プロが教えるスペイン・ポルトガル旅行ルート|移動手段完全ガイド

魅力あふれるスペインとポルトガルを一度に巡る旅行は、多くの旅行者の憧れです。

両国を効率よく回るには、10日間の周遊コースがバランス良く人気があります。

でも、どのルートで回るべきか、各都市に何泊するのが理想的か、ベストシーズンはいつなのか、気になることがたくさんあるでしょう。

この記事では、スペイン・ポルトガル旅行ルートを計画する際の注意点や、飛行機、電車、夜行列車、レンタカー、バスなど多彩な移動手段の特徴を詳しく解説します。

マドリードからリスボン、セビリアからバルセロナまで、イベリア半島の魅力を最大限に味わえる旅のプランニングをサポートします。

春と秋がベストシーズンと言われる両国の周遊旅行、あなたにぴったりのルートを一緒に考えていきましょう。

記事のポイント
  • スペインとポルトガルを効率よく回るための最適な旅行日数と滞在日数
  • 両国周遊に最適な季節と避けるべき時期の情報
  • 主要都市間の移動手段(飛行機、鉄道、バス、レンタカー)の特徴と選び方
  • 10日間で回れる人気ルートと主要観光地の組み合わせ方
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目次

スペイン・ポルトガル旅行ルートの最適な計画

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

10日間でめぐる周遊コース

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

一般的にスペインとポルトガルを効率よく回るには、10日間のスケジュールがおすすめです。

このような周遊旅行では、主要都市と観光スポットを無理なく訪れることができます。

例えば、以下のようなルートが人気です:

  • 1-3日目:マドリード(スペイン)
  • 4-5日目:セビリア(スペイン)
  • 6-7日目:リスボン(ポルトガル)
  • 8-9日目:ポルト(ポルトガル)
  • 10日目:バルセロナ(スペイン)で帰国

このルートでは、スペインとポルトガルの魅力的な都市を効率よく巡ることができます。

マドリードでは王宮やプラド美術館、セビリアではフラメンコやヒラルダの塔、リスボンではベレンの塔やアルファマ地区、ポルトではワイナリー巡りが楽しめます。

一方で、移動に時間がかかるため、各都市での滞在時間が限られることはデメリットとして考慮すべきです。

特にセビリアからリスボンへの移動は、直行便がない場合が多く、陸路での移動となることもあります。

もし時間に余裕があれば、マドリードからトレドへの日帰り観光や、バルセロナからモンセラットへの小旅行も検討してみてください。

なぜならば、これらの小旅行は主要都市とは異なる魅力があり、旅の満足度を高めることができるからです。

ただし、欲張りすぎると移動で疲れてしまい、旅行を楽しめなくなる可能性もあります。

各都市で最低2泊することで、ゆとりをもった旅程を組むことをおすすめします。

このように考えると、10日間という限られた時間でも、スペインとポルトガルの魅力を十分に味わうことができるでしょう。

季節によって観光客の混雑度も変わりますので、旅行時期も考慮して計画を立ててみてください。

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どのくらい時間が必要?

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルを十分に楽しむためには、最低でも10日間、理想的には2週間の時間が必要です。

短すぎる旅行期間では両国の魅力を味わい尽くすことができません。

例えば、日数別の訪問可能範囲は以下のようになります:

旅行日数おすすめルート特徴
7日間マドリード→バルセロナ→リスボン主要都市のみ、やや慌ただしい
10日間マドリード→セビリア→リスボン→ポルト→バルセロナバランスの良い周遊が可能
14日間以上上記に加え、グラナダ、コルドバ、コインブラなどじっくり観光、小都市も訪問可能

これには移動時間も考慮する必要があります。

スペインとポルトガルは意外と広く、都市間の移動には半日から1日かかることもあります。

特にリスボンからマドリードまでは電車で約10時間かかりますので、移動日としてしっかり計画に入れておくべきです。

一方で、短期間でも主要都市だけを巡る濃縮プランなら可能です。

しかし、このような場合は観光スポットを厳選し、効率的な移動手段を選ぶことが重要になります。

もちろん、旅行のペースは人それぞれです。

美術館や史跡をじっくり見たい方、地元の食事や文化を体験したい方は、ゆとりのあるスケジュールを組むことをおすすめします。

何はともあれ、初めての訪問であれば最低でも各都市2泊ずつの滞在を確保し、移動による疲労を考慮したプランを立てるようにしましょう。

多くの旅行者が後悔するのは「もっと滞在したかった」ということです。

時間が許す限り、余裕を持った日程を組むことで、予期せぬトラブルがあっても対応できますし、思いがけない素敵な場所を発見したときに予定を変更する自由も生まれます。

このように言うと窮屈に感じるかもしれませんが、旅の醍醐味は予定通りに動くことではなく、その場所の雰囲気や文化に触れることにあります。

時間に追われる旅よりも、少ない場所でもゆっくりと味わう旅の方が、きっと心に残る思い出になるでしょう。

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何泊するのが理想的?

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルの主要都市をめぐる旅行では、合計で最低9泊10日、できれば12泊13日程度の滞在が理想的です。

都市ごとの推奨滞在日数は、その都市の規模や観光スポットの密集度によって異なります。

主要都市ごとの推奨滞在日数を見てみましょう:

都市名最低滞在日数理想的な滞在日数おすすめポイント
マドリード2泊3泊プラド美術館、王宮、日帰り小旅行の拠点として
バルセロナ2泊3泊サグラダファミリア、グエル公園、ゴシック地区
セビリア1泊2泊アルカサル、カテドラル、フラメンコ
リスボン2泊3泊ベレン地区、アルファマ地区、シントラへの日帰り
ポルト1泊2泊ワイナリー、ドウロ川クルーズ

これらを組み合わせると、主要5都市だけでも8〜13泊必要になります。

しかし、あまり欲張りすぎると移動に疲れてしまう可能性があります。

また、各都市での滞在が短すぎると、観光スポットを巡るだけで精一杯になり、街の雰囲気を楽しむ余裕がなくなります。

少なくとも、主要都市には2泊以上確保することをおすすめします。

もちろん、個人の旅行スタイルによっても最適な滞在日数は変わってきます。

美術館や歴史的建造物をじっくり見たい方は、各都市での滞在を長めに設定するとよいでしょう。

一方で、日程に制約がある場合は、重点を置きたい都市を2〜3つに絞り、そこでの滞在を充実させる方法もあります。

例えば、マドリードとリスボンに各3泊、その間にセビリアに2泊するというプランなら、8泊9日でも充実した旅になります。

このような理由から、初めてのスペイン・ポルトガル旅行では、主要都市に各2〜3泊ずつ滞在できるよう計画するのが理想的です。

移動日も考慮すると、全体で9〜12泊が良いでしょう。

ただし、移動時間も考慮する必要があります。

夜行列車やフライトを利用すれば時間を節約できますが、チェックイン・チェックアウトの時間や荷物の問題も発生します。

このように考えると、旅行日数が限られている場合は、欲張らずに都市を厳選することが大切です。

訪れる場所を減らしても、その分滞在の質を高めることで、より充実した旅行になるでしょう。

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スペイン・ポルトガル旅行のベストシーズンは?

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルへの旅行に最適な時期は、春(4〜6月)と秋(9〜10月)です。

これらの季節は気温が穏やかで、観光客も比較的少なく、屋外での観光を快適に楽しむことができます。

地域によって気候差があるため、より詳しい情報は「スペインの年間気温ガイド!都市別の気候と特徴、服装選びのポイント」、「ポルトガルの気温は年間でどう違う?地域別の気候と旅行最適シーズン」、を参考にすると、旅行計画がさらに立てやすくなります。」

季節ごとの特徴を詳しく見てみましょう:

季節平均気温特徴おすすめ度
4〜6月15〜25℃花が咲き乱れ、祭りも多い★★★★★
7〜8月25〜35℃以上暑さが厳しく、観光客が多い★★
9〜10月15〜25℃過ごしやすく、葡萄の収穫期★★★★★
11〜3月5〜15℃冷え込む日もあるが観光客は少ない★★★

春のスペインとポルトガルは、色とりどりの花々が咲き誇り、特にセビリアの「春祭り」やマドリードの「サン・イシドロ祭」などの伝統的な祭りが開催されます。

気温も過ごしやすく、日差しも心地よい時期です。

一方で、7〜8月の夏は、特に内陸部のマドリードやセビリアでは気温が40℃近くまで上昇することもあります。

また、ヨーロッパの夏休みシーズンと重なるため、観光地は非常に混雑し、宿泊費も高騰します。

秋は再び過ごしやすい気候に戻り、ポルトやドウロ渓谷ではワインの収穫祭が行われ、美しい紅葉も楽しめます。

観光客も夏に比べて減少するため、ゆったりと観光できるでしょう。

冬は比較的穏やかですが、北部や高地では冷え込むこともあります。

ただし、南部のアンダルシア地方は冬でも比較的温暖で、観光客も少なく、落ち着いた雰囲気で観光が楽しめます。

これらの理由から、スペインとポルトガル旅行のベストシーズンは春と秋です。

特に5月と9月は気候も観光客の数も理想的なバランスになります。

もちろん、旅行の目的によっても最適な時期は変わります。

例えば、セビリアの「セマナ・サンタ」(聖週間)を見たい場合は3〜4月、ポルトガルのビーチを楽しみたい場合は6〜9月がおすすめです。

このように、それぞれの季節に特徴があるため、自分の旅行目的や好みに合わせて時期を選ぶとよいでしょう。

ただし、夏の暑さは想像以上に厳しいことが多いので、特に暑さに弱い方は避けた方が無難です。

そのため、初めてスペイン・ポルトガルを訪れるなら、風薫る5月か、葡萄の収穫期である9月頃の旅行をおすすめします。

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避けるべき時期と注意点

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルへの旅行計画を立てる際、いくつか避けた方が良い時期や注意すべきポイントがあります。

快適な旅行のために、以下のような状況はできるだけ避けることをおすすめします。

まず、夏のピークシーズン(7月下旬〜8月)は特に注意が必要です。

この時期は以下の理由から避けるべきでしょう:

  • 猛暑:特に内陸部のマドリードやセビリアでは気温が40℃を超えることも珍しくありません。
  • 観光客の集中:ヨーロッパの長期休暇と重なるため、主要観光地は非常に混雑します。
  • 宿泊費の高騰:ホテルの料金は通常期に比べて30〜50%高くなることもあります。
  • 現地の休業:多くの地元のレストランやお店が夏休みで閉まっていることがあります。

また、特定の祝祭日や連休前後も注意が必要です。

例えば、イースター期間中のセビリアやバルセロナは宿泊施設が満室になりやすく、予約が取りにくくなります。

一方で、地域によって避けるべき時期も異なります。

例えば:

地域避けるべき時期理由
マドリード7〜8月極端な暑さ(日中40℃近く)
バルセロナ8月、クルーズ船到着日観光客の集中、地元民の夏季休暇
セビリア7〜8月世界で最も暑い都市の一つ
リスボン8月観光客の集中、価格高騰
北部地域11〜3月雨が多く、気温が低い

これらに加えて、スペインとポルトガルを訪れる際の一般的な注意点もあります。

例えば、祝日や日曜日は多くのお店や施設が閉まっていることが多いので、事前に営業日を確認することが大切です。

また、スリなどの軽犯罪も観光客が多いエリアでは発生します。

特にバルセロナのランブラス通りやリスボンの路面電車では注意が必要です。貴重品は分散して持ち歩き、バッグは常に視界に入れておくようにしましょう。

そして、現地の生活リズムも考慮すべきポイントです。

スペインとポルトガルではシエスタの習慣があり、多くのお店が昼過ぎから夕方まで閉まっていることがあります。

また、夕食は現地の人々は21時以降に取ることが多く、レストランも20時前はまだ準備中であることも少なくありません。

このように考えると、初めてスペイン・ポルトガルを訪れる場合は、極端な暑さと観光客の集中を避け、現地の生活リズムに合わせた旅程を組むことが大切です。

現地の文化や習慣を尊重することで、より充実した旅行体験ができるでしょう。

しかし、避けるべき時期にしか訪問できない場合でも、早朝や夕方の涼しい時間帯に観光する、予約を早めに取るなどの対策を講じれば、十分楽しむことができます。

事前の準備と適切な計画があれば、どの季節でもスペインとポルトガルの魅力を堪能できるでしょう。

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スペイン・ポルトガル旅行ルートの移動方法

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日本から飛行機での行き方と飛行時間

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日本からスペインとポルトガルへ向かう場合、飛行機が最も一般的な移動手段です。直行便と経由便のどちらを選ぶかによって、所要時間や快適さが大きく変わってきます。

東京からの主な飛行ルートと飛行時間を見てみましょう:

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行き先便の種類運航会社飛行時間特徴
マドリード直行便イベリア航空約13時間30分最も速く到着可能
マドリード経由便エミレーツ航空など約17〜20時間ドバイ経由、価格が安い場合も
バルセロナ経由便カタール航空など約16〜18時間ドーハ経由が一般的
リスボン経由便ルフトハンザ航空など約17〜19時間フランクフルト経由など

直行便は現在、東京ーマドリード間のイベリア航空便のみ運航しています。

週に数便の運航で、飛行時間は片道約13時間30分です。

時間を優先する場合や、乗り継ぎに不安がある方には直行便がおすすめです。

一方で、経由便は直行便よりも選択肢が多く、価格も比較的安い傾向にあります。

主な経由地はヨーロッパの主要都市(フランクフルト、パリ、アムステルダムなど)や中東(ドバイ、ドーハなど)です。

経由便の場合、トータルの所要時間は経由地や乗り継ぎ時間によって大きく変わり、16〜24時間ほどかかります。

また、スペインとポルトガル国内での移動にも飛行機は便利です。

例えば、マドリードからリスボンまでは飛行機で約1時間、バルセロナからポルトまでは約2時間です。

ただし、空港での手続きや移動を考えると、近距離であれば列車の方が便利な場合もあります。

初めてスペイン・ポルトガルを訪れる方には、往路は東京からマドリードへの直行便、復路はリスボンやバルセロナから経由便で帰国するというルートも人気です。

このように異なる都市から入出国する「オープンジョー」と呼ばれる旅程を選べば、同じ道を往復する必要がなく、効率的に周遊できます。

ただし、飛行機を利用する際には注意点もあります。

特に経由便を選ぶ場合は、乗り継ぎ時間に余裕を持たせること(最低でも2時間以上)が重要です。

また、LCC(格安航空会社)を利用する場合は、荷物制限や空港からの交通手段も事前に確認しておきましょう。

そして、旅行シーズンによって航空券の価格は大きく変動します。

一般的に、4〜5月や9〜10月のオフシーズンは比較的リーズナブルな価格で航空券を入手できます。

逆に7〜8月のハイシーズンは2倍近く高くなることもあるため、早めの予約がおすすめです。

このように考えると、飛行機での移動は時間を大幅に節約できる反面、コストがかかるという特徴があります。

実際の予算や滞在日数に合わせて、最適な移動手段を選ぶとよいでしょう。

なお、時差についても触れておきましょう。

日本とスペイン・ポルトガルの時差は、夏時間で7時間、冬時間で8時間(日本が進んでいる)です。

長時間のフライトと時差の影響を考慮して、到着後1日目は無理な予定を入れないようにすることをおすすめします。

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スペインとポルトガルの主要都市間を飛行機で移動

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルの主要都市間を移動する際、飛行機は時間を大幅に節約できる交通手段です。

特に遠距離の移動や限られた旅行日程の場合、飛行機の利用は非常に便利です。

両国の主要都市間の飛行機での移動時間と運航会社を見てみましょう:

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区間飛行時間主な運航会社便数目安片道料金目安
マドリード⇔バルセロナ1時間15分イベリア航空、ブエリング航空1日20便以上40〜120€
マドリード⇔リスボン1時間10分イベリア航空、TAP1日6〜8便50〜150€
マドリード⇔ポルト1時間20分イベリア航空、TAP1日3〜4便60〜160€
バルセロナ⇔リスボン2時間ブエリング航空、TAP1日4〜5便60〜180€
バルセロナ⇔セビリア1時間40分ブエリング航空、ライアンエアー1日5〜6便40〜130€
リスボン⇔ファロ45分TAP1日8〜10便30〜90€

飛行機での移動の大きなメリットは何といっても移動時間の短縮です。

例えば、マドリードからバルセロナまでは列車でも3時間程度ですが、リスボンからバルセロナなら列車だと10時間以上かかるところ、飛行機なら2時間程度で到着します。

また、LCC(格安航空会社)を利用すれば、予算を抑えることも可能です。

ブエリング航空、ライアンエアー、イージージェットなどが両国内で運航しており、セールを利用すれば片道30€程度から航空券を入手できることもあります。

一方で、飛行機移動にはいくつか注意点もあります。

まず、空港は一般的に都市中心部から離れていることが多いため、空港へのアクセス時間と空港でのチェックイン時間(国際線なら出発2時間前、国内線なら1時間前が目安)を考慮する必要があります。

例えば、マドリードのバラハス空港は市内から地下鉄で約30分、バルセロナのエル・プラット空港は市内からエアポートバスで約35分かかります。

リスボン空港は比較的市内に近く、メトロで15分程度でアクセスできます。

そして、LCCを利用する場合は、追加料金に注意が必要です。

預け荷物料金、座席指定料金、空港チェックイン料金などが基本運賃に含まれていないことが多いため、最終的な総額を確認しましょう。

例えば、ライアンエアーの場合、預け荷物は1個につき15〜25€の追加料金がかかります。

ただし、これらのことを考慮しても、限られた日程で効率よく両国を周遊したい場合、飛行機での移動は非常に効果的です。

特におすすめなのは以下のようなケースです:

  • マドリード/バルセロナとリスボン/ポルト間の移動
  • スペイン南部(アンダルシア地方)と北部(バルセロナなど)の移動
  • ポルトガル本土と南部のアルガルヴェ地方の移動

航空券予約のコツとしては、出発の2〜3か月前から価格をチェックし始め、良い価格を見つけたら早めに予約することです。

特に夏季や祝祭日前後は価格が高騰する傾向にあります。

なお、飛行機でのスペイン・ポルトガル間の移動は国際線扱いとなりますが、両国ともシェンゲン協定加盟国のため、パスポートコントロールは簡易的です。

ただし、身分証明書(パスポート)は必ず携帯しましょう。

このように、飛行機を上手に活用することで、限られた旅行期間でもスペインとポルトガルの主要都市を効率よく巡ることができます。

特に距離の離れた都市間の移動や、時間を節約したい場合には、飛行機の利用を検討してみるとよいでしょう。

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電車で効率よく周遊する方法

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルは鉄道網が発達しており、電車を利用した周遊は景色を楽しみながらゆったりと移動できる魅力があります。

特に高速鉄道を活用すれば、短時間で主要都市間を移動することができます。

スペインとポルトガルの主要な鉄道サービスは以下の通りです:

鉄道種類特徴主要路線
スペインAVE(高速鉄道)最高時速300km以上マドリード⇔バルセロナ、マドリード⇔セビリア
スペインAlvia, Avant中距離高速列車マドリード⇔バレンシア、マドリード⇔サンセバスチャン
ポルトガルAlfa Pendular最高時速220kmリスボン⇔ポルト⇔ファロ
ポルトガルIntercidades都市間特急リスボン⇔コインブラ⇔ポルト
国際列車Lusitania夜行列車マドリード⇔リスボン
国際列車Celta日中運行ポルト⇔ビーゴ(スペイン)

電車で効率よく周遊するためのポイントとしては、以下のことが挙げられます。

まず、事前予約が重要です。

特にAVEなどの高速列車は人気が高く、当日券は高額になったり売り切れたりすることがあります。

スペインの鉄道公式サイト「Renfe」やポルトガルの「CP」では、出発の60日前から予約が可能で、早期予約割引も適用されます。

例えば、マドリード⇔バルセロナ間のAVEは通常60〜100ユーロですが、早期予約なら30ユーロ程度で購入できることもあります。

また、鉄道パスの利用も検討する価値があります。

「Eurail Spain Pass」や「Eurail Spain-Portugal Pass」を購入すれば、指定された日数内であれば回数無制限で乗車できます。

ただし、AVEなどの高速列車では座席予約料(約10ユーロ)が別途必要となります。

そして、主要都市をつなぐルートとしては、以下のような周遊コースが人気です:

  • マドリード⇔セビリア(AVE:約2時間30分)
  • セビリア⇔コルドバ(AVE:約45分)
  • リスボン⇔ポルト(Alfa Pendular:約2時間45分)
  • マドリード⇔リスボン(Lusitania夜行列車:約10時間)

例えば、マドリードからスタートして、AVEでセビリアへ移動し、そこからバスでポルトガル国境を越えてファロへ、さらに鉄道でリスボン、ポルトと巡るルートがあります。

一方で、電車での周遊にはいくつか注意点もあります。

特にスペインとポルトガルの国境を越える列車は便数が限られており、マドリード⇔リスボン間の夜行列車「Lusitania」は1日1往復のみです。

また、地方都市へのアクセスは鉄道よりもバスの方が便利な場合もあります。

このような理由から、電車だけでなく、必要に応じてバスや国内線飛行機も組み合わせることで、より効率的な周遊が可能になります。

例えば、セビリアからリスボンへの移動は直行列車がないため、バスを利用するのが一般的です(所要時間約6時間)。

実際に旅行する際は、各都市での滞在時間を十分に確保できるよう、移動日をしっかり計画することが大切です。

また、特に夏場は車内の冷房が強いことがあるので、羽織るものを用意しておくとよいでしょう。

少なくとも、スケジュールに余裕を持たせることも重要です。

ヨーロッパの鉄道は基本的に時間通りに運行されますが、遅延が発生することもあります。

特に接続列車がある場合は、乗り換え時間に余裕を持たせると安心です。

このように、電車での周遊は景色を楽しみながらリラックスして移動できる大きなメリットがあります。

特に高速列車を活用すれば、飛行機よりもチェックイン時間や空港アクセスの手間が省け、都市の中心部から中心部へ直接移動できる便利さがあります。

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夜行列車を活用したプラン

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルの周遊において、夜行列車を活用すると宿泊費の節約と移動時間の有効活用ができます。

特に長距離移動の場合、夜間に移動することで昼間の観光時間を最大限に活用できるメリットがあります。

現在運行中の主要な夜行列車サービスは以下の通りです:

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列車名路線所要時間運行頻度料金目安
Lusitaniaマドリード⇔リスボン約10時間毎日1往復座席60€〜、個室120€〜
Trenhotelバルセロナ⇔グラナダ約12時間週数往復座席50€〜、個室100€〜
Sud Expressリスボン⇔エンデンシア約9時間毎日1往復座席45€〜、個室90€〜

特に注目すべきは「Lusitania」で、スペインの首都マドリードとポルトガルの首都リスボンを結ぶ唯一の直通列車です。

この列車は毎日1往復運行しており、マドリードを21:43に出発し、リスボンには翌朝8:19に到着します。

逆方向はリスボンを21:25に出発し、マドリードには翌朝8:40に到着します。

夜行列車には通常、3つの座席クラスがあります:

  • リクライニングシート:最も安価なオプションで、航空機のビジネスクラスのような広めのリクライニングシート
  • ツーリストベッド(Turista Cama):4人または6人で共有する個室コンパートメント
  • プリファレンスベッド(Preferente Cama):1〜2人用の個室で、シャワーとトイレ付きの場合もあり

夜行列車を活用した効率的な周遊プランの例として、以下のようなルートが考えられます:

10日間のスペイン・ポルトガル周遊プラン

1日目:マドリード到着、市内観光
2日目:マドリード観光
3日目:日中はマドリード観光、夜にLusitania夜行列車でリスボンへ
4日目:朝リスボン到着、市内観光
5日目:リスボン観光、シントラへの日帰り観光も可能
6日目:日中列車でポルトへ(約3時間)
7日目:ポルト観光
8日目:日中飛行機でバルセロナへ
9日目:バルセロナ観光
10日目:バルセロナから帰国

このプランでは、マドリードからリスボンへの移動に夜行列車を利用することで1泊分の宿泊費を節約できます。

また、昼間の貴重な観光時間を移動に費やすことなく、効率よく両国の主要都市を巡ることができます。

一方で、夜行列車を利用する際の注意点もいくつかあります。

まず、事前予約が必須です。

特に夏季やホリデーシーズンは満席になることが多いため、2〜3か月前からの予約をおすすめします。

また、快適な睡眠のために個室(Preferente)の利用を検討する価値があります。

予算に余裕がある場合は、共有コンパートメント全体を予約するという選択肢もあります。

そして、安全面についても注意が必要です。

貴重品は常に身につけ、コンパートメントのドアはしっかりとロックしておきましょう。

特に共有コンパートメントを利用する場合は、セキュリティケーブルなどで荷物を固定するとより安心です。

なお、夜行列車の設備は一般的に古いものが多く、最新の高速列車や航空機と比べると快適性では劣る場合があります。

軽い寝具と耳栓を持参すると、より快適に過ごせるでしょう。

このように、夜行列車を活用することで時間と予算を効率的に使いながらスペインとポルトガルを周遊することができます。

特に長距離移動を夜間に行うことで、限られた旅行日程でより多くの観光スポットを訪れることができるのは大きなメリットです。

ただし、夜行列車での移動は通常のホテルでの睡眠ほど質の高い休息が取れない可能性もあるため、翌日の予定は少し余裕を持たせると良いでしょう。

RENFE(スペイン国鉄)の公式サイトで「Lusitania(ルシタニア)」列車の運行状況を確認できます: https://www.renfe.com/es/en

また、CP(ポルトガル鉄道)の公式サイトでも確認できます
https://www.cp.pt/passageiros/en

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レンタカーでの移動も可能?

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルを旅行する際、レンタカーでの移動は十分に可能であり、自由度の高い旅を楽しみたい方には特におすすめです。

公共交通機関では行きにくい小さな村や美しい田園風景を自分のペースで訪れることができます。

レンタカー利用のメリットとデメリットをまず確認してみましょう:

メリットデメリット
自分のペースで移動できる大都市の交通渋滞や駐車場探しが大変
公共交通機関が少ない地方へ行ける片道乗り捨て料金が高額な場合がある
時間に縛られない自由さがある高速道路の通行料がかかる場合がある
荷物の心配が少ない国境を越える場合に追加料金が発生することも
複数人での移動なら費用対効果が高い燃料費や駐車場代などの追加費用がかかる

スペインとポルトガルでレンタカーを利用する際の基本情報は以下の通りです:

  • 運転に必要な書類:国際運転免許証と日本の運転免許証(両方必要)、パスポート、クレジットカード
  • 最低年齢:通常21歳以上(25歳未満は追加料金が発生することが多い)
  • 主なレンタカー会社:Europcar、Avis、Hertz、Sixt(国際的な会社)、Goldcar、Record(ローカル会社)
  • レンタル料金目安:1日40〜80€(車種や時期によって変動)

実際にレンタカーで周遊するのに適したルートとしては、以下のようなプランが考えられます:

スペイン・アンダルシア地方周遊(7日間): マラガ空港→ロンダ→セビリア→コルドバ→グラナダ→マラガ

  • 総走行距離:約600km
  • 見どころ:白い村々、セビリアのアルカサル、コルドバのメスキータ、グラナダのアルハンブラ宮殿

ポルトガル・リスボン〜ポルト周遊(5日間): リスボン→オビドス→ナザレ→コインブラ→アヴェイロ→ポルト

  • 総走行距離:約400km
  • 見どころ:中世の城壁都市オビドス、ナザレの断崖、コインブラ大学、アヴェイロの運河

ただし、レンタカーでの移動にはいくつか注意点もあります。

まず、大都市では駐車場が少なく高額なことが多いため、マドリード、バルセロナ、リスボンなどの大都市内ではレンタカーを使わず、公共交通機関を利用する方が便利です。

また、国境を越える場合は事前に許可が必要な場合があり、追加料金が発生することもあります。

レンタル前に必ず国境越えの条件を確認しましょう。

一般的には大手レンタカー会社であれば、追加料金(30〜100€程度)で国境越えが可能です。

そして、スペインとポルトガルの高速道路は通行料がかかる区間が多いです。

特にポルトガルでは電子通行料システム(Via Verde)を採用している高速道路もあり、事前にレンタカー会社でトランスポンダー(通行料自動支払い装置)をレンタルすると便利です。

そこで、効率的なレンタカー利用としては、例えば「マドリードで2泊観光した後、レンタカーを借りてトレドやセゴビアなどの周辺都市を巡り、その後バルセロナまで移動して返却」といった使い方がおすすめです。

もしかしたら不安に思う方もいるかもしれませんが、両国とも道路状況は良好で、高速道路網も整備されています。

道路標識も国際的に理解しやすいものが多く、GPSナビゲーションを利用すれば初めての方でも安心して運転できるでしょう。

ただし、スペインの小さな町では非常に狭い道や一方通行が多いため、コンパクトカーを選ぶと運転しやすいです。

また、マニュアル車が一般的ですので、オートマチック車を希望する場合は事前に予約時に指定し、追加料金を確認しておくことをおすすめします。

このように、レンタカーはスペインとポルトガルの魅力的な地方を自由に巡るのに最適な手段です。

特に小さな村や田園地帯、ワイナリーなどを訪れたい場合には、レンタカーがあると行動範囲が大幅に広がります。

公共交通機関とうまく組み合わせることで、より充実した旅を楽しめるでしょう。

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バス移動のメリット、デメリット

イメージ:ヨーロッパ冒険紀行

スペインとポルトガルを旅行する際、バスでの移動は鉄道や飛行機とは異なる特徴があります。

長距離バスは両国で広く発達しており、多くの都市や町を結んでいます。

バス移動の特徴を理解することで、旅行プランをより効率的に立てることができるでしょう。

バス移動の主なメリットとデメリットは以下の通りです:

メリットデメリット
料金が安い(鉄道の半額程度の場合も)所要時間が長い(鉄道や飛行機より時間がかかる)
鉄道が通っていない地方都市にもアクセス可能座席の快適性は会社によりばらつきがある
予約が比較的取りやすい高速道路の渋滞で遅延することがある
市街地中心部から発着することが多い長時間の乗車は体力を消耗する
Wi-Fi完備の近代的なバスが増えている乗り物酔いしやすい人には向かない

スペインの主要バス会社はALSA、Avanzaなど、ポルトガルではRede Expressos、Eva Transportesなどがあります。

また、両国間を結ぶ国際バスも運行されています。

例えば、セビリア⇔ファロ、マドリード⇔リスボンなどの路線があります。

主要区間のバス所要時間と料金の目安は以下の通りです:

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区間所要時間片道料金目安運行頻度
マドリード⇔リスボン約8〜9時間40〜60€1日2〜3便
マドリード⇔バルセロナ約7〜8時間30〜50€1日多数
セビリア⇔リスボン約6〜7時間35〜50€1日1〜2便
リスボン⇔ポルト約3時間30分15〜25€1日多数
セビリア⇔グラナダ約3時間15〜25€1日多数
リスボン⇔ファロ約3時間30分15〜25€1日多数

バス移動が特に便利なケースとしては、以下のような場合が挙げられます:

  • セビリアからポルトガルのアルガルヴェ地方(ファロなど)への移動
  • マドリードから地方都市(サラマンカ、アビラなど)への日帰り観光
  • リスボンからポルトガル各地への移動
  • 鉄道が通っていない小都市間の移動

一方で、快適さを重視する場合や、時間が限られている場合は、長距離のバス移動は避けた方が良いこともあります。

特にマドリード⇔バルセロナのような長距離区間では、高速列車(AVE)の方が圧倒的に速く快適です。

また、バスを利用する際の注意点もいくつかあります。

例えば、人気路線や祝日前後は早めの予約が必要です。

特に夏季のビーチリゾートへ向かうバスや、お祭りのシーズンには満席になることが多いです。

そして、長距離バスでは途中に休憩停車がありますが、短い場合が多いので、必要に応じて飲み物や軽食を持参すると良いでしょう。

最近の長距離バスは設備が充実していますが、会社によって快適性に差があるため、口コミを確認しておくと安心です。

実際の経験からすると、4時間以内の移動であればバスも十分快適ですが、それ以上の長距離では、特に夜行バスでない限り、鉄道や飛行機の方が体力的な負担が少ないと言えます。

このように考えると、スペインとポルトガルを周遊する際には、長距離移動には鉄道や飛行機を利用し、それらが通っていない区間や短距離移動にはバスを活用するという組み合わせが理想的です。

特に予算を重視する旅行者や、地方の小さな町も訪れたい場合には、バスは非常に役立つ交通手段となるでしょう。

なお、バスの予約は各社の公式ウェブサイトや、Omio、GoEuroなどの比較サイトで行うことができます。

現地でも主要バスターミナルの窓口で当日券を購入することは可能ですが、確実に座席を確保するためには事前予約をおすすめします。

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スペイン・ポルトガル旅行ルートを効率的に計画する方法を総括

  • 10日間の周遊コースが一般的でバランスが良い
  • マドリード、セビリア、リスボン、ポルト、バルセロナの主要5都市を巡るルートが人気
  • 両国を十分に楽しむには最低10日間、理想的には2週間が必要
  • 各都市での最低滞在日数は2泊が推奨される
  • 春(4〜6月)と秋(9〜10月)が最適な旅行シーズン
  • 夏(7〜8月)は猛暑と観光客の集中で避けるべき時期
  • 日本からは東京-マドリード間の直行便が最速で約13時間30分
  • 両国内の移動には飛行機、高速鉄道、夜行列車、バス、レンタカーなどの選択肢がある
  • スペインの高速鉄道AVEはマドリード⇔バルセロナを約3時間で結ぶ
  • マドリード⇔リスボン間はLusitania夜行列車で約10時間かかる
  • レンタカーは地方の小さな村や田園地帯を訪れるのに最適
  • バス移動は料金が安く鉄道が通っていない地方都市にもアクセス可能
  • 大都市内ではレンタカーよりも公共交通機関の利用が便利
  • 移動日をしっかり計画し滞在時間を十分確保することが重要
  • 早期予約で交通機関や宿泊施設の料金を抑えられる
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