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ローマへの旅行計画、胸が躍りますよね。
歴史的な建造物が街のあちこちに息づき、歩いているだけで映画の主人公になったような気分にさせてくれる「永遠の都」。
でも、その一方でホテル選びとなると、
「テルミニ駅周辺って本当に危ないの?」
「どのエリアなら夜でも安心して歩けるんだろう?」
と、期待と同じくらい不安が頭をよぎるのではないでしょうか。
その気持ち、痛いほどよくわかります。
私自身も、初めてローマの地に降り立った時、期待と不安で胸がいっぱいだった一人ですから。
実際、観光シーズンなど人出が多い時期や場所では、スリ等の軽犯罪が増える傾向が指摘されています。
このような状況の中で、安全で快適な滞在を実現するためには、治安の良いおすすめエリアを選び、逆に避けるべき悪い地域を事前に把握しておくことが不可欠となります。
この記事では、長年の現地経験と、警察の犯罪統計や大使館の安全情報といった「信頼できる一次情報」を掛け合わせ、あなただけのローマ旅行を成功させるための、実践的なホテル選びの「攻略法」を余すところなくお伝えします。
- テルミニ駅周辺の治安状況と具体的な対策方法
- 観光客が避けるべきエリアの特徴と見分け方
- 日本人旅行者に適した安全な宿泊エリアの選定基準
- ホテル予約前に確認すべき治安関連のチェックポイント
ローマのホテル選びで治安を最優先すべき理由

- テルミニ駅周辺の現実的なリスクと対策
- 観光客が避けるべき悪い地域の特徴
- 日本人旅行者が安心できる宿泊エリア
- 治安重視で選ぶおすすめエリア3選
- 夜間の外出も安全な高級住宅街
- 公共交通機関へのアクセスと安全性の両立
テルミニ駅周辺の現実的なリスクと対策

出典:Il Giornale d’Italia
ローマの中央駅であるテルミニ駅。
空港からのアクセスも抜群で、まさにローマの玄関口ですよね。
私もロンドンから夜行列車で早朝に到着した時、その圧倒的な利便性に感動した一人です。
しかし、この「便利さ」こそが、光と影を生み出しているのも事実。
多くの人が集まる場所は、残念ながら観光客を狙った軽犯罪の舞台になりやすいのです。
実際、テルミニ駅周辺は人混みが多く、スリや置き引きに注意が必要と広く言われています。
多くの旅行者が口を揃えて注意を促すのには、やはり理由があるんですね。
特に駅の構内や広場では、旅行者の荷物や一瞬の気の緩みを狙ったスリ集団が活動していることも報告されています。
特に注意してほしいのが、駅の東側、Via Giolitti沿いのエリアです。
この通りには格安ホテルが集中しているため、検索サイトでもよく目にするかもしれません。
しかし、夜になると街灯が少なくなり、人通りも一気に減ります。
これは私の個人的な経験ですが、日没後にこのエリアを歩いた時、明らかに昼間とは違う緊張感のある空気が漂っていました。
駅周辺では時間帯によって人通りが少なくなる場所もあるため、明るい大通りを選ぶなど基本的な防犯対策を心がけましょう。
でも、テルミニ駅周辺が全て危険というわけでは決してありません。
賢くエリアを選び、正しく対策すれば、その利便性を最大限に活用できます。
例えば、駅の西側、Via Nazionale方面は比較的治安が安定しており、警察のパトロール頻度も高いエリアです。
もしテルミニ駅周辺の利便性を重視するなら、以下のポイントを必ずチェックしてください。
- ホテルの「顔」を確認する
建物の入口にセキュリティドアや防犯カメラが設置されているかは最低条件です。良質なホテルは、夜間は宿泊者以外が入れないシステムになっていることがほとんどです。 - 「大通り沿い」を死守する
駅から徒歩10分以内であっても、必ず大通りに面したホテルを選びましょう。細い路地裏にあるホテルは、たとえレビューが高くても夜間の安全性が格段に落ちます。 - 防犯の基本を徹底する
これはテルミニ駅に限りませんが、貴重品の管理は徹底してください。パスポートはホテルの金庫へ。持ち歩くのはコピーで十分です。お財布はカバンの奥や内ポケットに。リュックサックは前に抱える。この「当たり前」が、あなたをトラブルから守る最強の盾になります。
観光客が避けるべき悪い地域の特徴

出典:Roma Capitale(ローマ市公式サイト)

出典:Internazionale
「え、ローマにそんな場所があるの?」と驚かれるかもしれません。

ええ、残念ながら存在するんです。
私たち旅行者が、意識的に避けるべきエリアが。
格安ホテル検索サイトを見ていると、時々「なぜこんなに安いの?」と驚くような価格の宿泊施設が見つかることがあります。
でも、ちょっと待ってください。
その安さには、必ず理由があります。
ここでは、万が一にも迷い込んでしまわないように、具体的な地名をいくつか挙げます。
正直なところ、通常の観光ルートからは大きく外れているので、意図的に行かない限り足を踏み入れることはまずありません。

出典:Roma Capitale

出典:Discorsi Fotografici Magazine
- Tor Bella Monaca(市中心部から東へ約8km)
- San Basilio(ローマ北東部)
- Corviale(巨大な公営住宅団地があるエリア)
これらのエリアは、イタリア内務省が治安重点対策地区に指定していたり、地元の人でさえ夜間は避けるような場所だったりします。
大切なのは、これらの地名を覚えることよりも、「危険なエリアに共通する特徴」を理解しておくことです。
危険なエリアには、いくつかの分かりやすいサインがあります。
- 公共交通機関からのアクセスが極端に悪い
最寄りの地下鉄駅から2km以上離れている、バスの本数が極端に少ないなど。 - 周辺に観光客向けの施設が何もない
レストランやカフェ、スーパーがほとんどなく、夜はゴーストタウンのようになる。 - Googleストリートビューでの「第一印象」が悪い
建物の壁に落書きが多い、道端にゴミが散乱している。私の経験上、このストリートビューでの直感はかなり正確です。
在イタリア日本国大使館(ローマ)からも、タクシーで誤ってこうしたエリアに連れて行かれたり、格安ツアーの宿泊先になっていたりしたケースが報告されています。
あなたの素晴らしいローマの思い出が、一瞬の不注意で台無しにならないように。
事前の情報収集こそが、最高の旅の始まりです。
日本人旅行者が安心できる宿泊エリア
さて、ここからは安心して夢のようなローマ滞在を叶えるための、ポジティブなエリア紹介です!

私の経験と公式情報を踏まえ、特に日本人旅行者が心からリラックスして過ごせるエリアを厳選しました。
スペイン広場周辺

出典:Wikimedia Commons
高級ブランドが軒を連ねる、まさにローマのエレガンスを象徴するエリア。
治安の良さはもちろん、日本語対応が可能なホテルが複数あるのが最大の魅力です。
Hotel de Russieやホテル・ハスラーといった一流ホテルでは、万が一の時も日本語で相談できるコンシェルジュがいるという安心感は、何物にも代えがたいものがあります。
トレビの泉〜パンテオン周辺

出典:Wikipedia/Wikimedia Commons(Pantheon, Rome by night)
「ローマに来た!」という実感を最も味わえる、歴史地区のど真ん中。主要な観光名所がすべて徒歩圏内にあり、夜遅くまで観光客や地元の人で賑わっています。
このエリアは、警察のパトロールも特に頻繁で、防犯カメラの設置も比較的多く感じられます。
グルメもショッピングも、一歩も妥協したくないあなたにぴったりのエリアです。
プラティ地区(ヴァチカン市国隣接)

出典:Wikipedia(Prati)
少し落ち着いた雰囲気で、「暮らすような旅」を体験したいなら、このエリアがイチオシです。
地元の人々が多く住む閑静な住宅街で、治安は極めて良好。
Via Cola di Rienzoという大きな通り沿いには、おしゃれなショップや日本食レストランも点在しているので、長期滞在でも不便を感じることはありません。
✅これらのエリアがなぜ安心なのか?
それは、華やかな雰囲気だけが理由ではありません。
例えば、医療機関へのアクセスが良いこと。
万が一の時に備えて、英語対応可能な医療機関としてSalvator Mundi International Hospital(ヴァチカン南西側/Gianicolo方面)などがあります。
事前に場所を確認しておくと安心ですね。
さらに、JTBやHISなど日本の旅行会社の現地拠点がある場合もありますが、最新の営業状況や対応言語は事前に各社へ確認してくださいね。
言葉の壁がある海外で、いざという時に日本語で相談できる場所があるというだけで、心の余裕が全く違いますよね。
ホテル選びの最終段階では、AgodaやBooking.comで「日本語のレビュー」を絞って読んでみてください。
実際に泊まった日本人の「生の声」ほど、信頼できる情報源はありません。
「夜10時に一人で歩いて帰っても、全く怖くなかったです」
「フロントの方が、近くの安全なスーパーを地図で教えてくれました」
こうした具体的な体験談こそが、あなたのホテル選びの最後のひと押しになるはずです。
夜の散策も安心!ローマ観光の王道エリアで選ぶ鉄板ホテル④選
① Hassler Roma(スペイン階段の上)

✨魅力:スペイン階段の真上に立つ、誰もが憧れるロケーション。周辺は一日中活気があり、有名ブランドが並ぶ通りもすぐそこ。主要な観光名所へ、夜でも安心して歩いて行けるのが最大の魅力です。
価格帯:👑超高級(€400+)
#スペイン広場 #中心観光 #大通り
② Albergo del Senato(パンテオン前)

✨魅力:荘厳なパンテオンの目の前という、最高の立地。夜でもレストランの灯りや人々で賑わっており、初めてのローマでも道に迷う心配は無用。石畳の小道を歩けば、すぐにトレビの泉やナヴォーナ広場です。
価格帯:💼高級(€250–399)
#パンテオン #徒歩観光 #夜も賑わい
③ Singer Palace Hotel(ヴィア・デル・コルソ沿い)

✨魅力:ローマ一番のショッピングストリート、コルソ通りに面しています。夜遅くまで明るい大通り沿いなので、ディナーや買い物の後でも安心してホテルに戻れます。トレビの泉などへも迷わずアクセスできる、スマートな滞在が叶います。
価格帯:💼高級(€250–399)
#コルソ通り #買物便利 #中心動線
④ Hotel Nazionale(モンテチトーリオ広場)

✨魅力:議事堂前の開けた広場に面しているため、見通しが良く開放的な雰囲気。パンテオンやトレビの泉へ気軽に散策でき、タクシーも拾いやすいので、どこへ行くにもストレスフリーです。
価格帯:💼高級(€250–399)
#中心広場 #見通し良好 #徒歩観光
治安重視で選ぶおすすめエリア3選
「とにかく安全第一!その上で、最高のローマ体験をしたい!」
そんなあなたのための、鉄板で安心できるエリアをランキング形式でご紹介します。
これは、警察の犯罪データ、在外公館の推奨、そして私自身の経験を総合して選び抜いた、おすすめできる3つのエリアです。
※以下は公的助言や現地感覚を踏まえた“当サイト編集部の実務的おすすめ”です(統計的な優劣を断定するものではありません)。
第1位:パリオーネ地区(Centro Storico)

出典:Wikimedia Commons
石畳の小道を歩けば、角を曲がるたびに新しい発見がある…
そんな映画の主人公のような気分を味わえるのが、歴史的中心部(チェントロ・ストリコ)に位置するこのパリオーネ地区です。
ナヴォーナ広場を中心に広がるこのエリアは、治安と利便性を高いレベルで両立させています。
このエリアの最大の特徴は、車両進入制限区域(ZTL)に指定されていることです。
一般車両の通行が制限されているため、ひったくりや車上荒らしのリスクが極めて低くなっています。
歩行者専用エリアが多く、観光客も安心して散策を楽しめます。
夜もレストランやバーが深夜まで営業しており、街の灯りが消えることはありません。
第2位:トラステヴェレ地区(西側エリア)

出典:Wikimedia Commons
もしローマに「ただいま」と言える場所があるとしたら、それはきっとトラステヴェレでしょう。
テヴェレ川の西岸に広がるこのエリアは、観光地でありながら、地元の人々の温かい日常が今も息づいています。
このエリアの安全性を支えているのは、強いコミュニティの結束力です。
小さな広場(ピアッツァ)では、夕方になるとおしゃべりを楽しむ地元の人々の姿が。
この「人の目」が、自然な監視の役割を果たしているのです。
特にSanta Maria in Trastevere教会の周辺は治安が良く、元修道院を改装した趣のあるホテルが多くあります。
中庭を囲むような造りの建物は、部外者が侵入しにくく、セキュリティ面でも安心です。
トラステヴェレは飲食店が多く雰囲気の良い地区ですが、観光地での客引き・料金トラブルの可能性はゼロではないため、メニュー掲示や会計確認など基本対策を心がけましょう。
安心して食事を楽しむための、ちょっとした心がけですね。
第3位:モンティ地区

出典:Turismo Roma
コロッセオとテルミニ駅の間に位置するモンティ地区。
昔ながらの職人街の雰囲気を残しつつ、アーティストやデザイナーが営むおしゃれなセレクトショップが点在する、歩いているだけでワクワクするエリアです。
2020年から始まった地区再生プロジェクトにより、街灯のLED化、防犯カメラの増設、歩道の整備が進められました。
その結果、犯罪発生率は過去3年間で40%減少したという公式データがあります。
さらに、デザイン性の高いブティックホテルが多く、セキュリティ設備も最新のものが導入されています。
Via dei Serpentiというメインストリートには、深夜まで営業するワインバーなどが並び、常に活気があるのも安心できる理由の一つです。
賢い旅行者はここに泊まる。テルミニ駅西側エリアの実力派ホテル⑤選
① Hotel Artemide(ヴィア・ナツィオナーレ沿い)

✨魅力:共和国広場やオペラ座へ続く、明るく広いナツィオナーレ通り沿い。常に人通りと車通りがあり、夜でも安心して歩けます。バス路線が充実しているので、少し離れたエリアへも簡単アクセスできるのが強みです。
価格帯:💼高級(€250–399)
#幹線沿い #バス多い #中心動線
② iQ Hotel Roma(オペラ座裏/共和国広場近く)

✨魅力:テルミニ駅と旧市街のちょうど中間に位置する、賢い選択。徒歩、地下鉄、バスどれも使いやすく、アクティブに動きたい旅の拠点に最適。オペラ座などが目印になるので、夜でも迷わずホテルに戻れます。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#オペラ座 #アクセス多彩 #実用派
③ The Fifteen Keys Hotel(モンティ・Via Urbana)

✨魅力:おしゃれなショップが並ぶモンティ地区の小道に佇む隠れ家ホテル。地下鉄駅やフォロ・ロマーノへも歩いてすぐなので、路地裏散策と観光の両方を満喫したい方にぴったりです。
価格帯:💼高級(€250–399)
#モンティ #路地散策 #駅近
④ Nerva Boutique Hotel(フォロ・ロマーノ脇)

✨魅力:古代遺跡フォロ・ロマーノのすぐ隣という、歴史好きにはたまらないロケーション。コロッセオやヴェネツィア広場といった象徴的なランドマークが目印になるので、方向感覚に自信がなくても安心です。
価格帯:💼高級(€250–399)
#フォロ隣接 #徒歩観光 #目印豊富
⑤ Hotel Duca d’Alba(Cavour駅至近)

✨魅力:地下鉄B線のCavour駅を降りてすぐ。コロッセオ、モンティ地区、ナツィオナーレ通りへと、どの方向にも無駄なく動ける抜群のアクセスが自慢。短い滞在時間を最大限に活用できます。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#駅近 #コロッセオ徒歩 #動線良
夜間の外出も安全な高級住宅街
「せっかくローマに来たのだから、ライトアップされた遺跡を見ながらディナーを楽しみたい」
そう思うのは当然ですよね。
夜のローマも安心して満喫したいあなたのために、特に夜間の安全性が確保された高級住宅街をご紹介します。
これらのエリアは、富裕層や外交官が多く住んでいるため、行政だけでなくプライベートな警備も行き届いており、格別の安心感があります。
パリオリ地区

出典:Wanted in Rome
ローマ北部に位置する、各国の大使館が集中する最高級住宅街。
パリオリ地区は公館等が多く警備体制が比較的整っているとされています。
夜10時を過ぎても、犬の散歩やジョギングをする住民の姿があり、街全体が落ち着いた空気に包まれています。
フラミニオ地区

出典:Wikipedia(MAXXI)
国立21世紀美術館(MAXXI)など文化施設が集まる、知的な雰囲気が漂うエリア。
このエリアの素晴らしい点は、住民組織による自主的なパトロールが行われていること。
また、住宅街でありながら商業施設も充実しています。
Via del Corso北端からPiazza del Popoloにかけては、深夜まで営業する薬局やスーパーマーケットがあり、急な買い物にも対応できます。
アヴェンティーノの丘周辺

出典:Turismo Roma
観光客の喧騒から少し離れた、緑豊かな丘の上の邸宅街。
ローマの七丘のひとつで、歴史的な修道院などが点在する静かな環境です。
まるで個人の邸宅に招かれたような、小規模で質の高いホテルが多く、プライベートな空間で静かな夜を過ごしたい方には最高のロケーションと言えるでしょう。
これらのエリアに共通しているのは、「公共空間の管理状態が非常に良い」ということです。
ゴミ一つ落ちておらず、落書きもない。建物が常に美しく保たれている。
こうした街並みの美しさは、そこに住む人々の意識の高さを反映しており、治安の良さに直結しているのです。

こうした落ち着いたエリアでの滞在は、旅の思い出を一層豊かにしてくれます。
そんな特別な時間を過ごせるホテルをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ローマ高級住宅街で選ぶ、大人の隠れ家ホテル⑤選
① Hotel Lord Byron(パリオリ・ボルゲーゼ公園寄り)

✨魅力:緑豊かなボルゲーゼ公園に隣接する、閑静な高級住宅街にあります。ローマの喧騒を忘れさせる静かな環境で、朝の散策も楽しめます。中心部へも分かりやすいルートでアクセスでき、静かさと便利さを両立できます。
価格帯:💼高級(€250–399)
#パリオリ #静穏 #公園近く
② Radisson Blu GHR Hotel, Rome(パリオリ)

✨魅力:広く整備されたパリオリ地区のメインストリート沿いにあり、開放感と安心感が魅力。バス路線が豊富で、歴史地区はもちろん、少し足を延ばして現代的なエリアへもスムーズに移動できます。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#パリオリ #幹線沿い #バス便
③ Hotel Villa Duse(パリオリ奥)

✨魅力:車通りも少ない、静かな住宅街に佇むヴィラ風ホテル。落ち着いた滞在を求める方に最適です。大通りまで出ればすぐにタクシーやバスが利用でき、並木道を目印に戻ってこれるので、不便さは感じません。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#住宅街 #静穏 #邸宅風
④ Hotel Aventino(アヴェンティーノの丘)

✨魅力:ローマの七丘のひとつ、緑豊かなアヴェンティノの丘に立つホテル。観光地の喧騒から切り離された、穏やかな時間が流れます。丘を下ればすぐに下町や古代遺跡エリアへ出られる、散策好きにはたまらない立地です。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#アヴェンティーノ #緑多い #静かな滞在
⑤ San Anselmo(アヴェンティーノ/広場前)

✨魅力:静かな広場に面した、美しいヴィラホテル。周辺は修道院や邸宅が点在し、夜も安心して過ごせます。歴史地区へは丘を下るだけというシンプルな道のりなので、毎日の観光計画もスムーズに進みます。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#邸宅街 #広場前 #落ち着き
公共交通機関へのアクセスと安全性の両立

「治安は大事。でも、移動に不便なのは困る…」
その気持ち、よく分かります。
地下鉄の駅が近いのは非常に便利ですが、一歩間違えると駅周辺の喧騒が治安リスクに繋がることも。
ここでは、「便利さ」と「安全性」を両立させる、賢いエリア選びのコツをお伝えします。

私が個人的におすすめする、バランス感覚に優れた駅周辺エリアはこの2か所です。↓
🚉 地下鉄A線 Ottaviano(オッタヴィアーノ)駅周辺
ヴァチカン市国への玄関口であり、周辺は観光客が多く警備が手厚い傾向があります。
駅前広場は広く見通しが良く、夜でも安心して利用できます。
駅から少し歩けば、落ち着いた住宅街が広がっており、セキュリティのしっかりした中級ホテルの宝庫です。
🚉 地下鉄B線 Bologna(ボローニャ)駅周辺
近くに大学があるため、若者が多く活気がありながらも、学生街らしい落ち着いた雰囲気が特徴。
駅周辺には警察署や消防署もあり、安心材料になります。
公共交通機関の安全性を確保するための、具体的なホテル選びの基準があります。
- 最寄り駅から「近すぎず、遠すぎず」の距離
理想は徒歩5分〜10分。駅の真上や目の前(徒歩1分以内)は、騒音や人の出入りの激しさから、かえって落ち着かない場合があります。 - ホテルまでの道に「夜の目印」があるか
24時間営業の薬局やスーパー、ガソリンスタンドなど、夜でも明かりが灯っている店が道中にあるかをGoogleマップで確認しましょう。これは、夜道を歩く際の大きな安心材料になります。 - 複数の交通手段が使えるか
地下鉄がストライキで止まっても、バスやトラムで移動できる。代替ルートが確保できるエリアを選ぶのは、旅のプランをスムーズに進める上で非常に重要なリスク管理です。
公共交通機関では混雑時の車内や乗降時にスリが起きやすいとされます。
複数のアクセス方法があれば、ラッシュアワーを避けて柔軟に移動計画を立てることも可能になりますね。
ヴァチカンはすぐそこ!「暮らすような旅」が叶うプラティ地区のおすすめホテル⑤選
① Starhotels Michelangelo Rome(サン・ピエトロ近接)

✨魅力:ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂へ歩いてすぐ。広く整備された大通りに面しているので、夜遅くに大聖堂のライトアップを見に行った帰り道も安心です。観光の拠点として非常に実用的なホテルです。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#ヴァチカン #大通り #実用派
② NH Collection Roma Giustiniano(Cola di Rienzo至近)

✨魅力:人気のショッピング街、コーラ・ディ・リエンツォ通りのすぐ近く。夜でもお店の明かりで通りが明るく、食事や買い物にとても便利。徒歩と公共交通機関を上手に使い分けられる、活動的な滞在が楽しめます。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#プラティ #買物便利 #動線良
③ Hotel Isa(プラティ中心)

✨魅力:碁盤の目のようなプラティ地区の中心にあり、どこへ行くにも道が分かりやすいのが特徴。橋を一本渡れば旧市街、逆方向へ歩けばヴァチカンと、アクセスは抜群。特徴的な屋上テラスが良い目印になります。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#住宅街 #アクセス #目印明確
④ Hotel dei Mellini(テヴェレ河畔寄り)

✨魅力:テヴェレ川に近い、落ち着いた通りに面しています。歴史地区とプラティ地区の中間という絶妙な立地で、その日の気分に合わせて散策エリアを選べます。周辺の道は広く、ゆったりと歩けるのも嬉しいポイント。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#テヴェレ沿い #中間拠点 #落ち着き
⑤ Atlante Star Hotel(ヴァチカン側)

✨魅力:サン・ピエトロ広場が目と鼻の先という、非常に分かりやすいロケーション。屋上レストランからの眺めは、ホテルに帰る道を教えてくれる最高の目印。橋を渡ればすぐに旧市街へ行ける、シンプルな便利さが魅力です。
価格帯:💡ミドル(€120–249)
#ヴァチカン近接 #眺望 #動線単純
ローマのホテルの治安を見極める実践的チェックポイント

- エリア選定時に確認すべき5つの指標
- 予約前に必ず調べるべき周辺環境
- 現地の犯罪統計データの読み解き方
- ホテルのセキュリティ設備の重要性
- 口コミから読み取る本当の安全性
- ローマのホテル選びで治安を確保する最終確認事項
エリア選定時に確認すべき5つの指標
さあ、ここからは探偵になった気分で、地図とデータを片手に最高のエリアを見つけ出すための、より具体的なテクニックをお伝えします。
感覚や口コミだけに頼らず、以下の5つの客観的な指標を使えば、誰でも安全なエリアを科学的に見つけ出すことができます。
1. 警察署・交番からの距離

出典:Polizia di Stato
最もシンプルで、最も効果的な指標です。
警察施設(Polizia di StatoやCarabinieri)から半径500メートル以内のエリアは、統計的に犯罪発生率が低い傾向があると言われています。
これは単なる気休めではありません。
実際にパトロールの頻度が全く違うのです。
Googleマップで検討中のホテルを表示し、「警察署」と検索してみてください。
徒歩5分圏内にあれば、それは非常に心強いサインです。
2. 街灯の設置密度と照度

出典:Acea Group
夜の安全は、文字通り「光」が作ります。
街灯の間隔が狭く、明るいLED照明が整備されているエリアは、夜間犯罪が減少する傾向にあります。

Googleストリートビューの「タイムマシン機能」を知っていますか?
画面右下の時計アイコンをクリックすると、過去の画像、時には夜間に撮影された画像を見ることができます。
これで、ホテル周辺の夜の明るさを擬似的に体験できるのです。
これは私が必ず行うチェック項目の一つです。
3. 商業施設の営業時間と種類
エリアの安全性は、そこにどんな店があるかでも判断できます。
24時間営業、または深夜まで営業している大手チェーンの薬局やスーパーがある場所は、人の目があり、防犯カメラも機能しているため、比較的安全と判断できます。
逆に、夜8時にはほとんどの店が閉まってしまうエリアは、その後の時間帯はゴーストタウン化する可能性があるため注意が必要です。
4. 住民の所得水準と不動産価格
少し生々しい話に聞こえるかもしれませんが、エリアの経済的な豊かさと治安には強い相関関係があると言われています。
イタリアの不動産情報サイト「Immobiliare.it」などで、検討エリアの物件価格を調べてみましょう。
ローマ市の平均価格を上回っているエリアは、総じて治安が良い傾向にあります。
高級車のディーラーや高級ブランド店の存在も、分かりやすい指標になりますね。
5. 公共空間の管理状態
街は、そこに住む人々の心を映す鏡です。
公園のベンチが壊れたまま放置されていないか。
ゴミ箱は清潔か。壁に落書きはないか。
Googleストリートビューでホテル周辺を散策し、公共のスペースがどれだけ大切に扱われているかを見てください。
街が美しく保たれているエリアは、住民の防犯意識も高く、相互監視の目が自然と行き届いています。
予約前に必ず調べるべき周辺環境

エリアの目星がついたら、次は予約ボタンを押す前の最終確認です。
Googleストリートビューは、あなたの代わりにローマの街角に立ってくれる、最高の旅の相棒です。
これを使わない手はありません。
まずは、ホテルの正面玄関に立ってみましょう。
建物の入口にオートロックやインターホンはありますか?
1階の窓に鉄格子はありますか?
こうした物理的な防御策は、そのエリアの治安レベルを雄弁に物語っています。

次に、ホテルから徒歩5分圏内を「仮想散歩」してみましょう。
Googleマップの「周辺のスポット」機能で、どんな店があるかを確認します。
高級レストランや銀行が多いなら安心材料。
逆に、質屋やネットカフェが密集している場合は、少し慎重になった方が良いかもしれません。
InstagramやX(Twitter)で、ホテルの名前や通りの名前を検索するのも非常に有効な方法です。
最近そこを訪れた旅行者の、加工されていないリアルな写真や動画が見つかることがあります。
特に夜に撮影された投稿が多ければ、それは「夜でも安心して外に出られる」という何よりの証拠になります。
そして、絶対に忘れてはならないのが在イタリア日本国大使館(ローマ)の安全情報ページです。
「安全の手引き」には、日本人が実際に巻き込まれた犯罪の最新情報が掲載されています。
特定の通りや広場で事件が多発している場合、その情報が必ず記載されているので、必ず目を通してください。
現地の犯罪統計データの読み解き方

少し専門的な話になりますが、これが分かるとホテル選びの精度が格段に上がります。
イタリア内務省などが公開している犯罪統計データは、最強の判断材料ですが、数字のトリックに騙されないためのコツがあります。
ポイントは「総数」ではなく「発生率」を見ること。
観光客で賑わう中心部は、犯罪の「件数」だけ見ると多くなりがちです。
しかし、昼間の人口を考慮した「人口10万人あたりの発生率」で見ると、実は郊外の一部エリアの方がリスクが高い、ということが往々にしてあります。
次に注目すべきは「犯罪の種類」です。
私たち旅行者に最も関係が深いのは「furto」(窃盗)ですが、その中でも路上で起こる「ひったくり(furto con strappo)」や「スリ(furto con destrezza)」の発生率が、エリアの体感治安を最もよく表しています。
私がいつも注目するのは、「季節変動」と「時間帯別」のデータです。
ローマの軽犯罪は、観光シーズンの夏(6月〜9月)に増加する傾向があります。
冬のデータだけを見て「安全だ」と判断するのは早計です。
また、犯罪が多発する時間帯(午後〜夕方、深夜)に、自分がホテル周辺を歩く可能性があるかをシミュレーションすることも大切です。
少し難しく感じるかもしれませんが、大丈夫。
要は、「最新のデータで、旅行者に関係の深い犯罪が、どの時期・時間帯に多いか」という視点を持つだけで、数字に惑わされることなく、本質的なリスクを読み解くことができます。
ホテルのセキュリティ設備の重要性

どんなに治安の良いエリアを選んでも、最後の砦であるホテル自体のセキュリティが甘ければ意味がありません。
あなたのローマでの「城」となる場所だからこそ、その守りの固さには徹底的にこだわりましょう。
これは、安全な滞在のための「セキュリティ設備チェックリスト」です。
- 入口は二重ロックか?
部外者の侵入をシャットアウトするオートロック式の二重扉が理想です。 - フロントは24時間対応か?
深夜の到着や、万が一の緊急時にスタッフがいる安心感は絶大です。 - 客室の鍵はカードキーか?
複製が困難で、紛失時もすぐに無効化できる電子錠が現在のスタンダードです。 - 室内金庫は十分な大きさか?
パスポートだけでなく、ノートPCやタブレットが入るサイズかどうかも意外と重要です。 - 共用部に防犯カメラはあるか?
ロビー、廊下、エレベーター。カメラの存在は犯罪の抑止力になります。 - エレベーターは宿泊階にしか停まらないか?
カードキー認証式なら、不審者が客室フロアに侵入するのを防げます。 - 低層階の窓に鉄格子はあるか?
特に1階、2階に宿泊する場合は必須のチェック項目です。
予約サイトの情報だけでは分からないことも多いです。
そんな時は、遠慮なくホテルに直接メールで問い合わせてみましょう。
セキュリティに自信のあるホテルほど、丁寧かつ具体的に回答してくれるはずです。
その対応自体が、ホテルの信頼性を測るバロメーターにもなります。
口コミから読み取る本当の安全性

オンラインの口コミは、宝の山です。
ただし、その宝を見つけ出すには、少しだけコツがいります。
「最高でした!」という一言よりも、「夜10時に女性一人で駅から歩いて帰っても、大通りが明るくて全く不安を感じませんでした」という具体的なコメントにこそ、本当に価値のある情報が隠されています。
【口コミ読解のプロの技】
- 複数のサイトを比較する
Booking.com、Agoda、Googleマップなど、最低3つは見るようにしましょう。サイトによってユーザー層が違うため、多角的な視点が得られます。 - 以下のようなキーワードで検索する
レビュー欄で「安全」「治安」「夜」「怖い」「危険」といったキーワードで検索をかけます。英語なら「safe」「security」「night」「sketchy」も有効です。 - 「一人旅の女性」のレビューを探す
私自身も、自分と同じように一人旅を楽しむ女性のレビューは必ずチェックします。安全に対する視点が鋭く、非常に参考になることが多いからです。「女性一人でも安心でした」というコメントは、最高の推薦状です。 - 投稿時期を必ず確認する
街の状況は刻々と変化します。最低でも、直近半年以内のレビューを参考にしましょう。1年以上前の情報は、もはや過去の話かもしれません。 - ホテル側の「返信」に注目する
安全性に関するネガティブな口コミに対して、ホテルがどのように返信しているかを見てください。問題を真摯に受け止め、具体的な改善策を示しているホテルは、信頼できると判断できます。
表面的な評価点数に惑わされず、レビューの「行間」に隠されたリアルな情報を読み解くこと。
それが、データだけでは見えてこない、「生きた安全性」を知るための最も確実な方法です。
ローマのホテル選びで治安を確保する最終確認事項
ここまで読み進めてくださったあなたは、もうローマのホテル選びのプロと言っても過言ではありません。
最後に、旅行の前の大切な「指差し確認」として、予約を確定する前にチェックしてほしい最終リストをお渡しします。
このリストが、あなたのローマでの滞在を、安全で、忘れられない最高の思い出にするためのお守りになることを願っています。
- ホテルの住所が、在イタリア日本国大使館(ローマ)の安全情報で注意喚起されているエリアに含まれていないか?
- 深夜に空港に到着する場合、安全なホテルへの移動手段(公式タクシー、送迎サービスなど)は確保できているか?
- 可能であれば、2階以上で、非常階段に近い部屋をリクエストできるか?
- 現地の緊急連絡先(警察、救急、大使館)をスマートフォンに登録したか?
- 宿泊予定期間中に、ローマで大規模なデモやイベントが予定されていないか?
- クレジットカードを紛失した際の緊急連絡先を控えてあるか?
- 海外旅行保険の補償内容(特に盗難・医療)は十分か、もう一度確認したか?
- パスポートのコピーを複数用意し、原本はホテルの金庫に保管する計画は万全か?
- 日本の家族や友人に旅程を共有し、定期的な安否確認の方法は決めてあるか?


参考情報・公式サイト
公式機関・安全情報
- 在イタリア日本国大使館 – 最新の安全情報と緊急時の連絡先
- 外務省 海外安全ホームページ – イタリア – 渡航前の安全確認
- Polizia di Stato(イタリア国家警察) – 犯罪統計と安全対策情報
- Roma Capitale(ローマ市公式サイト) – 地域情報と公共サービス
交通・アクセス情報
- ATAC Roma(ローマ市交通局) – 地下鉄・バス・トラムの路線図と時刻表
- Roma Mobilità – リアルタイム交通情報
- Aeroporti di Roma(ローマ空港公式) – フィウミチーノ空港・チャンピーノ空港情報
ホテル予約・レビューサイト
- Booking.com – ホテル予約と宿泊者レビュー
- TripAdvisor – 旅行者の口コミと評価
- Google Maps – 周辺環境の確認とストリートビュー
緊急時対応・医療
- UPMC Salvator Mundi International Hospital– 英語対応可能な私立病院
旅行保険・その他サービス
- 日本旅行業協会(JATA) – 旅行会社の現地サポート情報
- ISTAT(イタリア国立統計研究所) – 地域別社会経済指標データ