エリアの特徴や治安はどう?フィレンツェのおすすめホテル15選!

エリア診断から見るフィレンツェのおすすめホテル15選!治安も解説

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長年ヨーロッパを旅してきましたが、フィレンツェほど「ホテル選びで旅の質が変わる街」も珍しいかもしれません。

ローマやミラノなら、地下鉄に乗ればなんとかなります。

しかし、地下鉄のないこの街では、「ホテルの場所」がそのまま「あなたの行動範囲」を決定づけてしまうからです。

さらに、フィレンツェは「天井のない美術館」であると同時に、スーツケースの車輪を阻む「石畳の迷宮」でもあります。

地図上の「徒歩10分」を信じて予約したら、凶悪な石畳とエレベーターのない歴史的建造物に阻まれ、優雅なはずのトスカーナ旅行がただの「体力勝負」になってしまった……。

エリアの特性を知らずに選んでしまうと、そんな事態になりかねないのです。

でも大丈夫です。

この記事では、ガイドブックの情報をただ並べるのではなく、あなたの「旅のスタイル」から逆算して、最適なエリアを導き出す「30秒診断チャート」をご用意しました。

  • 「とにかく移動を楽にして、ピサやシエナも回りたい」
  • 「映画『冷静と情熱のあいだ』のような絶景で目覚めたい」
  • 「地元の職人街で、暮らすように過ごしたい」

まずは下の診断チャートで、あなただけのフィレンツェの拠点を見つけに行きましょう。

🗺️あなたに最適なフィレンツェの拠点は?エリア診断チャート

🅰️🅱️を選んでくださいね。

Q1. 今回の旅、一番大切にしたいのは?

🅰️
「効率」&「移動」
(重い荷物がある、ピサやローマへ移動する)

👉 [Q2へ進む]

🅱️
「雰囲気」&「没入感」
(街歩き、アート、トスカーナの空気)

👉 [Q3へ進む]


Q2. (効率派)重視するのは「コスパ」or「優雅さ」?

🅰️
移動の楽さが正義。すぐに荷物を置きたい

👉 結果
【SMN駅(サンタ・マリア・ノヴェッラ)周辺】

🅱️
予算は潤沢。ブランド街で優雅に過ごしたい

👉 結果
【トルナブオーニ通り・河岸エリア】


Q3. (雰囲気派)「賑やかさ」と「静けさ」、どっちが好き?

🅰️
賑やかなのが好き(観光の中心、ナイトライフ)

👉 [Q4へ進む]

🅱️
静かなのが好き。「職人の街」で暮らすように

👉 結果
【オルトラルノ地区】


Q4. (賑やか派)窓から見たい景色は?

🅰️
「ドゥオモのクーポラ」これぞフィレンツェ!

👉 結果
【ドゥオモ・シニョリーア広場周辺】

🅱️
「下町の路地」革製品と美食のバル巡り

👉 結果
【サンタ・クローチェ地区】

目次

フィレンツェのおすすめホテル!エリア別ベスト15選

フィレンツェのおすすめホテル!エリア別ベスト15選
image ヨーロッパ冒険紀行
  1. 【SMN駅周辺】移動の拠点。周遊旅行とコスパの最適解
  2. 【ドゥオモ・シニョリーア広場周辺】「冷静と情熱のあいだ」の世界。初めてのフィレンツェへ
  3. 【サンタ・クローチェ地区】美食と革製品。地元っ子と夜を楽しむ下町
  4. 【オルトラルノ地区】川の向こう側。職人の息吹と静寂を愛する人へ
  5. 【トルナブオーニ通り・河岸エリア】極上のフィレンツェ。ブランド街とリバービュー

【SMN駅周辺】移動の拠点。周遊旅行とコスパの最適解

駅からすぐのサンタ・マリア・ノヴェッラ広場。芝生と花壇に囲まれたバシリカ前は、到着後ひと息つくのにぴったりのエリアです。
出典:Expedia「Piazza di Santa Maria Novella」

フィレンツェの玄関口、「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅」周辺エリアです。

ここを選ぶ最大の理由は、「石畳との戦いを回避できる」こと。

フィレンツェの旧市街は、ヨーロッパでも屈指の「凶悪な石畳(隙間が深く大きい)」で知られています。

重いスーツケースを持ってドゥオモ周辺まで歩くのは、車輪にとっても、あなたの体力にとっても過酷な試練です。

「駅前のホテルに荷物を預けて、身軽になってから観光へ」。

ローマやベネチアへの周遊、あるいはピサへの日帰り旅行を計画しているなら、このエリア一択です。

⚠️ このエリアの注意点
駅周辺は観光客だけでなく、様々な人が行き交います。 日中は問題ありませんが、夜遅くになると駅の裏手や人気の少ない路地は雰囲気が少し荒くなることがあります。 そのため、ホテル選びは「駅前広場に面した明るい場所」を選ぶのが鉄則です。

Grand Hotel Baglioni (グランド ホテル バリオーニ)

~駅と地下直結!?ドゥオモを見下ろす「王族の邸宅」~

🏰 歴史・格式:元・貴族の宮殿
1903年創業。かつてベルトリーニ公爵の邸宅だった建物を改装した、フィレンツェを代表する老舗ホテルです。駅前広場に面していますが、地下道を使えば駅からほぼ濡れずに(そして石畳を歩かずに!)ホテルの近くまでアクセス可能です。

🍽️ 絶景:朝食会場が「特等席」
このホテルのハイライトは、最上階のレストラン「B-Roof」です。ドゥオモのクーポラとジョットの鐘楼が目の前に迫る圧倒的なパノラマビューは、宿泊者だけの特権。朝食のクロワッサンをかじりながら、「フィレンツェに来た!」という実感を噛みしめられます。

🛋️ 客室:クラシック・フィレンツェ
高い天井、重厚な木製家具、フレスコ画のような装飾。モダンなホテルとは一線を画す「古き良きイタリア」の雰囲気を残しています。設備は古い部分もありますが、それを補って余りある情緒があります。

💡 このホテルの「決め手」
「駅近でも、ビジネスホテルのような味気なさは嫌」なあなたへ。 利便性と、貴族のような優雅な滞在を両立できる稀有な存在。ハネムーンや記念日旅行の拠点としても自信を持っておすすめできます。


c-hotels Ambasciatori (c-ホテルズ アンバシャトリ)

~駅の真正面。モダンで機能的な「失敗しない」選択~

📍 立地:改札を出て、横断歩道を渡るだけ
SMN駅の正面出口(東側)を出て、目の前の通りを渡ったすぐ先にあります。移動距離はわずか徒歩1~2分。周囲は常に人通りがあり明るいため、夜遅くの到着でも安心感があります。

デザイン・設備:都会的で清潔
「c-hotels」グループの特徴である、黒や白を基調としたスタイリッシュでモダンな内装。歴史的建造物特有の「古さ」が苦手な方や、清潔感(新しいバスルーム、効きの良いエアコン)を最優先したい方に最適です。

🥐 朝食:種類豊富なビュッフェ
明るく開放的な朝食ルームで提供されるビュッフェは、品数が多く評価が高いです。しっかりエネルギーチャージをしてから観光に出かけられます。

💡 このホテルの「決め手」
「とにかく移動を楽にしたい!清潔で新しい部屋がいい」あなたへ。 情緒よりも「機能性」を重視するならここ。隣接する姉妹ホテル(DiplomatやJoy)と比較しても、立地のわかりやすさとグレード感で頭一つ抜けています。


25hours Hotel Florence Piazza San Paolino (25アワーズ ホテル フィレンツェ)

~テーマは「ダンテの神曲」。駅近の常識を覆す、極彩色のエンタメ空間~

👹 デザイン・コンセプト:天国と地獄
フィレンツェ出身の詩人ダンテの『神曲』をテーマにした、奇抜でアーティスティックなデザインホテルです。「天国(白を基調)」と「地獄(赤を基調)」をイメージした客室があり、泊まるだけで話のネタになります。

🌿 中庭・空間:ガラスドームの下で
ホテルの中心には、巨大なガラスドームに覆われた中庭(レストラン・バー)があります。植物が生い茂るこの空間は、駅周辺の殺風景さとは別世界。雨の日でも明るく、一日中リラックスして過ごせます。

🚲 サービス:自転車で街へ
おしゃれなシティサイクルのレンタルがあり、アルノ川沿いをサイクリングするのもおすすめ。サウナやジムも完備しており、アクティブな旅行者にぴったりです。

💡 このホテルの「決め手」
「普通のホテルじゃつまらない。刺激的でインスタ映えする場所がいい」若者やカップルへ。 SMN駅から徒歩5分ほど(広場からは少し離れますが、安全なエリア)。伝統にとらわれない、新しいフィレンツェの楽しみ方を提案してくれるホテルです。


【ドゥオモ・シニョリーア広場周辺】「冷静と情熱のあいだ」の世界。初めてのフィレンツェへ

大聖堂のクーポラと洗礼堂、ジョットの鐘楼が並ぶドゥオモ広場。
出典:The Florence Insider「Climb Giotto’s bell tower」

フィレンツェと言えば、この景色。 巨大なクーポラ(ドゥオモ)と、彫刻が並ぶシニョリーア広場を中心とした、まさに「天井のない美術館」の中枢です。

このエリアに泊まる価値は、「奇跡のような朝と夜」にあります。

日中は世界中からの観光客でごった返しますが、早朝と深夜、観光客が去った後の静寂に包まれたドゥオモを独り占めできるのは、このエリアの住人だけの特権です。

⚠️ このエリアの注意点
とにかく「音」です。鐘の音はロマンチックですが、深夜まで続く観光客の話し声や、早朝の清掃車の音は現実的な問題です。 今回選んだ3軒は、そんな喧騒の中にありながら「聖域」のような静けさを確保できるホテルです。

Brunelleschi Hotel (ブルネレスキ ホテル)

~『インフェルノ』の舞台にもなった、古代の塔に泊まるミステリー~

🧱 歴史・建築:博物館に泊まる体験
ホテルの建物自体が国宝級です。現存するフィレンツェ最古の建造物の一つ「パリアッツァの塔(6世紀)」と、中世の教会をリノベーションして作られています。エントランスにはローマ時代の遺跡が展示されており、チェックインの瞬間から歴史の重みに圧倒されます。

🍽️ 食事:ミシュラン2つ星の美食
館内にはミシュラン2つ星を獲得したレストラン「Santa Elisabetta」があります。わずか7テーブルだけの特別な空間で、トスカーナの伝統と革新が融合した料理を味わう。ハネムーンや記念日にはこれ以上ない舞台です。

🤫 静寂:路地裏の隠れ家
ドゥオモから徒歩2分という信じられない立地ですが、メイン通りから奥まった小さな広場に面しているため、驚くほど静かです。観光地のど真ん中で、これほどの静寂とプライバシーが保たれているのは奇跡的です。

💡 このホテルの「決め手」
「歴史ミステリーや映画の世界に没入したい」あなたへ。 ダン・ブラウンの小説『インフェルノ』にも登場したこのホテルは、ただの宿泊施設ではありません。フィレンツェの歴史そのものに包まれて眠る、一生の記憶に残る体験です。


Grand Hotel Cavour (グランド ホテル カヴール)

~ドゥオモのクーポラと「乾杯」できる、絶景ルーフトップバーの主~

🍸 絶景:神の視点「Divina Terrazza」
このホテルを選ぶ最大の理由は、屋上バー「Divina Terrazza(神聖なるテラス)」です。目の前に迫るドゥオモのクーポラは、手を伸ばせば届きそうな距離。夕暮れ時、鐘の音を聞きながらプロセッコを飲む時間は、フィレンツェ旅行のハイライトになること間違いありません。

📍 立地:ダンテの家の向かい
ドゥオモとシニョリーア広場のちょうど中間に位置し、どちらへも徒歩3分以内。ダンテの生家もすぐ目の前です。観光の合間に何度も部屋に戻れる機動力は、体力勝負のフィレンツェ観光において強力な武器になります。

🛏️ 客室:クラシックとモダンの融合
歴史ある建物ですが、内装はモダンに改装されています。部屋によっては少しコンパクトですが、清潔感と機能性は十分。何よりこの立地と眺望を考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

💡 このホテルの「決め手」
「最高の写真を撮りたい!SNS映えする絶景を独り占めしたい」あなたへ。 通常は予約困難なルーフトップバーも、宿泊者なら優先的に利用できます。この景色を見るためだけに泊まる価値があるホテルです。


Hotel Spadai (ホテル スパダイ)

~「おもてなし」の最高峰。クチコミで絶賛され続けるブティックホテル~

🤝 サービス:王様のような気分に
トリップアドバイザーなどのランキングで常に上位に君臨する理由は、圧倒的な「ホスピタリティ」です。到着時のウェルカムドリンク、全室無料のミニバー(毎日補充)、そしてスタッフの親身な対応。高級ホテルでもここまでの気配りは珍しく、日本人旅行者からの支持も絶大です。

🥞 朝食:朝から貴族の饗宴
「フィレンツェで一番美味しい」との呼び声も高い朝食ビュッフェ。トリュフオイル入りのスクランブルエッグや、目の前で絞るフレッシュジュース、種類豊富なケーキまで。朝食のために早起きしたくなるレベルです。

🛁 設備:スパバス付きの部屋も
ドゥオモから徒歩2分。全室防音対策が施されており、外の喧騒を忘れてリラックスできます。スパバス(ジャグジー)付きの部屋を選べば、歩き疲れた足を癒やす最高のバスタイムが待っています。

💡 このホテルの「決め手」
「初めてのフィレンツェで不安。とにかく親切で快適なホテルがいい」あなたへ。 「お客様を家族のように迎える」というスタンスが徹底されています。英語に自信がなくても、スタッフの温かさに救われるはず。ストレスフリーな滞在を約束します。


【サンタ・クローチェ地区】美食と革製品。地元っ子と夜を楽しむ下町

革製品の工房やバールが集まるサンタ・クローチェ地区の中心、サンタ・クローチェ広場。広い石畳の向こうに、白いファサードの教会が立ち上がります。
出典:Lets Travel More「10 Most Beautiful Squares in Florence」

ドゥオモから東へ徒歩10分。

観光客の熱気はそのままに、より「生活感」と「職人の気配」が色濃くなるエリアです。

ここを選ぶ最大のメリットは、「フィレンツェの胃袋」に近いこと。

安くて美味しいトラットリア、革製品の工房、そして夜になれば地元っ子が集う活気あるバール。

「飾らないフィレンツェ」を愛するリピーターや、グルメな旅人に愛される下町です。

⚠️ このエリアの注意点
1つ目は「距離」です。SMN駅からは徒歩20分以上かかり、石畳も激しいため、タクシー移動が必須です。 2つ目は「夜の騒音」です。人気バールの近くは深夜まで賑やかなので、静かに眠りたい方は、大通りから少し離れたホテルを選ぶか、防音対策がしっかりしたホテルを選ぶのが重要です。

Plaza Hotel Lucchesi (プラザ ホテル ルッケーシ)

~屋上のプールから眺める夕陽。フィレンツェの夏を制する「都会のリゾート」~

🏊 スパ・設備:希少な「ルーフトッププール」
フィレンツェ中心部のホテルで、屋外プールがある場所は極めて稀です。しかもここは、アルノ川と街並みを見下ろす「屋上プール」。夏の酷暑の中、観光から戻って冷たい水に飛び込み、プールサイドでカクテルを飲む。この体験は、他のホテルでは味わえない極上の贅沢です。(※プールは季節営業です)

🌇 眺望:ミケランジェロ広場と同じ感動を
屋上バー「Empireo」からの景色は圧巻です。ドゥオモ、サンタ・クローチェ教会、そしてアルノ川の夕暮れ。わざわざ混雑するミケランジェロ広場まで登らなくても、ここなら優雅にグラスを傾けながら、同じ絶景を独り占めできます。

🛏️ 客室:リバービューの特権
せっかくなら「リバービュー」の部屋をリクエストしてください。窓を開ければアルノ川の風が吹き抜け、旅情を掻き立てます。内装はクラシックとモダンが調和した落ち着いたデザインです。

💡 このホテルの「決め手」
「夏(6月〜9月)にフィレンツェへ行く」あなたへ。 猛暑のフィレンツェ観光において、「いつでもプールに逃げ込める」という安心感は計り知れません。リゾート気分と観光を両立させたいなら、ここが唯一無二の正解です。


Hotel Monna Lisa (ホテル モナ リザ)

~下町の喧騒に隠された「秘密の花園」。元貴族の館でタイムスリップ~

🌿 中庭・環境:静寂のオアシス
賑やかなサンタ・クローチェ地区にありながら、一歩門をくぐると別世界が広がります。広大なプライベートガーデン(中庭)があり、鳥のさえずりしか聞こえないほどの静けさ。観光の興奮を鎮め、心からリラックスできる貴重な空間です。

🎨 歴史・雰囲気:アンティークに囲まれて
かつての貴族の館(パラッツォ)をそのままホテルにしており、館内はアンティーク家具や絵画で溢れています。エレベーターが古かったり、床がきしんだりすることもありますが、それも「歴史の一部」として愛せる方には、たまらない魅力となるでしょう。

🥐 朝食:庭園を眺めながら
天気の良い日は、美しい庭園を眺めながら朝食をとることができます。緑の中でいただくカプチーノは格別の味。スタッフの対応も温かく、古き良きイタリアのホスピタリティを感じられます。

💡 このホテルの「決め手」
「モダンなホテルは味気ない。歴史の重みと静けさが欲しい」あなたへ。 ピカピカの設備よりも「雰囲気」を重視する方に。まるで中世のフィレンツェに迷い込んだような、ロマンチックな滞在が叶います。


Bernini Palace Hotel (ベルニーニ パレス ホテル)

~朝食会場は「元・国会議事堂」。歴史の表舞台に泊まる誇り~

🏛️ 歴史・建築:イタリア王国の記憶
フィレンツェがイタリアの首都だった時代、この建物は「国会議事堂」として使われていました。現在、朝食会場となっている「国会の間(Sala Parlamento)」には、当時のフレスコ画や装飾がそのまま残されています。歴史の教科書の中で食事をするような、圧倒的な体験です。

📍 立地:シニョリーア広場の「裏」
サンタ・クローチェ地区の入り口、シニョリーア広場のすぐ裏手に位置しています。ウフィツィ美術館へも徒歩数分。観光の中心にありながら、一本路地に入っているため、喧騒からは程よい距離が保たれています。

🤝 サービス:5つ星の安心感
歴史的な建物ですが、設備やサービスはしっかりと現代の5つ星水準。コンシェルジュの質も高く、レストラン予約やチケットの手配も安心して任せられます。

💡 このホテルの「決め手」
「歴史が好き。そして何より『格式』を重んじる」あなたへ。 ロビーに足を踏み入れた瞬間に背筋が伸びるような、本物のクラシックホテル。親御さんを連れての旅行や、大人の夫婦旅にふさわしい品格があります。


【オルトラルノ地区】川の向こう側。職人の息吹と静寂を愛する人へ

カラフルなファサードとテラス席が並ぶオルトラルノの通り。職人街らしいローカル感と、のんびりした空気が伝わる一角です。
出典:Wander Your Way「Why the Wonderful Oltrarno Is the Best Neighborhood in Florence」

アルノ川の南岸、「川の向こう側」を意味するオルトラルノ。

ここはかつて労働者や職人が住んでいたエリアであり、今でもその名残として、小さな工房やアンティークショップ、センスの良いカフェが点在しています。

このエリアを選ぶ最大のメリットは、「暮らすような感覚」です。

観光客の波が押し寄せるドゥオモ周辺とは異なり、ここには地元の生活があります。

夕暮れ時、ミケランジェロ広場で夕日を見た後、坂を下りて地元のトラットリアで食事をする。

そんな贅沢な時間を過ごしたい方に最適です。

⚠️ このエリアの注意点
中心部(ドゥオモや駅)へ行くには、必ず「橋」を渡る必要があります。 徒歩で15〜20分ほどの距離ですが、何度も往復するのは少し大変かもしれません。 「今日はこっち側(オルトラルノ)、明日はあっち側(中心部)」と、エリアを分けて観光プランを組むのが賢い過ごし方です。

Hotel Lungarno (ホテル ルンガルノ)

~水面に浮かぶような感覚。ポンテ・ヴェッキオを「真横」から独り占め~

🌊 ロケーション:アルノ川の「最前列」
フェラガモ一族が経営するホテルの中でも、最も川に近い場所に位置しています。ロビーや川側の客室からは、まるで船の上にいるかのような感覚で、アルノ川とポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)を眺めることができます。特に夕暮れ時から夜にかけて、橋に明かりが灯る時間の景色は、言葉を失う美しさです。

🎨 アート:ピカソやコクトーがお出迎え
館内はまるで私設美術館。ピカソやジャン・コクトーなど、20世紀を代表する巨匠たちの作品(本物)がさりげなく飾られています。エレガントなブルーと白を基調とした内装は、イタリアン・クラシックの真髄を感じさせます。

🍽️ 食事:ミシュランの星を味わう
併設のレストラン「Borgo San Jacopo」はミシュラン1つ星を獲得しており、アルノ川を眺めながら極上のイタリアンを楽しめます。

💡 このホテルの「決め手」
「予算は問わない。フィレンツェで一番ロマンチックな場所に泊まりたい」あなたへ。 ハネムーンやプロポーズなど、特別な日のために存在するようなホテルです。「リバービュー」の部屋を予約しない手はありません。一生の思い出になる景色をお約束します。


SoprArno Suites (ソプラルノ スイーツ)

~センスの塊。ヴィンテージ家具とアートに囲まれた「極上のB&B」~

🛋️ デザイン:雑誌から飛び出したような空間
「ホテル」というよりは、センスの良い友人の邸宅に招かれたようなB&Bスタイルの宿です。各部屋はそれぞれ異なるテーマでデザインされており、厳選されたヴィンテージ家具、個性的な照明、アート作品が配置されています。どこを切り取っても絵になる空間は、インテリア好きにはたまりません。

📍 立地:職人街の中心
サント・スピリト広場やピッティ宮殿からすぐ近く。周辺にはおしゃれなカフェや小さな工房がたくさんあり、散策するのが楽しいエリアです。

朝食:共有スペースでのんびりと
朝食は、アットホームな雰囲気の共有スペースで提供されます。手作りのケーキや新鮮なフルーツを楽しみながら、他のゲストやスタッフと軽く言葉を交わすのも、B&Bならではの楽しみです。

💡 このホテルの「決め手」
「普通のホテルは飽きた。自分の感性に合う、おしゃれな宿に泊まりたい」女子旅やカップルへ。 エレベーターもありますが、建物自体は古いため、多少の不便さも「味」として楽しめる方に。暮らすように旅をする感覚を、最高におしゃれな形で実現できます。


Horto Convento (オルト コンヴェント)

~元修道院の静寂。庭園に囲まれた、コスパ抜群の隠れ家~

🌿 環境:壁一枚隔てた別世界
かつての修道院を改装したホテルです。通りから一歩中に入ると、そこには広大な庭園と、驚くほどの静寂が広がっています。フィレンツェの喧騒が嘘のよう。鳥のさえずりで目覚める、そんな穏やかな滞在が叶います。

💰 コスパ:このクオリティでこの価格
中心部から少し離れている(徒歩20分ほど)ため、設備の充実度に対して宿泊費が比較的リーズナブルです。清潔でモダンな部屋、美味しい朝食、そして親切なスタッフ。コストパフォーマンスの高さは市内でも随一です。

🚶 アクセス:サン・フレディアーノ地区
ホテルのあるサン・フレディアーノ地区は、近年「世界で最もクールな街」の一つに選ばれたこともある注目エリア。観光客向けではない、地元の人に愛される本当に美味しいレストランやバーが徒歩圏内にたくさんあります。

💡 このホテルの「決め手」
「中心部の混雑は苦手。静かで、緑があって、コスパの良いホテルがいい」あなたへ。 少し歩くことを厭わなければ、これほど条件の良いホテルはありません。修道院だった頃の落ち着いた空気感は、旅の疲れを優しく癒やしてくれます。


【トルナブオーニ通り・河岸エリア】極上のフィレンツェ。ブランド街とリバービュー

ティファニーやバーバリーなど高級ブランドが入る歴史的建造物が立ち並ぶ、トルナブオーニ通りの一角。整えられた石畳とショーウィンドウが「フィレンツェの銀座」らしい上品さを演出しています。
出典:Hines「Via Tornabuoni」

「フィレンツェの銀座」とも言えるトルナブオーニ通り。

石畳は綺麗に整備され、ショーウィンドウには世界の一流ブランドが並びます。

このエリアを選ぶ最大のメリットは、「圧倒的な治安の良さと、民度の高さ」です。

夜遅くまで出歩いても、駅周辺のような怪しい雰囲気は一切ありません。

ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)を眺めながら川沿いを散歩し、そのままホテルへ帰る。

そんな映画の主人公のような滞在が約束されています。

⚠️ このエリアの注意点
価格です。宿泊費はもちろん、周辺のカフェやレストランも「一等地価格」になります。 しかし、それに見合うだけの「景色」と「サービス」がここにはあります。

Portrait Firenze (ポートレート フィレンツェ)

~フェラガモ一族が招く「私邸」。ポンテ・ヴェッキオまですぐそこの全室スイート~

👠 コンセプト:ホテルではなく「邸宅」
フェラガモ一族が経営する「ルンガルノ・コレクション」の最高峰。ここはホテルというより、フィレンツェに構える「自分の別荘」という感覚に近いです。ロビーに入った瞬間から、専属の「ライフスタイル・チーム」が、あなたの好みに合わせたパーソナルな滞在をサポートしてくれます。

🪟 客室:窓枠が切り取る名画
全室がスイートまたはスタジオタイプ。インテリアはフェラガモのアーカイブ写真で彩られ、クラシックな映画のセットのよう。特筆すべきは「リバービュー」の部屋からの眺め。アルノ川とポンテ・ヴェッキオが目の前に迫り、一日中眺めていても飽きることがありません。全室に簡易キッチン(またはバーコーナー)が付いているのも特徴です。

📱 設備:最新テクノロジー
クラシックな外観とは裏腹に、室内の設備はハイテク。iPadですべてのルームコントロールが可能で、Bluetoothサウンドシステムも完備。自分の好きな音楽を流しながら、川を眺める贅沢な時間が過ごせます。

💡 このホテルの「決め手」
「誰にも邪魔されたくない。二人だけの時間を完璧にプロデュースしてほしい」あなたへ。 大型ホテルのような賑やかさは皆無。徹底したプライバシーと、痒い所に手が届くサービス。ハネムーンや、特別な記念日に「フィレンツェで一番いい部屋」を探しているなら、ここが終着点です。


The Excelsior, a Luxury Collection Hotel, Florence (エクセルシオール ア ラグジュアリー コレクション)

~川沿いの女王。360度パノラマの屋上バーで、世界一の夕陽を~

🍸 絶景:ガラス張りの宝石箱
「SE·STO on Arno」 このホテルに泊まる最大の特権は、最上階のレストラン&バー「SE·STO on Arno」へのアクセスです。総ガラス張りの空間からは、ドゥオモ、ヴェッキオ橋、アルノ川、そしてトスカーナの丘陵までを360度見渡せます。ここで夕陽を見ながらのアペリティーボ(食前酒)は、フィレンツェ旅行で絶対に外せない体験です。

🛏️ 客室:ヘブンリーベッドの約束
歴史ある壮麗な建物ですが、客室にはウェスティン自慢の「ヘブンリーベッド(雲の上の寝心地)」が完備されています。歩き疲れた体を極上のマットレスが包み込み、翌朝は驚くほどスッキリ目覚められます。

🏛️ 立地:オンニサンティ広場の静寂
ホテルの前は広々としたオンニサンティ広場。中心部から徒歩圏内でありながら、川沿いの開放感があり、タクシーの乗り付けも非常にスムーズです。

💡 このホテルの「決め手」
「クラシックなグランドホテルが好き。でも古すぎるのは不安」なあなたへ。 マリオット系列の安心感と、フィレンツェの歴史的情緒が見事に融合しています。「SE·STO」でのディナーを予約しておけば、移動の心配なく最高の夜を過ごせます。


Helvetia & Bristol Firenze (ヘルヴェティア & ブリストル)

~古代ローマ浴場跡に湧くスパと、伝説のレストラン。美食と癒やしの殿堂~

🧖‍♀️ スパ:市内最大級の「LA SPA」
最近の大規模リノベーションで誕生したスパは、なんと古代ローマ時代の浴場跡地に作られています。540㎡という市内中心部では考えられない広さを誇り、観光の疲れを癒やすだけでなく、「歴史に浸る」入浴体験ができます。

🍽️ 食事:名店「Cibrèo(チブレオ)」が入居
フィレンツェの美食家で知らぬ者はいない伝説のレストラン「Cibrèo(チブレオ)」が、ホテルのメインダイニングとして入っています。本店まで行かずとも、ホテル内でトスカーナ料理の神髄を味わえるのは、食通にとって最高の贅沢です。

🛍️ 立地:ブランド街のど真ん中
ストロッツィ宮殿の目の前、トルナブオーニ通りへは徒歩10秒。買い物の荷物が増えたらすぐに部屋に置きに帰れる、ショッパー(買い物好き)のための夢のような立地です。

💡 このホテルの「決め手」
「買い物も、スパも、美食も。欲張りな大人の女子旅」に。 歴史あるホテルですが、「ブリストル・ウィング」と呼ばれる新館はモダンで洗練されています。スパで磨かれ、美味しいものを食べ、ブランド街を歩く。フィレンツェの享楽をすべて詰め込んだ滞在が叶います。


予約前に知っておきたい!フィレンツェの「現地のリアル」3選

予約前に知っておきたい!フィレンツェの「現地のリアル」3選
image ヨーロッパ冒険紀行

最後に、編集長としてこれだけは伝えておきたい「現地のリアル」を3つ共有します。

① 「石畳」と「階段」の罠 ― エレベーターの有無は死活問題

① 「石畳」と「階段」の罠 ― エレベーターの有無は死活問題
image ヨーロッパ冒険紀行

フィレンツェの旧市街は、中世の景観をそのまま残しているため、「バリアフリー」とは程遠い環境です。

特に注意すべきは、以下の2点です。

  1. 「あるはずのエレベーターがない」問題
    歴史的建造物を改装したホテルやB&Bでは、構造上エレベーターを設置できず、「階段のみ」という物件が珍しくありません。たとえエレベーターがあっても、「大人2人とスーツケース1個でぎゅうぎゅう」という極小サイズが一般的です。また、エレベーターが「中2階」から始まっていて、そこまでは階段で荷物を運ばなければならないケースも多々あります。
  2. 「階数」の罠
    イタリアの「1階(Primo Piano)」は、日本の「2階」にあたります。さらに、昔の貴族の館は天井が高いため、「たかが2階(日本でいう3階)」でも、階段の段数は現代のビルの4〜5階分に相当することがあります。

▼ 予約時のチェックリスト

確認項目注意点・キーワード対策・アドバイス
エレベーター“Lift/Elevator”の記載がない
“Upper floors accessible by stairs only”
荷物が多い場合は予約を見送るか、「低層階(Lower floor)」をリクエストしてください。
路面状況石畳(Cobblestone)ホテル前の道が石畳なら、駅から徒歩10分でもタクシー利用を強く推奨します。車輪破損のリスクを回避できます。

② 「蚊」と「騒音」 ― 夏場の川沿いと路地裏の真実

② 「蚊」と「騒音」 ― 夏場の川沿いと路地裏の真実
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「花の都」フィレンツェですが、夏(5月〜10月)には招かれざる客が現れます。「蚊(Zanzara)」です。

特にアルノ川沿いや中庭のあるホテルでは、「タイガーモスキート(ヒトスジシマカ)」が発生しやすく、彼らは夜だけでなく日中も活動します。

また、石造りの街は音が反響しやすいため、路地裏の話し声やスーツケースの走行音が、驚くほど室内に響いてきます。

▼ 快適に過ごすための「神器」

スクロールできます
アイテム用途・理由現地調達
虫除けスプレー
(Vape/Repellent)
必須。 特に川沿いのテラス席や、窓を開けて寝る場合に。薬局(Farmacia)で「Autan」などが購入可能ですが、日本から持ち込むのが確実です。
耳栓
(Earplugs)
早朝の清掃車や、深夜の観光客の声対策。必須装備として日本から持参してください。
電気式蚊取りホテルの部屋にコンセント式蚊取りがあると安眠できます。現地スーパーでも売っていますが、日本製の「1日1回プッシュタイプ」が荷物にならず最強です。

③ 治安のリアル ― 駅周辺の「夜」とジプシー対策

③ 治安のリアル ― 駅周辺の「夜」とジプシー対策
image ヨーロッパ冒険紀行

フィレンツェは基本的には安全な街ですが、観光客を狙った特定のトラブルには注意が必要です。

  1. SMN駅周辺の「夜」
    サンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅の構内や、駅正面の広場は警察も巡回しており安全です。 しかし、駅の裏手や地下道、少し離れた路地は、夜遅くなると雰囲気が一変します。 ホテル選びの際は、「駅から大通りを通って帰れる場所」を選び、人気のない路地裏にある宿は避けるのが賢明です。
  2. 観光地での「署名詐欺(Petition Scam)」
    ドゥオモ周辺やウフィツィ美術館付近で、若い女性やグループに「麻薬撲滅の署名をお願いします」「身体障害者のための寄付を」とボードを差し出されても、絶対に署名してはいけません。 署名をしている間に財布をすられたり、署名後に執拗に金銭を要求されたりする被害が多発しています。
💡アドバイス

「NO!」と強く言う必要はありません。

「無視(徹底的に目を合わせない)」して通り過ぎるのが、最も安全で効果的な撃退法です。

彼らは反応してくれる優しい観光客を探しているのです。

まとめ:石畳の向こうに待つ、あなただけの「花の都」へ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

フィレンツェのホテル選びは、少しだけ「覚悟」がいります。

石畳に足を取られ、階段に息を切らし、時には蚊と戦うこともあるかもしれません。

しかし、その不便さの先には、何物にも代えがたい感動が待っています。

  • 朝一番、誰もいないドゥオモを見上げた時の神々しさ。
  • 夕暮れ時、アルノ川の水面が黄金色に染まる瞬間の切なさ。
  • 地元のバールで、常連客に混じって飲むエスプレッソの香り。

どのエリアを選んでも、そこには「ルネサンスの情熱」が今も息づいています。

この記事が、あなたのフィレンツェ旅行を、より安全で、より深く、一生忘れられないものにする手助けになれば幸いです。

参考情報・公式サイト

記事内で解説した交通・治安情報、および紹介した主要ホテルの詳細を確認するための公式ソース一覧です。

🇮🇹 フィレンツェ観光・交通・治安の一次情報

  • Destination Florence – Official Tourism Site
    • フィレンツェ市の公式観光サイト。美術館の予約やイベント情報、ZTL(交通規制ゾーン)のマップなどが確認できます。
  • Autolinee Toscane (Bus & Tram)
    • フィレンツェ市内を走るバスとトラムの公式サイト。ルート検索やチケット購入方法がわかります。
  • ViaggiaTreno (Train Info)
    • トレニタリア(国鉄)のリアルタイム運行状況を確認できるサイト。遅延が多いイタリア鉄道旅の必需品です。
  • Firenze Parcheggi (Parking)
    • レンタカーで訪れる方向け。ZTL外にある安全な駐車場の場所と料金を確認できます。

🏨 主要ホテルの公式サイト(設備・特典の確認)

  • Brunelleschi Hotel
    • 館内の博物館や、ミシュラン星付きレストラン「Santa Elisabetta」の予約が可能です。
  • Grand Hotel Baglioni
    • ルーフトップレストラン「B-Roof」のメニューや、眺望を確認できます。
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