ヨーロッパ旅行10日間の予算、完全ガイド|費用と節約テク

10日間のヨーロッパ旅行、一体どれくらいの費用が必要で、どうすれば賢く予算を組めるのでしょうか?

この記事では、そんな疑問に明確に答えます。

節約プランから満喫プランまでの具体的な総費用と、航空券、宿泊、食事、移動、観光といった費用の内訳を詳しく解説。

さらに、旅費を抑えるための実践的な節約術や、おすすめのモデルプランもご紹介します。

この記事を読めば、あなたの理想のヨーロッパ旅行に向けた、現実的な予算計画がきっと見えてくるはずです。

記事のポイント
  • 10日間のヨーロッパ旅行に必要な総費用の具体的な目安
  • 航空券から現地での雑費までの詳細な費用内訳
  • 旅行費用を賢く抑えるための実践的な節約術
  • 具体的な都市を巡るモデルプランとそれぞれの予算感
スポンサーリンク
目次

ヨーロッパ旅行の予算:10日間の目安は?

image ヨーロッパ冒険紀行
  • ざっくり費用と内訳の目安 
  • 具体的なモデルプラン3例 
  • 都市によって違う?国別物価比較表 
  • 航空券をできるだけ安く手に入れるには? 
  • 宿泊・食事・観光費用の相場

ざっくり費用と内訳の目安

image ヨーロッパ冒険紀行

10日間のヨーロッパ旅行に必要な費用は、旅のスタイルによって大きく変わります。

思いっきり節約するなら約20万~30万円、一般的なプランなら35万~45万円、そして少し贅沢な旅なら55万~70万円くらいが目安と考えておくと良いでしょう。

下の表は、主な費用を項目ごとに分け、ご自身の旅行スタイルに合わせて予算を立てやすいように、それぞれの金額に幅を持たせています。

10日間ヨーロッパ旅行 費用の目安

スクロールできます
費用の種類節約プラン(円)標準プラン(円)満喫プラン(円)
航空券(東京⇔ヨーロッパ往復)約9万~12万円約12万~16万円約16万~20万円
ヨーロッパ内の移動費(鉄道・LCCなど)約2万~4万円約4万~6万円約6万~8万円
宿泊費(10泊分/1部屋あたり、税・サービス込)約4.8万~7万円約8万~12万円約15万~20万円
食事代(1日3食+カフェ代など)約2.4万~3.5万円約4.5万~6.5万円約8万~10万円
観光施設の入場料など約1.5万~2.5万円約3万~4万円約5万~7万円
その他の費用(SIMカード、お土産、チップなど)約1万~1.5万円約1.5万~2.5万円約2.5万~3.5万円
合計の目安約20万~30万円約35万~45万円約55万~70万円

表の説明

  • 航空券:
    飛行機のチケット比較サイト「スカイスキャナー」で調べた、東京とパリを往復する最も安い時期の航空券(約86,513円)を参考に、旅行シーズンによって価格が上がることも考慮して幅を設定しました。
  • 宿泊費:
    バックパッカーなどが利用する相部屋タイプの「ドミトリー」(1泊約27~43ユーロ、約4,300円~6,900円)や、比較的リーズナブルな「2つ星ホテル」(1泊約48~133ユーロ、約7,700円~21,300円)の実際の価格を参考に計算しています。
  • ヨーロッパ内の移動費:
    ヨーロッパの鉄道が乗り放題になる「ユーレイルパス」(10日間有効タイプで382米ドル、約57,000円)の利用を基本としつつ、格安航空会社(LCC)の飛行機や、早めに予約すると安くなる列車などを上手に組み合わせることで、費用を抑えることもできます。
  • 食費:
    一般的なレストランやカフェを利用する場合、1日あたり約40ユーロ(約6,400円)というデータを参考に、節約したい方と、食事も豪華に楽しみたい方とで予算の幅を広めに設定しました。

知っておきたいこと

  • 上記の表内の金額は、為替レート(1ユーロ=160円、1アメリカドル=150円で計算)や、飛行機の「燃油サーチャージ」(燃料価格の変動に応じて追加される料金)を含んだ、おおよその目安です。
  • 旅行する時期(ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などは高くなる傾向があります)や、訪れる都市によって、費用は大きく変わることがあります。
  • 実際に旅行の計画を立てて予約する際には、必ず航空会社やホテル、鉄道会社の公式サイトなどで最新の料金を確認するようにしましょう。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

スポンサーリンク

具体的なモデルプラン3例

image ヨーロッパ冒険紀行

だいたいの予算感がつかめたら、次は10日間でどんな都市を巡れるのか、具体的な旅行プランをイメージしてみましょう。

ここでは3つの異なるタイプのモデルコースと、それぞれ一般的なホテルや食事を想定したおおよその予算(日本円)をご紹介します。

ご自身の旅のスタイルや好みに合わせて、費用を調整する際の参考にしてください。

10日間ヨーロッパ旅行 モデルプランと費用の目安

スクロールできます
モデルプラン例訪れる主な都市主な移動手段宿泊日数おおよその総費用(円)*こんな方におすすめ
パリとロンドン 2都市満喫プランパリ(5泊)、ロンドン(4泊)航空券(東京⇔ヨーロッパ往復:約7.8万円)、都市間の移動(ユーロスター:約0.8万円)9泊約38万~42万円・初めてのヨーロッパ旅行で、人気の都市をじっくり楽しみたい方
・美術館巡りや街歩きを満喫したい方
北・中央ヨーロッパ周遊プランアムステルダム(4泊)、ベルリン(4泊)航空券(東京⇔アムステルダム往復:約8.1万円)、都市間の移動(高速列車ICE/FlixTrainなど:約0.5万円)8泊約36万~40万円・列車での移動も楽しみながら、複数の都市を効率よく巡りたい方
南ヨーロッパ リゾート&古都探訪プランバルセロナ(4泊)、ローマ(3泊)、フィレンツェ(2泊)航空券(東京→バルセロナ、ローマ→東京など行き帰りの空港が違うタイプ:約9万円)、都市間の移動(夜行フェリーや高速鉄道:約1.6万円)9泊約42万~46万円・地中海の明るい雰囲気と、歴史的な街並みの両方を楽しみたい方

* 総額には、航空券、都市間の交通費、宿泊費、食費(1日あたり6,000円~6,500円で計算)、観光費用、その他雑費が含まれています。

(計算レート:1アメリカドル=150円、1ユーロ=160円、1イギリスポンド=190円)

予算を考える上でのポイント

  • 航空券:
    飛行機のチケット比較サイト「スカイスキャナー」などで見つかる、最も安い往復航空券や、日本出発と日本到着の空港が異なる「オープンジョー」というタイプの航空券の料金を参考に、燃油サーチャージ(燃料価格の変動に応じて追加される料金)を含めています。
  • 都市間の移動費:
    例えば、イギリスとフランスなどを結ぶ高速鉄道「ユーロスター」の最も安い時期の運賃(約52アメリカドル)、アムステルダムからベルリンへの列車(最安で約35アメリカドル)、バルセロナからローマへの移動(最安で約72アメリカドル)などを参考にしています。
  • 宿泊費:
    各都市のホテルの平均的な部屋の料金(ADR: Average Daily Rate)を参考に、1泊あたりの目安を設定しました。
    例えば、パリは約97アメリカドル、ロンドンは約192イギリスポンド、アムステルダムは約211ユーロ、ベルリンは約137ユーロ、バルセロナは約188ユーロ、ローマは約175ユーロといった具合です。
  • 食費:
    ヨーロッパの主な都市で一般的な食事(レストランやカフェなど)をする場合、1日あたり約40ユーロ(約6,400円)が目安です。
    もし節約を心がけるなら1日25ユーロ(約4,000円)くらい、美味しいものをたくさん楽しみたいグルメな旅なら1日60ユーロ(約9,600円)くらいで考えておくと、実際の費用感に近くなるでしょう。

予算を上手に調整するヒント

  • 旅行の時期:
    夏休み(7月~8月)や年末年始など、旅行者が多い「ハイシーズン」や、大きなイベントが開催される時期は、航空券や宿泊費が高くなる傾向があるため、全体の予算を10~20%ほど多めに見積もっておくと安心です。
  • 移動手段や宿泊先の選択:
    格安航空会社(LCC)を利用したり、比較的リーズナブルな「ホステル」(相部屋や共同スペースのある宿泊施設)を選んだりすると、予算を10~15%程度抑えられることもあります。
  • 旅行日数の変更:
    もし旅行の日数を変える場合は、1日あたりの宿泊費と食費を目安にして予算を調整しましょう。
    例えば、上記の周遊プランを10日間から7日間に短縮すると、だいたい5万円~7万円ほど費用を抑えることが可能です。
  • 観光費用の節約:
    多くの観光地では、複数の施設に入場できるお得な「観光パス」が販売されていたり、美術館の入場チケットを公式サイトで早めに予約すると割引が適用されたりすることがあります。
    これらを上手に利用すると、観光費用を平均で20~25%ほど節約できることも。
  • 旅のスタイルに合わせて:
    ここでご紹介した3つのプランは、あくまで標準的な費用例です。
    もし、高級なホテルに泊まったり、星付きのレストランで食事を楽しんだりするような贅沢な旅を計画している場合は、宿泊費や食費の予算を多めに見積もってください。
    逆に、バックパッカーのように、ホステルの相部屋(ドミトリータイプで1泊30ユーロ程度)に泊まり、スーパーで食材を買って自炊する(食費を1日15ユーロ程度に抑える)スタイルであれば、さらに費用を抑えることも十分可能です。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

スポンサーリンク

都市によって違う?国別物価比較表

image ヨーロッパ冒険紀行

10日間のヨーロッパ旅行の予算を考えるとき、都市によって日常的なものの値段がどれくらい違うかを知っておくと、全体の費用がイメージしやすくなりますよ。

ここでは、日本人旅行者に人気の6つの都市で、カフェで飲むカプチーノ1杯の値段、バスや地下鉄の1回分の乗車券、そして代表的な観光スポットの入場料を比べてみました。

日本円のカッコ内の金額は、1ユーロ=160円として計算したおおよその目安です。

ご自身の旅行プランに合わせて、日本円に計算し直したり、滞在日数分を考えたりする際の参考にしてください。

スクロールできます
国・都市カフェのカプチーノ代(目安)市内の交通費(1回券の目安)代表的な観光スポットの入場料(目安)
フランス・パリ4.02 €(約640円)2.50 €(約400円)ルーヴル美術館:22 €(約3,520円)
ドイツ・ベルリン3.80 €(約610円)3.80 €(約610円)ミュージアム島1日券:14 €(約2,240円)
イタリア・ローマ1.57 €(約250円)1.50 €(約240円)コロッセオ(通常券):18 €(約2,880円)
スペイン・バルセロナ2.43 €(約390円)2.65 €(約420円)グエル公園(有料ゾーン):18 €(約2,880円)
チェコ・プラハ74 Kč(コルナ)(約3 €/約480円)30 Kč(コルナ)(約1.2 €/約190円)プラハ城(見学コースB):450 Kč(コルナ)(約18 €/約2,880円)
ハンガリー・ブダペスト933 Ft(フォリント)(約2.4 €/約380円)450 Ft(フォリント)(約1.2 €/約190円)国会議事堂(見学ツアー):6,500 Ft(フォリント)(約17 €/約2,720円)

表の見方と予算を立てるヒント

  • カフェ代について:
    表のカフェ代は、街歩きの途中でちょっと一息つくときのカプチーノ1杯分のだいたいの値段です。
    例えば、パリでは約4ユーロ(約640円)ですが、ローマでは約1.6ユーロ(約250円)と、同じ西ヨーロッパの都市でもこんなに差があるんですね。
    こうした小さな費用の積み重ねも考えておくと良いでしょう。
  • 市内の交通費について:
    ここではバスや地下鉄の1回分の乗車券の値段を比べていますが、都市によっては、何回か乗れる回数券や、1日~3日間乗り放題になるパスの方がお得な場合が多いです。
    1日に何度も公共交通機関を利用する予定なら、こういったお得なパスも調べてみましょう。
  • 観光スポットの入場料について:
    ここでは「せっかく行くなら見ておきたい!」代表的な観光スポットを選んでみました。
    例えばベルリンの「ミュージアム島」では、1日券(14ユーロ)を買うと島内にある5つの博物館に入れるので、1つずつチケットを買うよりも3割くらいお得になることもあります。
    行きたい場所が決まっているなら、セット券や周遊パスがないかチェックしてみるのがおすすめです。
  • 日本円への換算について:
    ここで示している日本円の金額は、あくまで目安です。
    為替レート(外国のお金と日本円を交換する時の比率)は日々変わるので、実際に旅行する時期のレートで計算し直したり、現地に着いてから使うお金の目安をもう一度確認したりすると、より正確な予算が立てられます。

これらの情報を、ご自身の旅行の計画表やメモなどに書き出して、宿泊費や食費といった1日ごとにかかる費用と合わせて計算しておくと、いくつかの都市を巡る旅行でも、「いつの間にか予算を超えちゃった!」ということを防ぎやすくなります。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

スポンサーリンク

航空券をできるだけ安く手に入れるには?

image ヨーロッパ冒険紀行

航空券を少しでも安く手に入れるためには、予約する曜日や出発日、そして便利なツールを上手に使うことがポイントです。

ヨーロッパ行きの航空券の2025年最新相場や、一年で特に安くなる時期、航空会社ごとの料金の違い、さらに具体的な節約テクニックについて詳しく確認したい場合は、「ヨーロッパ行き飛行機の値段は?2025年最新相場と節約術」の記事で網羅的に解説していますので、併せてご覧いただくことで、よりお得な航空券選びが可能になります。

最近のデータから、効果が高いと言われている方法をまとめてみました。

航空券を安く買うためのコツと、どれくらいお得になるかの目安

安く買うためのコツどれくらいお得?(目安)
日曜日に予約する最大で約17%安くなることも
出発日の約60日前に購入する約10%安くなることも
木曜日に出発する便を選ぶ最大で約15%安くなることも
夏の旅行なら8月に行く約7%安くなることも
比較サイトの月ごとカレンダーで安い日を探す一番安い日が見つかる
価格お知らせ機能(トラッキング)で値下がりをチェック値下がり時に通知が来る

実際に航空券を探すときのステップ例

  1. カレンダーで安い日をチェック
    まず、航空券比較サイトの「スカイスキャナー」などで、出発したい月の料金が一覧で見られるカレンダー機能を使ってみましょう。
    料金が安い日(よく緑色などで表示されています)をいくつか候補としてピックアップします。
  2. 木曜日出発を狙って、価格の変動をチェック
    候補日の中から、できれば木曜日出発の日を選びましょう。そして、「Googleフライト」などのサイトで、その航空券の「料金をチェックする(または価格の通知をオンにする)」といった設定をします。
    こうしておくと、料金が変わった時にお知らせが届くので便利です。
  3. 購入は日曜日が狙い目
    お知らせを参考にしつつ、実際に航空券の購入手続きをするのは日曜日に行うのがおすすめです。
    統計的に見ると、日曜日に買うのが一番安くなることが多いようです。
  4. 予約のタイミングは出発約2ヶ月前
    国際線の航空券は、出発日の約2ヶ月前(60日前くらい)に買うのが、比較的安く手に入れやすいタイミングと言われています。
    あまり早く予約しすぎても、かえって高くなってしまうことがあるので注意しましょう。
  5. 夏の旅行なら、8月の終わり頃もチェック
    もし夏休みなど旅行者が多い時期(ハイシーズン)にヨーロッパへ行きたい場合でも、8月の終わり頃は比較的航空券が安くなることがあります。
    この時期を狙ってみるのも良いでしょう。

これらのポイントを試してみることで、旅行者が多い時期でも、通常より数万円安く航空券を手に入れられるかもしれません。

ただし、飛行機の「燃油サーチャージ」(燃料価格の変動に応じて追加される料金)や、「為替レート」(日本円と外国のお金との交換比率)は常に変わる可能性があります。

そのため、自分で「このくらいの金額なら買おう!」という目標額を決めておき、その金額になったら早めに購入するのがおすすめです。

また、航空会社や旅行代理店によっては、購入した航空券が後で値下がりした場合に、その差額を返金してくれる「最低価格保証」のようなサービスを提供していることもあります。

予約する際に、そういったサービスがないかもチェックしてみると良いでしょう。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

スポンサーリンク

宿泊・食事・観光費用の相場

image ヨーロッパ冒険紀行

10日間のヨーロッパ旅行の予算を考えるとき、特に金額が変わりやすいのが「宿泊費」「食費」「観光にかかる費用」の3つです。

ここでは、旅のスタイルを「節約しっかり派」「一般的な楽しみ方派」「ちょっぴり贅沢派」の3つのタイプに分けて、それぞれの費用のだいたいの目安を、現地の通貨(ユーロなど)と日本円(1ユーロ=160円で計算)で表にしてみました。

もちろん、訪れる都市や旅行する季節によって費用は変わってきますが、大まかな金額の幅を知っておくと、全体の予算の骨組みを考えやすくなりますよ。

宿泊・食事・観光の費用の目安(1日あたり)

スクロールできます
費用の種類節約しっかり派
(例:バックパッカー)
一般的な楽しみ方派
(例:3つ星ホテル利用)
ちょっぴり贅沢派
(例:4~5つ星ホテル利用)
宿泊費
(1泊あたり)
25~45 €
(約4,000~7,200円)
90~150 €
(約14,400~24,000円)
220~400 €
(約35,200~64,000円)
食費
(1日あたり)
20~25 €
(約3,200~4,000円)
35~50 €
(約5,600~8,000円)
70~120 €
(約11,200~19,200円)
観光費
(1日あたり)
10~20 €
(約1,600~3,200円)
25~40 €
(約4,000~6,400円)
50~80 €
(約8,000~12,800円)

1. 宿泊費の目安について

  • ドミトリー(相部屋タイプの宿):
    西ヨーロッパの主な都市では、1泊25~45ユーロ(約4,000円~7,200円)くらいが一般的な価格帯です。
    パリなど物価が高い都市では平均55ユーロ(約8,800円)と少し高めですが、東ヨーロッパの国々やポルトガルなどでは30ユーロ(約4,800円)前後で見つかることもあります。
  • ホテル:
    ヨーロッパ全体のホテルの平均的な宿泊料金(ADR)は、約135.7ユーロ(約21,700円)と、最近高めの傾向にあります。
    歴史的な建物が集まる旧市街の中心部などは、特に値段が高くなることが多いです。
    少し中心部から離れた郊外や空港の近くのホテルなら、2~3割ほど安く泊まれることも。
    早朝の飛行機に乗る日だけ空港近くのホテルに移動するのも、賢い方法かもしれません。
  • 高級ホテル:
    ローマやバルセロナといった都市の良い場所にある高級ホテルだと、1泊300ユーロ(約48,000円)を超えることも珍しくありません。
    でも、特定の有名ホテルブランドにこだわらなければ、200ユーロ台前半くらいで泊まれるおしゃれなデザインホテルも見つかることがあります。
    ホテルの予約サイトで「5つ星ホテルを安い順に並べる」といった探し方を試してみるのも良いでしょう。

2. 食費の目安について

  • 物価情報サイト「Numbeo」によると、パリやベルリンでは、一人分の簡単な食事(定食のようなもの)がだいたい15ユーロ(約2,400円)前後です。
    ローマなら、同じ15ユーロでも前菜とパスタのセットが食べられることもあり、カフェで飲むカプチーノは約1.56ユーロ(約250円)と、比較的お手頃です。
  • 節約したい場合:
    スーパーでお惣菜を買ったり、キッチンが付いている宿で自分で料理をしたりすれば、1日の食費を20ユーロ(約3,200円)以内に抑えることも十分可能です。
    ヨーロッパのスーパーでは、お惣菜を重さで売っているところも多く、100gあたり1.5~2ユーロ(約240円~320円)くらいが目安。
    これとパンを買えば、簡単に安く食事を済ませられます。
  • 食事も楽しみたい場合:
    ミシュランガイドで紹介されている比較的リーズナブルなお店(「ビブグルマン」と呼ばれるカテゴリーで、コース料理が40~70ユーロくらい)や、星付きレストランのランチ(70ユーロくらいから)などを楽しむと、食費はぐっと上がります。
    そういったお店に行くなら、早めに予約してお得なプラン(プリフィクスコース:決まったコースメニュー)を利用するのがおすすめです。

3. 観光費の目安について

  • 有名な観光スポットの入場料は、例えばルーヴル美術館が22ユーロ、コロッセオが18ユーロ、ベルリンのミュージアム島(5つの博物館に入れます)の1日券が14ユーロと、西ヨーロッパの主要な施設ではだいたい15~25ユーロ(約2,400円~4,000円)くらいが一般的です。
  • いくつかの都市を巡る旅行なら、1日に博物館を2~3ヶ所くらい見て回るのが、体力的にも無理なく楽しめるペースでしょう。
  • 節約したい場合:
    美術館などの中には、無料で見学できる日(例えばパリの国立美術館は毎月第一日曜日が無料など)を設けているところがあります。
    こういった日をうまく利用すると、観光費用を3~5割も節約できることがあります。
  • 一般的な楽しみ方なら:
    美術館を見学したり、市内の観光バスを利用したりすると、1日あたり30~40ユーロ(約4,800円~6,400円)くらいが目安です。
  • 特別な体験もしたい場合:
    オペラ鑑賞や、夜間に特別に公開される観光スポット(例えばコロッセオの夜間見学は約50ユーロ)などを楽しむと、1日の観光費用は50ユーロ(約8,000円)を簡単に超えるでしょう。

4. 10日間でこれらの費用をどう考えるか(モデルケース)

実際に10日間の旅行で、これらの費用がどれくらいになるか、3つのスタイルで試算してみましょう。

(9泊10日、観光は実質5~8日間と想定)

  • 【節約しっかり派の例】 ドミトリー泊+自炊多め+無料スポット中心
    • 宿泊費:30ユーロ × 9泊 = 270ユーロ
    • 食費:22ユーロ × 10日 = 220ユーロ
    • 観光費:15ユーロ × 5日間 = 75ユーロ
    • 合計:約565ユーロ(約90,400円)
  • 【一般的な楽しみ方派の例】 3つ星ホテル泊+レストランも利用+主要な観光施設は入場
    • 宿泊費:120ユーロ × 9泊 = 1,080ユーロ
    • 食費:45ユーロ × 10日 = 450ユーロ
    • 観光費:30ユーロ × 8日間 = 240ユーロ
    • 合計:約1,770ユーロ(約283,200円)
  • 【ちょっぴり贅沢派の例】 4つ星以上のホテル泊+グルメも満喫+特別な体験も
    • 宿泊費:300ユーロ × 9泊 = 2,700ユーロ
    • 食費:90ユーロ × 10日 = 900ユーロ
    • 観光費:60ユーロ × 8日間 = 480ユーロ
    • 合計:約4,080ユーロ(約652,800円)

これら3つのパターンを参考に、あなたが訪れたい都市の数や、どんな旅行をしたいかに合わせて、「泊まる日数×1泊あたりの宿代」「外食する回数」「お金を払って入る観光施設の数」などを調整して、自分なりの予算を作ってみましょう。

表計算ソフトなどを使うと計算しやすいです。

そうすれば、だいたいの総予算が見えてくるはずです。

特に宿泊費や食費は、日本円と現地のお金の交換レートによって支払う金額が変わってきます。

また、飛行機の燃油サーチャージ(燃料代の追加料金)も予算に入れておくのを忘れないようにしましょう。

こういった変動する費用も考慮しておくと、より安心です。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

スポンサーリンク

ヨーロッパ旅行:10日間の予算と節約術

image ヨーロッパ冒険紀行
  • 旅行前の予算管理に!簡単テンプレートのご紹介 
  • 見落とし注意!追加費用チェックリスト 
  • ユーレイルパスは本当にお得?徹底比較 
  • スマホSIMと通信費をチェック 
  • 現金とカードの上手な使い方

旅行前の予算管理に!簡単テンプレートのご紹介

10日間のヨーロッパ旅行、全体の費用をより正確に見積もるために、下の表のようなテンプレート(ひな形)を作って使うのがおすすめです。

例えば、GoogleスプレッドシートやExcelなどの表計算ソフトにコピーして使うと、計算も楽で便利です。

表計算ソフトのマス目(セル)に簡単な計算式(例えば「=B2*C2」など、詳しくは後述)を入れておけば、旅行の日数やお金の交換レート(例:1ユーロが何円か)が変わったときに、関連する費用の小計が自動的に更新されるので、旅行プランの変更にもすぐに対応できて便利です。

かんたん予算管理!旅行費用の見える化テンプレート(例)

スクロールできます
費用の種類目安の金額(日本円または現地の通貨で)回数や日数金額の合計(円)メモ(詳細など)
航空券例:往復 120,000円1回(目安の金額 × 回数) 例:120,000円出発日、利用する航空会社など
都市間の移動費例:ユーレイルパス 55,000円1回(目安の金額 × 回数) 例:55,000円鉄道パスの種類、格安航空会社(LCC)の利用など
現地での交通費例:1日あたり 2,000円10日間(目安の金額 × 日数) 例:20,000円24時間券や回数券の利用、1日あたりの移動回数など
宿泊費例:1泊あたり 15,000円9泊(目安の金額 × 泊数) 例:135,000円ホテル税、清掃料金の有無など
食費例:1日あたり 5,500円10日間(目安の金額 × 日数) 例:55,000円朝食が含まれているか、外食の回数など
観光・入場料例:1日あたり 3,500円7日間(目安の金額 × 日数) 例:24,500円利用する観光パス、無料開放日の活用など
通信費(SIMなど)例:SIMカード 5,000円1回(目安の金額 × 回数) 例:5,000円eSIMか物理SIMか、データ容量(例:10GB)など
旅行保険例:6,000円1回(目安の金額 × 回数) 例:6,000円クレジットカード付帯保険の補償内容を確認
小計(上記D列の合計)
予備費(小計の15%くらい)(小計 × 0.15)為替レートの変動、お土産代、急な出費に備えて
総計(小計 + 予備費)目標予算:〇〇円以内 など

表計算ソフトを使う場合:「金額の合計(円)」の列には、例えば航空券なら「=B2C2」のように、左隣の「目安の金額」のセルと「回数や日数」のセルを掛け算する計算式を入れておくと自動で計算されます。「小計」や「総計」も同様に合計の計算式(例:=SUM(D2:D9))を入れておきましょう。*

テンプレートの使い方ステップ・バイ・ステップ

  1. 航空券と都市間の移動費を記入
    実際に予約した(または予約する予定の)航空券や鉄道パスなどの、税金や燃油サーチャージ(燃料代の追加料金)を含んだ合計金額を記入しましょう。
  2. 宿泊費を計算
    「1泊あたりの料金 × 泊まる日数」で計算します。
    個人の家などに泊まる民泊(Airbnbなど)で、予約サイトの表示料金とは別に掃除代や都市ごとに定められた税金(都市税)がかかる場合は、それも忘れずに予算に加えてください。
  3. 食費と観光費は1日あたりで管理
    「1日あたりの費用 × 使う日数」で計算しておくと、旅行の日数が変わった場合にも、全体の予算を調整しやすくなります。
  4. 旅行保険の内容を確認
    お持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付いている場合でも、病気やケガの治療費、持ち物の盗難などに対する補償内容が十分か必ず確認しましょう。もし足りないと感じたら、保険会社の比較サイトなどで調べて、必要な分だけ追加の保険に入っておくと、万が一の時も安心です。
  5. 予備費もしっかり確保
    全体の予算の15~20%くらいを目安に予備費として用意しておくと、急な出費が必要になったり、旅行中に日本円の価値が下がってしまった(円安)場合などにも対応できるので安心です。
    お土産代をここから出すと考えるのも良いでしょう。
  6. お金の交換レートを自動でチェック(おまけテクニック)
    もしGoogleスプレッドシートを使うなら、表の外のどこかのセルに例えば「=GOOGLEFINANCE(“CURRENCY:EURJPY”)」のような式を入力しておくと、ユーロと日本円の最新の交換レートを自動で表示してくれます。
    現地の通貨(ユーロなど)で支払う費用を日本円に換算するのに便利です。(少し設定が難しいかもしれませんが、使いこなせるととても便利です!)
  7. 最後に全体の合計金額をチェックして調整
    すべての費用を合計して、自分が考えている予算の範囲内に収まっているか確認しましょう。
    もし予算を超えてしまったら、あまり優先度が高くない費用項目を削ったり、ホテルのグレードを少し見直したりして調整します。

このように事前に予算を細かく計画しておけば、実際にホテルや航空券を予約するたびに金額を更新するだけで、いつでも最新の予算状況が分かり、お金の管理がぐっとしやすくなります。

特に、いくつかの都市を巡る周遊型の旅行では、「都市間の移動費」や「毎日のこまごまとした出費」が思ったよりかさんでしまうことがあります。

テンプレートを使って費用を「見える化」することで、どこにお金がかかっているかをしっかり把握しやすくなり、いざという時のためのお金(余裕資金)もきちんと準備しやすくなります。

スポンサーリンク

見落とし注意!追加費用チェックリスト

image ヨーロッパ冒険紀行

ヨーロッパ旅行の計画で航空券とホテルを予約した後も、意外と忘れがちな追加の費用がかかることがあります。

せっかくの楽しい旅行で「しまった!」とならないように、どんな費用があるか事前に知っておきましょう。

ここでは、10日間の旅行でよくある「見落としがちな費用」をリストアップしてみました。

表に書かれている金額は、大人1人あたりのだいたいの目安です(計算しやすいように、1ユーロ=160円、1イギリスポンド=200円で換算しています)。

ご自身の旅行プランに合わせて、「何泊するか」「何回利用するか」を考えて、費用を計算してみてくださいね。

スクロールできます
費用の種類目安の金額や割合いつ支払う?知っておくと良いこと
観光税・宿泊税(例:パリ)0.65~15.60 €/泊(約104円~2,496円)チェックアウト時ホテルのランク(星の数)によって変わります。高級なホテルほど高くなる傾向があります。
観光税・宿泊税(例:ローマ)4~10 €/泊(約640円~1,600円)チェックアウト時ホテルのランク(1つ星~5つ星)で細かく設定されています。現金での支払いのみ受け付ける宿も多いです。
航空会社の燃油・環境追加料金(ヨーロッパ内路線エコノミー片道)6~12 €(約960円~1,920円)航空券購入時ヨーロッパの主な航空会社が導入しており、料金は変動します。
国際線の燃油追加料金(日本発着便の片道)6,500円~9,700円程度航空券購入時JALの2025年6月~7月発券分の場合の例。為替レートや燃料価格によって2ヶ月ごとに見直されます。
鉄道の座席予約料金(高速列車や夜行列車)6.5 €~(約1,040円~)Eurailパス利用時鉄道パスを持っていても、多くの場合、別途座席予約と追加料金が必要です。ルートによって必須となります。
LCC(格安航空会社)の預け荷物料金(例:15kgまで)8.99 £~/区間(約1,800円~)オンラインで追加時空港カウンターで支払うと、料金が倍近くになることも。荷物の重さを超えると1kgごとに追加料金がかかります。
ETIAS(エティアス)渡航認証料(3年間有効)7 €(約1,120円)2026年開始予定ビザなしでヨーロッパに入れる国からの旅行者向け。オンラインでの申請が必要です。
海外でのクレジットカード利用手数料利用額の1.6%~3.6%程度カード決済時カード会社によって手数料は異なります。平均的には1.63%程度です。
公衆トイレの利用料0.5~1 €(約80円~160円)利用の都度駅や旧市街の中心部など、観光地では有料の場合が多いです。
チップ飲食代金の5%~10%程度食事の支払い時主にドイツ、フランス、スペインなどで。伝票に「Service included(サービス料込み)」と書かれていない場合に渡すのが一般的です。

予算を考えるときのポイント

  • 宿泊税について:
    ホテルの予約サイトで表示される合計金額に、この税金が含まれていないことがあります。
    チェックアウトの時に現金で支払いを求められることもあるので注意しましょう。
    予約した後に送られてくる確認メールに「Taxes not included(税金は含まれていません)」といった記載がないか、よく確認してください。
  • 航空会社の追加料金について:
    航空券の比較サイトで予約を進めていくと、最後の支払い画面で「Carrier-imposed surcharge(航空会社が課す追加料金)」といった項目が出てくることがあります。
    これは、航空会社が独自に設定している追加料金のことです。
    表で紹介した燃油・環境サーチャージとは別に、往復でさらに24ユーロ(約3,840円)程度かかる場合もあると考えておきましょう。
  • 鉄道の座席予約について:
    ユーレイルパスなどの鉄道パスを持っていても、フランスのTGVやスペインのAVEといった高速列車では、多くの場合、座席の予約が別途必要で、その際に10~38ユーロ(約1,600円~6,080円)程度の追加料金がかかります。
    乗る予定の列車の公式サイトで、区間ごとにどれくらい追加料金がかかるか事前に調べておき、特に混雑する時期は早めに予約しておくと安心です。
  • LCC(格安航空会社)の荷物料金について:
    預ける荷物の料金は、「飛行機を予約する時」「予約した後で追加する時」「出発当日に空港カウンターで申し込む時」の順で、どんどん高くなるのが一般的です。
    行きと帰りで荷物の重さが違う場合でも、それぞれ必要な分だけ事前にオンラインで購入しておくのが一番安く済みます。
  • ETIAS(エティアス)について:
    これは、2026年に開始が予定されているヨーロッパへの新しい渡航認証システムです。
    導入されると、例えば家族4人なら合計28ユーロ(約4,480円)の費用がかかる見込みです。
    導入に関して、まだ正確な情報が出ていないうちに、偽の申請サイトなどが増える可能性があるので注意が必要です。
    現時点では、ヨーロッパ連合(EU)などの公式サイトからの情報だけを確認するようにしましょう。
  • クレジットカードの海外利用手数料について:
    海外でクレジットカードを使うと、利用金額の1.6%前後の手数料がかかるのが一般的です。
    日本のクレジットカード会社の中には、この手数料を2.2%程度に引き上げているところもあります。
    旅行中にカードで支払う予定の金額の2~3%くらいを、この手数料分として別に考えておくと安心です。

その他、こまごまとした出費も忘れずに

表には載せきれませんでしたが、駅の有料コインロッカー(1日3~6ユーロ程度)、お店で買う水のペットボトル(1ユーロ前後)、カフェなどでトイレだけ借りる場合の利用料(0.5ユーロ程度)など、小さな出費も積み重なると意外と大きな金額になります。

「塵も積もれば山となる」ですね。

こういった細々とした費用は、先にご紹介した予算管理テンプレートの「予備費」(全体の予算の15~20%程度)で対応できるようにしておくと良いでしょう。

また、レシートが出ない支払いがあった場合は、すぐにスマートフォンのメモ機能などに入力しておくと、お金の管理がしやすくなりますよ。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

スポンサーリンク

ユーレイルパスは本当にお得?徹底比較

image ヨーロッパ冒険紀行

ヨーロッパの鉄道が広範囲で乗り放題になる「ユーレイルパス」。

たくさんの都市を列車で巡りたい人にとっては、とても魅力的な移動手段です。

でも、パスの種類や追加でかかる費用をしっかり理解しておかないと、「思ったより安くならなかった…」なんてことも。

ユーレイルパスの種類ごとの詳しいメリットや注意点、ご自身の旅行プランに最適なパスの選び方、さらには他の交通手段との比較についてより深く知りたい方は、こちらの「ヨーロッパを電車で乗り放題パスのメリットは?注意点も総まとめ」の記事が大変参考になるでしょう。

ここでは、10日間のヨーロッパ旅行でよく検討される3種類のユーレイルパスと、都市から都市へ移動する際に個別の鉄道チケットを買う場合の料金を比べてみました。

自分に合った方法を選ぶための参考にしてください。

ユーレイルパスと個別きっぷ どっちがお得?比較表

スクロールできます
パスの種類 または 個別の鉄道チケット利用できる国・有効日数(または乗車可能日数)おおよその価格(日本円)1日あたりの金額の目安追加の座席予約料金が必要な列車の例こんな場合にパスがお得になるかも(目安)
ユーレイル グローバルパス 10日間タイプ(有効期間:2ヶ月間)ヨーロッパ33カ国で、有効期間2ヶ月間のうち好きな10日間乗車可能54,750円($365)5,475円TGV(フランスの高速列車)やユーロスター(国際高速列車)などで、10ユーロ(約1,500円)から20ユーロ(約3,000円)程度の予約料が別途必要。その他、多くの高速列車や夜行列車で予約料が必要です。・7都市以上を列車で巡る
・長距離の列車移動が2回以上ある
・列車の乗車日数が10日近くになる
ユーレイル グローバルパス 7日間タイプ(有効期間:1ヶ月間)ヨーロッパ33カ国で、有効期間1ヶ月間のうち好きな7日間乗車可能46,800円($312)6,685円上記と同様・5都市以上を列車で巡る
・長距離の列車移動が1回以上ある
・列車の乗車日数が7日近くになる
ユーレイル イタリアパス 8日間タイプ(1カ国パスの例)イタリア国内で、有効期間1ヶ月間のうち好きな8日間乗車可能37,500円($250)4,690円フレッチャロッサ(イタリアの高速列車)などで、10ユーロ(約1,500円)程度の予約料が別途必要。・イタリア国内の都市を8日間近く列車で巡る
・イタリア国内の高速列車に4回以上乗る
例:パリ → アムステルダム 片道(個別チケット)約22,800円($152)予約料はチケット代に含まれます。パスを使わずに個別に買う場合の参考料金(この例は、乗車日30日前の予約時の平均料金です。時期や予約タイミングによって大きく変動します。)
例:アムステルダム → パリ 片道最安値(個別チケット)約5,400円($36.5)予約料はチケット代に含まれます。同上(こちらは、最も安い時期・席を選んだ場合の参考料金です。条件によって料金は大きく変わります。)

表の金額は、大人が2等車を利用する場合の、アメリカドルで表示されている公式料金を、1アメリカドル=150円として日本円に換算したおおよその目安です。

注意点

  • 訪れる都市の数が少なかったり、夜行列車(寝台列車など)を利用しなかったりする場合は、ユーレイルパスを買わずに、その都度チケットを買う(これを「点買い」と言ったりします)方が安くなることが多いです。
  • 個別の鉄道チケットは、往復で購入したり、出発する直前に購入したりすると、上記の表にある平均的な料金よりも高くなる傾向があります。

「1日あたりの単価」はどう考えればいい?

例えば「10日間有効のパス」というのは、「10回列車に乗れる」とか「毎日必ず列車に乗る」という意味ではありません。

「有効期間内(例:グローバルパスなら2ヶ月間)のうち、あなたが好きな10日間を選んで、その日は列車を自由に利用できる」という仕組みです。

もし、いくつかの都市にじっくり滞在するような旅行プラン(あまり列車に乗らない日が多いプラン)なら、パスの乗車可能日数が余ってしまうこともあります。

その場合は、乗車可能日数が少ない7日間有効のパスなどを選んだ方が、費用対効果が良い(つまりお得な)場合があります。

また、多くの高速列車や国際列車では、パスを持っていても別途「座席予約料」が必要になります。

例えば、ユーロスター(イギリスとフランスなどを結ぶ高速列車)では約20ユーロ(約3,000円)、フランスの高速列車TGVでは基本的に約10ユーロ(約1,500円、空席が少なくなると約20ユーロになることも)の座席予約料がかかります。

このように、国境を越える移動が多かったり、高速列車をたくさん利用したりすると、その分予約料も積み重なって合計金額が上がっていくので注意が必要です。

パスの購入タイミングと割引について

ユーレイルパスの公式サイトでは、年に2~3回ほど、最大で15%引きになる割引セールが行われることがあります。

特に、11月の終わり頃にある「ブラックフライデー」のセールは割引率が高いことが多いようです。

旅行の計画時期と合えば、こうしたセールを利用するのも賢い方法です。

また、27歳以下の方(Youth/ユースと呼ばれる区分)は、グローバルパスが通常料金よりも最大で23%も安くなる割引があります。

もし28歳の誕生日が近いなら、その前に購入するのがお得です。

こんな人はユーレイルパス向きかも!

  • 10日間の旅行で6都市以上を巡り、乗車する列車の総移動距離が1,500kmを超えるような、まさに「列車の旅」を楽しみたい方
  • 旅行中の細かい予定を、出発当日や前日まで柔軟に変更したい方(個別のチケットだと、変更やキャンセルに手数料がかかることが多いですが、パスならその心配が比較的少ないです)
  • 夜行列車や一部のフェリー(船)での移動で、ユーレイルパスを持っていると適用される割引を活用したい方

逆に、こんな場合は個別チケットの方がお得かも?

  • 2~3つの都市にじっくり滞在するプランの方
  • 長距離の都市間移動は、飛行機(LCCなどの格安航空会社)を利用する方
  • 「必ずこの列車のこの座席に座りたい!」と、事前に座席を確実に指定しておきたい方

上記のような場合は、早めに予約すると安くなる個別の鉄道チケット(「早割きっぷ」など)や、LCCと必要な区間だけの鉄道チケットを上手に組み合わせる方が、全体の費用を抑えられることが多いです。

最終チェックのポイント

ユーレイルパスを買うかどうか迷ったら、一度、表計算ソフトなどを使って、「ユーレイルパス本体の料金 + 必要な座席予約料の合計金額」と、「もし個別のチケットをすべて買った場合の合計金額」を具体的に書き出して比べてみましょう。

もし、個別にチケットを買うよりもパスの方が2割以上安くなるようであれば、パスの購入を検討する価値がありそうです。

このひと手間をかけることで、あなたの旅行スタイルに合った、よりお得な選択ができます。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

スポンサーリンク

スマホSIMと通信費をチェック

image ヨーロッパ冒険紀行

ヨーロッパ旅行中に、Googleマップを見たり、お店の予約アプリを使ったり、SNSに素敵な写真をアップしたり…インターネットは欠かせませんよね。

スムーズに使えるように、日本を出発する前に、どんな方法でインターネットに接続するか決めておきましょう。

ここでは、10日間の旅行でよく使われる、海外用のSIMカード(データ通信専用の「eSIM」や、通話もできる「物理SIMカード」)や、日本の携帯会社の海外向けプランをいくつか比べてみました。

自分にぴったりの方法を見つけて、旅行中の通信費を賢く節約しましょう!

ヨーロッパ旅行のインターネット接続方法比較(10日間利用の目安)

スクロールできます
サービス名・種類データ容量と使える日数おおよその料金(日本円)1日あたりの料金の目安主な特徴とポイント
Airalo「Eurolink」 (eSIM)実質無制限※1/10日間約5,250円約525円/日ヨーロッパ42カ国で利用可能。1日に3GBまでは高速通信、超過後は通信速度が1Mbpsに制限されます。
Holafly Europe (eSIM)実質無制限/10日間約5,535円約553円/日他のスマホなどとデータを分け合えるテザリングは1日1GBまで。24時間対応の日本語チャットサポートがあります。
Ubigi Europe (eSIM)10GB/30日間約2,400円約240円/日5G通信に対応。データが足りなくなったらアプリからすぐに追加購入(チャージ)できます。
Orange Holiday Europe (物理SIMカード)20GB/30日間約6,944円約694円/日1時間の無料通話と1000通のSMS(ショートメッセージ)付き。ヨーロッパ48カ国で利用可能。
ahamo(NTTドコモのプラン) (海外ローミング)日本の契約プランのデータ容量(例:月30GB)を海外でも使える※2月額2,970円約297円/日追加料金なしで海外利用可能。ただし、海外での連続利用が15日を超えると通信速度が128kbpsに制限されます。
世界そのままギガ(ドコモ) (海外ローミング)3GB/24時間ごと980円 × 10日 = 9,800円約980円/日実際に海外でインターネットを使った日だけ料金が発生。24時間で3GBを超過すると通信速度が128kbpsに制限されます。
海外あんしん定額(ソフトバンク) (海外ローミング)3GB/24時間ごと980円 × 10日 = 9,800円約980円/日99%の国と地域をカバー。アプリからの特別な申込みは不要です。

料金の目安は、1アメリカドル=150円、1ユーロ=160円で計算しています。

※1の「Unlimited(無制限)」プランは、実際には1日に使える高速データ通信量に上限(3GB)があり、それを超えると通信速度が1Mbpsに制限される点に注意が必要です。

※2 ahamoの場合、海外で利用できるデータ量は、日本国内で契約しているプランの月間データ容量(例:30GB)の範囲内です。日本時間で計算して、海外での連続利用が15日目になると、通信速度が128kbpsに制限されます。

あなたに合ったプランは?選び方のポイント

  • 料金を抑えたいなら:eSIMとホテルのWi-Fiを上手に活用
    10日間の旅行で10GBくらいのデータ量で十分そう、という方には、「Ubigi」などのeSIMサービスが約2,400円からと比較的安く利用できます。
    ホテルやカフェの無料Wi-Fiと組み合わせれば、さらにデータ量を節約できますね。
    もしデータが足りなくなっても、多くのeSIMサービスではアプリから簡単に追加購入できます。
  • データ量を気にせず使いたいなら:「Holafly」や「Airalo」などの実質無制限プラン
    旅行中に写真や動画をたくさんSNSにアップしたり、動画を視聴したりする予定がある場合は、1日に使える高速データの上限が3GB程度ある実質無制限プランが安心です。
    「Holafly」と「Airalo」では料金に大きな差はないので、日本語でのカスタマーサポートが必要かどうかなどで選んでも良いでしょう。
  • 現地の電話番号やSMS(ショートメッセージ)も必要なら:「Orange Holiday」などの物理SIMカード
    お店の予約で電話をかけたり、何かのサービスで認証のためにSMSを受け取ったりする必要がある場合は、通話もできる物理的なSIMカードが便利です。
    フランスのシャルル・ド・ゴール空港などの売店でも購入できますが、日本にいるうちAmazonなどで事前に購入しておくと、少し安く手に入ることがあります。
  • 日本の携帯会社をそのまま使いたいなら:「ahamo」などが便利でお得な場合も
    普段からNTTドコモの「ahamo」を利用している方なら、特別な申込みや追加料金なしで、そのまま海外で使えます。
    日本で契約しているデータ容量の範囲内であれば、追加費用を気にせず使えるのは大きなメリットです。
    あまりデータを使わない「ライトユーザー」の方なら、通信費を別途予算に組み込む必要がないかもしれません。
  • ほんの数日だけ使いたいなら:ドコモやソフトバンクなどの「1日単位プラン」
    旅行の途中で乗り継ぎ(トランジット)があり、その際に1~2日だけインターネットを使いたい、という場合には、ドコモの「世界そのままギガ」やソフトバンクの「海外あんしん定額」のような、1日あたり980円で3GBまで確実に使えるプランが、多少割高に感じるかもしれませんが手軽で便利です。

eSIMってどうやって使うの?具体的な手順(iPhoneの場合の例)

  1. 購入とQRコードの受け取り:
    出発の3日前くらいまでに、利用したいeSIMサービスの公式サイトから購入手続きをします。
    購入後、設定用のQRコードがメールなどで送られてきます。
  2. スマートフォンへの登録:
    スマートフォン(iPhoneの場合)の「設定」アプリを開き、「モバイル通信」を選びます。
    次に「eSIMを追加」をタップして、送られてきたQRコードをカメラで読み取ります。
    (Androidのスマートフォンの場合も、設定メニューから同様の手順でeSIMを登録できます。)
  3. 回線の設定:
    設定の途中で、音声通話は日本のSIMカード(メイン回線)を使い、データ通信だけを今回追加したeSIMで行うように設定しておくと、日本の電話番号にかかってきた電話やSMSも受け取れるので便利です。
  4. 現地で利用開始:
    ヨーロッパに到着したら、スマートフォンの機内モードをオフにし、設定でeSIMを有効にすれば、すぐにインターネットが使えるようになります。

通信費を旅行予算にどう組み込む?

  • 予算管理のテンプレートを使っている場合は、「通信費(SIMなど)」の項目に、選んだプランの料金をそのまま記入しましょう。
  • もし「ahamo」など、普段日本で使っているプランが追加料金なしでそのまま海外で使える場合は、旅行のための追加の通信費は0円として計上できます。
    ただし、長期間利用すると速度制限がかかることがあるので、念のため、速度制限後も使えるように安いeSIMなどを2,000~3,000円程度で予備として用意しておくのも一つの安心材料です。

10日間の旅行なら、通信費は1日あたり300円~600円程度に収まると、現地のカフェでコーヒーを1杯飲むくらいの金額で済みます。

何も準備せずに行って、意図せず高額な国際ローミング料金を支払うことにならないように、出発前に自分に合ったプランをしっかり選んでおくことが、全体の旅行費用を予算内に収める大切なコツです。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

スポンサーリンク

現金とカードの上手な使い方

image ヨーロッパ冒険紀行

ヨーロッパでは、クレジットカードやスマートフォンでのタッチ決済がどんどん当たり前になっていますが、市場や小さなお店などでは、まだまだ現金が必要な場面もあります。

まさに「カードと現金、どちらも使う」状況と言えるでしょう。

ヨーロッパ中央銀行(ECB)の調査によると、お店での支払いの約半分以上(55%)がカードなどの現金を使わない方法に変わってきていますが、それでも約2割(22%)の人は現金で支払っているそうです。

ですから、旅行中もカードと現金を両方用意しておくと安心です。

ヨーロッパ旅行で使える主な支払い方法と手数料の比較(10日間利用の目安)

スクロールできます
支払い方法の種類海外で使うときの手数料(目安)現地のATMで現金を引き出すときの手数料や上限(目安)こんな人におすすめ
Wise(ワイズ)デビットカードお金を両替する際の手数料:0.33%~1%程度月に合計200イギリスポンド(約3万円※)まで無料。それ以降は、引き出し額の1.75%+1回あたり0.5イギリスポンド(約100円※)の手数料。少額の支払いでも手数料を抑えたい方、複数の国を周遊する方
Revolut(レボリュート)(スタンダードプラン)平日の両替手数料は0%※1、週末(土日)は最大1%かかることも月に合計25,000円相当まで無料。それを超えると、引き出し額の2%の手数料。スマートフォンの両替アプリを使いこなしたい方、海外送金なども利用する中・上級者
日本発行のクレジットカード(例:楽天Visa)海外利用手数料:約3.63%※2(2025年以降の例)現地のATMで現金を引き出す(キャッシング)と、ATM手数料の他に利息もかかります(合計で利用額の2~3%程度上乗せされることもあります)。航空会社のマイルや、カードのポイントを重視する方
空港や街中のATMで現金を引き出す1回あたり3~6ユーロ(約480円~960円)程度。これに加えて、ご利用の日本の銀行の手数料がかかることもあります。チップの支払いや、市場(マーケット)などでの買い物用に、少額の現金が必要な場合

※ 日本円換算額は、1イギリスポンド=200円で計算したおおよその目安です。

※1 のスタンダードプランでは、1ヶ月あたり100万円相当までの両替は手数料0%ですが、それを超える場合や週末(土日)の両替には最大1%の手数料がかかることがあります。

※2  クレジットカードの海外利用手数料は、カード会社やカードの種類によって異なります。ご利用のカードの規約をご確認ください。

ヨーロッパでの支払いをスムーズ&お得にする5つのコツ

  1. タッチ決済は早くて便利
    ヨーロッパの駅の改札やバスの支払いでは、「Visaのタッチ決済」や「Apple Pay」などが使えるようになってきています。
    フランスの高速列車TGVやロンドンの地下鉄でも、物理的なクレジットカードを読み取り機にかざすだけで乗車できるところが増えています。
    小銭を出す手間が省けてとてもスピーディーです。
  2. 「日本円で払いますか?」と聞かれたら要注意!(DCCという仕組み)
    お店のカード端末で支払いをする際、画面に「日本円で支払いますか、それとも現地の通貨(ユーロなど)で支払いますか?」と表示されることがあります。
    この時は、必ず「現地の通貨」を選びましょう。
    もし「日本円で」と選んでしまうと、お店側が決めた割高な両替レート(DCC: Dynamic Currency Conversionという仕組み)が適用されてしまい、場合によっては最大で8%も多く支払うことになるケースもあるようです。
  3. クレジットカードは複数ブランドを持つと安心
    VisaカードとMastercardブランドのカードを、それぞれ最低1枚ずつ持っていくのがおすすめです。
    どちらかのブランドが使えない、という万が一の事態にも対応できます。
    JCBカードは、ヨーロッパでは使えるお店が限られているので、メインではなく予備として持っていくと、いざという時に「カードが使えない!」という事態を避けやすくなります。
  4. 現金を引き出すATMは、銀行のものを選ぼう
    街なかでよく見かける「Euronet」など、特定の銀行に属していない独立系のATMは、手数料が高めに設定されていることが多いです。
    都市部なら、BNPパリバ(フランスの銀行)やドイツ銀行といった、その国の大手銀行が設置しているATMを利用しましょう。
    WiseやRevolutのようなサービスでは、月に一定額までATM手数料が無料になる特典があるので、それをうまく使えば、街の両替所で両替するよりも安く現金を手に入れられることがあります。
  5. ホテルやレンタカー利用時の「デポジット(保証金)」に注意
    ホテルにチェックインする時やレンタカーを借りる時、クレジットカードで「デポジット」または「プリオーソライゼーション」として、一時的に数百ユーロ(数万円)分の利用可能額が確保(ホールド)されることがあります。
    これは、万が一の損害などに備えるための保証金のようなものです。
    実際に請求されるわけではありませんが、この確保された金額分は、一時的にカードの利用可能残高から引かれます。
    もしクレジットカードの利用限度額があまり大きくない場合は、このデポジットのせいで他の支払いができなくなることも。
    デポジット用に別のカードを用意しておくか、利用限度額に余裕のあるカードを持っていくと安心です。

これらの費用を旅行予算にどう反映させる?

  • もし旅行中の支払いを主にクレジットカードでするなら、カード利用額全体の3~4%程度を「海外利用手数料」として予算に入れておきましょう。
    (WiseやRevolutなどのデビットカードや海外利用に特化したサービスを上手に使えば、この手数料を1%未満に抑えることも可能です。)
  • 現金を多く使う予定の方は、ATMで現金を引き出す際の手数料や、両替する時のレート差(両替差損)で、だいたい両替額の4~5%くらいが余分にかかると考えて、その分を予算管理テンプレートの「予備費」の項目に含めておくと良いでしょう。

例えば、10日間の旅行でクレジットカードを合計20万円分使うとすると、一般的な日本のクレジットカード(例:楽天Visaで手数料3.63%の場合)なら約7,260円の手数料がかかりますが、Wiseなどのサービス(手数料1%と仮定)なら約2,000円となり、この手数料だけで5,000円以上の差が出ることがあります。

ご自身の旅行のスタイルに合わせて、こうした手数料もあらかじめ計算に入れておく(「手数料も必要な経費」と考える)ことが大切です。

どのカードをどう使うか、最適な組み合わせを考えておくことで、全体の予算が大きく変わってしまうのを防ぐことができます。

情報参照元:(2025年5月アクセス)

ヨーロッパ旅行10日間の予算計画:総まとめ

  • 10日間のヨーロッパ旅行の総費用目安は、節約プランで約20万~30万円、標準で35万~45万円、満喫プランで55万~70万円である
  • 航空券は、購入曜日や出発日、約2ヶ月前の予約タイミングで費用を抑えられる可能性がある
  • ヨーロッパ内の移動は、ユーレイルパスの利用やLCC、早期予約の列車で費用を調整できる
  • 宿泊費は、ドミトリーや2つ星ホテル、中心部から離れたホテルなどで節約可能だ
  • 食費は、自炊やスーパーの活用、レストランのランチ利用などで調整できる
  • 観光費用は、無料開放日や観光パスの利用、オンラインでの事前予約で抑えられることがある
  • モデルプランとして、パリとロンドン2都市で約38万~42万円、北・中央ヨーロッパ周遊で約36万~40万円、南ヨーロッパ周遊で約42万~46万円が提示されている
  • 旅行時期は費用に大きく影響し、ハイシーズンは10~20%増額を見込むと安心だ
  • 通信費は、eSIMや日本の携帯会社の海外ローミングプランを比較検討する
  • 支払い方法は、クレジットカードと現金を使い分け、海外利用手数料やDCCに注意が必要である
  • 宿泊税や航空会社の燃油サーチャージ、鉄道の座席予約料など、見落としがちな追加費用がある
  • ETIAS(エティアス)渡航認証料が2026年開始予定で、一人7ユーロかかる見込みだ
  • 予算管理にはテンプレートを活用し、予備費を15~20%程度見込んでおくと安心だ
  • ユーレイルパスは、多くの都市を長距離移動する場合や柔軟な旅程を組みたい場合に有効である
  • 現金の引き出しは、銀行ATMを利用し、独立系ATMの高額な手数料を避ける
スポンサーリンク
目次