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ミラノを訪れる際、何日がベストなのか…本当に悩ましい問題ですよね。
ファッションとデザインの最先端を行く華やかな都市、ミラノ。
実はこの街、半日でサクッと楽しむことも、2日以上かけてじっくり味わうこともできる、懐の深い場所なんです。
正直なところ、1日あれば主要な観光地を巡ることは可能です。
でも、もしあなたがミラノの真の魅力であるアートやショッピング、そして美食まで心ゆくまで満喫したいなら…
私の経験から言えば、最低でも2日間は確保することをおすすめします。
このガイドでは、あなたの旅のスタイルに合わせて「あなただけの最適な滞在日数」を見つけるお手伝いをします。
具体的なモデルコースを交えながら、頼れるパートナーとして、あなたのミラノ旅行計画を一緒に作り上げていきましょう。
- ミラノの主要観光地を効率的に回るための、最適な日数配分
- 半日から2日間まで、滞在時間ごとの具体的な観光プラン
- 交通手段やホテル選びが、いかに観光効率を左右するか
- グルメやショッピングまで楽しむための、実践的な時間配分のコツ
ミラノ観光は何日必要?滞在日数の決め方

- 何日がベストか徹底解説
- 半日でも楽しめる効率的プラン
- 1日で巡る王道モデルコース
- 2日間でじっくり満喫する方法
- ミラノから日帰りで行ける周辺都市
何日がベストか徹底解説

出典:YesMilano

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出典:Wikimedia Commons

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ミラノの主要な観光スポットは、実はとてもコンパクトにまとまっていて、そのほとんどが徒歩で回れてしまいます。
ただ、どれだけの日数が必要か? という問いへの答えは、あなたの「ミラノで何をしたいか」によって全く変わってきます。
【滞在日数別:できることリスト】
滞在日数 | おすすめのアクティビティ | こんな人におすすめ |
1日 | ドゥオーモやガッレリアなど、主要スポットを巡る「王道コース」。 | とにかくミラノのハイライトだけは見たい!という方。 |
2-3日 | 主要スポットに加え、ブレラ絵画館などの美術館や博物館をじっくり鑑賞。ショッピングや食事もゆっくり楽しめる。 | 芸術やファッション、グルメも妥協したくない方。 |
3日以上 | ミラノを満喫しつつ、ベルガモやベネチアなど近郊都市への日帰り旅行も可能に。北イタリアの魅力をより深く体験できる。 | 北イタリアを周遊したい、旅の幅を広げたい方。 |
もし、あなたが「芸術も食事も楽しみたい」と思っているなら、最低でも2日間あると心に余裕が生まれます。
特に、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』は完全予約制。
鑑賞時間がピンポイントで決まっているため、スケジュールを柔軟に組むためにも、1日だけの滞在ではかなり慌ただしくなってしまいます。
これは、多くの旅行者が陥りがちな失敗談です。
『最後の晩餐』を鑑賞したいなら、旅の計画は、まずこの絵画の予約から始めるべきです。
これが鉄則。
公式サイトは数ヶ月先まで予約で埋まっていることも珍しくありません。
そのくらい、世界中の人々がこの傑作をひと目見ようと押し寄せるのです。

『最後の晩餐』の予約、公式サイトを覗いてみたけど、なんだか複雑で難しそう…と感じていませんか?
大丈夫です。
日本語表示のKlookなら、『最後の晩餐』ガイド付きの安心ツアーを一覧で見比べることができます。(ただし、ガイドの言語は【英語】になります)
あなたの旅にぴったりの一枚が、きっと見つかりますよ。
半日でも楽しめる効率的プラン

出典:Wikimedia Commons

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出典:Wikipedia
時間が限られていても、大丈夫。ミラノの真髄に触れることは十分に可能です。
半日しかない、という弾丸トラベラーのあなたへ。
「ミラノ大聖堂」と「最後の晩餐」、この2大巨頭に絞り込みましょう。
午前中のプラン(8:00~12:00)
⌚8:00 ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)
開館と同時に飛び込むのが、混雑を避ける最大のコツです。
荘厳な内部に圧倒されたら、ぜひ屋上テラスへ。
ミラノの街並みを見下ろすあの感動は、早起きした人だけの特権です。(所要時間:約1〜1.5時間)
⌚9:30 ガッレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
イタリア最古の美しいショッピングモールを散策。
床に描かれた牡牛のモザイクの上で、かかとを軸に3回転するのを忘れずに。
幸運が訪れるという伝説、試してみない手はありません。(私も毎回やっています!)
⌚10:00 スカラ座 & 10:30 ブレラ地区
オペラの殿堂スカラ座は外観だけでも見る価値あり。
その後は、石畳が美しいブレラ地区を少しだけ歩いて、ミラノの洗練された空気を感じてみてください。

朝活ミラノ、いきましょう。
ドゥオーモは屋上までがクライマックス!
下のプランからチケットを先に確保して、行列はショートカットしちゃいましょう。
午後のプラン(13:00~17:00)
午後の時間帯なら、このプランがおすすめです。
⌚13:00 スフォルツェスコ城とセンピオーネ公園
ミラノの歴史の舞台となった壮大なお城と、市民の憩いの場である公園を散策。
⌚14:30 最後の晩餐を鑑賞(要予約!)
旅のハイライトです。
完全予約制なので、絶対に忘れないでくださいね。

午後は『最後の晩餐』が主役。
枠はすぐ埋まるので、まずは下のプランで空き時間チェック!
1日で巡る王道モデルコース

出典:Wikimedia Commons

出典:Wikimedia Commons

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1日でミラノの主要観光地を効率的に巡るには、事前の計画が何よりも重要です。
そして、あなたの最強の味方になるのが、ミラノの地下鉄。
主要な観光スポットを結んでおり、料金も手頃なので、これを使わない手はありません。
朝8:30にスタートし、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア、スカラ座、そして隠れた名所サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会を巡ります。
そして10:00頃、いよいよミラノのドゥオーモへ。
内部の精緻な装飾には、何度訪れても息を呑みます。
時間に少しでも余裕があれば、ぜひテラスに上がってください。
そこから見るミラノのパノラマは、一生の思い出になります。
昼食後は、ブレラ絵画館やスフォルツェスコ城へ。
夕方には、少し足を延ばしてナヴィリ地区でアペリティーボを楽しむのが、粋なミラネーゼらしい過ごし方。
1日という限られた時間でも、観光・グルメ・ショッピングをバランス良く楽しむことは十分に可能ですよ。

午前の主役はドゥオーモ(屋上まで行けるタイプが満足度高め)。
1日通しの観光はシティパスで移動も入場もスムーズに。
空きと価格は↓からチェックしてみてくださいね。
2日間でじっくり満喫する方法

出典:Pinacoteca di Brera

出典:YesMilano
もし2日間の滞在が許されるなら、あなたはミラノの魅力をより深く、そしてゆったりと味わうことができます。
私のおすすめは、こんなプランです。
1日目:
主要観光地を中心に巡る前述の1日コースをベースに、時間を気にせず、自分のペースで歩いてみましょう。
ひとつひとつの場所にゆっくりと時間をかけることで、見えてくる景色が全く違ってきます。
繰り返しますが、『最後の晩餐』を鑑賞したいなら、ミラノ旅行を決めた瞬間に、まず観覧予約を済ませてください。
「ホテルや飛行機より先に、まず最後の晩餐」と覚えておけば間違いありません。
公式サイトは難しそう…という方は↓
2日目:
美術館、博物館、そしてショッピングに没頭するブレラ美術館でイタリア絵画の傑作に心を震わせたり、レオナルド・ダ・ヴィンチ科学技術博物館で天才の思考に触れたり。
そして、ファッションの都ミラノに来たからには、ショッピングは外せません。
モンテナポレオーネ通りやコルソ・コモなど、ミラノならではの洗練されたエリアを心ゆくまで堪能してください。
ミラノから日帰りで行ける周辺都市
ミラノの魅力は、その都会的な雰囲気だけではありません。
「イタリアらしい景色は、実は郊外にこそある」と私は思っています。
少し足を延ばすだけで、全く違う顔のイタリアに出会えるのです。
ベルガモ

出典:Visit Bergamo
ミラノから車でわずか1時間。日帰り旅行先として、私が最も強くおすすめするのが、このベルガモです。
第二次世界大戦で大きな被害を受けたミラノとは対照的に、ベルガモには中世の美しい街並みがそのまま残されています。
まるで映画のセットに迷い込んだかのような、しっとりとした石畳の路地を歩けば、きっとあなたもこの街の虜になるはずです。
マッジョーレ湖

出典:Wikipedia(Isola Bella (Lago Maggiore))
ミラノの北に広がる湖水地方。その中でもイタリアで2番目の大きさを誇るのがマッジョーレ湖です。
湖に浮かぶイゾラ・ベッラ(美しい島)は、まさに圧巻の一言。
壮大な宮殿と庭園は、イタリアの歴史が作り上げた「美の金字塔」と言っても過言ではないでしょう。

行き先に迷ったら、こんな選び方はどうでしょう?
美しい湖畔でのんびりしたいならコモ湖、国境を越えるプチ冒険ならルガーノ、アルプスの絶景に感動したいならベルニナ急行。
気になるプランがあれば、下のツアー一覧から出発日や空き状況を気軽にチェックしてみてくださいね。
ミラノ観光は何日で計画する?実践ガイド

- グルメスポット別の所要時間
- ショッピングエリアの効率的な回り方
- 交通手段で変わる観光効率
- ホテル選びが観光日数を左右する理由
- 治安を考慮した時間配分のコツ
- 穴場スポットで時間を有効活用
- ミラノ観光は何日が最適?まとめ
グルメスポット別の所要時間
ミラノでの食事は、単なる栄養補給ではありません。
それは、文化体験そのものです。
レストランで過ごす時間は、お店のタイプによって大きく変わることを知っておきましょう。
高級レストランでのディナー:2~3時間

出典:Wikimedia Commons(撮影:Thomas Strosse / CC BY-SA 2.0)
フルコースをじっくり楽しむ、大人の時間です。
ミラノ名物のリゾット・アッラ・ミラネーゼ(サフランリゾット)やオッソブーコ(仔牛のすね肉煮込み)を味わうなら、時間に余裕を持って予約を。
カジュアルなトラットリアやピッツェリア:1~1.5時間

出典:Wikimedia Commons(撮影:matthewreid / CC BY 2.0)
気取らない雰囲気で、美味しい料理をサクッと楽しめます。
ドゥオーモのすぐ横にある「ルイーニ」は、揚げピザ「パンツェロッティ」の名店ですが、これは私の失敗談。
12時半頃に行ったら、とんでもない行列で諦めたことがあります。
開店直後か、少し早めの時間帯を狙うのが賢明です。
アペリティーボ:1時間程度

出典:Wikimedia Commons(Lasagnolo9 / CC BY-SA 4.0)
夕方17時~19時頃、バールで食前酒と軽食を楽しむミラノ独自の文化。
ナヴィリ地区やブレラ地区は、このアペリティーボを楽しむのに最高のエリアです。
旅の思い出に、ぜひ体験してみてください。
朝食:15分~45分

出典:Wikimedia Commons(Chris Brown / CC BY 2.0)
バールでカプチーノとブリオッシュを立ち飲みで済ませれば15分。
これはまさに地元スタイル。
カフェでゆっくり座って楽しむなら、30分から45分ほど見ておくと良いでしょう。
ショッピングエリアの効率的な回り方
ミラノのショッピングストリートは、それぞれに全く違う個性を持っています。
効率的に回るためには、エリアごとの特徴を事前に理解しておくことが大切です。
高級ブランドエリア

出典:Wikimedia Commons
- モンテナポレオーネ通り(地下鉄3号線 Montenapoleone駅):所要時間 約1〜2時間
- ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(地下鉄1・3号線 Duomo駅):所要時間 約20〜40分

【私のおすすめルート】
地下鉄モンテナポレオーネ駅からスタートし、メインストリートを散策。
その後、ドゥオーモ広場を経由してガッレリアに入るのが、無駄のない美しい動線です。
セレクトショップエリア

出典:Wikimedia Commons

出典:Wikimedia Commons
- コルソ・コモ(地下鉄2号線 P.ta Garibaldi駅):所要時間 約15〜30分
- ガリバルディ通り(同駅から徒歩約10分):所要時間 約1〜2時間
- ブレラ通り(地下鉄2号線 Lanza駅):所要時間 約20〜40分
これらのエリアは近接しているので、ポルタ・ガリバルディ駅を起点に、コルソ・コモ → ガリバルディ通り → ブレラ通りと歩いて巡るのが最も効率的です。
カジュアルショッピングエリア

出典:Wikimedia Commons
ブエノスアイレス通り(地下鉄1・2号線 Loreto駅など):所要時間 約1〜2時間
350以上の店舗が軒を連ねるミラノ最長のショッピングストリート。
手頃な価格帯のものが多く、掘り出し物を見つける楽しみがあります。
交通手段で変わる観光効率

出典:Wikipedia(ATM Class 1500)

出典:Wikipedia(Malpensa Express)

出典:Wikimedia Commons
ミラノの公共交通機関を使いこなせるかどうかは、観光の効率を大きく左右します。
現地の交通機関って、少し不安ですよね。
でも大丈夫、ポイントさえ押さえれば簡単です。
ミラノ市内の公共交通機関(地下鉄・トラム・バス)は、最初の刻印から90分以内なら、同じチケットで乗り放題です。
これは非常に便利なので、ぜひ覚えておいてください。
地下鉄の活用
ミラノの地下鉄は現在5路線。主要な観光地はほとんどカバーしています。
- 1回券(シングルチケット):2.20ユーロ
- 1日券(24時間有効):7.60ユーロ
さて、どちらがお得か、少し計算してみましょう。
単純な料金だけで見れば、1日に4回以上乗る予定があるなら1日券(7.60€)がお得になります。
もし3回以下の利用なら、その都度1回券(2.20€×回数)を買う方が安く済みますね。
ただ、毎回切符を買う手間を省きたい、というのも立派な判断基準ですよ。
トラムとバスの利用
地下鉄が通っていないエリアへは、トラムが便利です。
特に、レトロな車両が走る1番や33番路線は、観光専用というわけではなく、市民の足として活躍する通常の市内路線。
だからこそ、車窓からミラノの日常の風景を眺めることができ、旅情を誘います。
嬉しいことに、現在は地下鉄に加えて、市内のバスやトラムでもクレジットカードのコンタクトレス(タッチ)決済で乗車できます。
これで、切符購入のストレスから解放され、よりスマートな移動が可能になりました。
タクシーの利用
正規のタクシーは白色で、屋根に「TAXI」の表示があります。
- 初乗り料金(目安): 平日昼間 4.10ユーロ / 祝日昼間 6.60ユーロ / 夜間 7.90ユーロ
- 空港からの定額料金: マルペンサ空港とミラノ市内の間は定額114ユーロです。一方、リナーテ空港と市内の間は原則メーター制となるのでご注意を(定額運賃はRhoフィエラなど特定の区間に限られます)。
さて、市内交通の前に、まずは最初の関門「空港から市内への移動」をクリアにしておきましょう。
選ぶ基準はシンプルです。ホテルがカドルナ駅や中央駅の近辺なら電車(マルペンサ・エクスプレス)、荷物が多かったり深夜に到着したりするなら空港バスが断然ラクですよ。
下の交通手段一覧から、ご自身のフライトに合う時間などをチェックしてみてくださいね。
Klook.comホテル選びが観光日数を左右する理由

出典:YesMilano

出典:Wikipedia

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どこに泊まるか。この選択は、あなたの観光効率、ひいては滞在日数そのものに直結する、極めて重要な戦略的判断です。
【主要宿泊エリア比較表】
エリア | 特徴 | 料金相場(1泊) | こんな人におすすめ |
ドゥオーモ周辺 | 主要観光地まで徒歩圏内。移動時間を大幅に節約でき、早朝や夜の観光も安心。 | 150~300ユーロ | 短期滞在者、時間を最大限に有効活用したい方。 |
ミラノ中央駅周辺 | 空港アクセスが抜群で、他都市への移動にも便利。ドゥオーモ周辺よりはリーズナブル。 | 80~150ユーロ | 2日以上の滞在で、コストパフォーマンスを重視する方。 |
ナヴィリ地区 | 運河沿いの風情あるエリア。夜はレストランやバーが賑わい、地元の雰囲気を味わえる。 | 70~120ユーロ | 長期滞在者、ミラノのローカルな日常に触れたい方。 |
これは、典型的な「時間とお金のどちらを優先するか」という問題です。
もしあなたの滞在が1日や1.5日といった短期決戦なら、私は多少高くてもドゥオーモ周辺に宿泊することを強く推奨します。
ここで上乗せされる宿泊費は、あなたがミラノで過ごす「貴重な時間を買う」ための投資だと考えてください。

治安を考慮した時間配分のコツ

出典:Wikimedia Commons
ミラノの治安は、ローマに比べれば良好です。
しかし、どんな都市にも光と影があるように、注意すべきことはあります。
安全に楽しむための知識は、あなたの旅をより豊かなものにしてくれます。
特定の地区を「危険だ」と一括りにするよりも、どんな場所でも通用する基本的な防犯意識を持つことが、実は一番大切なんです。
貴重品は常に身体の前で抱えるように持つ。
これはヨーロッパ旅行の基本中の基本。
特にミラノで注意したいのは、複数人で行われる巧妙なスリの手口です。
道を尋ねるふりをしている間に…といった話は今もよく聞きますので、常に周囲への意識を忘れないでくださいね。
夜間の活動(18:00以降)
夜、特に注意が必要なのはミラノ中央駅周辺です。
昼間の賑わいとは一変するエリアもあるため、用事がない限りは長居しない方が賢明でしょう。

夜10時以降は、たとえドゥオーモ周辺であっても、一人で街灯の少ない路地裏に入るのは避けてください。
ディナーやアペリティーボを楽しんだ後は、賑やかな大通りを歩くか、安全のために正規のタクシーでホテルへ戻るのがおすすめです。
安心して楽しめるエリア:イゾラ地区
近年再開発が進んだ、おしゃれで落ち着いたエリアです。
観光客の喧騒も少なく、夕暮れ時からゆっくりと食事やお酒を楽しむのに最適な場所ですよ。

穴場スポットで時間を有効活用
誰もが訪れる有名スポットだけでなく、少しだけ脇道に逸れてみる。
そんな寄り道が、旅を何倍も面白くしてくれます。
比較的空いている穴場スポットは、時間を有効に使うための切り札にもなりますよ。
サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会

出典:Wikimedia Commons(撮影:Goldmund100 / GFDL, CC BY-SA)
ドゥオーモから歩いてすぐ。ここには、驚くべき「だまし絵」があります。
奥行きがあるように見える祭壇は、実は壁に描かれたもの。
横から見ると平らで、思わず「おおっ」と声が漏れます。
入場無料で15分ほどで見学できるので、ドゥオーモ観光の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
ナヴィリ地区

出典:Wikimedia Commons
かつてミラノには運河が張り巡らされていました。
その面影が今も残るのが、このナヴィリ地区です。
運河沿いに並ぶバールやレストランは、夜になると地元のミラネーゼで溢れかえります。
観光客が少ない午前中に訪れると、静かな運河の風景を独り占めできますよ。
毎月最終日曜日(年によって例外日あり)には、400以上の露店が並ぶ大規模なアンティーク市も開かれます。
サン・ロレンツォの列柱

出典:Wikimedia Commons
街を歩いていると、突如として現れる古代ローマ時代の列柱。
3世紀頃のものとされる16本の柱が並ぶ光景は、非常にフォトジェニックです。
夜はライトアップされ、地元の若者たちが集まる憩いの場に。
ミラノの「今」と「昔」が交差する、不思議な空間です。
ブレラ地区
「ミラノで最もイタリアらしい地区はどこ?」と聞かれたら、私は迷わずブレラ地区と答えます。
ミラノの多くは舗装されていますが、この地区には美しい石畳の路地が残っています。
アートギャラリーや小さなブティックを覗きながら、落ち着いた雰囲気の中を散策するのは、最高の贅沢です。
ミラノ観光は何日が最適?まとめ
- ミラノの主要観光地は中心部に集まっており、徒歩で効率的に回ることが可能
- 最低1日でも主要スポットは巡れるが、心に余裕を持つなら2日間がおすすめ
- 半日でも、ドゥオーモと『最後の晩餐』の2大スポットに絞れば観光は可能
- 『最後の晩餐』は超人気のため、何よりも先に事前予約が必須
- 3日間あれば、ベルガモなど近郊都市への日帰り旅行も楽しめる
- 公共交通機関のチケットは90分間乗り放題で、効率的な移動の強い味方
- 1日券(7.6ユーロ)は4回以上乗るならお得。毎回切符を買う手間も省ける
- ドゥオーモ周辺のホテルは高価だが、時間を買うという意味で短期滞在者には最適
- ミラノ中央駅周辺は費用対効果が高く、空港アクセスも良好
- 夜10時以降の中央駅周辺や人通りの少ない場所は避け、安全のために正規タクシーを利用
- グルメは、高級レストランで2~3時間、カジュアル店で1時間が目安
- ミラノ文化「アペリティーボ」を体験するなら、夕方17~19時にナヴィリ地区へ
- ショッピングは、エリアごとの特色を理解し、目的に応じて回ると効率的
- ナヴィリ地区やブレラ地区などの穴場スポットを巡ると、混雑を避けつつミラノを満喫できる
- ベルガモやマッジョーレ湖など、日帰りで行ける魅力的な郊外都市も視野に入れてみて
参考情報・公式サイト
公式観光情報
主要観光スポット
- ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)公式サイト – 入場料金・営業時間・屋上テラスチケット予約
- サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会「最後の晩餐」予約公式サイト – 完全予約制のチケット購入
- スカラ座公式サイト – オペラ公演スケジュール・博物館情報
交通機関
公共交通
- ATM(ミラノ交通公社)公式サイト – 地下鉄・トラム・バス路線図、料金、アプリ情報
- ミラノ・マルペンサ空港 – 空港から市内へのアクセス情報
- トレニタリア(イタリア国鉄) – ミラノから他都市への鉄道予約
安全・実用情報
公的機関
- 在ミラノ日本国総領事館 – 緊急時連絡先・安全情報
- 外務省海外安全ホームページ – イタリア – 最新の治安・安全情報
関連サービス
宿泊・観光予約
- ミラノ観光局公式サイト – イベント情報・観光マップ
- ブレラ絵画館 – 予約・作品情報
実用ツール
- ミラノカード – 公共交通乗り放題+観光施設割引カード
周辺都市情報
- ベルガモ観光局 – ミラノから日帰り可能な世界遺産都市
- マッジョーレ湖観光情報 – 湖水地方への日帰り旅行計画
※上記のリンクは2025年8月時点の情報です。最新の営業時間や料金については、各公式サイトでご確認ください。特に「最後の晩餐」は人気が高く、数ヶ月前から予約が埋まることがあるため、早めの予約をおすすめします。