イタリア旅行の準備、持ち物チェックリストで不安を完全解消!

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心躍るイタリア旅行、計画を立てるだけでも楽しいものですよね。

しかし、その一方で「準備は何から始めれば?」「必須の持ち物は何だろう?」と、不安を感じていませんか。

特に、現金はいくら用意すべきか、変換プラグはどのタイプが必要かといった具体的な疑問は尽きません。

さらに、現地で「あれを持っていけばよかった」と後悔しないためには、教会やレストランでのドレスコード、快適なインターネット環境を確保するためのWi-FiやSIMの選び方、そして万が一の事態に備える海外旅行保険の重要性まで、知っておくべきことは多岐にわたります。

この記事では、そんなあなたの疑問や不安をすべて解消し、安心して旅立つための情報を網羅的に解説します。

記事のポイント
  • 必需品から便利グッズまで網羅した持ち物チェックリスト
  • 現金の目安やネット環境など、現地で困らないための具体的な情報
  • スリ対策やドレスコードなど、イタリアで守るべき重要な注意点
  • 季節ごとの服装や長距離移動を快適にするためのコツ
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目次

イタリア旅行の準備、必須の持ち物リスト

image ヨーロッパ冒険紀行

渡航前に確認!パスポートと残存期間

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パスポート有効期間に関する重要情報

イタリアをはじめとするヨーロッパの多くの国(シェンゲン協定加盟国)へ旅行する際、パスポートには2つの重要な条件があります。

それは「イタリア出国予定日から3ヶ月以上有効期間が残っていること」と「パスポートが発行されてから10年以内であること」です。

これはEU共通の公式ルールです。

航空会社の独自ルールに注意航空会社のルールに注意

公式ルール上は問題なくても、航空会社によっては「有効期間が6ヶ月未満」だと搭乗を断られるケースが報告されています。

実際に、パスポートの期限が迫っていた旅行者が飛行機に乗れず、旅の計画を変更せざるを得なくなった例もありました。

予期せぬトラブルを避けるため、パスポートの有効期間は

出発時に6ヶ月以上

残っている状態にしておくと安心です。

残存期間の計算方法

例えば、2025年8月31日にイタリアを出国する予定なら、公式ルールでは有効期限が2025年11月30日以降であれば問題ありません。

しかし、万全を期すなら2026年3月1日以降の有効期限があると理想的です。

その他のチェックポイント他のチェック項目

未成年者: 5年有効パスポートは、長期の旅行や留学中に期限切れにならないか注意しましょう。

スタンプ欄: 入国スタンプを押すため、査証(ビザ)欄に未使用ページが2ページ以上あるか確認しておくとスムーズです。

更新手続き: 有効期間が1年未満になったらいつでも更新可能です。連休前や夏休みは窓口が混み合うため、早めに手続きを済ませましょう。

今後導入されるEUの新しい出入国システムEU新出入国システム

EES (エントリー/エグジットシステム): 2025年10月頃から、EUでは出入国を自動で記録する新しいシステムが導入予定です。

ETIAS (エティアス): 2026年後半には、事前渡航認証システム(ETIAS)の開始も見込まれています。

これらが始まると、渡航前にオンライン登録が必須となり、パスポートの有効期間が短いと認証が下りない可能性も。今のうちから、パスポートの期限には余裕を持たせておきましょう。

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チェック項目 公式ルール(イタリア/シェンゲン協定) 実際の運用で起こりうること実際の運用例 これなら安心
パスポートの有効期間 出国予定日より3ヶ月以上 6ヶ月未満で搭乗を断られたケースが報告されています。6ヶ月未満で
搭乗拒否の例あり
6ヶ月以上
発行からの年数 10年以内 有効期間の条件と同様、厳しく見られる場合があります。有効期間と同様 10年以内
スタンプ用の未使用ページ 特に明確な規定なし(2ページ推奨)規定なし(2P推奨) 1ページしかなく、入国審査で指摘された例があります。1ページのみで
指摘された例あり
2ページ以上
未成年者用パスポート 5年有効 長期滞在中に有効期間が6ヶ月未満になる可能性。滞在中に6ヶ月を
切る可能性
有効期間が6ヶ月以上
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これだけは必須!基本の持ち物リスト

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イタリア旅行 持ち物リスト

イタリア旅行の準備で何を持っていくか迷ったら、まずは「命・お金・通信・電源」の4つのポイントで考えると、忘れ物を防げます。

ここでは、1週間程度の観光旅行を想定した最低限の持ち物リストをご紹介します。

現地で調達できるものもありますが、余計な出費や手間を省くためにも、日本で準備しておくのがおすすめです。

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分類 必須アイテム 選び方とポイント
旅行書類 パスポート、往復航空券(eチケット控え)、海外旅行保険証 パスポートは有効期間の確認を。海外での万一の病気や事故に備え、旅行保険への加入が強く推奨されています。パスポート有効期間を確認。
海外旅行保険の加入を推奨。
貴重品 クレジットカード2枚以上、現金(50~100ユーロ程度) カードは異なるブランド(Visa/Mastercardなど)を。現金はスリ対策のため、首から下げるネックポーチなどに入れると安全です。カードは別ブランドで複数枚。
現金はネックポーチ等で安全に。
防犯グッズ スキミング防止機能付きカードケース、ワイヤーロック カード情報を盗むスキミング犯罪から守ります。ワイヤーロックは、電車内やカフェで荷物を固定するのに役立ちます。スキミング防止ケースでカード保護。
ワイヤーロックで荷物を固定。
電源・充電 変換プラグ(Cタイプ)、USB充電器、モバイルバッテリー イタリアのコンセントは日本と形が違うためCタイプの変換プラグが必須。モバイルバッテリーは飛行機の預け荷物に入れられないので注意。変換プラグ(Cタイプ)が必須。
モバイルバッテリーは機内持込のみ
衛生・医薬 常備薬、処方薬の英文説明書、ウェットティッシュ 普段使っている薬は必ず持参しましょう。液体薬は100ml以下の容器に入れるか、スーツケースに入れて預けます。常備薬は必ず持参。
液体薬はルール確認。
衣類 着回せる服(3日分)、速乾性の下着、折りたたみ傘、ストール 教会や寺院では肩や膝を隠す必要があるため、ストールが1枚あると非常に便利です。教会等での肌露出対策に
ストールが便利。
機内快適グッズ ネックピロー、アイマスク、耳栓 長いフライトや乗り継ぎの待ち時間も快適に過ごせます。長距離移動を快適にするアイテム。
通信 スマートフォン、eSIMまたはポケットWi-Fiの予約控え 現地で地図アプリや翻訳アプリを使うために必須。空港でSIMカードも買えますが、日本での事前準備がスムーズです。地図や翻訳アプリに必須。
日本での事前準備がスムーズ。
デジタル予備 パスポートやカード情報の写真、緊急連絡先リスト スマホの紛失に備え、クラウド上(Google DriveやiCloudなど)にデータを保存しておくと安心です。スマホ紛失に備え、
重要情報をクラウドに保存。

機内持ち込みで必ず守りたい2つの国際ルール

  • 液体の持ち込み: 国際線の機内に液体物を持ち込む際は、100ml(g)以下の容器に入れ、それらを容量1リットル以下のジッパー付き透明袋にまとめます。保安検査場で提示が必要です。
  • モバイルバッテリーの扱い: リチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーは、発火の危険性があるためスーツケースに入れて預けることが禁止されています。必ず手荷物として機内に持ち込みましょう(容量100Wh以下)。

ガイド:迷ったら「現地で手に入りにくいもの」を優先

  • 日本語表記の医薬品やコンタクトレンズ: ヨーロッパでは同じものを探すのが難しいため、少し多めに持っていくと安心です。
  • 変換プラグ: 現地の駅などでも買えますが、1個20ユーロ(約3,400円 ※)前後と割高なことが多いです。
  • ICチップ付きキャッシュカード: ICチップが付いていて暗証番号で取引するタイプが必須です。磁気のみの古いカードはATMで使えないことがあります。

※ 1ユーロ=170円で換算

まとめ

このリストは「これがないと旅行に深刻な支障が出る」というものに絞っています。

逆に、ドライヤーやシャンプーは多くのホテルに備え付けがあるので、荷物を減らしたい方は持っていかなくても大丈夫。

リストを使って荷造りし、出発日にもう一度確認すれば、忘れ物なく快適なイタリア旅行を楽しめます。

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現金はいくら?カード事情と支払い方法

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イタリアの支払い事情ガイド

現在のイタリアは、カード社会へ急速に移行しつつも、現金もまだまだ使われている「ハイブリッド型」の国です。

お店での支払いでは、VisaやMastercardのタッチ決済が主流になってきています。

一方で、小さな個人商店や市場では現金が好まれる場面も残っています。

1週間の旅行で持っていく現金の目安

バールでのコーヒー代やチップなど、カードが使いにくい少額決済(1回10ユーロ未満)を想定し、予備も含めた金額を準備しましょう。

おすすめの現金準備額

150〜200ユーロ

(約25,500円~34,000円)

現金が足りなくなったら:
銀行の「BANCOMAT」ロゴが付いたATMでの引き出しが安全です。街角にある独立系ATMは手数料が高くなることがあるため注意しましょう。

※1ユーロ=170円で換算(2025年6月時点の参考レート)

支払いシーン別・おすすめの決済方法

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シーン おすすめの支払い方法 理由・ポイント
カフェ・ジェラート店
(~10€ / 約1,700円)
現金 少額だとカード払いを断られることも。小銭があると便利です。少額ではカード拒否も。
小銭が便利。
レストラン
(10€ / 約1,700円 超)
タッチ決済対応のカード 法律でカード決済端末の設置が義務付けられています。チップは現金で渡すのがスマート。カード決済は法律で義務化。
チップは現金がスマート。
ホテル・国鉄・美術館 クレジットカード オンライン予約でもカードが必須。一部、Amexが使えない施設もあります。オンライン予約でも必須。
Amexが使えない場合も。
タクシー 現金 カード決済機を搭載していない車もまだ多いため、乗る前に確認しましょう。カード非対応の車も多い。
乗車前に確認。
市場・屋台 現金 カードが使えないお店が多いです。値段交渉にも現金が有利な場合があります。カード不可の店が多い。
値段交渉にも現金が有利。

キャッシュレスで知っておきたい4つのポイント

  • タッチ決済の上限:1回の支払いで50ユーロ(約8,500円)です。これを超える場合は暗証番号の入力が必要です。
  • カード決済の義務化:2022年から全店舗でカード決済の受け入れが義務化。もし店が正当な理由なくカード払いを拒否した場合、罰金の対象となるため、旅行者も気兼ねなくカードを使えます。
  • カード会社の事前連絡:出発前にカード会社へ海外利用を伝え、利用限度額を一時的に引き上げておくと、カードの利用停止トラブルを防げます。
  • 現地通貨での決済:支払い時に「日本円で支払いますか?」と聞かれたら(DCC)、手数料が割高になるため「No, thanks」と断り、現地通貨(ユーロ)で決済しましょう。

知っておきたい現金のルール

  • 高額支払いの禁止:一度に5,000ユーロ(約85万円)を超える現金の支払いは法律で禁止されています。
  • 持ち込み・持ち出し:10,000ユーロ(約170万円)以上の現金をEU圏に持ち込む、または持ち出す場合は税関への申告が必要です。
  • 硬貨・紙幣の注意点:お店は50枚を超える硬貨での支払いを拒否できます。また、500ユーロ紙幣は偽札を警戒され、ほとんどのお店で受け取ってもらえません。

まとめ:キャッシュは「潤滑油」、カードは「エンジン」

イタリア旅行では、支払いのメインはクレジットカード、現金はそれを補う補助的な役割と考えると良いでしょう。

少額の現金」と「異なるブランドのカード2枚」を準備するのが、最も安全で効率的なスタイルです。

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変換プラグはCタイプ!充電周りの必需品

画像出典:Electrical Safety First “Travel Adaptor for Italy”
イタリア 電源・充電ガイド

イタリアのホテルや電車で見かけるコンセントは、丸いピンが2本出ている「Cタイプ」が主流です。

まれに、アース付きのFタイプや、ピンが3本縦に並んだLタイプもありますが、Cタイプの変換プラグを1つ持っていけばほとんどの場所で対応できます。

注意!電圧の違い

イタリアの電圧は230Vで、日本の100Vより高圧です。使用する電化製品が「100-240V」のように幅広い電圧に対応しているか、必ず確認してください。

日本専用(100Vのみ対応)の製品を変圧器なしで使うと

故障や火災の原因になります!

絶対に直接コンセントに挿さないでください。

1週間の旅行で揃えたい充電グッズ

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アイテム おすすめの仕様 選び方・注意点
変換プラグ Cタイプ 対応
250V 10A以上の規格
壁のコンセント穴が細いこともあるため、ピンがスリムな形状のものが安心です。最低1個、できれば2個あると便利。ピンがスリムな形状が安心。
最低1~2個あると便利。
USB急速充電器 窒化ガリウム(GaN)採用
合計65W以上
ポートが2つ以上あると、スマホとパソコンなどを同時に充電できて便利です。「CEマーク」付きの製品を選びましょう。複数ポートで同時充電が便利。
「CEマーク」付きを選ぶ。
充電ケーブル USB-C to C ×2本
+ 変換コネクタ
EUでは充電ポートの規格がUSB-Cに統一されつつあります。古いiPhoneなどをお持ちの方は、対応ケーブルを忘れずに。EUはUSB-Cが主流。
古い機器用ケーブルも忘れずに。
モバイルバッテリー 100Wh(約27,000mAh)以下
USB-C対応
必ず機内手荷物として持ち込みます(預け入れは不可)。容量が明記されていない製品は持ち込めない場合があります。必ず機内手荷物で(預入不可)。
容量表記が必須。
海外対応の電源タップ 230V対応
スイッチ付き
日本専用のタップは発火の危険があるためNG。海外対応モデルを選びましょう。コンセントが少ないホテルで重宝します。日本専用は発火の危険あり。
海外対応モデルを選ぶ。
カメラ等の充電器 100-240V対応
またはUSB給電式
製品の「INPUT」という項目を見て、対応電圧を確認してください。製品の「INPUT」項目で
対応電圧を確認。

3つのトラブル回避ポイント

  • ヘアアイロン・ドライヤーは原則持参不要:多くのホテルにドライヤーは備え付けられています。日本専用のヘアアイロン等は変圧器が必要なうえ故障リスクも高いため、持参しない方が賢明です。
  • 古いホテルのコンセント不足に注意:歴史的な建物を利用したホテルでは、部屋にコンセントが1つしかないことも。複数ポート付きのUSB充電器があると、一晩で全デバイスを充電できます。
  • 列車内の電源は形状が色々:イタリアの高速列車には電源がありますが、Cタイプ以外の場合も。移動中も充電できるよう、変換プラグは常に手荷物に入れておきましょう。

補足:「100Wh」ってどのくらいの容量?

モバイルバッテリーの容量で使われる「mAh」は、電圧によってWhへの換算値が変わります。一般的なスマートフォンのバッテリー(3.7V)の場合、以下の式で計算できます。

Wh = mAh × 3.7 ÷ 1000

つまり、国際線での機内持ち込み上限である100Whは、およそ27,000mAhに相当します。

まとめ

変換プラグは「Cタイプ」を最低1個、そして手持ちの電化製品が「230V」に対応しているか確認しましょう。

モバイルバッテリーは「100Wh以下・機内持ち込み」という国際ルールを必ず守り、安全で快適な旅を楽しみましょう。

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スリ・置き引き対策!防犯グッズで万全に

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イタリア旅行 防犯対策ガイド

イタリア旅行で最も注意したいのが、観光客を狙ったスリや置き引きです。

特にローマのテルミニ駅トレヴィの泉ミラノのドゥオーモ広場など、人が多く集まる場所では被害が多発しています。

日本の外務省も注意を呼びかけており、自分自身で対策をすることが非常に重要です。

被害に遭いやすい3つのシチュエーション

  • 公共交通機関:地下鉄や電車内で、複数人に囲まれて財布を抜き取られる。
  • 人気観光スポット:写真撮影に夢中になっている隙に、バッグから貴重品を盗まれる。
  • 飲食店・ホテル:足元や隣の席に置いた荷物が、一瞬で持ち去られる。

これらの被害を防ぐには、「狙われにくい格好」と「万が一の被害を最小限にする工夫」が鍵となります。

役立つ防犯グッズ一覧

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グッズ 特徴 活躍シーン
ネックポーチ 服の下に隠せる薄型の貴重品入れ。外から見えないようにして使います。服の下に隠せる薄型ポーチ。
外から見えない。
地下鉄、市場、人混み
防犯スリングバッグ 開口部が背中側にある、切り裂きに強い素材のバッグ。開口部が背中側で安全。
切り裂きに強い素材。
観光地での街歩き
RFIDブロック機能付き
カードケース
カード情報を不正に読み取るスキミング犯罪を防止します。カード情報のスキミングを防止。 レストランでの会計時など
ワイヤー入りストラップ ナイフなどで切られにくい丈夫なショルダーストラップ。ナイフで切られにくい
丈夫なストラップ。
夜行列車、長距離バス
ケーブルワイヤーロック バッグをテーブルの脚や座席の手すりなどに固定できます。バッグをテーブル等に固定。 カフェ、ホテルのロビー
TSA対応南京錠 スーツケースやリュックのファスナーをロックするための鍵です。スーツケース等の
ファスナーをロック。
飛行機の預け荷物、網棚
GPSトラッカー
(AirTagなど)
荷物の紛失・盗難時にスマートフォンのアプリで場所を追跡できます。紛失・盗難時に場所を追跡。 スーツケース、カメラバッグ
防犯ブザー 大きな音で周囲に危険を知らせ、犯人を威嚇する効果があります。大音量で危険を知らせ
犯人を威嚇。
夜道や人通りの少ない場所

グッズと行動で「3重の守り」を

一次防御(見せない):パスポートや多額の現金は、服の下のネックポーチに。普段使う少額の現金だけをズボンの前ポケットなどに入れておきます。

二次防御(開けさせない):バッグのファスナーには鍵をかけ、人混みではバッグを体の前に抱えるように持ちます。

三次防御(追跡する):万が一に備え、スマホの「探す」機能をオンに。カバンにGPSトラッカーを忍ばせておけば、追跡の手がかりになります。

防犯グッズを選ぶポイント

  • 安全基準: ヨーロッパの安全基準を満たした「CEマーク」付きの製品は信頼性が高いです。
  • 軽さとデザイン: 軽くてかさばらないものを選びましょう。ブランドロゴが目立つ派手なバッグは「お金を持っています」とアピールしているようなもの。シンプルで目立たないデザインがおすすめです。

まとめ:万全の準備で、安全な旅を

防犯グッズは、万が一の時に自分を守るための「保険」です。

①体に密着させるポーチ」「②開けにくいバッグ」「③追跡できるタグ」の3点セットを基本に、貴重品を分散して持ち歩くことで、被害を最小限に抑えられます。

もし被害に遭ってしまったら、すぐに警察へ被害届を出し、保険会社に連絡しましょう。万全の準備で、安心してイタリアの街歩きを楽しんでください。


防犯グッズで自分を守るだけでなく、治安の良いエリアに滞在することも安全な旅の基本です。

あなたの旅に合うローマのホテルは?おすすめエリア選びガイド」の記事では、旅の目的に合わせたローマのおすすめホテルエリアを詳しく解説していますので、ホテル選びの参考にぜひご覧ください。

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イタリア旅行を快適にする準備と持ち物

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春夏秋冬、季節別の服装と便利グッズ

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イタリア旅行 気候と服装ガイド

イタリアは日本のように南北に長い国なので、訪れる都市によって気候が異なります。

ここでは、観光で人気の高いローマ(中部)ミラノ(北部)の気候を目安に、季節ごとの服装と持っていくと便利なアイテムをご紹介します。

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季節 平均最高気温
(ローマ)
平均最高気温
(ミラノ)
天気の特徴と服装のポイント あると便利なグッズ

(3月~5月)
16~22℃ 16~24℃ 朝晩は冷え込み、1日の寒暖差が大きい。4月は雨も多め。長袖に薄手のジャケットを羽織るスタイルが基本。寒暖差が大きく雨も多め。
長袖+薄手ジャケットが基本。
折りたたみ傘、花粉症対策のメガネ(北部)折りたたみ傘
花粉症対策グッズ

(6月~8月)
28~32℃ 28~31℃ 近年は40℃を超える猛暑日も。日差しが非常に強い。風通しの良いTシャツやワンピースが快適。猛暑と強い日差しに注意。
風通しの良い服が快適。
SPF50+の日焼け止め、つばの広い帽子、携帯扇風機SPF50+日焼け止め
帽子、携帯扇風機

(9月~11月)
17~27℃ 12~26℃ 10月以降は雨の季節。朝晩は急に冷え込むことも。七分袖にカーディガンやストールで調整を。10月以降は雨季。
七分袖+羽織もので調整。
超軽量ダウンジャケット、防水タイプのスニーカー軽量ダウン
防水スニーカー

(12月~2月)
12~13℃ 7~10℃ 北部は霧深く、湿度が高いため実際の気温より寒く感じる。セーターにコート、保温性インナーは必須。北部は湿度が高く体感は寒い。
セーター+コート+保温インナー必須。
使い捨てカイロ、滑り止めの付いた靴カイロ
滑りにくい靴

季節ごとのポイント

  • 春は「重ね着」が基本:朝晩の冷え込みに備えて、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。
  • 夏は「暑さと日差し対策」が最重要:屋外観光は午前中に済ませ、午後は涼しい場所で過ごすのがおすすめ。教会訪問用に、肌を隠せる大判ストールが役立ちます。
  • 秋は「雨の季節」に備える:撥水加工の上着や防水の靴があると安心です。小さくたためる軽量ダウンも重宝します。
  • 冬は「足元」に注意:石畳が雨や雪で滑りやすくなるため、滑りにくい靴を選びましょう。建物内は暖房が効いているので、ここでも脱ぎ着できる服装が活躍します。

旅を快適にする3つの便利アイテム

  • 衣類圧縮バッグ:かさばる冬服も、これを使えばスーツケースのスペースを有効活用できます。
  • 多目的ストール:夏の冷房対策、教会のドレスコード対応、肌寒い時のひざ掛けなど、一年中使える万能アイテムです。
  • 現地の天気予報アプリ:イタリア気象庁の公式アプリ「MeteoAM」などは、紫外線指数もチェックでき、日焼け対策の参考になります。

まとめ

イタリアの気候は、夏は乾燥し、冬は湿度が高いという特徴があります。

どの季節に訪れる場合でも「重ね着で温度調整」「雨と日差しへの対策」を意識して服を選ぶと、快適に過ごせます。

出発前に最新の天気予報をチェックして、あなたの旅にぴったりの服装を準備しましょう。

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機内や列車移動で役立つ快適グッズ

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イタリア旅行 移動快適グッズガイド

日本からイタリアへのフライトは12時間以上、現地での都市間移動も高速鉄道で2~3時間かかることが多くあります。

長時間同じ姿勢でいると、体に負担がかかり、到着初日から疲れが溜まってしまいがちです。

ここでは「乾燥・血行・騒音・姿勢」の4つのストレスを軽減する、持ち運びに便利な快適グッズをご紹介します。

なぜ必要?移動中の4大ストレス

  • 乾燥:飛行機の中の湿度は10~20%と、砂漠並みの乾燥状態です。喉や肌がカサカサになるのを防ぐ対策が必要です。
  • 血行不良:4時間以上座りっぱなしだと、足の血流が悪くなり、「エコノミークラス症候群」のリスクが高まると言われています。
  • 騒音:飛行機のエンジン音や列車の走行音は、想像以上に大きいもの。静かな環境を確保することが、良質な休息につながります。
  • 姿勢の固定:リクライニングが限られた座席では、腰や首に負担がかかります。体をサポートするグッズで、負担を和らげましょう。

機内・列車で使える快適グッズ一覧

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グッズ 主な効果 使い方・ポイント
ネックピロー
(空気注入式)
首を支え、睡眠の質を向上させる。 使わない時は小さく畳めるので荷物にならない。100g程度の軽量タイプがおすすめ。小さく畳める軽量タイプが◎。
着圧ソックス ふくらはぎの血行を促し、足のむくみを予防する。 長時間座る前に履き、時々足首を動かすとより効果的。搭乗前に履き、足首を動かすと
より効果的。
ノイズキャンセリング
・イヤホン
周囲の騒音を大幅にカットしてくれる。 音楽を聴かなくても、装着するだけで静かな環境を作れる。装着するだけで静かな環境に。
アイマスク
(立体型)
光を遮断し、時差ボケ調整を助ける。 目を圧迫しない立体構造のものが快適。目を圧迫しない立体構造が快適。
折りたたみ
フットレスト
足を少し高い位置に置くことで、むくみを軽減。 前の座席のテーブルに引っ掛けて使用。※座席によっては使えない場合も。前の座席に掛けて使用。
※使えない場合も。
携帯用ボトル こまめな水分補給で乾燥対策。 空港の保安検査後に給水所で水を入れれば、機内に持ち込める。保安検査後に給水所で水を入れ、
機内に持ち込む。
保湿ミスト
(50ml)
肌の乾燥を防ぐ。 2~3時間おきに顔にスプレーすると効果的。※100ml以下の容器で。2~3時間おきにスプレー。
※100ml以下の容器で。
スマホ・タブレット用
スタンド
手で持たずに動画などを楽しめる。 小さく折り畳めるタイプが便利。小さく折り畳めるタイプが便利。
USB充電器
+長めのケーブル
座席の電源で充電できる。 イタリアの高速列車には各座席に電源やUSBポートが付いていることが多い。イタリアの高速列車には
電源/USBポートが多い。

グッズ活用のコツ

  • 水分補給はこまめに:アルコールやコーヒーは利尿作用があり、かえって水分不足になることも。常温の水をこまめに飲むのがおすすめです。
  • 座席の電源を活用:イタリアの高速列車「フレッチャロッサ」や「イタロ」には、無料Wi-Fiや電源が完備されています。移動中にスマホやカメラを充電しておきましょう。
  • 体温調整しやすい服装で:機内は寒く、列車内は暖房が効きすぎていることがあります。薄手のダウンや大判のストールなど、簡単に脱ぎ着できる服装が便利です。

まとめ

移動中の4つのストレスを意識して準備をすれば、長時間の移動も「退屈な時間」から「快適な休息時間」に変えることができます。

ポイントは、軽くてコンパクト、そして飛行機のルールに合ったアイテムを選ぶこと。

しっかり体を休ませて、イタリアに到着した瞬間から元気に観光を楽しみましょう。


長時間のフライトによる体を効率よく休めるには、空港近くのホテルに宿泊するのも賢い選択です。

特に早朝便や深夜便を利用する方は、「旅行のプロが教えるローマの空港直結ホテルの賢い選択法と活用術」の記事で空港直結ホテルの便利な活用法をチェックしてみてください。

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持っていけばよかった!便利な持ち物

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イタリア旅行 あると便利な持ち物ガイド

必需品以外にも、「これを持ってくればもっと快適だったのに…」と旅行後に感じることが多いアイテムがあります。

ここでは、現地での調達が難しかったり、買うと割高になったりする「あると便利な持ち物」を、具体的な活躍シーンとともにご紹介します。

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アイテム 具体的な活躍シーン なぜ便利か
折りたたみ
携帯ボトル
ローマ市内にある無料の水飲み場「ナソーニ」で水を汲むとき。 現地でペットボトルの水を買うと1本1.5ユーロ(約255円)前後。節約になり、エコにも貢献できます。水の購入費(1本約1.5€)を
節約でき、エコにも貢献。
コインケース 公衆トイレ(有料で1ユーロが標準)や市場での少額の支払い。 お釣りが出ないことも多く、小銭をすぐ出せるとスムーズです。お釣りが出ない場合も多く、
小銭をすぐ出せてスムーズ。
エコバッグ スーパーや市場でのお土産や食材の買い物。 ヨーロッパではレジ袋が有料なのが当たり前。小さく畳めるタイプなら邪魔になりません。有料のレジ袋が不要になる。
小さく畳めるタイプが便利。
折りたたみハンガーと
携帯洗剤
ホテルで下着や靴下などを手洗いして干すとき。 ホテルのクリーニングサービスは高額。これがあれば、少ない着替えで済み、荷物を減らせます。高額なクリーニング代を節約。
少ない着替えで荷物を減らせる。
ミニ三脚と
Bluetoothシャッター
夜景をきれいに撮りたい時や、全員で集合写真を撮りたい時。 自撮り棒が禁止されている美術館でも、三脚を机などに置けば撮影可能(※)。
※バチカン美術館など三脚自体が禁止の場所もあります。
自撮り棒禁止の場所でも
撮影できる場合あり(※要確認)。
予備のSDカード たくさん写真や動画を撮って、容量が足りなくなったとき。 現地の家電量販店は数が少なく、日本で買うより1.5倍ほど高いこともあります。現地購入は割高なため、
予備があると安心。
ゴム製の栓(シンク用) 古いホテルの洗面台の栓が壊れていたり、なかったりしたとき。 これがあれば、洗面台がお湯をためる洗濯桶に早変わりします。栓がない洗面台が
洗濯桶に早変わり。
速乾タオル 突然の雨で濡れた時や、少しビーチに立ち寄りたい時。 ホテルのタオルは持ち出し禁止。軽量で吸水性の高いタオルが1枚あると何かと役立ちます。ホテルのタオルは持ち出し禁止。
急な雨やビーチで役立つ。
携帯カトラリーセット テイクアウトしたピザやジェラートを食べるとき。 環境保護のため、EUでは使い捨てのプラスチック製カトラリーの提供が禁止されています。EUでは使い捨てプラスチックが
提供禁止のため。

※1ユーロ=170円で換算(2025年6月時点の参考レート)

旅行者の「持参率」と「後悔率」

ある調査では、これらの便利アイテムを持参した人は4割弱でした。しかし、帰国後に「次は絶対に持っていきたい」と答えた人は7割以上にのぼります。

特に後悔したアイテム TOP2

コインケース(後悔率 83%)エコバッグ(後悔率 79%)

この2つは現地で不便を感じる場面が多いようです。

プラスαの賢い使い方

  • 携帯ボトルとエコバッグ:小さく畳んでおけば、空港の保安検査も問題なく通過できます。
  • 三脚が使えない場所での撮影:スマホを手すりなどに固定し、手元のBluetoothシャッターで撮影するというテクニックも使えます。
  • シートタイプの洗剤:液体ではないため、国際線の機内持ち込み制限(100ml以下)を受けずに持ち込めます。

まとめ

イタリア旅行の満足度は、こうした「なくても旅はできるが、あると格段に快適になる」アイテムで大きく変わります。

無料の水で喉を潤し、小銭でスムーズに支払いを済ませ、エコバッグでおしゃれに市場を巡る。ちょっとした準備が、旅の質をぐっと高めてくれます。

ぜひスーツケースの隙間に入れてみてください。

情報参照元
  • 筆者の体験
  • アンケート、取材
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教会も安心!ドレスコード対応アイテム

image ヨーロッパ冒険紀行
イタリア旅行 教会の服装ガイド

イタリア観光のハイライトの一つである大聖堂や教会。しかし、これらの神聖な場所では服装にルールがあり、肩や膝が出ていると入場を断られてしまうことがあります。

特にバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂や、ミラノ、フィレンツェのドゥオーモ(大聖堂)では、入口で厳しくチェックされます。

よくあるNG服装の例

  • タンクトップ、キャミソール
  • ひざ上丈のショートパンツ、ミニスカート
  • 肌が透けるレース素材などの服
  • 帽子(男性の場合)

夏の暑い日でもこれらのルールに対応できるよう、簡単に「脱ぎ着できる調整アイテム」を準備していくのが賢い方法です。

入場OKになる!調整アイテム一覧

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アイテム 仕様のポイント 活躍シーン その他のメリット
大判ストール 透けない綿やリネン素材。軽くて大きい(180×90cm程度)もの。透けない綿・リネン素材
軽くて大きい(180×90cm程)
肩に羽織ったり、腰に巻いて膝を隠したり。 日よけ、冷房対策、機内でのブランケット代わりにも。日よけ・冷房対策・ブランケット代わりにも。
薄手のカーディガン UVカットや速乾素材のもの。UVカット・速乾素材 教会に入る直前にさっと羽織る。 小さく畳んでポーチに収まり、持ち運びが楽。小さく畳めて持ち運びが楽。
ロング丈の巻きスカート
やサルエルパンツ
ウエストがゴムで、簡単に履けるもの。ウエストがゴムで簡単に履ける ショートパンツの上から履くだけで、一瞬でドレスコードに対応。 男女問わず使え、動きやすい。男女問わず使え、動きやすい。
かかとが隠れる
フラットシューズ
バレエシューズのようなデザイン。バレエシューズのようなデザイン サンダルがNGの教会でも安心。石畳の街歩きにも最適。 歩きやすく疲れにくい。歩きやすく疲れにくい。

スマートに対応する5つのステップ

  1. 朝は軽装で出発:日中はTシャツとパンツスタイルで快適に過ごしましょう。
  2. 入口の絵表示を確認:教会の入口には、NGな服装がイラストで示されています。
  3. ストールでカバー:肩と膝の両方を一枚で覆うように巻くと、スムーズに通過できます。
  4. 涼しい素材を選ぶ:綿や麻など、通気性の良い素材を選ぶと、重ねても蒸れにくいです。
  5. 入場後は小さく収納:教会内は涼しいことが多いです。外したストールは、すぐにしまえるよう小さな袋を用意しておくと便利です。

現地で買うといくら?

観光地の売店では、簡易的なストールが10~15ユーロ(約1,700円~2,550円)で売られていますが、品質はあまり良くなく割高です。

日本で好みのデザインのものを探しておけば、おしゃれで経済的です。

※1ユーロ=170円で換算(2025年6月時点の参考レート)

まとめ

イタリアの荘厳な教会を心ゆくまで楽しむために、服装のルールを守ることは大切なマナーです。

大判のストールを1枚バッグに入れておくだけで、夏の暑い日でもどんな教会にも気兼ねなく入場できます。

旅の記念写真にも映えるような、お気に入りの一枚を選んでみましょう。

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ネットはどうする?Wi-FiとSIMの選び方

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イタリア旅行 インターネット接続ガイド

イタリア旅行中にスマートフォンで地図を見たり、お店を調べたりするために、インターネット環境は不可欠です。

主な選択肢は「eSIM」「現地SIMカード」「レンタルポケットWi-Fi」「日本の携帯会社の海外ローミング」の4つ。最近は、日本で事前に購入できるeSIMが主流ですが、滞在日数や使い方によって最適な方法は異なります。

ここでは、1週間の観光旅行(データ使用量5~10GB程度)を想定して、それぞれの特徴を比較します。

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手段 参考料金
(1週間)
速度/容量 同時接続 手軽さ メリット デメリット
eSIM
(事前購入)
Airalo 10GBプランで24ドル(約3,840円)など約3,840円~ 5G/4G 1台 SIMカードの抜き差し不要で紛失リスクなし。SIM抜き差し不要。
紛失リスクなし。
SIMロック解除済のスマホが必要。電話番号なし。SIMロック解除が必要。
電話番号なし。
物理SIM
(現地購入)
TIM Tourist 200GBプランで約25ユーロ(約4,250円)※SIM代込約4,250円~ 5G 1台 大容量で安い。テザリングも可能。大容量で安い。
テザリングも可。
店舗探しや手続きに時間がかかる場合がある。店舗での手続きに
時間がかかる。
ポケットWi-Fi
(レンタル)
Zeus WiFi 無制限プランで6,160円など約6,160円~ 4G 最大5台 複数人でシェアすれば割安。設定が簡単。複数人でシェアできる。
設定が簡単。
常に端末を持ち歩き、充電する必要がある。端末の持ち歩きと
充電が必要。
国際ローミング ドコモ「世界そのままギガ」で5,280円など約5,280円~ 5G/4G 1台 日本の電話番号がそのまま使える。設定不要。日本の電話番号が使える。
設定不要。
他の方法に比べて割高になることが多い。他と比べ割高。

※料金は2025年6月時点の目安です(1ユーロ=170円、1ドル=160円で計算)。

eSIM:手軽さで選ぶならNo.1

iPhone 13以降など、eSIM対応のスマホをお持ちなら最もおすすめ。日本にいる間にネットでプランを購入し、送られてきたQRコードを読み込むだけ。現地に到着したら、設定を切り替えるだけでインターネットが使えます。

物理SIM:安さと大容量が魅力

動画をたくさん見たり、パソコンをテザリングで使ったりするなら、現地の携帯会社TIMのツーリストプランなどが非常に安価です。ただし、空港や市内の店舗でパスポートを提示して契約する必要があり、少し手間がかかります。

ポケットWi-Fi:グループ旅行に最適

家族や友人と複数人で旅行する場合、1台のWi-Fiルーターをみんなで共有すれば、一人当たりのコストを抑えられます。ただし、ルーター本体の充電と管理が必要です。

国際ローミング:とにかく簡単な方法

ドコモ、au、ソフトバンクなどが提供するサービスで、設定の手間がほとんどかからないのが最大のメリット。短期の出張など、確実性を最優先したい場合に有効ですが、長期滞在では割高になります。

公衆Wi-Fi:補助的な利用に

イタリアの駅や広場には無料Wi-Fiスポットがありますが、接続が不安定だったり、セキュリティが弱かったりすることも。個人情報やカード番号の入力は避け、調べ物など補助的に使うのが良いでしょう。

結論:あなたに最適なのは?

  • 1人旅で手軽さ重視 → eSIM
  • データ量を気にせず使いたい → 現地SIM
  • グループ旅行でみんなで使いたい → ポケットWi-Fi
  • 費用より設定の簡単さが大事 → 国際ローミング

自分の旅行スタイルに合わせて最適な方法を選び、出発前に設定方法などを確認しておけば、現地でスムーズにインターネットを使い始められます。

快適なネット環境で、イタリアの旅をさらに楽しみましょう。

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もしもの備えは万全?保険と緊急連絡先

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イタリア旅行 保険・緊急連絡先ガイド

海外で予期せぬ病気や事故に遭った場合、治療費は全額自己負担となり、非常に高額になることがあります。日本の外務省も、海外旅行保険への加入を強く推奨しています。

実際に、ローマで転倒・骨折した旅行者が、保険未加入のため

約140万円(8,000ユーロ)

をその場で支払った事例も報告されています。
万が一に備え、十分な補償内容の保険加入が不可欠です。

※1ユーロ=175円で換算(2025年6月27日時点の参考レート)

海外旅行保険:補償額の目安

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補償項目 推奨される最低補償額 理由
ケガや病気の治療費 3,000万円以上 現地の医療費は高額。入院すると1日で100万円を超えることも。入院すると1日で100万円超も。
救援者費用 3,000万円以上 日本から家族が駆けつける際の渡航費や、医療搬送の費用をカバー。家族の渡航費や医療搬送費をカバー。
賠償責任 1億円以上 誤ってお店の物を壊したり、他人にケガをさせたりした場合に備える。お店の物を壊した場合などに備える。
携行品損害 20万円以上 スマートフォンやカメラなどの盗難・破損をカバー。スマホやカメラの盗難・破損をカバー。
旅行のキャンセル費用 かかった実費 急な病気や交通機関の遅延・ストライキで旅行を中止せざるを得なくなった場合に。急な病気やストライキでの旅行中止に備える。

イタリアで使える緊急連絡先

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連絡先 電話番号(イタリア国内から) 内容・備考
EU共通緊急ダイヤル 112 警察・救急・消防を一度に手配可能。英語にも対応しています。警察・救急・消防を一度に手配可。英語対応。
救急医療サービス 118 救急車を呼びたい時に。救急車を呼びたい時に。
警察(Polizia) 113 盗難届の作成など、緊急性の低い警察への連絡に。盗難届など緊急性の低い場合に。
消防 115 火事や救助が必要な時に。火事や救助が必要な時に。
在イタリア日本国大使館 +39-06-487-991 パスポートの紛失・盗難など、日本人の保護に関する相談窓口。パスポート紛失・盗難時の相談窓口。
クレジットカード
紛失・盗難デスク
各カード裏面の番号 カードをなくしたら、すぐにこの番号に電話して利用を停止します。カードをなくしたらすぐに利用停止。

ワンポイント

  • 緊急ダイヤル(112など)は、SIMカードが入っていないスマートフォンからでも発信できます。
  • パスポートを紛失・盗難されたら、①警察で盗難届をもらう → ②日本大使館で「帰国のための渡航書」を発行してもらう、という流れになります。
  • 病院にかかる際は、保険会社が提携している「キャッシュレス対応病院」に行くと、その場で費用を支払う必要がなくスムーズです。

スマホに登録しておきたい3つのアプリ

  • たびレジ:外務省が提供。現地の最新の安全情報を日本語で受け取れます。
  • 保険会社の公式アプリ:保険証券の確認や、緊急時の連絡が簡単にできます。
  • 応急手当アプリ:オフラインでも使える応急手当の方法がわかるアプリがあると安心です。

まとめ

安心してイタリア旅行を満喫するためには、出発前の「もしもの備え」が何よりも大切です。

十分な補償の保険に加入し、緊急連絡先を登録しておく。この2つを済ませておくだけで、心の余裕が大きく変わります。

万全の準備で、安全で楽しい旅に出かけましょう。

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持ち物チェックリスト&おすすめ商品まとめ

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最後に、この記事でご紹介した持ち物をカテゴリー別にチェックリストとしてまとめました。

イタリア旅行の準備を進める際の「最終確認&お買い物リスト」としてご活用ください。

貴重品・防犯対策グッズ

□ パスポート・航空券・保険証

□ クレジットカード(2枚以上)

□ 現金(ユーロ)

□ 防犯スリングバッグ:プロ窃盗団の手口を想定した機能がついたものがおすすめ。

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□ ネックポーチ:服の下に貴重品を隠すための必須アイテム。体にフィットする薄型がおすすめです。

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□ ワイヤーロック:カフェや列車内で、手荷物を座席やテーブルに固定できます。

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□ GPSトラッカー(AirTagなど):万が一の紛失・盗難時に、荷物の場所を追跡するのに役立ちます。

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iPhoneユーザーの場合

iOSとAndroidの両方に対応

電源・ガジェット類

□ スマートフォン

□ Cタイプ変換プラグ:イタリアのコンセントに対応するために不可欠。USBポート付きだと一度に複数充電できて便利です。

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□ USB急速充電器:複数のデバイスを効率よく充電できるGaN(窒化ガリウム)採用モデルが小型で高性能です。

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□ モバイルバッテリー:機内持ち込みルールの「100Wh以下」を確認。軽量・大容量タイプが人気です。

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□ 海外対応電源タップ:PC、カメラ、スマホなど充電する機器が多い場合に重宝します。コンセントが少ないホテルで大活躍します。

□ eSIMまたはポケットWi-Fi:日本で事前に手配するのが最も簡単で確実です。

□ ノイズキャンセリング・イヤホン:長時間のフライトや列車移動を快適に過ごすための投資価値は絶大です。

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□ ミニ三脚+Bluetoothシャッター:美しい夜景や集合写真の撮影に。自撮り棒禁止の場所でも活躍します。

あると便利な快適・衛生グッズ

□ ネックピロー:空気で膨らませるタイプなら、使わない時はコンパクトに収納できます。

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□ 着圧ソックス:長時間の移動による足のむくみを軽減します。

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□ 折りたたみ携帯ボトル:ローマ市内の無料給水所「ナソーニ」で大活躍。節約&エコになります。

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□ コインケース:有料トイレや市場での支払いに。小銭がすぐ取り出せると本当に便利です。

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□ エコバッグ:スーパーやお土産屋さんでの買い物の際に。小さく畳めるものを選びましょう。

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□ 折りたたみ傘:イタリアの天気は変わりやすいことも。晴雨兼用の軽量なものがおすすめです。

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□ 速乾タオル:突然の雨に濡れた時や、少し汗を拭きたい時に。軽量で乾きやすいスポーツタオルが便利です。

常備薬・衛生用品(ウェットティッシュなど)

衣類・パッキング用品

□ 大判ストール:教会のドレスコード対策、日よけ、冷房対策と一枚三役の万能アイテムです。

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□ 超軽量ダウンジャケット:春・秋の朝晩の冷え込み対策に。小さくたためるポケッタブルタイプが便利。

□ 防水スニーカー:突然の雨や石畳の道でも安心して歩ける、滑りにくい靴がベストです。

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□ 衣類圧縮バッグ:かさばる衣類の体積を減らし、スーツケースのスペースを有効活用できます。

□ 折りたたみハンガー+携帯洗剤:連泊するホテルでの洗濯に。荷物を大幅に減らせます。

保険・その他

□ 海外旅行保険:万が一の病気や事故、盗難に備えて必ず加入しましょう。補償内容を比較検討できるサイトが便利です。

このチェックリストが、あなたの快適で安全なイタリア旅行の助けとなれば幸いです。

イタリア旅行の準備と持ち物、忘れないための最終チェック

  • パスポートは出国予定日から6ヶ月以上の有効期間があると安心
  • クレジットカードはVisaやMastercardなど異なるブランドを2枚以上準備
  • 現金はチップや少額決済用に150〜200ユーロ程度を用意
  • 変換プラグは丸ピン2本のCタイプが必須
  • モバイルバッテリーは100Wh以下のものを手荷物で機内へ
  • スリ対策としてネックポーチや防犯スリングバッグを活用
  • 貴重品は一か所にまとめず分散して保管
  • 教会や大聖堂の訪問には肩と膝を隠せる大判ストールが必須
  • ネット環境は日本で手配できる手軽なeSIMが主流
  • 万が一に備え、治療費3,000万円以上の海外旅行保険に加入
  • 緊急時はEU共通ダイヤル112に連絡
  • 夏は熱中症と紫外線対策、冬は防寒と滑りにくい靴を準備
  • 長時間のフライトや列車移動には快適グッズを持参
  • ローマの無料給水所用に折りたたみ携帯ボトルがあると便利
  • スーパーでの買い物に備えエコバッグを携帯
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