ミラノへのご旅行計画、心躍りますね。
ファッションや芸術、歴史的建造物があふれるこの美しい街で、思い出に残る滞在をするためには、拠点となるホテル選びがとても大切です。
しかし、異国の地でのホテル探しは、言葉の心配や文化の違い、数多くの選択肢に、どの情報を信じれば良いのか迷ってしまう日本人旅行者の方も少なくないでしょう。
「観光に便利な立地はどこだろう?」「日本語が通じなくても大丈夫かな?」「治安の良いエリアは?」「バスタブ付きの部屋はあるの?」といった様々な疑問や不安が頭をよぎるかもしれません。
この記事では、そんなミラノでのホテル選びに悩む日本人旅行者の皆さんに向けて、安心して快適な滞在を叶えるための情報を網羅的にご紹介します。
おすすめのホテルリストはもちろん、観光の拠点となる主要エリアの詳しい解説、気になる現地の治安状況、ホテル料金が高騰する時期と賢い予約のコツ、日本人には欠かせない客室設備の情報、そして空港からホテルまでスムーズに移動する方法まで、具体的なアドバイスを盛り込みました。
この記事が、あなたのミラノ旅行における最適なホテル選びの一助となり、素晴らしい旅の思い出作りのお役に立てれば幸いです。
- 日本人旅行者にとって利便性が高く、比較的安心して滞在できるミラノの具体的なホテル候補とその特徴
- ドゥオーモ周辺、中央駅周辺など、ミラノの主要エリアごとの特色とホテル選びのポイント
- 日本語対応の期待度やバスタブの有無など、日本人旅行者が気になる設備やサービスの実際のところ
- 治安、料金が高騰する時期、予約のコツ、空港からのアクセスといった、ホテル選びに関連する重要な周辺情報
ミラノでホテル選び!日本人におすすめを厳選紹介

- 日本人向けおすすめホテル7選
- エリア解説①:ドゥオーモ周辺・ブレラ地区
- エリア解説②:中央駅周辺でアクセス抜群
- エリア解説③:ナヴィリオ地区の雰囲気は?
- 日本語対応は?安心の宿泊施設タイプ紹介
- 実際に泊まった日本人の口コミ・評価は?
日本人向けおすすめホテル7選

ミラノでのホテル選び、特に言葉や文化の違いに不安を感じる日本人旅行者にとっては、少しでも安心できる場所を選びたいものですよね。
ここでは、立地の良さ、日本人旅行者からの評判、そしてバスタブ付き客室の有無などを考慮して、ミラノ滞在を快適にしてくれる可能性のあるホテルを7つご紹介します。
選定にあたっては、観光の拠点となるドゥオーモ周辺や、空港や他都市への移動に便利なミラノ中央駅周辺を中心に、日本人旅行者の口コミ評価が高いホテルを選びました。
ただし、日本語を話すスタッフが常にいるとは限らず、またバスタブの有無も部屋タイプによって異なります。
これらの点は、予約前に各ホテルへ直接確認されることを強くおすすめします。
以下に、おすすめのホテルをリストアップしました。
価格帯はシーズンや予約時期、部屋タイプによって大きく変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
ミラノ ✕ 日本人旅行者向けホテル早見表(2025年5月)
ホテル名 URL | エリア/最寄り駅 | 価格帯目安 (€) | 日本人向けポイント | 事前確認ポイント |
---|---|---|---|---|
①Hotel Spadari al Duomo https://www.spadarihotel.com/ | ドゥオーモ周辺(Duomo駅2‑3分) | 200〜 | Superior 以上にバスタブ付き/観光の起点に最適 | バスタブは部屋タイプ限定—予約時に要リクエスト |
②Hotel Brunelleschi https://www.hotelbrunelleschi.net/ | Missori駅1分(ドゥオーモ徒歩圏) | 180〜 | 広めの客室が多く、バスタブ or シャワー選択可 | “Bathtub or shower”表記なので確約は要問合せ |
③Starhotels Anderson https://www.starhotels.com/en/our-hotels/anderson-milan/ | ミラノ中央駅前(出口から約30 m) | 150〜 | 空港バス乗り場至近/日本語口コミ多く清潔感◎ | “駅直結”ではなく駅前—横断歩道を渡る距離 |
④NYX Hotel Milan https://www.leonardo-hotels.com/milan/nyx-hotel-milan | 中央駅徒歩2分 | 150〜 | デザイン性が高くスタイリッシュな雰囲気/朝食で寿司など和食が並ぶ日も(口コミベース) | 和食提供は固定サービスではない—期待する場合は事前確認 |
⑤Hotel Berna https://uvethotels.com/hotelberna/en/home-2/ | 中央駅徒歩3分 | 140〜 | 無料ミニバー全室/スタッフ対応に定評 | ミニバーはソフトドリンク中心 |
⑥Hotel Cavour https://www.hotelcavour.it/ja/ | モンテナポレオーネ通り5分 | 200〜 | 老舗の落ち着き/Executive Room にジャグジー+ハマム | 浴槽・スパ設備は上位カテゴリーのみ |
⑦UNA HOTELS Galles Milano https://www.unaitalianhospitality.com/it/soggiorni/una-hotels-galles-milano | Corso Buenos Aires(Lima駅直上) | 130〜 | 屋内プール&スパ/大型スーパー隣接で長期滞在向き | スパは要事前予約・時間制限あり |
ワンポイント補足
- 価格帯は通常期の参考値。4月サローネ国際家具見本市・9月ファッションウィークなど繁忙期は1.5〜2倍まで高騰します。
- “日本人向け設備”は部屋タイプや時期で変わるため、予約フォームの備考欄に
Request for a room with bathtub / Japanese breakfast
など具体的に記載すると確実です。 - 言語面が不安なら、日本語対応OTA(楽天トラベル・Booking.com日本語版など)経由での予約がおすすめです。
- 「日本人向けポイント」は口コミやホテル情報を基にしたものであり、確約するものではありません。
- 特に設備(バスタブ等)やサービス(日本語対応等)は予約時に必ずご確認ください。
これらのホテルは、ミラノの主要な観光スポットや交通拠点へのアクセスが良い場所に位置しています。
例えば、ドゥオーモ周辺のホテルなら、大聖堂やヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアへ歩いてすぐです。
中央駅周辺のホテルは、マルペンサ空港やリナーテ空港へのシャトルバス乗り場、そしてイタリア各地へ向かう鉄道駅に近く、移動が多い旅程の方には特に便利でしょう。
注意点として、ミラノでは国際的な見本市(特に4月のサローネ国際家具見本市)やファッションウィーク(主に2月、9月)の期間中は、ホテルの宿泊料金が通常期の1.5倍から2倍以上に高騰することがあります。
もし渡航時期を選べるのであれば、これらの期間を避けるか、かなり早めに予約を済ませることをお勧めします。
また、バスタブ付きの客室を希望される場合は、予約サイトの設備欄で確認するだけでなく、予約確定前にホテルへ直接メールなどで問い合わせるとより確実です。
イタリアのホテルではシャワーのみの客室も一般的ですので、事前の確認が大切になります。
今回ご紹介したホテルが、あなたのミラノでのホテル選びの参考になれば幸いです。
ご自身の予算や旅の目的、重視するポイントに合わせて、最適な一軒を見つけてください。
情報参照元:
- 各ホテル公式サイト(上記表内にリンク記載)(2025年5月アクセス)
- Booking.com (https://www.booking.com/)(2025年5月アクセス)
- Expedia (https://www.expedia.co.jp/)(2025年5月アクセス)
- 旅行関連口コミサイト(2025年5月アクセス)
- 筆者の体験
エリア解説①:ドゥオーモ周辺・ブレラ地区

ミラノを訪れるなら、まず名前が挙がるのが「ドゥオーモ周辺」と、それに隣接する「ブレラ地区」でしょう。
このエリアはミラノ観光の中心地であり、歴史的な建造物、ショッピング、アート、グルメが集まる、非常に魅力的な場所です。
特に初めてミラノを訪れる方や、滞在時間が限られている方にとって、拠点とするのに最適なエリアと言えます。
その理由は、何と言っても圧倒的な利便性にあります。
ミラノの象徴であるドゥオーモ(大聖堂)はもちろん、豪華なアーケードのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア、世界的に有名なスカラ座などがすべて徒歩圏内に集まっています。
ブレラ地区に入れば、イタリアルネサンス絵画の宝庫であるブレラ絵画館があり、美術好きにはたまらないでしょう。
具体的にこのエリアでの過ごし方を考えてみましょう。
まずドゥオーモ広場では、荘厳な大聖堂の外観に圧倒され、時間があればぜひ内部や屋上テラス(エレベーターまたは階段で昇降可能)からの眺めも楽しみたいところです。
ガッレリアでは、美しい装飾を眺めながら散策したり、歴史あるカフェで休憩したりするのも素敵です。
ショッピングに関しても、ガッレリア内の高級ブランド店から、すぐ近くにある百貨店「リナシェンテ」、そしてファッションの中心地であるモンテナポレオーネ通りへも歩いてアクセスできます。
一方、ドゥオーモの北側に広がるブレラ地区は、少し落ち着いた雰囲気が漂います。
石畳の細い道が続き、おしゃれなブティック、アンティークショップ、画廊、カフェやレストランが軒を連ねています。
特にVia BreraやVia Fiori Chiariといった通りは、散策するだけでも楽しいエリアです。
夕方になると、多くのお店でアペリティーボ(食前酒とおつまみを楽しむ習慣)が始まり、ミラノらしい時間を過ごせます。
このエリアのメリットと注意点をまとめると、以下のようになります。
- メリット:
- 主要観光スポットへ徒歩でアクセスできる最高の立地。
- ショッピングや食事の選択肢が非常に豊富。
- 地下鉄(M1、M3 Duomo駅など)が利用でき、他のエリアへの移動も容易。
- 日中は活気があり、夜も比較的遅くまで賑わっている場所が多い。
- ミラノらしい華やかさと、ブレラ地区の芸術的な雰囲気を両方楽しめる。
- デメリット・注意点:
- ホテル宿泊料金は、他のエリアと比較して高くなる傾向があります。
- 世界中からの観光客で常に混雑しており、特にハイシーズンは非常に賑やかです。
- 治安は比較的良好ですが、ドゥオーモ広場周辺や混雑する場所では、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意が必要です。
貴重品の管理はしっかりと行いましょう。 - レストランやカフェは観光客向けの価格設定となっているお店も少なくありません。
- ミラノ中央駅からは地下鉄で約10分と、少し距離があります。
空港へのアクセスは、中央駅へ移動するか、リナーテ空港へはタクシーやバスが選択肢となります。
このように、ドゥオーモ周辺・ブレラ地区は、ミラノ観光を満喫するための利便性が非常に高いエリアです。
ホテルの予算が許せば、滞在拠点として検討する価値は十分にあります。
ただし、常に多くの人が行き交うエリアでもあるため、人混みが苦手な方や、より静かな滞在を好む方は、他のエリアも合わせて検討すると良いでしょう。
情報参照元:
- ミラノ市観光情報サイト (例: YesMilano https://www.yesmilano.it/)(2025年5月アクセス)
- ブレラ絵画館公式サイト (https://pinacotecabrera.org/)(2025年5月アクセス)
- ミラノ交通局 (ATM) 公式サイト (https://www.atm.it/)(2025年5月アクセス)
- 各種旅行ガイドブック、旅行情報サイト(2025年5月アクセス)
- 筆者の体験
エリア解説②:中央駅周辺でアクセス抜群

ミラノでの滞在において、移動の利便性を最も重視するなら、ミラノ中央駅(Milano Centrale)周辺は非常に有力な選択肢となります。
このエリアは、その名の通りミラノの陸の玄関口であり、空港アクセス、イタリア国内の他都市への移動、そしてミラノ市内の交通網への接続、そのすべてにおいて抜群の利便性を誇ります。
中央駅周辺に滞在する最大の理由は、やはりその交通アクセスの良さにあります。
まず空港アクセスですが、ミラノの主要な3つの空港(マルペンサ空港、リナーテ空港、ベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港)すべてへのシャトルバスが中央駅前から発着しています。
マルペンサ空港へは、直通列車「マルペンサ・エクスプレス」も利用でき、重い荷物を持っての移動も比較的スムーズに行えます。
次に、イタリア国内の移動です。
中央駅はイタリア国鉄(Trenitalia)や高速鉄道イタロ(Italo)の主要ハブ駅となっており、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマといった人気の観光都市へ向かう列車が多数発着します。
日帰りで近郊都市へ足を延ばす際や、イタリア周遊旅行の拠点としても、この上なく便利な立地です。
さらに、ミラノ市内の移動も簡単です。
駅には地下鉄のM2(緑線)とM3(黄線)が乗り入れており、例えばM3に乗れば、観光の中心であるドゥオーモまで乗り換えなしで約5〜10分で到着します。
トラムやバス路線も駅前広場から多数発着しているため、市内の様々な場所へアクセスしやすいでしょう。
駅周辺には、国際的なホテルチェーンから比較的手頃な価格帯のホテルまで、数多くの宿泊施設が点在しています。
前述したホテルの中では、Starhotels Anderson、NYX Hotel Milan、Hotel Bernaなどがこのエリアに該当します。
選択肢が豊富なため、予算に合わせて選びやすいのも魅力の一つです。
中央駅周辺エリアのメリットと注意点を整理してみましょう。
- メリット:
- 空港(マルペンサ、リナーテ、ベルガモ)へのアクセスが非常に良い。
- イタリア各地への鉄道移動がスムーズ。
- 地下鉄、トラム、バスなど市内交通の結節点であり便利。
- ホテルの選択肢が豊富で、価格帯も多様。
- 早朝出発や深夜到着のフライト・列車を利用する場合に特に便利。
- 駅構内や周辺には、カフェ、売店、手荷物預かり所など旅行者向けの基本的な施設が揃う。
- デメリット・注意点:
- 駅周辺は常に多くの人が行き交い、やや雑然とした雰囲気があります。
観光地のような華やかさはあまり期待できません。 - 治安に関して注意が必要です。
特に駅構内や周辺、人混みの中ではスリや置き引きが報告されています。
夜間の一人歩きや、駅の裏手など人通りの少ない場所へ行くことは避けるのが賢明です。
貴重品の管理には常に気を配ってください。 - ドゥオーモなどの主要観光スポットへは、徒歩ではなく地下鉄などでの移動が基本となります。
- 「ミラノらしい」おしゃれなレストランやショップは、ドゥオーモ周辺やブレラ地区に比べると少ないかもしれません。
- 駅周辺は常に多くの人が行き交い、やや雑然とした雰囲気があります。
このように、中央駅周辺は交通の利便性を最優先する方、特に空港利用や都市間移動が多い旅程の方には最適なエリアです。
ホテルの選択肢も多いですが、滞在を決める際には、治安に関する注意点を理解し、ホテルの具体的な立地(駅の正面側か、少し離れているかなど)も確認することをおすすめします。
情報参照元:
- ミラノ中央駅公式サイト情報 (Trenitalia https://www.trenitalia.com/, Italo https://www.italotreno.it/)(2025年5月アクセス)
- マルペンサ・エクスプレス公式サイト (https://www.malpensaexpress.it/)(2025年5月アクセス)
- ミラノ空港公式サイト (SEA Aeroporti di Milano https://www.milanairports.com/)(2025年5月アクセス)
- ミラノ交通局 (ATM) 公式サイト (https://www.atm.it/)(2025年5月アクセス)
- 各種旅行情報サイト、口コミサイト(2025年5月アクセス)
- 筆者の体験
エリア解説③:ナヴィリオ地区の雰囲気は?

ミラノの中心地であるドゥオーモ周辺や、交通の要所である中央駅周辺とは一味違った魅力を放つのが、南西部に位置する「ナヴィリオ地区」です。
このエリアは、ミラノを流れる2つの運河、ナヴィリオ・グランデ(Naviglio Grande)とナヴィリオ・パヴェーゼ(Naviglio Pavese)沿いに広がっており、独特の雰囲気を持つことで知られています。
もし、あなたが「いかにも観光地」ではない、ミラノのローカルな活気やおしゃれな夜の雰囲気に触れてみたいなら、ナヴィリオ地区は面白い選択肢となるでしょう。
この地区の最大の特徴は、やはり運河沿いの景観と、そこに集まる人々が作り出す賑やかな雰囲気です。
かつてはミラノの物流を支えた歴史ある運河ですが、現在はその両岸にレストラン、バール(カフェ兼バー)、個性的なショップ、アートギャラリーなどが軒を連ねています。
特に夕暮れ時から夜にかけて、ライトアップされた運河沿いはロマンチックな雰囲気に包まれ、多くのお店が「アペリティーボ」と呼ばれるハッピーアワー(ドリンク一杯の料金で軽食ビュッフェが楽しめる習慣)を提供し始めると、仕事帰りの地元の人々や若者たちで大変な賑わいを見せます。
具体的にナヴィリオ地区で体験できることとしては、まず運河沿いの散策が挙げられます。
水辺の景色を眺めながら歩くだけでも気持ちが良いものです。
そして、ぜひ体験してほしいのがアペリティーボ。
様々なお店が工夫を凝らしたおつまみを用意しているので、いくつかのお店を覗いてみるのも楽しいかもしれません。
また、毎月最終日曜日には、ナヴィリオ・グランデ沿いで大規模なアンティークマーケット(Mercatone dell’Antiquariato)が開かれます。
家具、雑貨、古着、アクセサリーなど様々な骨董品やヴィンテージ品が並び、多くの人で賑わうため、この日に合わせて訪れるのもおすすめです。
ナヴィリオ地区のメリットと注意点をまとめてみます。
- メリット:
- 運河沿いのロマンチックで活気のある、他のエリアにはない雰囲気を楽しめる。
- ミラノ名物のアペリティーボを体験するのに最適なエリア。
- 個性的なブティック、ヴィンテージショップ、アートギャラリー巡りが楽しい。
- 大規模なアンティークマーケット(毎月最終日曜)は一見の価値あり。
- ドゥオーモ周辺などに比べて、少しローカルなミラノを感じられる可能性がある。
- デメリット・注意点:
- ドゥオーモなどの主要観光スポットからは、地下鉄M2(緑線)のポルタ・ジェノヴァ(Porta Genova FS)駅から徒歩となり、少し距離があります(中心部から約10~15分)。
- 夜は非常に賑わいますが、特に週末は大変混雑し、騒がしいと感じる人もいるかもしれません。
- 夜間、特に運河沿いから少し離れた暗い路地や、酔っ払いが増える時間帯には、治安への注意が必要です。
人通りの少ない場所は避けるようにしましょう。 - ホテルの選択肢は、ドゥオーモ周辺や中央駅周辺と比較するとやや少ない傾向です。
アパートメントタイプの宿泊施設(短期賃貸など)は比較的見つけやすいかもしれません。 - アンティークマーケット開催日は、周辺が非常に混雑します。
ナヴィリオ地区は、日中は比較的落ち着いていますが、夜になるとガラッと表情を変える、活気あふれるエリアです。
ミラノの夜を楽しみたい方や、型にはまらないユニークなショップ、アンティークなどに興味がある方には特におすすめできます。
滞在拠点として考える場合は、夜の賑やかさや中心部からの距離を考慮に入れると良いでしょう。
地下鉄駅からのアクセスや、夜間の周辺の雰囲気などを事前に調べておくと安心です。
情報参照元:
- ミラノ市観光情報サイト (例: YesMilano https://www.yesmilano.it/)(2025年5月アクセス)
- ミラノ交通局 (ATM) 公式サイト (https://www.atm.it/)(2025年5月アクセス)
- ナヴィリオ・グランデ骨董市に関する情報 (各イベント情報サイト等で確認)(2025年5月アクセス)
- 各種旅行ガイドブック、旅行情報サイト(2025年5月アクセス)
- 筆者の体験
日本語対応は?安心の宿泊施設タイプ紹介

海外旅行、特にヨーロッパでの滞在では、言葉の壁が心配事の一つですよね。
「ミラノで日本語が通じるホテルはあるの?」という疑問を持つ方も多いと思います。
正直にお伝えすると、ミラノで日本人スタッフが常にいて、いつでも完璧な日本語対応を保証してくれるホテルを見つけるのは、残念ながら非常に難しいのが現状です。
予約サイトなどで「日本語対応」と表示されていても、実際には対応できるスタッフが限られていたり、常駐ではなかったりするケースがほとんどと考えてよいでしょう。
しかし、完全に諦める必要はありません。
日本語対応が確実でなくとも、日本人旅行者が比較的安心して利用しやすい宿泊施設の「タイプ」や、そうした施設を探すためのヒントはあります。
ここでは、いくつかの宿泊施設のタイプと、それぞれの特徴や探し方のポイントをご紹介します。
大手国際ホテルチェーン世界的に展開している大手ホテルチェーン(マリオット、ヒルトン、アコーホテルズなど)や、イタリア資本でも国際的な基準を持つホテル(スターホテルズなど)は、設備やサービスの質が安定している傾向にあります。
英語でのコミュニケーションはほぼ問題なく、マニュアル化された対応が期待できるため、言葉以外の面での安心感は高いでしょう。
まれに日本人スタッフが在籍していることもありますが、基本的には期待しない方が賢明です。
価格帯はやや高めになることが多いです。
日本人経営・運営の宿泊施設(B&B、アパートメントなど)数は非常に少ないですが、ミラノにも日本人オーナーが経営・運営しているB&B(ベッド&ブレックファスト)や短期賃貸アパートメントが存在する可能性があります。
こうした施設では、オーナーと直接日本語でやり取りできるため、言葉の心配は大きく軽減されます。
現地の細かな情報なども日本語で聞けるかもしれません。
探し方としては、「ミラノ 日本人経営 B&B」「ミラノ 日本人オーナー アパート」といったキーワードでインターネット検索を試みることになりますが、情報が見つけにくい場合もあります。
個人経営が多いため、予約方法や支払い方法が限られる可能性も考慮しておきましょう。
日系旅行会社が提携・推奨するホテルHISやJTBといった日本の大手旅行会社が、パッケージツアーで利用したり、個別に推奨したりしているホテルがあります。
これらのホテルは、日本人客の受け入れに慣れている可能性が高く、過去の日本人利用者のフィードバックが反映されていることも期待できます。
また、万が一トラブルがあった際に、旅行会社を通じてサポートを受けやすいというメリットも考えられます。
ただし、旅行会社経由での予約は、個人手配に比べて料金が割高になる場合があります。
予約サイトの口コミを活用して探すホテルBooking.comやExpedia、TripAdvisorなどの大手ホテル予約サイトや口コミサイトを活用する方法です。
「日本語」でフィルター検索をかけたり、ホテル検索結果の中から日本人の口コミが多いホテルを探したりします。
レビューを読むことで、「スタッフが片言の日本語を話してくれた」「英語が苦手でも親切に対応してくれた」「バスタブがあって快適だった」といった、実際の利用者の体験談を知ることができます。
これが、日本語対応や設備に関するリアルな情報を得る一番現実的な方法かもしれません。
ただし、口コミは個人の体験に基づくものであり、常に同じサービスが受けられるとは限らない点には注意が必要です。
これらの宿泊施設タイプの特徴をまとめると、以下のようになります。
宿泊施設タイプ | 特徴・探し方 | メリット | デメリット・注意点 |
大手国際 ホテルチェーン | 予約サイトで検索。 安定したサービス。 | 設備充実、英語対応ほぼ確実 | 日本語期待薄、価格高め |
日本人経営の宿 (B&B/アパート) | 「ミラノ 日本人経営」等で検索。 個人HP等。 | 言葉の安心感、アットホーム | 数少ない、情報探しにくい、予約方法限定的 |
日系旅行会社 推奨ホテル | HIS, JTB等のサイトで確認。 日本人慣れしている可能性。 | サポート期待、日本人慣れ | 選択肢限られる、割高な場合も |
予約サイトの 口コミ活用 | Booking.com等で 日本人レビュー多いホテル検索。コメント熟読。 | 実体験に基づく情報、掘り出し物も | 情報の確実性低い、手間がかかる、日本語対応は運次第 |
どのタイプの宿泊施設を選ぶにしても、「日本語が通じるのが当たり前」とは思わず、簡単な英語や翻訳アプリ、指差し会話帳など、コミュニケーションを補助するツールを準備しておくと、より安心して滞在できるでしょう。
言葉の壁を完全に解消することは難しくても、これらの情報を参考に、ご自身にとって最も安心できるスタイルの宿泊施設を見つけてください。
情報参照元(2025年5月アクセス):
- Booking.com (https://www.booking.com/)
- Expedia (https://www.expedia.co.jp/)
- TripAdvisor (https://www.tripadvisor.jp/)
- HIS (https://www.his-j.com/)
- JTB (https://www.jtb.co.jp/)
- 各ホテルチェーン公式サイト
実際に泊まった日本人の口コミ・評価は?

ミラノでのホテル選び、候補がいくつか絞れてきても、最後の決め手に悩むことがありますよね。
そんな時、非常に役立つのが、実際にそのホテルに宿泊した他の日本人旅行者による口コミや評価です。
ホテルの公式サイトやパンフレットだけでは分からない、リアルな滞在体験を知ることができるため、ホテル選びの失敗を防ぐ上でとても重要な情報源となります。
例えば、以下のような情報を口コミから得られる可能性があります。
- 部屋の清潔さや広さの実際の感想
- シャワーの水圧、お湯の出具合、エアコンの効き具合といった設備の詳細
- Wi-Fiの接続状況(速度や安定性)
- 日本人にとって気になるバスタブの有無や深さ、ウォシュレットの設置状況
- スタッフの対応(親切さ、英語が苦手な旅行者への配慮など)
- 朝食の内容や質、混雑具合
- ホテルの周辺環境(夜道の明るさ、近くにある便利な店、騒音の有無など)
- 写真では分からなかった点(建物の古さ、隣室の音漏れなど)
これらの情報は、快適な滞在を左右する重要なポイントですが、公式情報だけではなかなか分かりません。
以下に、最初の見出しでご紹介したおすすめホテルの7選の口コミ、評価を表にまとめました。
日本人クチコミで見る 7 ホテルの“リアルな評判”早見表(2025年5月時点)
ホテル | 日本語クチコミ平均評価 | コメント件数めやす | 良かった点(日本人の声 抜粋) | 気になった点/注意 |
---|---|---|---|---|
①Hotel Spadari al Duomo | 9.3/10 (Agoda) (アゴダ) | ~1,900 件中 日本語30+ | 「全てのスタッフの気持ちよい対応に感謝」「立地抜群で観光に便利」(アゴダ) | バスタブ付きは上位カテゴリのみ・早めのリクエスト必須 |
②Hotel Brunelleschi | 8.6/10 (Agoda) (アゴダ) | 日本語40+ | 「部屋が広く浴槽あり」「朝食が充実」「ドゥオーモ徒歩すぐ」(Booking.com) | シャワーカーテン無しで床が濡れるとの指摘あり(Booking.com) |
③Starhotels Anderson | 9.0/10 (Expedia) (エクスペディア) | 日本語20+ | 「中央駅前で空港移動が楽」「朝食種類が多い」「スタッフ親切」(エクスペディア) | “駅直結”ではなく横断歩道一本—雨天は傘必須 |
④NYX Hotel Milan | 8.6/10 (Booking) (Booking.com) | 日本語60+ | 「新しく清潔」「ネスプレッソ&フリードリンクが嬉しい」「駅至近で深夜着も安心」(Booking.com) | 和食コーナーは日替わり—必ずしも毎日ある訳ではない |
⑤Hotel Berna | 9.0/10 (Trip.com) (トリップドットコム 公式サイト|航空券・ホテル・列車予約ならTrip.com) | 日本語50+ | 「無料ミニバー&ウェルカムコーヒー」「駅近で便利」「スタッフ対応◎」(トリップドットコム 公式サイト|航空券・ホテル・列車予約ならTrip.com) | 建物はやや旧い/外出時キー預ける運用が煩わしいとの声 |
⑥Hotel Cavour | 9.0/10 (Expedia) (エクスペディア) | 日本語25+ | 「立地最高で買い物に便利」「部屋清潔・バスローブ有」「スタッフが親切」(Booking.com) | 朝食会場が手狭・天井低めで落ち着かないという意見(エクスペディア) |
⑦UNA HOTELS Galles Milano | 8.5/10 (Booking) (Booking.com) | 日本語70+ | 「部屋・バスルームとも広め」「朝食がとても充実」「地下鉄Lima駅すぐ」(Booking.com) | 設備の老朽化・排水遅いとの指摘/プール・スパは要予約(エクスペディア) |
件数は大手オンライン旅行代理店で「言語フィルター:日本語」をかけた概数。
ワンポイント補足
- 最新レビュー:料金やサービスは変動するので、予約前に必ず直近の日本語レビューを再確認しましょう。
- リクエスト文例:バスタブ希望なら「I would like a room with a bathtub if available.」、高層階希望なら「High floor, please.」を備考欄へ。
- 朝食重視派:Berna と Galles が和洋+温かいメニューまで多彩と好評。
- 移動重視派:中央駅前の Anderson/NYX/Berna は空港バス・国鉄ともドアツードア感覚。
オンライン旅行代理店で口コミを見る際には、いくつか注意したい点があります。
- 情報の新しさ:設備やサービスは変化することがあるため、できるだけ新しいレビューを参考にしましょう。
- 具体性:単に「良かった」「悪かった」だけでなく、具体的な理由が書かれているレビューを重視します。
- 多角的な視点:一つのサイトだけでなく、複数のサイトの評価を比較検討することをおすすめします。
- 評価の偏り:極端に良い評価や悪い評価ばかりのレビューは、少し慎重に見た方が良いかもしれません。全体の評価分布も確認しましょう。
- 投稿者の属性:可能であれば、自分と似たような旅行スタイル(一人旅、家族旅行など)の人のレビューを参考にすると、より役立ちます。
口コミはあくまで個人の主観的な感想ですが、多くの人の意見を総合的に見ることで、そのホテルの実像に近いイメージを掴むことができます。
「思ったより良かった」「事前に知っていたので問題なかった」など、期待値を適切に設定するためにも、ぜひ口コミ情報を活用してみてください。
情報参照元(2025年5月アクセス):
- Booking.com (https://www.booking.com/)
- Expedia (https://www.expedia.co.jp/)
- Agoda (https://www.agoda.com/ja-jp/)
- 楽天トラベル (https://travel.rakuten.co.jp/)
- TripAdvisor (https://www.tripadvisor.jp/)
- Google Search, X, Instagram 等 (ハッシュタグ検索)
ミラノのホテル:日本人が安心できる選び方

- 治安は?安全エリアの見極め方
- 注意!料金が高騰する時期と予約のコツ
- 楽天・HISを活用する
- バスタブは?欲しい設備チェックリスト
- 空港からホテルへ迷わず移動する方法
治安は?安全エリアの見極め方

海外旅行でホテルを選ぶ際、周辺の治安は非常に気になるポイントですよね。
ミラノはヨーロッパ有数の大都市であり、経済やファッションの中心として活気がありますが、治安状況については日本とは異なる点が多く、注意が必要です。
全体としては比較的安全な都市と言えますが、特に観光客を狙ったスリや置き引きといった軽犯罪は日常的に発生しているため、滞在エリアの選定と滞在中の心がけが重要になります。
まず理解しておきたいのは、ミラノでは「絶対に安全」と言い切れるエリアはないということです。
しかし、エリアによって犯罪の発生率や雰囲気に違いがあるのは事実です。
一般的に、観光客が多く訪れるエリアの治安傾向は以下のようになります。
- ドゥオーモ周辺・ブレラ地区:
前述の通り、ミラノ観光の中心地です。
日中は多くの観光客や地元の人々で賑わい、比較的安心して過ごせるでしょう。
ただし、人が密集するドゥオーモ広場やガッレリア、地下鉄の駅などはスリが多発する場所として知られています。
夜も人通りはありますが、一本路地に入ると暗くなる場所もあるため油断は禁物です。 - 中央駅周辺:
こちらも前述の通り、交通の要所であり常に多くの人が行き交います。
そのため、駅構内や周辺ではスリや置き引きのリスクが他のエリアより高いとされています。
特に夜間や早朝は雰囲気が変わり、駅の裏手や人通りの少ない場所は避けるべきです。
ホテルを選ぶ際は、駅の正面側の大通りに近いかなどを確認すると良いでしょう。 - ナヴィリオ地区:
夜に賑わうエリアですが、週末などは非常に混雑し、酔っ払いなども多く見られます。
運河沿いの明るい場所は比較的安全ですが、少し離れた暗い路地や、深夜の単独行動は注意が必要です。
これらの主要エリア以外にも、一般的に高級住宅街や落ち着いた雰囲気の地区は比較的安全とされていますが、観光客がわざわざ訪れることは少ないかもしれません。
逆に、観光客があまり足を踏み入れない一部の郊外地区や特定の通り(例えばVia Padova周辺など)は、治安上の懸念が指摘されることもあります。
では、どのようにして安全なエリアを見極め、対策すればよいのでしょうか。
ホテル選びのポイント:
- 立地を確認する:
ホテルが面している通りや、最寄り駅からの道のりをGoogle マップのストリートビューなどで事前に確認しましょう。
夜間の雰囲気を想像し、街灯が少なく暗い道や、人通りが極端に少ない場所は避けるのが無難です。 - 口コミを参考にする:
ホテル予約サイトの口コミで、治安に関するコメント(「夜遅く帰っても安心だった」「周辺が少し怖かった」など)をチェックします。
ただし、個人の感覚差もあるため、複数の意見を参考にしましょう。
滞在中の基本的な防犯対策:
- 貴重品は厳重に管理する:
- バッグは体の前で持ち、口はしっかり閉める。リュックサックは前に抱える。
- 財布やスマートフォンをズボンの後ろポケットなど、無防備な場所に入れない。
- 多額の現金は持ち歩かず、貴重品は分散して持つ。パスポートはホテルのセーフティボックスに保管し、コピーを持ち歩く。
- 常に周囲に注意を払う:
- 人混みや公共交通機関内では特に警戒する。
- 不審な人物が近づいてきたり、妙に馴れ馴れしく話しかけてきたりしたら、距離を取る。
ミサンガを無理やり巻いてきたり、署名を求めてきたりする手口にも注意。 - レストランやカフェで席に荷物を置いたまま離れない。椅子にかけず、膝の上などに置く。
- 夜間の行動は慎重に:
- できるだけ一人歩きは避け、明るく人通りの多い道を選ぶ。
- 深夜の外出は控えるか、タクシーを利用する。流しのタクシーは避け、正規のタクシー乗り場から乗るか、ホテルで呼んでもらうのが安全です。
ミラノの治安について過度に心配する必要はありませんが、「日本と同じ感覚で大丈夫」と思わないことが大切です。
基本的な防犯意識を持って行動すれば、多くのトラブルは避けることができます。
最新の治安情報については、外務省の海外安全ホームページや在ミラノ日本国総領事館のウェブサイトなども参考にすると良いでしょう。
情報参照元(2025年5月6日アクセス):
- 外務省 海外安全ホームページ (https://www.anzen.mofa.go.jp/)
- 在ミラノ日本国総領事館 (https://www.milano.it.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
- ミラノ市警察 (Polizia Locale Milano) 情報 (関連ニュース等)
- 各種旅行ガイドブック、旅行情報サイト、口コミサイト
- 筆者の体験
注意!料金が高騰する時期と予約のコツ

ミラノ旅行の計画を立てる際、航空券と並んで大きな費用となるのがホテル代です。
そして、ミラノのホテル料金は、時期によって大きく変動するということを知っておく必要があります。
特に特定の期間は、驚くほど料金が高騰し、予算を大幅に超えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
賢く予約するためのコツを知っておくことが、快適でお得なミラノ滞在につながります。
ミラノに限らずイタリア全体のホテル相場や、より幅広い視点での宿泊先の選び方について事前に理解を深めておくと、さらに賢い予算計画が立てられます。
そうした情報については、「イタリアのホテル相場を知って失敗しない!宿泊先の選び方を解説」の記事で、主要都市の料金比較やシーズン別変動などを詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
では、なぜ、そしていつミラノのホテル料金は高騰するのでしょうか。
ミラノは国際的なビジネスとファッション、デザインの都市であり、年間を通じて多くの大規模な見本市やイベントが開催されます。
これらの期間中は、世界中から関係者やバイヤー、観光客が集中するため、ホテルの需要が一気に高まり、料金が跳ね上がるのです。
特に注意が必要なのは以下の時期です。
- ミラノ・サローネ国際家具見本市 (Salone del Mobile):
通常、毎年4月に開催される世界最大級の家具・デザインの見本市です。
この期間とその前後は、ミラノのホテルが最も混雑し、料金もピークに達します。
通常期の1.5倍から、場合によっては3倍以上になることも珍しくありません。(参考:2026年は4月7日~12日に開催予定) - ミラノ・ファッションウィーク (Milano Fashion Week):
主にレディースコレクションが2月と9月、メンズコレクションが1月と6月に開催されます(具体的な日程は毎年変動します)。
ファッション業界の関係者やメディア、モデルなどで街が華やぎますが、同時にホテルの予約も取りにくくなり、料金が高騰する傾向にあります。 - その他の大規模見本市・イベント食品関連の「Tuttofood」、観光見本市「BIT」など:
上記以外にも年間を通じて様々な分野の国際的な見本市が「Fiera Milano」などの会場で開催されます。
これらの期間もホテル需要が高まる可能性があります。 - 一般的な観光シーズン夏休み期間(特に7月、8月)や、ヨーロッパの連休にあたるイースター(復活祭)期間、クリスマスから年末年始にかけても、世界中からの観光客が増えるため、ホテル料金は上昇傾向を示します。
これらの時期にミラノ旅行を計画している場合、あるいは費用を抑えたいと考えている場合は、以下の予約のコツを参考にしてみてください。
- とにかく早めに予約する:
これが最も基本的かつ効果的な方法です。
特に料金が高騰する時期に旅行が決まっている場合は、数ヶ月前、可能なら半年前を目安に予約を検討しましょう。
早期予約割引プランが見つかることもありますし、選択肢も豊富です。 - 可能であれば時期をずらす:
もし旅行時期を自由に選べるのであれば、上記のような大規模イベントや観光のピークシーズンを避けるのが賢明です。
少し時期をずらすだけで、ホテル代を大幅に節約できる可能性があります。 - 複数の予約サイトを比較する:
同じホテル、同じ部屋タイプでも、利用する予約サイト(Booking.com, Expedia, Agodaなどの海外サイト、楽天トラベルなどの日系サイト、ホテルの公式サイト)によって料金やプラン内容(朝食の有無、キャンセル条件など)が異なることがあります。
手間はかかりますが、いくつか比較してみる価値はあります。 - キャンセル無料プランを活用する:
まだ予定が確定していないけれど、とりあえずホテルを押さえておきたい場合や、後でより良い条件のホテルが見つかる可能性に備えたい場合は、「キャンセル無料」のプランで予約しておくのが便利です。
ただし、キャンセル可能な期限は必ず確認し、不要になった場合は忘れずにキャンセル手続きを行いましょう。
料金は通常、返金不可プランより少し高めに設定されています。 - パッケージツアーも検討する:
航空券とホテルがセットになったパッケージツアーが、個別に手配するよりも結果的に安くなることがあります。
特に繁忙期は、旅行会社が一定数の部屋を確保している場合もあるため、選択肢の一つとして検討してみると良いでしょう。
料金が高騰する時期を知り、これらの予約のコツを活用することで、予算内で希望に合ったホテルを見つけやすくなります。
ミラノでの快適な滞在のために、ぜひ早めの計画と情報収集を心がけてください。
情報参照元:
- Salone del Mobile.Milano 公式サイト (https://www.salonemilano.it/)(2025年5月アクセス)
- Camera Nazionale della Moda Italiana (ミラノファッションウィーク主催団体) 公式サイト (https://www.cameramoda.it/)(2025年5月アクセス)
- Fiera Milano (見本市会場) 公式サイト (https://www.fieramilano.it/)(2025年5月アクセス)
- Booking.com (https://www.booking.com/)(2025年5月アクセス)
- Expedia (https://www.expedia.co.jp/)(2025年5月アクセス)
- 各種旅行情報サイト(2025年5月アクセス)
楽天・HISを活用する

ミラノのホテルを予約する際、Booking.comやExpediaといった海外の予約サイトがよく使われますが、私たち日本人にとって馴染み深い「楽天トラベル」や旅行会社「HIS」のウェブサイトを活用するのも有効な選択肢です。
これらのサイトを利用するメリットは、単に日本語で予約できる安心感だけではありません。
ポイントプログラムや独自のキャンペーンを上手に使えば、お得にホテルを予約できる可能性があります。
ここでは、楽天トラベルとHISを活用した予約テクニックをご紹介しましょう。
まず、これらの日系サイトを利用する大きなメリットは、やはり「日本語での安心感」です。
サイトの表示はもちろん、予約手続きのステップ、キャンセルポリシーの説明などが全て日本語なので、海外サイトの利用に不安を感じる方でもスムーズに予約を進められます。
ホテル情報も、日本人旅行者が気になるポイント(バスタブの有無など)が分かりやすく記載されていることもあります。
さらに、各社ならではの「お得」なポイントがあります。
楽天トラベルを活用する
- 楽天ポイントを最大限活用:
楽天トラベルでの予約は、楽天ポイントが貯まり、また貯まっているポイントを使うことも可能です。
普段から楽天市場などで楽天ポイントを貯めている方にとっては大きなメリットでしょう。
「楽天トラベルスーパーSALE」のような大型セール期間中や、ポイントアップキャンペーン開催時を狙うと、さらにお得になることがあります。 - クーポンをチェック:
楽天トラベルでは、海外ホテルで利用できる割引クーポンが定期的に配布されています。
「〇〇円OFF」や「〇%OFF」といったクーポンがないか、予約前に必ず確認しましょう。 - 楽天カード利用:
楽天カードで支払うことで、ポイント還元率がアップする場合があります。 - 絞り込み検索:
予約サイト内の検索フィルターで、「日本語スタッフ」「バスタブ付き」といった条件や、日本人の口コミ評価で絞り込んでホテルを探すことも可能です。(ただし、情報の完全性は保証されません)
HISを活用する
- オンラインセールや早割を狙う:
HISのウェブサイトでは、オンライン限定のセールや早期予約割引(早割)プランが提供されることがあります。
定期的にサイトをチェックしてみましょう。 - クーポンを利用する:
メールマガジン登録などで入手できるクーポンが使える場合があります。 - パッケージツアーと比較する:
HISは旅行会社なので、ホテル単体だけでなく、航空券とホテルがセットになったパッケージツアー(フリープランなど)も豊富です。
特に繁忙期などは、個人で手配するよりもトータルでお得になるケースがありますので、比較検討してみる価値があります。 - 店舗や現地サポート(可能性):
オンラインでの予約が不安な場合、HISの実店舗で相談することも可能です(ただし、オンライン限定価格などは適用されない場合があります)。
また、ミラノにはHISの支店があるため(2025年5月時点)、ホテル単体予約でのサポート範囲は確認が必要ですが、万が一の際に日本語で相談できる可能性があるという安心感もあります。
両サイトに共通する注意点と比較の重要性
これらの日系サイトは便利でお得な面もありますが、注意点もあります。
- 価格:
必ずしも海外の予約サイトやホテル公式サイトと比較して最安値とは限りません。
為替レートの影響も受けるため、複数のサイトで料金を比較することが重要です。 - ホテル掲載数:
海外大手サイトに比べると、掲載されているホテルの数が少ない場合があります。
特に小規模なホテルやB&Bなどは見つかりにくいかもしれません。 - 情報の量:
口コミの数や最新性という点では、海外大手サイトの方が多い傾向にあります。
以下に簡単な比較表を載せておきます。
項目 | 楽天トラベル | HIS |
安心感 | ◎ (日本語サイト) | ◎ (日本語サイト、店舗/現地サポート可能性) |
ポイント | ◎ (楽天ポイント) | ○ (Ponta/dポイントの場合あり、要確認) |
クーポン/セール | ○ (定期クーポン、SALE) | ○ (オンラインセール、早割) |
掲載ホテル数 | △ (海外サイト比) | △ (海外サイト比) |
価格競争力 | △ (要比較) | △ (要比較) |
パッケージツアー | △ | ◎ (航空券セットも強い) |
結論として、楽天トラベルやHISは、日本語での安心感を重視する方や、ポイントを有効活用したい方にとって魅力的な選択肢です。
ただし、最もお得な予約をするためには、これらのサイトだけに絞らず、海外の予約サイトやホテルの公式サイトとも料金やプラン内容を比較検討する一手間を惜しまないことをお勧めします。
情報参照元:
- 楽天トラベル (https://travel.rakuten.co.jp/)(2025年5月6日アクセス)
- HIS (https://www.his-j.com/)(2025年5月6日アクセス)
- 各ポイントプログラム公式サイト (楽天ポイント、Ponta、dポイント)(2025年5月6日アクセス)
バスタブは?欲しい設備チェックリスト

日本のホテルに慣れていると、客室にある様々な設備を当たり前のように感じてしまいますが、ミラノをはじめとするヨーロッパのホテルでは、その「当たり前」が通用しないことが多々あります。
特に、お風呂に関する設備や、ちょっとお湯を沸かしたい時、足元のリラックスアイテムなどは、日本とは勝手が違うことを理解しておく必要があります。
快適なミラノ滞在のためにも、予約前にホテルの設備をしっかり確認し、必要に応じて準備をしていくことが大切です。
なぜこれほど設備確認が重要なのでしょうか。
それは、文化や習慣の違い、そしてホテルや部屋のランクによって標準とされる設備が大きく異なるからです。
例えば、日本ではビジネスホテルでもユニットバスにバスタブが付いているのが一般的ですが、ヨーロッパではシャワーのみのバスルームが主流です。
そこで、日本人旅行者がミラノのホテルを予約する際に、特に確認しておきたい主な設備とその注意点をリストアップしてみました。
【ミラノホテル 欲しい設備チェックリスト】
設備 | 日本との違い・注意点 | 確認ポイント・対策 |
バスタブ | シャワーのみの客室が非常に多いです。バスタブがあっても浅かったり、洗い場がなかったりします。 | 予約サイトの設備詳細で「バスタブ」「浴槽」の記載を必ず確認。部屋タイプによって有無が異なることが多いので注意。「バスルーム付き」はシャワーのみを指す場合あり。口コミも参考になりますが、確実なのはホテルへの直接問い合わせです。 |
ウォシュレット | 設置されているホテルは非常に稀です。高級ホテルでも期待しない方が良いでしょう。トイレ横に「ビデ」というお尻洗浄用の陶器があることは多いですが、日本人には使い慣れないかもしれません。 | 携帯型のウォシュレットを持参するのも一つの方法です。 |
湯沸かしポット | 客室に備え付けられていないことが多い設備です。コーヒーメーカー(エスプレッソマシンタイプが多い)はあっても、お湯だけを沸かす機能がない場合があります。 | 設備詳細で「電気ポット」「湯沸かしポット」「コーヒー/ティーメーカー」の記載を確認。なければ持参するか、フロントで借りられないか尋ねてみましょう(ただし、貸し出しがないホテルも多いです)。 |
スリッパ | 日本のように用意されていないのが一般的です。中級以上のホテルや特定の客室タイプでは提供されることもあります。 | 持参するのが最も確実です。気になる方は予約サイトの設備欄や口コミをチェックしましょう。 |
冷蔵庫(空きスペース) | 小型冷蔵庫自体は「ミニバー」として設置されていることが多いですが、中には有料の飲み物がぎっしり詰まっていて、自分で購入したものを冷やすスペースがない場合があります。 | 設備詳細で「冷蔵庫」の有無を確認。ミニバーと記載されている場合は、空きスペースがあるか事前に確認すると安心です。 |
エアコン | 夏のミラノは暑くなるため、エアコンは重要です。比較的新しいホテルや改装されたホテルには通常ありますが、歴史ある建物を利用したホテルや安価なホテルでは未設置、または効きが悪い可能性も考慮しましょう。 | 予約サイトで「エアコン付き」の記載を確認。特に夏場の滞在では必須項目です。 |
無料Wi-Fi | ほとんどのホテルで提供されていますが、客室での接続が有料だったり、速度が遅かったり、接続が不安定だったりすることもあります。 | 予約サイトで「無料Wi-Fi」の記載を確認。速度や安定性については、口コミが参考になります。 |
コンセント/USBポート | イタリアのコンセントは主に丸ピン2穴のCタイプか、少し大きいFタイプです。電圧は230V。日本の電化製品を使うには形状変換プラグが必須で、製品によっては変圧器も必要になります。USB充電ポートが壁やデスクに設置されているホテルも増えています。 | 変換プラグ(C/Fタイプ対応のマルチタイプが便利)は必ず持参しましょう。USBポートの有無は新しいホテルほど期待できます。 |
ヘアドライヤー | ほとんどのホテルに備え付けられていますが、壁備え付け型で風力が弱いタイプも少なくありません。 | 設備欄で確認できます。髪型にこだわりがある方は、使い慣れたものを持参する方が良いかもしれません(電圧対応確認要)。 |
このように、日本の常識が通用しない設備は意外と多くあります。
予約サイトの情報は便利ですが、「〇〇付き」と書かれていても、それが具体的にどのようなものなのか、必ずしも詳細までは分かりません。
特にバスタブや湯沸かしポットなど、ご自身の滞在に不可欠だと考える設備については、予約サイトの情報を鵜呑みにせず、最新の口コミを確認したり、可能であればホテルに直接メールなどで問い合わせたりするのが最も確実な方法と言えるでしょう。
少しの手間をかけることで、現地での「困った!」や「がっかり…」を防ぐことができます。
このチェックリストを参考に、ご自身の希望に合った設備のあるホテルを見つけて、快適なミラノ滞在を実現してください。
情報参照元:
- 筆者の体験
- Booking.com (https://www.booking.com/)(2025年5月アクセス)
- Expedia (https://www.expedia.co.jp/)(2025年5月6日アクセス)
- 各種旅行情報サイト (海外ホテルの設備に関する一般的な情報)(2025年5月アクセス)
- イタリア観光情報サイト (コンセント形状・電圧に関する情報)(2025年5月アクセス)
空港からホテルへ迷わず移動する方法

長いフライトを終えてようやくミラノに到着!でも、ここからが最後の難関、空港から予約したホテルまでどうやって移動するか、ですよね。
特に初めての土地では、スムーズに移動できるかどうかが旅の第一印象を大きく左右します。
そもそも日本からミラノへのフライト、特に2024年に新たに就航した羽田からの直行便について詳しく知りたい方は、「2024年就航!ミラノ-東京直行便の魅力と活用法|完全ガイド」の記事が役立ちます。
フライトスケジュールやマルペンサ空港での動き方など、より快適な渡航計画の参考になるでしょう。
さて、ミラノには主に3つの空港があり、それぞれ市内中心部への距離やアクセス方法が異なります。
事前に自分の利用する空港と、そこからホテルへの最適な移動手段を調べておくことが、「迷わず移動する」ための何よりの秘訣です。
まず、ミラノの主要な空港とそれぞれの特徴を知っておきましょう。
- ミラノ・マルペンサ空港 (MXP):
日本からの直行便など、国際線の多くが発着するミラノ最大の空港です。
市内中心部からは北西約50kmと少し離れています。 - ミラノ・リナーテ空港 (LIN):
市内中心部から東へ約7kmと最も近い空港です。
主にイタリア国内線やヨーロッパ域内路線が利用します。 - ベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港 (BGY):
LCC(格安航空会社)が多く利用する空港で、ミラノの東約50kmに位置します。
「ミラノ・ベルガモ空港」とも呼ばれます。
これらの空港からミラノ市内(特にホテルが多く集まる中央駅周辺やドゥオーモ周辺)へ向かう主な交通手段には、以下のようなものがあります。
- 鉄道(マルペンサ・エクスプレス):
マルペンサ空港からのみ利用可能。ミラノ中央駅行きと、市内西部のカドルナ駅(地下鉄M1/M2接続)行きの2路線があります。
渋滞の心配がなく、時間が読みやすいのがメリットです。 - 空港シャトルバス:
3つの空港すべてからミラノ中央駅へ向けて、複数のバス会社が運行しています。
料金が比較的安価なのが魅力ですが、交通状況によっては時間がかかる場合があります。 - タクシー:
各空港の到着ロビーを出たところに正規のタクシー乗り場があります。
料金は最も高くなりますが、ホテルまで直接行けるので荷物が多い時や深夜・早朝の到着には便利です。
空港と市内間は定額料金が設定されている場合もあります(乗車前に確認推奨)。 - 地下鉄+路線バス(主にリナーテ空港):
市内に最も近いリナーテ空港からは、2022年に開通した地下鉄M4(青線)が市内中心部(サン・バビラ駅など)へ直結しており、非常に便利になりました。
路線バスも利用可能です。 - 専用送迎サービス:
事前にオンラインなどで予約するプライベートまたは乗り合いの送迎サービスです。
料金はタクシーと同等かそれ以上になることが多いですが、ドライバーがネームボードを持って待っていてくれる、料金が確定しているなどの安心感があります。
中には日本語対応可能なサービスもあります。
どの移動手段を選ぶかは、予算、時間、荷物の量、ホテルの立地、そして安心感をどれだけ重視するかによって変わってきます。
以下に各空港からのアクセスを表にまとめましたので、参考にしてください(料金・時間は2025年5月の目安です)。
ミラノ主要空港 → 市内アクセス早見表(2025 年5 月時点)
空港 | 交通手段 | 行先の例 | 所要時間* | 料金(片道) | 主なメリット | 主なデメリット |
---|---|---|---|---|---|---|
マルペンサ (MXP) | Malpensa Express(鉄道) | ミラノ中央駅 / カドルナ駅 | 41‑55 分 | €13 | 定時運行・渋滞なし・30 分毎 | バスより高い・終電後は利用不可 |
シャトルバス(Malpensa Shuttle など) | ミラノ中央駅 | 50‑60 分 | €10 | 安価・便数多い | 交通渋滞の影響を受けやすい | |
タクシー(定額) | 市内任意 | 45‑60 分 | €110(定額) | ドアtoドア・荷物が楽 | 3手段中最も高額 | |
リナーテ (LIN) | 地下鉄 M4 | San Babila | 12‑15 分 | €2.20(市内共通券) | 最速・最安・時刻正確 | ラッシュ時は混雑・大きな荷物は大変 |
市バス 73 / X73 | San Babila | 25‑30 分(渋滞で 40 分も) | €2.20 | 乗換なし・安い | 渋滞リスク・立席の場合あり | |
タクシー(メーター) | 市内任意 | 20‑30 分 | €15‑€40(距離制) | ドアtoドア・比較的短時間 | 渋滞次第で料金・時間が増える | |
ベルガモ (BGY) | シャトルバス(Flibco / Terravision など) | ミラノ中央駅 | 50‑60 分 | €9‑€10 | 直通・便数多い・低料金 | 高速道路渋滞の影響を受ける |
タクシー(定額) | 市内任意 | 50‑70 分 | €122 前後(固定レート) | ドアtoドア・深夜でも確実 | 非常に高額 |
所要時間は通常時の目安。平日朝夕や大型イベント時は+15‑30 分見込むと安心です。
ワンポイント補足
- 終電・終バス後は Uber/Bolt などの配車アプリや、事前予約の空港送迎サービスが便利。
- 人数と荷物のバランスで選ぶ:
- 1‑2 名なら M4/Malpensa Express がコスパ最強。
- 3‑4 名+スーツケースならタクシー/配車を割り勘すると意外に割安。
- 繁忙期(サローネ期間=4 月、FW=9 月)は道路渋滞が激しく、鉄道・地下鉄優先が無難。
移動時の注意点:
- チケットは、空港の券売機(英語表示可能)、窓口、バスの場合は運転手から購入(現金が必要な場合も)、または事前にオンラインで購入できます。
オンライン購入が割引になることも。 - 鉄道や一部のバスチケットは、乗車前にホームや乗り場にある黄色や緑色の刻印機(Validating machine)で日付と時刻を打刻する必要があります。
忘れると高額な罰金が科されることがあるので注意しましょう。 - 空港や駅、混雑したバス・電車内ではスリや置き引きに注意してください。
荷物から目を離さないようにしましょう。 - タクシー乗り場以外で声をかけてくるドライバー(白タク)は利用しないようにしましょう。
初めてのミラノで不安な方や、荷物が多い方、深夜・早朝に到着する方は、多少費用がかかってもタクシーや事前予約の送迎サービスを利用すると安心かもしれません。
ご自身の状況に合わせて最適な移動手段を選び、スムーズにホテルへ到着してくださいね。
情報参照元:
- 筆者の体験
- ミラノ空港 公式サイト (SEA Aeroporti di Milano https://www.milanairports.com/)(2025年5月アクセス)
- ベルガモ・オーリオ・アル・セーリオ空港 公式サイト (https://www.milanbergamoairport.it/)(2025年5月アクセス)
- マルペンサ・エクスプレス 公式サイト (https://www.malpensaexpress.it/)(2025年5月アクセス)
- ミラノ交通局 (ATM) 公式サイト (https://www.atm.it/ – 地下鉄M4、路線バス情報)(2025年5月アクセス)
- Terravision (シャトルバス会社) (https://www.terravision.eu/)(2025年5月アクセス)
- Autostradale (シャトルバス会社) (https://autostradale.it/)(2025年5月アクセス)
- 各種タクシー情報サイト、送迎サービス予約サイト(2025年5月アクセス)
ミラノでのホテル選び:日本人旅行者向けの総まとめ
- 日本人旅行者は立地、評判、バスタブの有無を重視する傾向がある
- ミラノのホテルで日本語スタッフが常駐することは稀で、予約前の確認が推奨される
- ドゥオーモ周辺は観光に便利だがホテルは高め、中央駅周辺は交通至便だが治安に注意が必要である
- ナヴィリオ地区は運河沿いの雰囲気が魅力だが、中心部からは少し距離がある
- 予約サイトの日本人による口コミは、リアルな設備やサービスを知る上で非常に有用である
- ミラノ滞在中はスリや置き引きなどの軽犯罪に常に注意し、貴重品管理を徹底する
- サローネ国際家具見本市(4月)やファッションウィーク(2月・9月)はホテル料金が著しく高騰する
- ホテル予約は、可能なら繁忙期を避け、数ヶ月前からの早期手配が基本である
- 複数の予約サイトや公式サイトで料金やプランを比較検討することが推奨される
- 楽天トラベルやHISのような日系サイトは、日本語での安心感やポイント活用が利点である
- 客室にバスタブがない、湯沸かしポットやスリッパの備え付けがないのがヨーロッパでは一般的である
- ウォシュレットはほぼ期待できず、必要な場合は携帯型を持参するのが一案である
- イタリアのコンセントはC型かF型(電圧230V)で、日本の電化製品には変換プラグが必須である
- ミラノの主要3空港から市内へは、鉄道、シャトルバス、タクシーなどが利用できる
- マルペンサ空港からはマルペンサ・エクスプレス(鉄道)、リナーテ空港からは地下鉄M4線が便利である