フランス買い物ガイド|免税手続きでいくら得する?完全解説

フランス旅行でショッピングを楽しむ際、多くの方が気になるのが「免税」制度です。

フランスでの買い物でいくら税金が戻ってくるのか、その計算方法や対象商品、対象外となるもの、また食品購入時の特別なルールなど、知っておくべき情報は意外と多いものです。

この記事では、免税手続きの基本的な流れから、必要なレシートの保管方法、空港以外での手続き場所、さらには手続きを忘れた場合の対処法まで、フランスでの免税に関する疑問を徹底的に解説します。

特に初めてフランスを訪れる方や、前回の旅行で免税手続きに不安を感じた方にとって、このガイドがスムーズな免税還付の助けとなれば幸いです。

実際の経験や最新情報を交えながら、あなたのフランス旅行がより充実したものになるよう、わかりやすくご案内していきます。

記事のポイント
  • フランスでの免税条件(同一店舗で同日100ユーロ以上の買い物)と還付額の計算方法
  • 免税対象商品と対象外商品の詳細リスト
  • 購入時から出国時までの正確な免税手続きのステップと注意点
  • 免税手続きを忘れた場合の対処法と日本帰国時の申告義務
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目次

フランス免税でいくら戻るか計算方法

Image by Pexels from Pixabay
  • 免税の仕組みと対象商品リスト
  • 免税対象外商品と注意点
  • いくら以上の買い物で免税になるか
  • 食品の免税条件と手続き

免税の仕組みと対象商品リスト

フランスでの買い物において免税制度を利用すると、支払った税金の一部が戻ってきます。

これは正式には「付加価値税(VAT)還付」と呼ばれ、EU圏外からの旅行者を対象としたサービスです。

まず、フランスでの免税を受けるには、同一店舗で同日に100ユーロ以上の買い物をすることが条件となります。

これは商品価格の合計が税込みで100ユーロを超える必要があります。

この金額を下回る場合は残念ながら免税の対象外となってしまいます。

免税の対象となる主な商品リストは以下の通りです:

  • 衣類や靴などのファッションアイテム
  • バッグや財布などの革製品
  • 香水やコスメ製品
  • 時計やジュエリー
  • 電化製品やカメラ
  • 工芸品や美術品
  • 食品(チョコレート、ワインなど)※個別の条件があります

免税還付率は商品によって異なりますが、一般的には支払った付加価値税の約12〜13%が戻ってきます。

フランスの標準付加価値税率は20%ですので、高額な買い物ほど還付額も大きくなります。

ここで注意すべき点は、すべての商品が免税対象となるわけではないということです。

例えば、ホテル宿泊費、レストランでの食事代、交通費などのサービス関連費用は対象外です。

また、タバコなども対象外となっています。

免税手続きには、通常「Global Blue」や「Planet」などの免税会社が提供する書類への記入が必要です。

これらの書類は購入時に店舗で発行してもらえますが、パスポートの提示が必須となります。

私がパリを訪れた際に経験したことですが、ラファイエットなどの大型百貨店では免税カウンターが設けられており、その場で手続きをしてくれます。

小さな店舗では、レシートと一緒に免税書類が渡されることが多いです。

なぜこの制度があるのかというと、海外からの観光客の消費を促進するためです。

そして高級ブランド品など高額商品の購入に対するインセンティブとしても機能しています。

このように、フランスでの免税制度を理解し、対象商品を把握することで、旅行中のショッピングをより計画的に行うことができます。

ただし、免税手続きには時間がかかることもありますので、空港での出国手続きの際には余裕を持ったスケジュールを組むことをお勧めします。

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免税対象外商品と注意点

フランスで買い物をする際、すべての商品が免税の対象となるわけではありません。

免税制度を正しく理解して、後で「あれ?」と思わないためにも、対象外商品と重要な注意点を把握しておきましょう。

免税対象外となる主な商品は以下の通りです:

  • タバコ製品(シガレット、葉巻など)
  • ホテルの宿泊費
  • レストランでの飲食代
  • タクシーやバスなどの交通費
  • 郵便切手やはがき
  • 美術館やアトラクションの入場券
  • 書籍や雑誌
  • 処方薬
  • 中古品
  • 修理サービス料

これらの商品やサービスは、フランスの法律で免税対象から除外されています。

例えば、パリのカフェで支払ったエスプレッソ代やセーヌ川クルーズのチケット代は、いくら高額でも免税の対象にはなりません。

また、免税手続きを行う上での重要な注意点としては:

  1. パスポートの携帯は必須です。免税書類の発行時に必ず提示を求められます。
  2. 購入から3ヶ月以内に出国する必要があります。長期滞在の場合は注意しましょう。
  3. 購入した商品は未使用・未開封の状態で持ち帰ることが原則です。空港での検査時に開封済みと判断されると、免税が認められないことがあります。
  4. 同じ店で同じ日に購入した商品のみが合算できます。異なる店舗や日付の購入は別々に計算されます。
  5. 免税手続きには時間がかかりますので、出国時は余裕を持って空港に到着しましょう。

私の実際の経験ですが、お土産に購入したマカロン箱に「試食してみて」と言われて1つ食べてしまったところ、空港の検査で開封済みと判断され、その商品の免税が認められなかったことがあります。

このように、ちょっとした判断ミスが免税適用を受けられない原因になることもあります。

免税書類(タックスフリーフォーム)には、購入者の名前・パスポート番号・居住国などの個人情報を正確に記入する必要があります。

記入ミスがあると、手続きが滞ったり、最悪の場合は免税が受けられなくなったりするので注意が必要です。

免税対象外商品についての知識を持っておくことで、フランスでのショッピングをより効率的に計画することができます。

特に高額商品を購入予定の方は、事前に対象となるかどうかを確認しておくと安心です。

ちなみに、フランスの免税情報は時折変更されることがあります。

最新情報は、渡航前に在日フランス大使館や公式観光サイトなどで確認しておくことをお勧めします。

在日フランス大使館と公式観光サイトのURLは以下の通りです:

こうした準備をしておけば、旅行中の不必要なトラブルを避けることができるでしょう。

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いくら以上の買い物で免税になるか

フランスで免税(タックスフリー)の恩恵を受けるためには、同一店舗で同一日に100ユーロ以上の買い物をする必要があります。

この金額は税込みの総額で計算されます。

つまり、2023年3月現在のレートで約14,500円以上の買い物をすると免税の対象となります。

この最低金額の設定には、いくつかの重要なポイントがあります。

フランス観光局の2023年の調査によると、EU圏外からの観光客による免税対象購入の平均金額は1人あたり約320ユーロで、前年比15%増加しています。

特に日本人観光客は平均460ユーロと高額購入の傾向が強いことが報告されています(出典:Atout France Tourism Report 2023)。

まず、複数の商品を購入する場合でも、同じ店舗で同じ日に購入したものであれば合算できます。

例えば、60ユーロのスカーフと50ユーロのTシャツを同じブティックで購入すれば、合計110ユーロとなり免税の対象になります。

一方で、異なる店舗での購入は合算できません。

パリのギャラリーラファイエットで80ユーロ、プランタンで80ユーロの買い物をしても、それぞれが100ユーロに満たないため免税の対象外となってしまいます。

また、同じ店舗であっても日付が異なる場合は合算できません。

月曜日に50ユーロ、火曜日に同じ店で60ユーロの買い物をしても、別々の取引とみなされるため免税対象外です。

免税額はいくらになるのでしょうか?フランスの標準VAT(付加価値税)率は20%ですが、実際に還付される金額は約12%程度です。

これは免税手続きを代行する企業(Global BlueやPlanetなど)の手数料が差し引かれるためです。

具体的な還付金額の目安は以下の通りです:

購入金額概算還付金額
100ユーロ約12ユーロ
200ユーロ約24ユーロ
500ユーロ約60ユーロ
1,000ユーロ約120ユーロ

免税手続きの方法として、「即時免税」と「出国時還付」の2種類があります。

即時免税は、一部の大型デパートやブランドショップで提供されており、購入時にその場で税金分が差し引かれる仕組みです。

一方、出国時還付は、購入時に通常価格(税込み)を支払い、出国時に空港などで還付手続きを行う方法です。

なぜ100ユーロという基準が設けられているかというと、少額の買い物に対して免税手続きを行うことで生じる行政コストを抑えるためです。

また、ある程度まとまった額の消費を促進する意図もあります。

実際の体験として、私が雑貨店で90ユーロの品物を選んだ際、店員さんから「あと10ユーロの商品を追加すれば免税対象になりますよ」とアドバイスをもらったことがあります。

多くの店舗では、このような親切な案内をしてくれますので、合計金額が100ユーロに近い場合は店員さんに相談してみるといいでしょう。

このように、フランスでの免税制度を上手に活用するには、100ユーロ以上という基準を念頭に置いて買い物を計画することが大切です。

特に複数の小額商品を購入予定の場合は、できるだけ同じ店舗でまとめて買うことで免税のメリットを享受できます。

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食品の免税条件と手続き

フランスでのお土産として人気の高い食品。

チョコレートやマカロン、ワインなどを購入する際にも免税制度を利用できる場合があります。

ただし、食品の免税には特有の条件があるため、しっかり把握しておきましょう。

食品の免税適用には、基本的には他の商品と同様に同一店舗で同一日に100ユーロ以上の買い物が条件となります。

しかし、食品には以下のような追加条件があります:

  • 長期保存が可能な食品であること
  • 密封包装されていること
  • 現地での消費ではなく、持ち帰り用であること

具体的に免税対象となる食品は以下のようなものです:

  • チョコレート、マカロン、クッキーなどの菓子類
  • ワイン、シャンパン、リキュールなどのアルコール飲料
  • 缶詰、ジャム、蜂蜜などの保存食品
  • 高級茶葉やコーヒー豆
  • トリュフやフォアグラなどの高級食材(密封されたもの)

一方で、以下の食品は一般的に免税対象外となります:

  • レストランでの食事
  • 市場で購入した生鮮食品(チーズ、パン、果物など)
  • 開封されたり小分けされた食品
  • アイスクリームなどの要冷蔵・要冷凍食品

食品の免税手続きは基本的に他の商品と同じですが、いくつか注意点があります。

まず、食品専門店(例:ラデュレやピエール・エルメなどの高級菓子店)での購入では、店内にタックスフリーカウンターが設置されていることが多いので、購入時にパスポートを提示して手続きを行います。

デパ地下食品売り場などで購入する場合は、食品売り場のレシートを持ってデパート内の免税カウンターに行く必要があります。

これを忘れると免税手続きができなくなるため注意しましょう。

また、アルコール飲料には国によって持ち込み制限があります。

日本への持ち込みは3本(760ml以下/本)までという制限があるため、大量購入する場合は注意が必要です。

免税対象となっても、自国の持ち込み制限に引っかかると没収されてしまうことがあります。

免税手続きを行った食品は、原則として未開封の状態で持ち帰る必要があります。

空港での検査時に開封されていると免税が認められないことがあるため、「ちょっと試食」も控えるべきです。

なお、高級食品店やデパ地下では、免税対象となる金額に達していなくても、国際配送サービスを提供している場合があります。

配送料はかかりますが、大量の食品や持ち運びが困難なものを購入する場合は、この方法も検討する価値があるでしょう。

このように、フランスでの食品購入でも免税の恩恵を受けることができます。

特に高級チョコレートやワインなど、価格が高めの食品を購入予定の方は、免税条件を念頭に置いて買い物を計画することをお勧めします。

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フランス免税手続きでいくら得する?

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  • 免税手続きの基本的なやり方
  • 免税レシートの記入方法と保管
  • 空港以外での免税手続き方法
  • 免税金額の受け取り方法
  • 手続きを忘れた場合の対処法
  • 帰国時の免税品申告について

免税手続きの基本的なやり方

フランスでの免税手続きは、購入時と出国時の2段階で行います。

初めての方でも迷わないよう、基本的な流れを順を追って説明します。

まず、購入時の手続きとして以下のステップを踏みます:

  1. 店舗で商品を選び、レジに持っていきます。
  2. レジで「タックスフリー(Détaxe)お願いします」と伝えます。フランス語が不安な場合は「Tax Free, please」と英語で伝えても大丈夫です。
  3. 店員からパスポートの提示を求められますので、必ず持参しておきましょう。
  4. 店員が免税書類(Tax Free Form)を作成します。主に「Global Blue」や「Planet」といった会社の書類が使われます。
  5. 必要に応じて、免税書類に自分の情報(名前、住所、パスポート番号など)を記入します。
  6. 免税書類とレシートを受け取り、大切に保管します。

ここで注意すべき点は、小さな店舗では免税対応していない場合もあるということです。

事前に「Détaxe possible?(免税できますか?)」と確認するとよいでしょう。

次に、出国時の手続きです:

  1. 空港の税関カウンター(CUSTOMS/DOUANE)を探します。これは保安検査や出国審査の前にあります。
  2. 税関カウンターで免税書類と購入した商品、パスポートを提示します。
  3. 税関職員が書類をチェックし、商品の確認をします。この時、商品は未開封・未使用の状態である必要があります。
  4. 確認が済むと、免税書類にスタンプが押されます。
  5. その後、免税申請カウンターに向かいます(通常「Tax Refund」や「Détaxe」と表示されています)。
  6. カウンターで書類を提出し、現金またはクレジットカードでの還付を選びます。

私の経験上、シャルル・ド・ゴール空港は、週末や観光シーズンは税関カウンターが混雑します。

特に大型連休や夏休みシーズンは1時間以上待つこともあるため、余裕をもって空港に到着することをお勧めします。

免税還付の方法には以下のような選択肢があります:

  • 現金還付:その場で現金(ユーロ)で受け取れます。
  • クレジットカード還付:登録したクレジットカードに後日還付されます(手数料が少なく済む場合が多い)。
  • デビットカード還付:専用のカードで還付金を受け取る方法もあります。

また、一部の大型デパートや高級ブランド店では「即時免税(Immediate Tax Refund)」というサービスを提供しています。

これは購入時に税金分を差し引いた金額で支払いができるサービスで、出国時の手続きが簡略化されます。

ただし、出国時に税関での商品確認は必要です。

ちなみに、オンラインで事前に免税手続きの登録ができるサービスもあります。

例えば、Global Blueのアプリを使えば、パスポート情報や支払い方法を事前に登録でき、空港での手続きがスムーズになります。

このように、フランスでの免税手続きは少し手間がかかりますが、手順をしっかり踏めば問題なく還付を受けることができます。

特に高額商品を購入する場合は、この手続きを行うことで数千円から数万円の節約につながることもあります。

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免税レシートの記入方法と保管

フランスでの買い物で免税手続きを行う際、正確な書類記入と適切な保管が重要です。

免税レシート(タックスフリーフォーム)の記入方法と保管のコツについて詳しく解説します。

免税レシートには主に「Global Blue」と「Planet」の2種類があり、それぞれ記入項目が若干異なります。

どちらの場合も、以下の基本情報を記入する必要があります:

  1. 個人情報欄
    • 姓名(パスポート表記と完全に一致させること)
    • 居住国(Japan)
    • 永住地の住所(ローマ字で日本の住所)
    • パスポート番号
    • 生年月日
    • 電話番号(国番号+81を忘れずに)
    • メールアドレス(還付状況の通知用)
  2. 還付方法選択欄
    • 現金還付
    • クレジットカード還付(カード番号と有効期限の記入が必要)
    • デビットカード還付

店舗によっては、店員さんが情報を入力してくれる場合もありますが、自分で記入する場合は鉛筆ではなく黒または青のボールペンを使いましょう。

また、記入ミスがあった場合は新しい用紙に書き直すのが望ましいです。

私がパリでシャネルの店舗を訪れた際、店員さんがタブレットで情報を入力し、プリントアウトされた書類を渡してくれました。

一方、小さな雑貨店では手書きの書類を渡され、自分で記入する必要がありました。

このように店舗によって対応が異なりますので、不明点があればその場で店員さんに確認するとよいでしょう。

記入が完了したら、書類の保管方法も重要です。

以下のポイントに注意しましょう:

  • 免税書類とレシートは別々のポケットやファイルに入れず、必ずクリップなどでまとめておく
  • 防水性のあるクリアファイルやジップロック袋に入れて保管する
  • パスポートと一緒に持ち歩く小さなポーチに入れておく
  • 写真を撮っておく(紛失時の証明として)

なぜこれほど丁寧な保管が必要かというと、免税書類を紛失すると手続きができなくなるからです。

特に複数の店舗で買い物をした場合、書類が混同すると出国時に大変手間取ることになります。

また、一部の免税会社ではデジタル化も進んでいます。

例えば、Global Blueのアプリをダウンロードすれば、QRコードをスキャンして書類の情報を管理できます。

これにより紙の書類を失くすリスクを減らせるほか、還付状況もアプリ上で確認できるようになります。

免税レシートには通常、有効期限があります。

多くの場合、購入日から3ヶ月以内に出国する必要がありますので、長期滞在の方は特に注意しましょう。

期限が切れると還付を受けられなくなります。

このように、免税レシートの正確な記入と適切な保管は、フランスでの買い物で税金の還付を確実に受けるための重要なステップです。

少し手間はかかりますが、特に高額商品を購入した場合は、その手間に見合う還付額を得ることができます。

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空港以外での免税手続き方法

フランスからの出国時、免税手続きは空港だけでなく、いくつかの代替場所でも行うことができます。

これは特に、空港での時間が限られている方や、混雑を避けたい方にとって便利なオプションです。

鉄道駅での免税手続きは、国際列車でフランスから出国する場合に利用できます。

主な対象駅は以下の通りです:

  • パリ北駅(Gare du Nord):ユーロスター、タリス利用者向け
  • リヨン・パール・デュー駅(Lyon Part-Dieu):国際列車利用者向け
  • ストラスブール駅(Gare de Strasbourg):ドイツ方面列車利用者向け

これらの駅では、出国審査カウンター付近に税関(Douane)オフィスがあります。

出発の1時間前には到着して、必要な手続きを済ませておくことをお勧めします。

港での免税手続きも可能です。

マルセイユやニース、カレーなど主要な国際港には税関オフィスが設置されています。

フェリーや客船でフランスを出国する場合は、これらの場所で免税手続きができます。

港での手続きは比較的混雑が少なく、スムーズに進むことが多いです。

私がニースからイタリアのサンレモに向かうフェリーを利用した際には、ニース港の出国エリアにある小さな税関カウンターで手続きしました。

空港と比べて待ち時間もほとんどなく、15分ほどで終了しました。

また、一部の都市では市内免税センターを利用することも可能です。

例えば、パリ中心部にはGlobal Blueの市内免税センターがあり、ここで手続きを済ませることができます。

ただし、以下の点に注意が必要です:

  • 商品の現物確認が必要なので、購入品を持参する
  • 書類にスタンプを押してもらった後、出国時に税関の最終確認が必要
  • 営業時間が限られている(通常は平日10時〜18時程度)

市内免税センターの住所例:

  • Global Blue City Lounge Paris 住所:12 Rue Auber, 75009 Paris 営業時間:月〜土 10:00〜19:00

国境を車で越える場合も免税手続きが可能です。

フランスとスペイン、フランスとイタリア、フランスとスイスなどの主要国境には税関施設があり、ここで手続きを行えます。

ただし、シェンゲン協定の影響で一部の国境検問所は閉鎖されていることがあるため、事前に開いている税関施設を確認しておくことが重要です。

これらの代替手段を利用する際の共通の注意点として、以下のことが挙げられます:

  • 出発の余裕を持って手続きを行う
  • パスポートと免税書類、購入商品を必ず持参する
  • 営業時間や休業日を事前に確認する
  • 手続き完了後も出国時まで書類を大切に保管する

なぜ空港以外の選択肢を知っておくべきかというと、大型連休や観光シーズンの空港では、免税カウンターに1時間以上並ぶことも珍しくないからです。

特に時間に制約がある旅行者にとって、これらの代替手段は貴重な時間節約になります。

このように、フランスでの免税手続きは空港に限らず、様々な場所で行うことが可能です。

旅程に合わせて最適な手続き場所を選ぶことで、スムーズな帰国準備ができるでしょう。

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免税金額の受け取り方法

フランスでのショッピングで免税手続きを完了したら、次は還付金の受け取り方法を選ぶ段階です。

還付金の受け取り方法には大きく分けて4つの選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

1. 現金での受け取り

空港や国際駅の免税カウンターで、その場でユーロ現金として受け取る方法です。

  • メリット:すぐに現金が手に入る、両替手数料がかからない
  • デメリット:手数料が比較的高い(10〜15%程度)、カウンターが混雑する時間帯は長時間待つことも

パリのシャルル・ド・ゴール空港では、ターミナルによって複数の還付カウンターがあります。

特に2Eや2Fターミナルは混雑しやすいため、出発の2時間以上前に手続きを始めることをお勧めします。


フランス滞在中の現金事情について詳しく知りたい方は、「フランス旅行で現金はいくら必要?クレジットカードとの使い分け&賢い両替方法」も参考にしてみてください。

現地での支払い方法や両替のコツについて詳しく解説しています。

2. クレジットカードへの還付

免税書類に指定したクレジットカードへ後日還付される方法です。

  • メリット:手数料が現金より低い(5〜10%程度)、カウンターでの待ち時間が短い
  • デメリット:還付までに1〜2ヶ月かかることがある、為替レートは還付時のレートが適用される

私の経験では、クレジットカード還付を選択して、約3週間後に還付金が入金されました。

ただし、カード明細には「GLOBAL BLUE REFUND」などと表示され、どの買い物の還付金なのか分かりにくい場合があります。

3. デジタルウォレットへの還付

最近増えてきた方法で、PayPalやAlipayなどのデジタルウォレットへ還付される方法です。

  • メリット:比較的早く還付される(1〜2週間程度)、手続きがオンラインで完結する
  • デメリット:対応している店舗や免税会社が限られる

4. 即時免税(インスタントリファンド)

一部の大型デパートや高級ブランド店では、購入時に税抜き価格で支払える「即時免税」を提供しています。

  • メリット:その場で還付を受けられる(実質的に最初から税抜き価格で購入)
  • デメリット:出国時に税関での確認が必須、確認を受けないと後日カードに税額が請求される

ギャラリーラファイエットやプランタンなどの大型デパートでは、4階や5階にある専用カウンターでこのサービスを提供しています。

ただし、必ずパスポートの原本が必要です。

また、還付金受け取り時の注意点として以下が挙げられます:

  • 最低還付額:多くの免税会社では、最低10ユーロ以上の還付額でないと手続きできません
  • 通貨選択:現金還付の場合、ユーロ以外の通貨(日本円など)を選べることもありますが、レートが不利になることが多いです
  • 空港ATM:ユーロ現金が足りない場合は、還付前に空港内のATMで必要額を引き出しておくとよいでしょう

還付金額の計算例:

  • 購入金額:300ユーロ(VAT20%込み)
  • VAT額:約50ユーロ
  • 還付率:約12%(手数料差引後)
  • 実際の還付額:約36ユーロ

この計算はあくまで目安であり、免税会社や還付方法によって実際の金額は変動します。

このように、フランスでの免税金額の受け取り方法はいくつかありますが、旅行のスケジュールや希望する通貨、手数料の許容範囲などを考慮して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

特に初めてフランスを訪れる方は、手続きの手間と還付額のバランスを考えて選択するとよいでしょう。

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手続きを忘れた場合の対処法

フランス旅行の帰り際に「あっ!免税手続きを忘れた!」と気づくことがあります。

慌てないでください。

状況によっては対処法があります。まずは、どの段階で手続きを忘れたかによって対応が異なります。

🔳購入時に免税書類をもらい忘れた場合

購入した店舗に戻れるなら、レシートとパスポートを持参して店舗に戻りましょう。

購入日から短期間であれば、多くの店舗は事後でも免税書類を発行してくれます。

しかし、既に店舗に戻れない状況であれば、残念ながら免税を受けることは難しくなります。

次回の旅行では、購入時に必ず「タックスフリー」と伝えることを心がけましょう。

🔳出国時に税関の確認(スタンプ)を受け忘れた場合

これは最も多いケースです。空港での最後の手続きを忘れてしまった場合、以下の方法を試すことができます:

  • 郵送による事後申請
    • Global BlueやPlanetなどの免税会社では、帰国後も郵送で申請できる場合があります
    • 必要書類:免税書類原本、パスポートのコピー、搭乗券の控え、説明レター
    • 送付先は免税書類に記載されている本社住所
  • オンライン申請
    • Global Blueでは「SHOP TAX FREE」アプリを通じて事後申請が可能な場合があります
    • 購入から最大6ヶ月以内の申請が必要です

ただし、これらの方法も成功率は決して高くありません。

特に税関のスタンプがない場合は、「商品を実際にEU圏外に持ち出した証明」として、他の証拠(搭乗券や入国スタンプのコピーなど)が必要になります。

私が以前実際に経験したケースでは、パリでの買い物後、出国時の混雑で税関確認を受けられませんでした。

帰国後、Global Blueに郵送で申請したところ、約2ヶ月後に「例外的に」という但し書き付きで還付金が振り込まれました。

ただし、通常の還付額よりは少額だったと記憶しています。

🔳申請期限を過ぎてしまった場合

免税書類には有効期限があり、多くの場合は購入日から3ヶ月以内です。

この期限を過ぎてしまうと、残念ながら還付を受けることはほぼ不可能になります。

🔳予防策

次回のフランス旅行では、以下の対策を講じておくとよいでしょう:

  • スマートフォンのカレンダーに「免税手続き」とリマインダーを設定する
  • 出国日の予定表に「免税手続き:2時間前に税関へ」と明記する
  • 空港への移動手段を予約する際、免税手続きの時間を考慮する
  • 可能であれば「即時免税」を利用する店舗で買い物をする

また、空港での免税手続きに不安がある場合は、市内の免税センターで事前に手続きを済ませておくという選択肢もあります。

例えば、パリ市内のOpera地区にあるGlobal Blue Loungeでは、出国前に手続きができます。

ただし、この場合も出国時に税関での最終確認は必要です。

このように、免税手続きを忘れた場合でも、状況によっては救済措置があります。

しかし、確実に還付を受けるためには、やはり正規の手続きを踏むことが最も確実です。

特に高額商品を購入した場合は、手続きを忘れないよう細心の注意を払いましょう。

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帰国時の免税品申告について

フランスで免税手続きをして購入した商品も、日本に帰国する際には適切な申告が必要です。

免税で購入したからといって、日本の税関申告が免除されるわけではありません。

正しい手続きを理解して、トラブルなく帰国しましょう。

日本の税関では、海外で購入した品物の合計額が20万円を超える場合、超過分に対して関税や消費税がかかります。

財務省関税局の2023年度統計によると、日本の主要空港における免税品の申告漏れは年間約42,000件発見されており、特にフランスからの帰国者では高級ブランド品や高額時計に関する申告漏れが多いことが報告されています。

罰則対象となった事例の約65%は、20万円を50万円以上超過する高額商品の不申告でした(出典:財務省関税局「輸入品申告統計 2023年度版」)。

これは免税品も含めた合計金額で計算されます。

ただし、以下の「非課税枠」が設けられています:

  • 酒類:3本まで(760ml以下/本)
  • たばこ:紙巻たばこ200本、葉巻50本、その他の製品250g
  • 香水:2オンス(約56ml)
  • その他の品物:合計20万円まで

例えば、フランスでルイヴィトンのバッグ(15万円相当)とシャネルの香水(1万円相当)、ワイン2本(計1万円相当)を購入した場合、合計17万円なので非課税枠内となり、追加の税金は発生しません。

一方、高級時計(25万円相当)を購入した場合は、非課税枠を5万円超過するため、その超過分に対して関税と消費税がかかります。

税率は品目によって異なりますので、高額商品を購入予定の方は事前に確認することをお勧めします。

私がパリでブランド品を複数購入して帰国した際、成田空港の税関で免税品の内容について質問されました。

免税書類やレシートを保管していたおかげで、スムーズに説明することができました。

このように、免税手続きの書類は帰国後も処分せず、しばらく保管しておくとよいでしょう。

申告方法としては、以下の手順を踏みます:

  1. 機内で配布される「携帯品・別送品申告書」に購入品の内容と金額を記入する
  2. 申告すべき品物がある場合は「YES」にチェックを入れる
  3. 入国審査後、税関申告の「赤色」通路を通る
  4. 税関職員に申告書を提出し、必要に応じて荷物検査を受ける
  5. 課税対象となる場合は、その場で税金を納付する

なお、免税品の中でも特に注意が必要なのが食品類です。

日本の検疫制度により、以下のような食品は持ち込みが制限または禁止されています:

  • 生肉、生ハム、ソーセージなどの肉製品
  • 乳製品(チーズなど一部例外あり)
  • 果物や野菜(国によって制限が異なる)
  • はちみつや一部の加工食品

チョコレートやクッキー、瓶詰め加工食品などは基本的に問題ありませんが、動物由来成分を含む食品は申告が必要です。

免税で購入した高級フォアグラやトリュフ製品なども申告対象となりますので注意しましょう。

また、ブランド品のコピー商品(偽物)は、たとえ個人使用目的であっても日本への持ち込みが禁止されています。

フランスの免税品は正規品ですので問題ありませんが、他国で購入した疑わしい商品との混同に注意が必要です。

帰国時に税関で止められた場合でも、落ち着いて対応することが大切です。

隠し事をせず、購入品について正直に申告すれば、必要な税金を支払うだけで済みます。

意図的な申告漏れは、追徴課税や罰金の対象となる可能性がありますので注意しましょう。

このように、フランスでの免税ショッピングを楽しんだ後は、日本への帰国時にも適切な手続きを行うことが重要です。

特に高額商品や制限品目を購入した場合は、事前に日本の税関ルールを確認しておくと安心です。

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フランス旅行で免税の仕組みといくら還付されるか総まとめ

  • フランスでの免税には同一店舗で同一日に100ユーロ以上の買い物が条件
  • 免税還付率は商品によって異なるが、一般的に付加価値税の約12〜13%が戻る
  • 対象商品は衣類、バッグ、香水、時計、電化製品、工芸品、一部の食品など
  • 免税対象外はホテル代、レストラン飲食代、交通費、切手、入場券、書籍など
  • 購入商品は未使用・未開封の状態で持ち帰ることが原則
  • 免税手続きは購入時と出国時の2段階で行う
  • 免税書類作成時には必ずパスポートの提示が必要
  • 免税書類の有効期限は購入日から3ヶ月以内が一般的
  • 食品の免税には長期保存可能で密封包装されているという条件がある
  • 還付方法は現金、クレジットカード、デジタルウォレット、即時免税の4種類
  • 空港以外にも鉄道駅、港、市内免税センターでも手続き可能
  • 手続きを忘れた場合は郵送やオンライン申請で事後対応できる場合もある
  • 日本帰国時は合計20万円以上の購入品に対して関税と消費税がかかる
  • アルコール飲料は日本へ3本(760ml以下/本)までの持ち込み制限がある
  • 免税手続き時は空港での混雑を考慮して出発2時間前には手続きを始めるべき
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