大きく変動します。

この記事では、2025年5月時点の最新情報をもとに、代表的なオリエント急行の値段の目安、多彩な運行ルート、そして快適な旅を提供する客室の種類とそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。

あなたの理想の旅に合ったオリエント急行のプランを見つけるための第一歩として、ぜひお役立てください。

記事のポイント
  • 代表的なオリエント急行の最新の値段相場
  • 選ぶ客室グレードやルートによる具体的な料金の違い
  • 値段を抑えるための予約時期やお得な予約方法
  • チケット料金に含まれるサービスと別途必要となる費用の内訳
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目次

オリエント急行の値段はいくら?最新相場

image ヨーロッパ冒険紀行
  • 現在のチケット価格帯 
  • 客室グレード別料金比較 
  • チケット料金には何が含まれている? 
  • どこからどこまで乗車可能?ルートと所要日数 
  • 公式ルートと運行スケジュール 
  • 客室画像集

現在のチケット価格帯

image ヨーロッパ冒険紀行

オリエント急行の旅にかかる費用は、ご利用になる列車やルート、お部屋のグレードによって大きく変わります。憧れの豪華列車旅行、いったいどのくらいの予算が必要なのでしょうか?

2025年5月時点の情報を元に、代表的な列車の1泊2日の片道料金の目安を円換算でご紹介します。

列車名お部屋のタイプ料金(日本円の目安)代表的なルート
ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)ツイン約56万5千円パリ → ヴェネツィア
グランドスイート約162万6千円同上
オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータデラックス約33万9千円ローマ → フィレンツェ
スイート約133万5千円トリュフがテーマの特別ルートなど

※上記は2025年5月20日時点の参考料金です。英国ポンド建ての区間は1ポンド=約193.5円、ユーロ建ての区間は1ユーロ=約163円で換算しています。実際の料金は予約時期や為替レートにより変動します。

旅行代金には何が含まれている?

オリエント急行のチケット料金には、基本的に以下のものが含まれています。

  • 食事:
    乗車中のすべてのお食事(例:コースディナー、朝食、ランチなど)をお楽しみいただけます。
  • ウェルカムドリンク:
    乗車時には、優雅な旅の始まりを祝うシャンパンなどが提供されます。
  • 24時間対応の客室係:
    お客様の快適な旅をサポートするため、客室係が24時間体制で対応します。

別途準備が必要な費用は?

以下の費用は、基本的に旅行代金には含まれていませんのでご注意ください。

  • チップ:
    目安として、1泊あたり50ユーロ程度(約8,150円 ※1ユーロ=約163円で換算)のチップが必要となる場合があります。
  • 列車に乗る前後の宿泊費や航空券:
    発着都市までの交通費や、前後の宿泊費は別途手配が必要です。
  • バー車両などでの追加の飲み物:
    バー車両で提供されるアルコール飲料や特別なドリンクは、別途料金がかかります。

また、オリエント急行の乗車前後にヨーロッパの他の都市も周遊する予定がある場合、これらの交通費も考慮に入れる必要があります。

もし広範囲での鉄道移動をお考えであれば、乗り放題パスが経済的な選択肢となることもあります。

ご自身の旅行プランに最適なパスの選び方や、LCCなど他の交通手段との比較については、「ヨーロッパを電車で乗り放題パスのメリットは?注意点も総まとめ」の記事で詳しく解説しています。

お得に予約するためのポイント

憧れのオリエント急行、少しでもお得に予約するためのヒントをいくつかご紹介します。

  • 早めの予約がカギ:
    一般的に、チケット発売開始直後(約9ヶ月~12ヶ月前)に予約するのが最もお得です。
  • 片道利用やオフシーズンの検討:
    往復ではなく片道で利用したり、比較的利用者が少ない時期(オフシーズン)を選んだりすると、15~20%ほど費用を抑えられることがあります。
  • 為替レートをチェック:
    料金は現地通貨で設定されているため、円高のタイミングで決済すると、日本円での支払い額が数十万円単位で変わることもあります。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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客室グレード別料金比較

image ヨーロッパ冒険紀行

オリエント急行の旅の満足度を左右するもののひとつが、お部屋のグレードです。

列車によって客室の種類や設備は異なり、料金も大きく変わってきます。

例えば、有名な「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)」には、「ヒストリックツイン」「キャビンスイート」「グランドスイート」という主に3つのグレードがあります。

一方、イタリア国内を巡る新しい「オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ」では、「デラックス」「スイート」の2つのグレードが用意されています。

お部屋の広さ、バスルームの設備(専用か共用かなど)、専属の客室係によるサービスの有無などによって料金が変わり、一般的に上位グレードのお部屋は、基本グレードの2倍から3倍ほどになることもあります。

2025年5月時点で公開されている、最もリーズナブルな片道1泊の料金を日本円に換算した目安は以下の通りです。(1ポンド=約193.5円で計算)

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列車名客室グレード料金(日本円の目安)主な特徴・設備
ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)ヒストリックツイン約56万5千円お食事付き(トイレは共用スペース)
キャビンスイート約168万3千円リビングスペース付き、専用トイレ・洗面台あり
グランドスイート約162万5千円専用バスルーム完備、専属の客室係によるきめ細やかなサービス
オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータデラックス約33万9千円専用バスルーム付き
スイート約133万5千円ソファのあるラウンジスペース付き

※上記は2025年5月20日時点の為替レート(XEミッドレート)を参考に、最も料金の安い区間・大人2名1室利用の場合で計算した目安です。実際の料金は、予約時期、利用区間、為替レートにより変動します。

料金に関する3つのポイント

  1. 選ぶルートで料金は大きく変わります。
    例えば、同じ「ヒストリックツイン」のお部屋でも、パリからイスタンブールへ向かう長距離ルートの場合、料金が約4倍になることもあります。
    目的地によって予算も調整しましょう。
  2. 「グランドスイート」は大変人気です!
    VSOEの最上級客室「グランドスイート」は、列車全体でも数が非常に少なく(全6室)、発売から48時間以内に売り切れてしまうことも珍しくありません。
    ご希望の場合は早めの行動が大切です。
  3. 「ラ・ドルチェ・ヴィータ」は比較的新しい列車ならではのお得感も。
    イタリアを巡る「オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ」は、運行開始を記念したプロモーション価格が設定されることもあり、同じような広さのお部屋で比べると、VSOEの約8割の料金で利用できる場合があります。

快適性について

お部屋に専用のトイレやシャワーがない「共用トイレ」に抵抗がある方は、「キャビンスイート」以上のグレード(VSOEの場合)や、「デラックス」以上(ラ・ドルチェ・ヴィータの場合、全室専用バスルーム付き)を選ぶと、よりプライベートで快適な時間を過ごせるでしょう。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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チケット料金には何が含まれている?

image ヨーロッパ冒険紀行

オリエント急行のチケット料金には、豪華な列車での移動だけでなく、旅を豊かにする様々なサービスが含まれています。

ただし、列車によってその内容は少し異なります。

ここでは、ヨーロッパを代表する「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)」と、2025年にイタリアで運行を開始する「オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)」を例に、主なサービス内容を比較してみましょう。

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サービス項目ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)
(片道1泊の場合)
オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)
(片道1泊の場合)
コースディナー、
ブランチ、
朝食などのお食事
含まれる含まれる
ウェルカムシャンパン含まれる(無料)含まれる(特定の銘柄)
24時間対応の客室係
(一部客室は専属の
客室係付き)
含まれる含まれる
客室内での無料Wi-Fiなし(共用車両でのみ利用可能)含まれる
駅・ホテル間の送迎
サービス
一部の区間のみ(例:パリ、ヴェネツィアなど)全ての旅程で含まれる
車内でのエンターテイ
メント(ピアノの生演奏など)
含まれる含まれる
税金・サービス料料金込み料金込み
シャンパン飲み放題(※)グランドスイート限定で含まれるなし

※「含まれる」と記載されていても、一部上位グレードの客室限定の特典や、内容が変更になる場合があります。

サービスに関する4つの重要ポイント

  1. 食事は本格フレンチが中心です。
    基本的な3食(朝食・ブランチ・ディナー)は、主に洗練されたフランス料理が提供されます。
    「グランドスイート」をご利用のお客様は、ご自身のお部屋でプライベートなお食事を楽しむことも可能です。
  2. アルコール類はどこまで無料?
    ウェルカムドリンクや食事中に提供される特定の銘柄のアルコールは無料ですが、バー車両で楽しむ高級ワインや一部の特別なカクテルは別途料金が必要となります。
  3. 送迎サービスは列車によって異なります。
    「VSOE」の場合、主要都市間の駅と指定ホテル間の送迎が含まれることが多いですが、それ以外の区間やホテルを利用する場合はご自身での手配が必要です。
    一方、「LDV」では、旅程全体の駅とホテルの間の送迎が自動的に含まれています。
  4. チップや旅行保険は別途準備しましょう。
    どちらの列車も、料金にチップや個人的な旅行保険料は含まれていません。
    チップの目安としては、乗務員の方々へ1泊あたり50ユーロ(約8,150円 ※1ユーロ=163円換算)程度を準備しておくと安心です。

こんな時は追加料金が必要かも?

  • バー車両で、料金プランに含まれない特別なドリンクを注文した場合
  • 車内のブティックでお土産や記念品を購入した場合
  • 停車駅でのオプショナルツアー(例:ワイナリー訪問など)に参加した場合
  • 「VSOE」で、乗車当日に空きがあり、客室をアップグレードした場合

旅行の費用を正確に把握するためには、「運賃に何が含まれているのか」をしっかり理解しておくことが大切です。

特に、「無料となる飲み物の範囲」と「送迎サービスの有無・範囲」は予約時によく確認し、ご自身の旅のスタイルや予算に合った列車と客室グレードを選びましょう。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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どこからどこまで乗車可能?ルートと所要日数

image ヨーロッパ冒険紀行

「オリエント急行」と聞くと、多くの方がヨーロッパを横断する豪華列車を思い浮かべるかもしれませんね。

実は、現在「オリエント急行」の名を冠する列車は、主に以下の2つのブランドに分かれて運行されています。

  1. ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE):
    ヨーロッパの主要都市を結ぶ、伝統的で最も有名な豪華列車です。
  2. オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV):
    2025年からイタリア国内の風光明媚なルートを巡る、新しい豪華列車です。

これらの列車は、それぞれ多彩な運行ルートを持っています。

どの区間に乗車するかによって、旅行の日数や料金が大きく変わるため、まずはどんなルートがあるのかを知ることが、理想の旅と予算を考える上での第一歩となります。

2025年以降に予約可能な主なルートと、それぞれの所要日数(宿泊数)をまとめました。

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列車名区間(出発地 → 到着地)日数(宿泊)主な経由地や特徴運行時期の目安
ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)パリ → ヴェネツィア1泊2日アルプス山脈越え3月~12月
ヴェネツィア → パリ1泊2日同上3月~12月
パリ → イスタンブール5泊6日ブダペスト、ブカレストなど東欧の都市を巡る年に1回(例年8月頃)
ヴェネツィア → アムステルダム1泊2日チロル地方、ライン川流域4月、7月など(特定月のみ)
パリ ⇔ プラハ(往復)2泊3日ニュルンベルク7月など(特定月のみ)
オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)ローマ → ヴェネツィア → ポルトフィーノ → ローマ2泊3日トスカーナ地方の美しい海岸線通年運行
ローマ → マテーラ → ローマ2泊3日アブルッツォ国立公園の高原地帯通年運行
カターニア → パレルモ → タオルミーナ → カターニア1泊2日シチリア島、エトナ山の麓通年運行
ローマ → タオルミーナ → パレルモ2泊3日ティレニア海沿岸通年運行

※VSOEは冬期(1月~2月頃)は運休します。LDVは年間を通して運行されますが、一部のコースは夏季限定となる場合があります。詳しい運行スケジュールは予約時にご確認ください。

賢く選ぼう!ルート選択のポイント

  • 予算はルートの長さで大きく変わります。
    同じ客室グレードを選んだとしても、1泊2日の区間(例:パリ⇔ヴェネツィア)と、5泊6日の長距離区間(例:パリ→イスタンブール)では、総額で2~3倍以上の差が出ることがあります。
  • VSOEでロンドン発着を考えているなら。
    VSOEは基本的にヨーロッパ大陸内の片道予約が中心です。
    ロンドンから出発、またはロンドンへ到着するルートを選ぶ場合、ドーバー海峡を渡る英国区間は「ブリティッシュ・プルマン」という姉妹列車を利用し、乗り継ぎとなります。
    そのため、旅程が1日長くなり、その分の予算も必要になります。
  • LDVはイタリア周遊に最適!
    「オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ」は、ローマ発着でイタリア国内を巡る周遊ルートが多く設定されています。
    そのため、日本からの往復航空券もローマを基点に手配しやすく便利です。
    特に「トスカーナのぶどう畑を味わう旅」といったワインをテーマにした1泊2日のコースなど、気軽に参加できるプランもあります。
  • 人気の区間は早めの予約が必須です!
    特に人気の高いルートや客室は、発売開始と同時にすぐに埋まってしまうことがあります。
    乗りたい都市やルートが決まっている場合は、約9ヶ月~12ヶ月前の予約開始日をチェックし、早めに手続きを進めることをおすすめします。
    歴史的なイスタンブールへのルートは、年によっては発売からわずか48時間で完売することもあるほどです。

まとめ:どこへ行くかで予算も決まる

オリエント急行の旅において、「どこからどこまで乗るか」は、旅行費用を決める最も重要なポイントと言えるでしょう。

まずは、あなたが行ってみたい場所、見てみたい景色を思い浮かべ、出発地と到着地を基準にして候補となるルートを絞り込みましょう。

その後、お部屋のグレードを選んで最終的な予算を決めていくのがスムーズな方法です。

例えば、ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)のパリ⇔ヴェネツィア間は、比較的料金も抑えられ、オリエント急行の魅力を存分に味わえる定番ルートです。

また、オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)のローマ発着ルートは、2泊3日程度でイタリア各地の魅力を効率よく巡ることができ、初めての方にもおすすめです。

これらの情報を参考に、あなたにとって最高のオリエント急行の旅を計画してみてください。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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公式ルートと運行スケジュール

image ヨーロッパ冒険紀行

オリエント急行の旅を計画するなら、まず「どの列車が、いつ、どこを走っているのか」を正確に知ることが大切です。

ここでは、公式サイトなどの情報を元に、最新の運行エリアと2025年の運行スケジュール(主なルート)をご紹介します。

オリエント急行の運行エリア

ひとくちにオリエント急行と言っても、主に2つの異なる列車ブランドがあり、それぞれ魅力的なルートを運行しています。

  • ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)
    ヨーロッパの主要都市を結ぶ伝統の豪華列車です。パリやロンドンを起点に、ヴェネツィア、ウィーン、ブダペスト、そしてイスタンブールへと、息をのむような美しい景色の中を駆け抜けます。
    アルプス越えやライン川沿いの景観などが楽しめます。
  • オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)
    イタリア国内の魅力を満喫できる新しい豪華列車です。
    ローマを中心に、北はヴェネツィアやポルトフィーノの美しい港町、南は太陽が降り注ぐシチリア島のタオルミーナまで、イタリア全土14州を巡ります。

これらのルートを地図で詳しく確認したい場合は、各列車の公式サイトなどで公開されている路線図(PDF形式など)をご覧になるのが便利です。

2025年の運行カレンダー(主なルートを抜粋)

以下は、2025年に運行が予定されている主なルートのスケジュール例です。

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列車名主なルート(出発地 ⇔ または → 到着地)運行月出発日(2025年・一例)備考
ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)パリ ⇔ ヴェネツィア3月~12月3/10, 4/24, 6/30, 8/13 など定番の人気1泊2日コース
パリ → イスタンブール8月8/25年に一度の特別運行(5泊6日)
ヴェネツィア → アムステルダム4月、7月4/17, 7月(日付要確認)北ヨーロッパ方面への特別ルート
オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)ローマ → ヴェネツィア → ローマ通年毎月複数日設定イタリア北部を巡る2泊3日の周遊コース
カターニア → パレルモ → カターニア通年毎月複数日設定シチリア島を満喫する1泊2日の周遊コース
ローマ → シチリア島(タオルミーナなど)通年毎月複数日設定イタリア南部へ向かう2泊3日の片道コース

<表の読み方について>

  • 上記「出発日(2025年・一例)」は、公表されている日程の一部です。
    月によっては複数の出発日が設定されているため、最新の空席状況は各列車の公式サイトや正規代理店の予約カレンダーで必ずご確認ください。
  • VSOEは冬期(通常1月~2月頃)は運休します。
    LDVは年間を通して運行されますが、一部のルートは夏季限定となる場合があります。

知っておくべき3つのこと

  1. 片道か周遊か、ルートの長さで料金は大きく変わります。
    例えば、VSOEで人気の1泊2日コース(パリ⇔ヴェネツィア間)は約60万円から体験できる一方、イスタンブールまで向かう5泊6日のコースでは300万円を超えることもあり、料金に3~5倍程度の差が出ます。
  2. 予約開始は出発の約1年前から!人気ルートは即完売も。
    特にVSOEの「グランドスイート」のような豪華な客室や、イスタンブール行きの特別便は大変人気があり、発売からわずか48時間で売り切れてしまう年も。
    希望のルートや日程がある場合は、早めの情報収集と、予約開始と同時に申し込める準備、または空席が出た際のお知らせ(ウェイティングリストなど)に登録しておくのがおすすめです。
  3. 国際列車と国内列車の違いもポイント。
    VSOEは複数の国をまたいで運行する国際列車ですが、LDVは基本的にイタリア国内のみを走ります。
    そのため、LDVの場合は出入国手続きが簡素化されることが多く、海外旅行に慣れていない方でも比較的安心して利用しやすいでしょう。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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客室画像集

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ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(Venice Simplon Orient Express)

オリエント急行(Venice Simplon Orient Express)は、豪華な内装と優雅なサービスで知られる世界的に有名な豪華列車です。

その歴史は1883年に遡り、長い間ヨーロッパの上流階級の旅行を支えてきました。

現在運行されているベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスの客室を種類別にご紹介します。

ヒストリック・キャビン

最も一般的かつリーズナブルな客室タイプです。

コンパクトながらも2名で快適に過ごせるスペースがあり、大きな窓から明るい光が差し込みます。

特徴:

  • 日中はソファとして、夜は2段ベッドへと変形します
  • 客室内に温水・冷水の洗面台を完備
  • タオル、石鹸、ドライヤー、室内用バスローブ、スリッパなどのアメニティ付き
  • 飲用ミネラルウォーター、レターセットなどが用意されています
  • バスルーム・シャワーは各客車の共同設備を利用

スイート(ツインまたはダブル)

2023年6月から導入された新タイプの客室で、ヒストリック・キャビンとグランド・スイートの中間に位置するグレードです。

特徴:

  • 専用のプライベート・バスルーム(モザイクタイル床付き)を完備
  • アールデコのデザイナーであるラリックとデュフレーヌにインスパイアされた美しいデザイン
  • 列車が通過する景観からインスピレーションを得たインテリア
  • 無料のアメニティ(スリッパ、着物など)が提供されます

スイートバスルーム

パリ グランド スイート

最も広く、最も豪華な客室タイプで、列車内にはわずか6室しかありません。

それぞれが名前が付けられた都市(パリ、ベニス、イスタンブール、ブダペスト、ウィーン、プラハ)にちなんだユニークなインテリアデザインとなっています。

ヴェネツィア グランド スイート

特徴:

  • 大理石の専用バスルーム完備
  • フリーフロー・シャンパンサービス
  • 24時間対応の専属スチュワードサービス
  • 別々の寝室とラウンジエリア
  • 3つの大きな窓から自然光が差し込みます
  • 最高級の生地、美しい木製パネル、磨き上げられた真鍮で装飾
  • まるで車輪付きの五つ星ホテルの客室のような豪華さ

イスタンブール グランド スイート

オリエント急行の車内は、アールデコ様式の内装、磨き上げられた木製パネル、エレガントな生地、そして繊細な装飾が特徴です。

すべての客室には以下のような設備が整っています:

  • 給湯可能な洗面台(飲用不可)
  • タオル、石鹸、ドライヤー、室内用バスローブ、スリッパ
  • 飲用ミネラルウォーター、レターセット
  • スチュワード呼び出しボタン

これらの客室は、19世紀末から20世紀初頭のゴールデンエイジを彷彿とさせる豪華な列車旅行の伝統を今に伝えています。

プラハ グランド スイート

オリエント急行は単なる移動手段ではなく、ヨーロッパのゴールデンエイジを体験できる旅の目的地そのものとなっています。

オリエント・エクスプレス「ラ・ドルチェ・ヴィータ」

「ラ・ドルチェ・ヴィータ・オリエント・エクスプレス」は、イタリアの高級ホスピタリティ企業アルセナーレ・グループが、イタリア鉄道財団(Fondazione FS Italiane)および FSトレーニ・トゥーリスティチ・イタリアーニとの協力により開発した新しい豪華列車です。

2025年4月に運行を開始した、イタリア初の民間豪華列車として注目されています。

列車構成と客室

「ラ・ドルチェ・ヴィータ」は12両編成で、最大62名の乗客を収容します:

  • 18室のスイートキャビン
  • 12室のデラックスキャビン
  • 1室のラ・ドルチェ・ヴィータスイート
  • レストランカー
  • バーラウンジカー

デザインと内装

ミラノを拠点とするディモーレ・スタジオによって設計された内装は、1960〜70年代のイタリアンデザインの黄金時代にインスパイアされた洗練された雰囲気が特徴です:

  • ウォールナット材、磨かれた真鍮、ベルベットなど厳選された素材
  • ダークブルーを基調としたカラースキーム
  • イタリアの職人技で仕上げられたファブリックと家具
  • オレンジ、テラコッタ、パープルなどの鮮やかな色彩を使用したスイート客室
  • 反射スモークミラー、光沢のある「バーントシエナ」の天井
  • 20世紀の著名デザイナーによる照明器具

デラックスキャビンの特徴

  • クールな色調、鏡張りの背面壁、木製格子天井を特徴
  • ソファは夜にダブルベッドに変形(140cm x 190cm)
  • オットマンはコーヒーテーブルやスツールとして活用可能
  • プライベートバスルーム付き
  • カーペット敷きの床と木梁の天井が洗練された雰囲気を演出

スイートキャビンの特徴

  • マスターベッドルームとして設計(ツインルームのオプションあり)
  • ソファ、テーブル、2つのアームチェア、プライベートバスルーム完備
  • オレンジ、テラコッタ、パープルなどの鮮やかな色彩
  • 本物の真鍮仕上げ
  • 贅沢なカーペットとカーテン

「ラ・ドルチェ・ヴィータ・オリエント・エクスプレス」は、単なる移動手段ではなく、イタリアの優雅な旅の新時代を象徴する存在となり、乗客に物語のある体験を提供する豪華列車として注目を集めています。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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オリエント急行の値段を抑えるコツ

image ヨーロッパ冒険紀行
  • 季節ごとのおすすめルートと賢い選び方 
  • 早期予約とオフシーズンの賢い活用術 
  • 代理店経由の特典を徹底比較 
  • 円高でお得に!支払いタイミングの賢い戦略 
  • 「空席お知らせサービス」活用ガイド

季節ごとのおすすめルートと賢い選び方

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オリエント急行の旅は、選ぶ季節によって車窓から見える景色も、必要な費用も、そして列車の雰囲気も大きく変わります。

せっかくの豪華列車旅行ですから、「素晴らしい景色を堪能しつつ、賢く費用も抑えたい」と考えるのは当然ですよね。

ここでは、そんなあなたのために、季節ごとのオリエント急行の魅力と、料金を考慮したルート選びのコツをご紹介します。

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季節主なおすすめルート見どころ・体験1泊一人あたり料金の目安*
春 (3~5月)VSOE:パリ ⇔ ヴェネツィア
LDV:ローマ発 トスカーナ周遊
雪が残るアルプス山脈、芽吹き始めたブドウ畑の美しいコントラスト約60万円~
夏 (6~8月)VSOE:パリ → ポルトフィーノなど地中海方面
LDV:シチリア島周遊
日照時間が長く絶景を満喫、輝く地中海リゾート気分、夏祭りや花火約65万円~80万円
秋 (9~11月)VSOE:パリ ⇔ ブダペストなど東欧方面
LDV:「トリュフがテーマのルート」(ピエモンテ地方など)
ドナウ川沿いの紅葉、トリュフなど秋の味覚を堪能約60万円~70万円
冬 (12~2月)VSOE:フレンチアルプスへのスキー特別列車
LDV:ローマ ⇔ マテーラ
雪化粧した山々の景色、洞窟都市のクリスマスイルミネーション約55万円~65万円

※上記料金は、ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)は「ヒストリックツイン」、オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)は「デラックスキャビン」といった基本的な2名様用客室を利用し、1泊する場合の一人あたりの最も安い料金の目安です(2025年3月時点)。
為替レートは1英国ポンド=約193円、1ユーロ=約163円で試算しています。
実際の料金は予約時期やルートにより変動します。

春(3月~5月):残雪と新緑の美しいコントラスト!比較的お得な料金も魅力

  • ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE) は、3月上旬にその年の運行を再開します。
    定番の「パリ⇔ヴェネツィア」ルートは、この時期が比較的お得な料金設定になりやすいです。
    車窓からは、まだ雪を抱くブレンナー峠の山々と、イタリア北部で芽吹き始めたばかりの緑豊かな田園風景という、春ならではの美しい対比が楽しめます。
    夏のピーク時に比べると、上位客室「グランドスイート」なども2割ほど安く利用できることがあります。
  • イタリアを巡る オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV) の「トスカーナ周遊」ルートもおすすめです。
    新しいワインが出回る前の時期は観光客も比較的少なく、ゆったりと過ごせます。
    「デラックスキャビン」なら約34万円からと、夏に比べて1割ほど費用を抑えられることもあります。

夏(6月~8月):長い日照時間を活かして絶景を堪能!地中海ルートが人気

  • ヨーロッパの夏は日が長く、21時頃まで明るいことも。
    この時期は、特に美しい海岸線を走るルートの人気が急上昇します。
    2025年にはVSOEで「パリ→ポルトフィーノ」や「パリ→トスカーナ」といった地中海方面への季節限定列車も運行され、注目が集まっています。
    ただし、客室料金は春に比べて15%ほど高くなる傾向にあります。
  • LDVの「シチリア島周遊」ルートも夏が本番。
    日中の気温は30℃前後になることもありますが、列車内は冷房が効いて快適です。
    昼間は雄大なエトナ山を眺め、夜は沿岸の町で開催される夏祭りや花火大会を車窓から楽しむなど、追加のオプショナルツアーに参加しなくても夏ならではの体験が満載です。

秋(9月~11月):美食と紅葉のベストシーズン!内容と価格のバランスが魅力

  • 9月以降、VSOEではプラハやブダペストといった東ヨーロッパ方面へのルートが本格的に運行を開始します。
    ドナウ川沿いの美しい紅葉(黄葉)が車窓を飾り、ロマンティックな雰囲気に包まれます。
    料金も夏のピークを過ぎて、春のようにお手頃な水準に近づくため、内容と価格のバランスが良い時期と言えるでしょう。
  • LDVでは、秋の味覚を堪能できる「トリュフがテーマのルート」が登場します。
    特にイタリアのピエモンテ州では白トリュフが旬を迎え、ディナーのコースに一人前ずつトリュフ料理が含まれることを考えると、非常にお得で満足度の高い旅が期待できます。

冬(12月~2月):幻想的な雪景色と静かな旅。特別な「限定列車」も

  • VSOEは通常1月~2月は運休となりますが、12月と2月上旬にはフレンチアルプス方面へのスキー客向けの特別列車が運行されることがあります。
    雪に覆われたローヌ=アルプ地方を越えるルートは、まるで絵葉書のような美しさ。
    料金も通常の人気ルートと同程度で設定されることが多いです。
  • LDVは年間を通して運行しているため、冬でも楽しめます。
    特に「ローマ⇔マテーラ」の1泊2日コースは、落ち着いた雰囲気の中で旅を楽しみたい初心者の方にもおすすめです。
    クリスマスシーズン前後には、世界遺産の洞窟住居群「サッシ」が美しくライトアップされ、追加費用なしで幻想的な夜景を堪能できます。

まとめ

  • 航空券も含めた総費用をできるだけ抑えたい あなたへ:
    「春または秋」の「1泊2日の区間」を選ぶのがおすすめです。
  • 車窓からの景色のバリエーションを何よりも重視したい あなたへ:
    「夏」に運行される「2泊以上の海岸線を含むルート」が素晴らしい体験をもたらしてくれるでしょう。
  • 雪景色のオリエント急行に乗ってみたい あなたへ:
    VSOEの冬期特別列車、または年間を通して運行しているLDVの冬ルートを検討しましょう。

いずれの列車も大変人気があり、特に良い条件のものは早く予約が埋まってしまいます。

多くのルートは約9ヶ月~12ヶ月前から予約が開始されるので、乗りたい季節やルートが決まったら、公式サイトなどで運行カレンダーをこまめにチェックすることをおすすめします。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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早期予約とオフシーズンの賢い活用術

image ヨーロッパ冒険紀行

憧れのオリエント急行、少しでもお得に楽しみたいですよね。

実は、オリエント急行の料金は、航空券などと同じように「空席状況によって料金が変動するシステム」を採用していることが多く、予約のタイミングや時期を選ぶことで、費用を賢く抑える方法があるんです。

基本的に、チケットは出発の約1年前から発売され、発売開始直後が最もお得な料金で確保できるチャンス。

そこから出発日が近づくにつれて徐々に料金が上がっていく傾向にあります。

さらに、旅行会社や公式サイトが実施する「早期予約割引」キャンペーンを利用すれば、最大で15%ほど節約できることも。

逆に、旅行者が比較的少ないオフシーズン(例:3月~4月や11月頃)は、同じ客室でもピーク期より10~20%安くなることがあり、これらを組み合わせると、場合によっては通常料金の2割引程度の価格で乗車できる可能性も出てきます。

実際に使える!割引や特典の例(2025年~2026年出発分より抜粋)

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節約テクニックの種類具体的な内容・特典の例最大のメリット主な適用条件情報元 (一例)
早期予約割引コードLuxuryTrainTickets提供の「ORIENT5」クーポンなど運賃が5%OFFになる予約時にクーポンコードを入力するだけLuxury Train Tickets
予約金(デポジット)での予約乗車日の約15週間前まで残金の支払い猶予為替レートが良いタイミングで支払い、席は早めに確保できる全ての出発日が対象Luxury Train Tickets
乗車前後の宿泊サポートMulberry Travel提供のホテルバウチャー(例:500英国ポンド分)実質的に宿泊費が無料になることも(2名利用時)2026年3月・4月出発など、特定の時期が対象Mulberry Travel – Luxury Travel Agent
公式ホテル1泊プレゼントベルモンド社(VSOE運行会社)提供のキャンペーン約10万円相当のホテル宿泊が無料にヴェネツィア⇔パリ間の指定月(例:8・10・11月)の便が対象ベルモンド (Belmond)
特定クラブ会員向け割引ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)の提携クラブメンバー割引通常料金から2.5%OFF、会員限定の特典も予約時にメールなどで会員であることを伝えるだけLuxury Train Club

※上記は過去または現在提供されているキャンペーンの一例です。内容は変更・終了される場合がありますので、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。

お得に予約するための具体的なステップ

  1. 乗りたい時期を決めたら、まずは情報収集
    出発希望月の約9ヶ月~12ヶ月前の発売日に合わせて、公式サイトなどで「空席が出た場合のお知らせメール」などに登録しておきましょう。
  2. 予約時は割引コードの入力を忘れずに。支払いタイミングも重要
    予約画面で利用できる早期予約割引コードがあれば入力し、予約金(または全額)を支払います。
    クレジットカードでの支払いの場合、円高のタイミングで決済すると、日本円での支払い総額を抑えられる可能性があります。
  3. 乗車前後の宿泊も賢く手配。
    列車に乗る前や降りた後に宿泊が必要な場合は、ホテル宿泊付きのプランが提供されるオフシーズン(例:3月や11月)を狙うのも一つの方法です。
    個別に手配するより実質的な費用を抑えられるか比較してみましょう。
  4. 「オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ」を検討中なら…
    提携している「Luxury Train Club」などの会員になっている場合は、予約を問い合わせる際にその旨を伝えるだけで、自動的に割引(例:2.5%OFF)が適用されることがあります。

オフシーズン(閑散期)を選ぶ際の注意点

  • ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE) は、冬期(通常1月~2月頃)は運休します。
    オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV) は冬期も運行しますが、一部の山岳ルートでは雪の影響で迂回運行になる可能性も考慮しておきましょう。
  • 秋(11月頃)は、トリュフやワインの収穫祭など、車内や沿線でのイベントが充実していることがあります。
    料金は夏のピーク時に比べて15%ほど安くなる傾向があり、ハネムーンなどの需要も一段落するため、上位グレードの客室でも比較的予約が取りやすくなることがあります。

これらの早期予約割引やオフシーズンの利用をうまく組み合わせれば、例えば「ヒストリックツイン」で1泊あたり約60万円の区間でも最大で10万円以上、豪華な「グランドスイート」では30万円近くもお得になるケースも夢ではありません。

大切なのは、こまめに公式サイトや信頼できる旅行代理店の情報をチェックし、最適なタイミングで予約を確定させることです。

賢く情報を集めて、憧れのオリエント急行の旅を、よりお得に実現してください。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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代理店経由の特典を徹底比較

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オリエント急行のチケット料金は、基本的にどの窓口で購入しても同じです。

しかし、予約する代理店によっては、支払い方法の柔軟性や特別な追加サービスが付いてくることがあり、これらを活用すると実質的に数万円から、場合によっては20万円ほどお得になるケースもあるんです。

ここでは、代表的な予約窓口(公式サイトを含む4社)の最新の特典内容を比較してみました。

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予約窓口(代理店・公式サイトなど)主な特典・追加サービス割引や金額の目安条件・備考など
Luxury Train Tickets割引コード「ORIENT5」適用運賃が5%OFF予約画面でコードを入力するだけ
予約金25%で席を確保(仮押さえ)残金は出発の約15週間前までに支払い為替レートが良いタイミングで残金を支払える可能性あり
Mulberry Travel2025年10月・11月出発で、ヴェネツィアの高級ホテル1泊無料約10万円相当大人2名1室・ヒストリックツイン以上の客室利用など
2026年3月・4月出発の便で、500英国ポンド分のホテルクレジット(宿泊費割引)約9万7千円相当(※1ポンド約193円換算)ホテル料金が500英国ポンド以上の場合など
Railbookers主要都市での乗車前後の宿泊、市内送迎、観光などを一括で手配ホテル3泊分などがセット料金に含まれる場合も追加費用込みでも、手配が一度で済む手軽さが魅力
Belmond(ベルモンド)公式パリまたはヴェネツィアの提携ホテル1泊無料約10万円相当2025年8月・10月・11月出発の片道区間限定など

※上記は過去または現在提供されているキャンペーンの一例です。内容は変更・終了される場合がありますので、最新情報は各社の公式サイトで必ずご確認ください。

タイプ別 使い分けのコツ

とにかく少しでも安く予約したいあなたへ

英語での予約手続きに抵抗がなければ、「Luxury Train Tickets」の5%OFFクーポンコードを利用するのが最もシンプルでお得です。

また、予約金(デポジット)制度があるので、先に席だけ確保しておき、為替レートが円高になったタイミングで残金を支払う、といった計画も立てやすいのが魅力です。

ホテル代もまとめて節約したいあなたへ

オリエント急行に乗る前後に、ちょっと贅沢なホテルでの滞在も考えているなら、「Mulberry Travel」のホテルクレジット(宿泊費割引)や無料宿泊特典が非常に効果的です。

これらの特典を上手に使えば、実質的な列車の運賃が下がり、ハイシーズンでも春や秋のような比較的お得な時期と同程度の総費用に抑えられる可能性があります。

旅行の手配にあまり時間をかけたくないあなたへ

「Railbookers」は、列車のチケットだけでなく、乗車前後のホテル、空港や駅からの送迎、現地の観光ツアーまでがセットになったパッケージプランを多く扱っています。

個別に手配するよりも一見割高に見えるかもしれませんが、現地での移動手段を調べたり、チップの計算をしたりといった細かな手間を大幅に減らせる点を考慮すると、納得感の高い選択肢と言えるでしょう。

「航空券だけ自分で手配して、あとは全部お任せしたい!」という方におすすめです。

公式ブランドならではの体験を重視したいあなたへ

オリエント急行を運行する「Belmond(ベルモンド)」の公式サイトから予約する場合、料金は基本的に定額ですが、ベルモンド独自の会員プログラムのポイントが付いたり、系列の豪華ホテルでの無料宿泊特典が付いたりすることがあります。

「列車の旅も、その前後の滞在も、同じベルモンドブランドで統一された上質な体験をしたい」という場合に最適です。

まとめ

代理店が提供する特典やキャンペーンは、毎年内容が更新されたり、人気のものはチケット発売開始後すぐに終了してしまったりすることも少なくありません。

まずは、あなたがオリエント急行に乗りたい時期のチケットがいつ頃発売されるのかをチェックし、上記のような代理店のキャンペーンページをブックマークしておくなど、情報収集の準備を始めましょう。

そして、魅力的な特典内容と、あなた自身の旅の優先順位(価格重視か、便利な追加サービスか、手配の手間を省きたいかなど)をじっくりと照らし合わせてみてください。

そうすれば、同じ「オリエント急行の旅」でも、総費用を10%前後抑えることが現実的に可能になるはずです。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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円高でお得に!支払いタイミングの賢い戦略

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オリエント急行の料金は、ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)なら英国ポンド、オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)ならユーロといったように、基本的に外貨で設定されています。

そのため、日本円で支払う際には、その時々の為替レートが旅行費用の総額に大きく影響してくるのです。

「円高」のタイミングをうまく利用すれば、数十万円単位で費用を抑えられることも。

具体的にどれくらい変わるのか、例を見てみましょう。

為替レートによる支払額の違い(例)

為替レートの例グランドスイート5泊6日
(料金:15,000英国ポンドの場合)
ツイン1泊2日
(料金:2,920英国ポンドの場合)
1英国ポンド=190円
(円高時・2025年3月想定)
285万円約55万5千円
1英国ポンド=210円
(円安時・2024年10月想定)
315万円約61万3千円
参考:XE

このように、1英国ポンドあたりで20円違うだけでも、豪華な「グランドスイート」5泊6日のプランでは、なんと30万円もの差が生まれる可能性があるのです。

では、どうすれば円高のメリットを活かせるのでしょうか?

予約時には、以下の3つのステップを意識してみましょう。

  1. まずは予約金(デポジット)で席を確保
    チケット発売開始日に、まずは料金の一部(例:25%)を予約金として支払い、席を確保します。
    例えば15,000英国ポンドのプランなら、予約金は3,750英国ポンドです。
    この予約金を支払う際に、できるだけ円高の日を選んで支払い手続きをしましょう。
    残りの金額は、為替レートの動きを見ながら、支払い期限(通常は出発の約15週間前)までに支払います。
  2. 残金支払いのタイミングは柔軟に。
    予約金を支払った後も、為替レートの動きに注目しましょう。
    もし円高がさらに進むようであれば、支払い期限を待たずに早めに全額を支払ってしまうのも一つの手です。
    逆に円安に振れてしまった場合は、外貨での支払いに強いクレジットカードを利用したり、FX積立などを活用したりして、為替変動による影響を少しでも抑える工夫を検討しましょう。
  3. ユーロ建てのルートも選択肢に。
    「オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)」の料金はユーロ建てです。
    一般的に、ユーロは英国ポンドに比べて為替の変動幅が小さい傾向があるため、急激な円安が進んでいるような状況では、ユーロ建てのルートを選ぶことで、支払い総額の上昇リスクを抑える選択肢となり得ます。

クレジットカード支払い時の注意点

クレジットカードで支払う場合、実際に適用される為替レートは、カードを利用した日ではなく、カード会社が売上処理を行う日のレートになることが一般的です。

予約サイトによっては、予約時に即時決済される場合と、後日請求される場合があるので、どちらのタイミングで決済されるのかを事前に必ず確認しておきましょう。

円高のタイミングを上手に活用して節約できたお金は、車内バーで楽しむ特別なシャンパンや、旅の思い出をより豊かにするオプショナルツアーなどに充てるのも素敵ですね。

少しの工夫で、憧れのオリエント急行の旅が、よりお得で満足度の高いものになるかもしれません。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

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「空席お知らせサービス」活用ガイド

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憧れのオリエント急行、特に人気の高いルートや客室は、発売開始と同時にすぐに満席になってしまうことも珍しくありません。

「乗りたい!」と思った時にはもう予約できない…なんて事態を避けるために、ぜひ活用したいのが「空席お知らせサービス(空席アラート)」です。

このサービスに登録しておけば、希望する列車のチケット発売日や空席が出たタイミングでいち早く情報を受け取ることができ、「発売日=予約日」という万全の体制を整えるのに役立ちます。

ここでは、主によく利用される4つのサービスの比較と、具体的な登録・活用ステップをご紹介します。

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サービス名対応列車登録料特典・強み登録方法のポイント
Belmond公式ニュースレターVSOE(ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス)ほか、ベルモンド社運行の列車無料発売日の前日などに、運行日程のお知らせメールが届くことが多い氏名・メールアドレスを入力し「Sign up」ボタンをクリック (情報元: ベルモンド)
LuxuryTrainTickets
ウェイティングリスト
VSOE、LDV(オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ)ほか多数の豪華列車無料日程確定のメール通知に加え、予約金25%での仮押さえ(席の確保)が可能専用フォームで希望の列車やルートを選択して送信
Orient Express公式
ニュースレター
LDV、オリエント・エクスプレスブランドのホテルなどの新情報無料新しいルートや先行予約オファーなどの情報をまとめて受け取れるフォームで国籍などを選び登録
Luxury Train Club
メンバー登録
VSOE、LDVほか、世界中の豪華列車無料会員限定の割引コード(例:2.5%OFF)の提供や、最新の空席情報を速報で受け取れる「Join Luxury Train Club」からメールアドレスなどを登録

空席お知らせサービス 賢い登録・活用ステップ

  1. 乗りたい列車に合わせてサービスを選びましょう。
    例えば、ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)にご興味があれば、「Belmond公式ニュースレター」と「LuxuryTrainTickets ウェイティングリスト」の両方に登録しておくと、情報を見逃すリスクを減らせ、より確実に情報をキャッチできます。
  2. 希望は具体的に伝えましょう。
    登録フォームでは、「パリからヴェネツィア」といったように、乗りたい区間や時期を具体的に記入しておくと、リストが更新された際に、より優先的にお知らせが届きやすくなることがあります。
  3. お知らせメールの受信時間に注意しましょう。
    海外からのメールになるため、日本時間で何時頃にメールが届くかを確認しておくことが大切です。
    例えば、「Belmond公式ニュースレター」は英国時間の午前9時に配信されることが多いため、日本では当日の夕方17時頃(サマータイム期間は16時頃)に受信することになります。
  4. 早期割引を狙うなら、メール受信後すぐに行動を
    お得な早期予約割引を利用したい場合は、お知らせメールを受け取ったらすぐに予約サイトにアクセスし、必要であればクーポンコードの入力や予約金(デポジット)の支払いを済ませましょう。

よくあるご質問

  • Q. お知らせメールが届きません…
    A. まずは迷惑メールフォルダに入っていないか確認してみてください。
    その上で、「belmond.com」や「luxurytraintickets.com」といったドメインからのメールを受信できるように設定しておくと安心です。
  • Q. 電話での連絡も必要ですか?
    A. 「LuxuryTrainTickets」のように電話での予約も受け付けているサービスもありますが、基本的にはオンラインのウェイティングリスト(待機リスト)に登録しておけば、席の確保に関する情報はメールで届きます。
  • Q. 複数のサービスに登録したら、予約が重複してしまうのでは?
    A. お知らせメールが届いただけでは予約確定にはなりません。
    実際に支払い手続きを行って初めて予約が完了となるため、複数のサービスに登録しても問題ありません。
    情報収集のアンテナは多い方が安心です。

「空席お知らせサービス」は、いわば費用をかけずに予約チャンスを広げるための保険のようなものです。

確実に乗りたい列車がある場合は、できれば2つ以上のサービスに登録し、チケット発売が予想される日の夕方(日本時間)前後には、メールをチェックできる環境を整えておくことを強くおすすめします。

チャンスを逃さないために、ぜひ活用してみてください。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

オリエント急行の値段に関する総括

  • オリエント急行の値段は利用列車、選択ルート、客室グレードで大きく変動する
  • ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス(VSOE)の1泊2日片道料金目安はツイン約56万5千円からである
  • 同VSOEのグランドスイートでは約162万6千円が1泊2日片道の目安となる
  • オリエント・エクスプレス ラ・ドルチェ・ヴィータ(LDV)はデラックス客室で約33万9千円から利用可能だ
  • チケット料金には乗車中の全食事、ウェルカムドリンク、24時間対応の客室係サービスが含まれるのが基本である
  • チップ(1泊あたり約50ユーロ目安)や列車乗車前後の宿泊費・航空券は別途準備が必要だ
  • VSOEには主に3つ、LDVには2つの客室グレードがあり、設備やサービスで料金が大きく変わる
  • パリからイスタンブールへの長距離ルートでは、1泊2日ルートの約4倍の料金になることもある
  • 予約は出発の約9ヶ月~12ヶ月前の発売開始直後が最もお得になる傾向がある
  • オフシーズン(例:3月~4月や11月頃)を選ぶと、ピーク期より10~20%費用を抑えられる場合がある
  • 料金は外貨建てのため、円高のタイミングで決済すると日本円での支払額が大きく変わる
  • 特定の旅行代理店経由の予約では、ホテル無料宿泊や割引コードなどの独自特典が付くことがある
  • VSOEの最上級客室「グランドスイート」は非常に人気が高く、早期完売することが多い
  • イタリア国内を巡るLDVは、VSOEの同等クラス客室より比較的割安な価格設定の場合がある
  • 「空席お知らせサービス」の活用で、希望列車のチケット発売やキャンセル情報をいち早く入手できる
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