この記事では、2泊3日でパリの魅力を凝縮して体験できる王道プランをご紹介します。
主要な観光スポットの巡り方から、おすすめのグルメ、お土産情報まで網羅しており、このコースを参考にすれば、初めてパリを訪れる方でも安心して充実した旅が実現できるでしょう。
また、もし滞在が2日という短期間であっても楽しめるポイントや、もう少し時間に余裕がある方向けに3泊4日でさらに深くパリを堪能するための追加情報も盛り込んでいます。
あなたのパリ旅行が忘れられない素晴らしい思い出となるよう、ぜひこの記事をお役立てください。
- 2泊3日でパリの主要観光スポットを効率良く巡る具体的な行程
- 各観光地の見どころ、推奨される滞在時間、必要な予約
- パリ市内の移動手段やお得な交通パスの種類と選び方
- おすすめのパリグルメ、人気のお土産、そして旅行全体の予算感
パリ観光モデルコース2泊3日!王道プラン

- 2泊3日でパリを満喫!必見ルートはこれ
- 1日目:芸術とセーヌ川を満喫する日
- 2日目:パリの象徴と華やかな街歩き
- 3日目:モンマルトルとパリの想い出
- パリで味わうべきグルメとおすすめ土産
2泊3日でパリを満喫!必見ルートはこれ

2泊3日でもパリ主要スポットを効率的に巡れるモデルルートをご紹介します。
移動時間を抑えつつ「歴史・芸術・街歩き・夜景」をバランス良く配置した行程です。
以下の表をベースに、美術館の滞在時間や食事先を好みに合わせて調整してください。
日 | 午前 | 午後 | 夜 |
---|---|---|---|
1日目 | シテ島(ノートルダム外観・サント・シャペル) | ルーブル美術館 | セーヌ川クルーズ |
2日目 | エッフェル塔(事前予約推奨) | 凱旋門・シャンゼリゼ通り→オルセー美術館/オペラ・ガルニエ | マレ地区でディナー |
3日目 | モンマルトルの丘(サクレ・クール寺院) | 自由散策・ショッピング | 空港へ |
1日目は歴史地区に集中します。
【地図上の青い★で示した場所です】
ノートルダム大聖堂は2024年12月8日に内部公開が再開予定で、時期によっては外観見学のみとなります。
サント・シャペルで光の芸術を味わった後は、広大なルーブルで代表作を厳選鑑賞し、夜はセーヌ川クルーズでライトアップされた橋やエッフェル塔を船上から眺めると移動負担が少なく効果的です。
2日目は西側エリアを縦に移動します。
【地図上の黄色い★で示した場所です】
エッフェル塔は公式サイトで時間指定券を予約すると待ち時間を短縮できます。
塔の上からパリ全景を把握したら凱旋門へ上り、シャンゼリゼ通りを散策。
午後は印象派が充実するオルセー美術館、または内装が豪華なオペラ・ガルニエを選択し、夜は流行店が集まるマレ地区でビストロやパティスリーを楽しむ流れがスムーズです。
3日目はモンマルトルの丘で芸術家の息吹を感じ、サクレ・クール寺院の白いドーム越しに市街を一望します。
【地図上のピンク色の★で示した場所です】
テルトル広場の似顔絵や路地カフェを楽しんだらショッピングを済ませ、宿に預けた荷物を受け取り空港へ向かえば無駄がありません。
限られた時間でもエリアごとにテーマを絞ることで移動と鑑賞のバランスが取りやすく、パリの多彩な魅力を濃密に感じられます。
1日目:芸術とセーヌ川を満喫する日

パリでの最初の1日は、この街の心臓部とも言えるセーヌ川周辺の歴史的建造物群と、世界的に名高い芸術作品に触れることで、パリの奥深い魅力を存分に感じていただくことを目指します。
午前中はパリ発祥の地であるシテ島を中心に散策し、午後は珠玉のコレクションを誇るルーブル美術館で芸術鑑賞、夜はロマンチックなセーヌ川クルーズでパリの美しい夜景を堪能する、充実したプランをご提案いたします。
このプランは、パリの歴史と芸術という二つの大きな魅力を初日に凝縮して体験できるため、パリへの理解と感動を深めることができるでしょう。
移動距離も比較的まとまっており、効率よく見どころを巡ることが可能です。
具体的な1日の流れは以下の通りです。
あくまでモデルコースですので、ご自身のペースや興味に合わせて調整してください。
時間帯 | アクティビティ | 所要時間目安 | 予約推奨度 | 備考 |
午前 (9:00頃~) | シテ島散策:サント・シャペル見学 | 1~1.5時間 | 高 | ステンドグラスは必見。事前オンライン予約が強く推奨されます。 |
ノートルダム大聖堂(周辺または一部見学) | 30分~1時間 | – | 2024年12月8日に再開予定。訪問時期の公式情報を確認し、見学可能範囲や方法をご確認ください。状況により外観や前庭からの見学となる場合があります。 | |
昼食 (12:00頃~) | シテ島周辺またはサンジェルマン・デ・プレ地区などで | 1時間 | – | お好みのカフェやブラッスリーで。 |
午後 (14:00頃~) | ルーブル美術館見学 | 3~4時間 | 必須 | 事前オンライン予約(時間指定)が必須です。広大なため、見たい作品を絞って効率よく回りましょう(例:モナ・リザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケ)。 |
夕食 (19:00頃~) | セーヌ川ディナークルーズ または 川沿いのレストラン | 1.5~2.5時間 | 高 | ディナークルーズは特に人気のため早めの予約を。食事なしの周遊クルーズも選択肢です。 |





午前中は、まずゴシック建築の傑作であるサント・シャペルを訪れましょう。
その息をのむほど美しいステンドグラスは、パリ訪問のハイライトの一つとなるはずです。
その後、ノートルダム大聖堂へ。再建が進み、2024年12月の再開が予定されていますが、訪問時の状況を必ず公式サイトで確認してください。
再開後も当面は入場制限や予約制となる可能性も考慮しておくと良いでしょう。
昼食は、シテ島内や、セーヌ川を渡ってすぐのサンジェルマン・デ・プレ地区など、雰囲気の良い場所で取るのがおすすめです。歴史あるカフェも多く点在しています。
午後は、世界三大美術館の一つ、ルーブル美術館へ。
あまりにも広大で全てを見ることは数日かかってしまうため、「モナ・リザ」や「ミロのヴィーナス」など、事前に絶対に見たい作品をリストアップし、計画的に鑑賞することをおすすめします。
多くの有名作品が展示されているドゥノン翼、シュリー翼、リシュリュー翼のどこに目当ての作品があるか、事前に館内マップで確認しておくとスムーズです。
1日の締めくくりには、セーヌ川クルーズはいかがでしょうか。
ライトアップされたエッフェル塔やオルセー美術館など、川沿いの美しい建造物群を眺めながら過ごす時間は格別です。
ディナークルーズはロマンチックな雰囲気を楽しめますし、食事なしの周遊クルーズでも十分にパリの夜景を満喫できます。
この1日目のプランは、パリの象徴的なスポットを多く含んでおり満足度が高い一方、美術館での鑑賞や移動で想像以上に体力を消耗する可能性もあります。
歩きやすい靴を選び、適度に休憩を取りながら、無理のないペースで楽しむことが大切です。
また、サント・シャペルやルーブル美術館、人気のセーヌ川ディナークルーズは事前予約が強く推奨されるか必須ですので、早めの手配を心掛けましょう。
2日目:パリの象徴と華やかな街歩き

パリ観光2日目は、エッフェル塔や凱旋門といった誰もが知るパリの象徴的なモニュメントを巡り、世界で最も美しい通りと称されるシャンゼリゼ通りでの華やかな街歩きを楽しみます。
さらに、午後は印象派の殿堂オルセー美術館で心ゆくまで芸術に浸るか、絢爛豪華なオペラ・ガルニエを見学するなど、パリの多彩な魅力に触れる一日をご提案いたします。
この日のプランは、パリのランドマークを制覇する達成感と、洗練された都会の雰囲気を満喫できる点が魅力です。
午前中に主要なモニュメントを訪れ、午後は芸術鑑賞やショッピングなど、ご自身の興味に合わせて選択できる時間も設けています。
具体的な1日の流れは以下の通りです。
移動時間や各スポットの滞在時間は目安ですので、体力や興味に応じて調整してください。
時間帯 | アクティビティ | 所要時間目安 | 予約推奨度 | 備考 |
午前 (9:00頃~) | エッフェル塔 | 2~3時間 | 必須 | 事前オンライン予約が強く推奨されます(ほぼ必須)。第2展望台、最上階へのチケットがあります。セキュリティチェックにも時間を要するため、余裕を持った計画を。 |
凱旋門 | 1~1.5時間 | 高 | 屋上からの眺めは格別。事前予約が推奨されます。シャンゼリゼ通りを見下ろせます。 | |
昼食 (12:30頃~) | シャンゼリゼ通り周辺 または 近隣エリア | 1時間 | – | カフェやレストランが多数ありますが、シャンゼリゼ通り沿いは比較的高級な店舗が多いです。 |
午後 (14:00頃~) | シャンゼリゼ通り散策・ショッピング | 1.5~2時間 | – | 高級ブランド店からカジュアルなショップ、カフェなどが軒を連ねます。 |
【選択A】オルセー美術館 または 【選択B】オペラ・ガルニエ見学 | 2~3時間 | 高 | オルセー美術館は印象派コレクションが充実。オペラ・ガルニエは豪華な内装が見どころです。どちらも事前予約が推奨されます。 | |
夕食 (19:30頃~) | マレ地区、サンジェルマン・デ・プレ地区など | 1.5~2時間 | △ | おしゃれなレストランやビストロが多いエリアです。人気店は予約がベター。 |
夜 (任意) | ムーラン・ルージュなどのキャバレー鑑賞(モンマルトル地区) | 約2~3時間 | 必須 | パリならではのエンターテイメント。事前に予約が必要です。 |






午前中は、まずパリのシンボル、エッフェル塔へ。
展望台からの眺めは圧巻です。チケットは事前に入手し、予約した時間に合わせて訪れましょう。
次に、シャルル・ド・ゴール広場に堂々とそびえ立つ凱旋門へ。
屋上テラスからは、エッフェル塔を含むパリの街並みを360度見渡せ、放射状に延びる12本の大通り、そしてその先に続くシャンゼリゼ通りを一望できます。
昼食は、凱旋門から続くシャンゼリゼ通り周辺でどうぞ。
午後は、この華やかな通りを散策しながら、ショッピングを楽しんだり、カフェで休憩したりするのも良いでしょう。
午後の後半は、芸術に触れる時間です。
印象派やポスト印象派のコレクションで名高いオルセー美術館は、元は駅舎だった美しい建物も見どころの一つです。
あるいは、豪華絢爛な内装で知られるオペラ・ガルニエ(パリ国立オペラ座)を見学するのも素晴らしい体験となるでしょう。
どちらの施設も人気があるため、事前のチケット予約をおすすめします。
夕食は、歴史的な建造物とトレンドが融合するマレ地区や、知的な雰囲気が漂うサンジェルマン・デ・プレ地区などで、お好みのレストランを探してみてはいかがでしょうか。
もし時間に余裕があり、パリならではの夜を楽しみたい場合は、モンマルトル地区にあるムーラン・ルージュなどの有名なキャバレーでショーを鑑賞するのも一興です(こちらは事前の予約が必須です)。
2日目は移動も多く、人気の観光スポットが集中しているため、計画的な行動と事前のチケット手配が鍵となります。
特にエッフェル塔や美術館は予約なしでは長時間の待ち時間が発生するか、入場自体が難しい場合もあります。
また、シャンゼリゼ通りや観光客が多いエリアでは、スリなどの軽犯罪にも十分注意し、手荷物の管理をしっかり行うように心掛けてください。
この日も歩きやすい靴を選び、パリの象徴的な景観と華やかな雰囲気を存分に満喫しましょう。
3日目:モンマルトルとパリの想い出

パリ滞在最終日となる3日目は、かつて多くの芸術家たちが愛したモンマルトルの丘を訪れ、パリならではの風情を心に刻みます。
午前中に丘の上の散策を楽しみ、午後は旅の思い出となるお土産を探したり、カフェで余韻に浸ったりしながら、余裕を持って空港への出発準備を進めるプランです。
この日のプランは、午前中にパリの個性的なエリアをじっくりと味わい、午後は帰国・帰路の途につくための時間として柔軟に使えるように構成されています。
旅の最後に慌てないよう、ゆとりを持った行動を心がけることがポイントとなります。
具体的な1日の流れ(午前中心)は以下の通りです。フライトの時間に合わせて午後のスケジュールは調整してください。
時間帯 | アクティビティ | 所要時間目安 | 備考 |
午前 (9:30頃~) | モンマルトル地区散策: サクレ・クール寺院 | 1~1.5時間 | 白亜の美しい寺院。入場無料 (ドームや地下礼拝堂は有料の場合あり)。 寺院正面の階段からはパリ市街を一望できます。 肩や膝を覆うなど、節度ある服装を心がけましょう。 |
テルトル広場、 周辺の小道散策 | 1.5~2時間 | 画家たちが作品を並べる賑やかな広場。 似顔絵描きもいますが、料金は事前に確認を。 石畳の小道や可愛らしいお店を巡るのも楽しいです。 | |
昼食 (13:00頃~) | モンマルトル地区のカフェや レストラン | 1時間 | 丘の上には眺めの良いカフェや、昔ながらの ビストロ風のレストランなどがあります。 |
午後 | お土産探し、カフェで休憩、 荷物整理、空港へ移動 | 適宜 | フライトの時間から逆算して行動しましょう。 空港へは少なくとも出発の3時間前には到着できるよう計画するのが一般的です。 |



午前中は、まずパリで最も高い丘であるモンマルトルへ。
丘の上には、白亜の美しいサクレ・クール寺院がそびえ立ち、そのテラスからはパリの素晴らしい景色が広がります。
寺院内部の荘厳な雰囲気もぜひ体感してください。
寺院の西側にあるテルトル広場は、多くの画家たちがイーゼルを立てて作品を売ったり、観光客の似顔絵を描いたりしている活気あふれる場所です。
ただし、声をかけられても興味がなければはっきりと断る勇気も必要です。
広場周辺には、石畳の風情ある小道が続き、小さなギャラリーやブティック、可愛らしいカフェなどが点在しているので、散策するだけでも楽しい時間を過ごせるでしょう。
モンマルトルへは、麓からフニクレール(ケーブルカー)を利用すると坂道を楽に登れます(メトロのチケットが利用可能です)。
昼食は、モンマルトル地区でお好みのカフェやレストランを見つけて、パリ最後の食事を楽しむのはいかがでしょうか。
午後は、フライトの時間に合わせて柔軟に過ごしましょう。
パリの思い出を持ち帰るためのお土産探しもこの時間を利用できます。
デパートの食品館でお菓子や紅茶を探したり、専門店でこだわりの品物を見つけたりするのも良いでしょう。
人気のマカロンやチョコレート、質の良いマスタードやオリーブオイル、可愛らしいデザインの雑貨などもパリらしいお土産として喜ばれます。
その後は、市内のカフェで一息つきながら旅の思い出を振り返るのも素敵です。
そして、宿泊先に戻り荷物を最終確認し、余裕を持って空港へ向かいましょう。
空港へのアクセス(目安)
パリの主要空港へのアクセス方法はいくつかあります。
料金や所要時間は交通状況や時間帯によって変動するため、必ず事前に最新情報をご確認ください。
空港名 | 主なアクセス方法 | 所要時間目安 | 料金目安(2024年情報参考) | 備考 |
シャルル・ド・ ゴール空港 (CDG) | RER B線 | 約35~50分 | 約12ユーロ前後 | 市内各駅から接続 |
ロワシーバス (Roissybus) | 約60~75分 | 約17ユーロ前後 | オペラ座周辺発 | |
オルリー空港 (ORY) | オルリーヴァル (Orlyval) + RER B線 | 約30~40分 | 約15ユーロ前後 | アントニー駅で乗り換え |
オルリーバス (Orlybus) | 約30分 | 約12ユーロ前後 | ダンフェール・ロシュロー駅発 |
最終日は、特に時間に余裕を持った行動が大切です。
モンマルトル地区では、観光客を狙ったスリやミサンガ売りなどの客引きに注意が必要です。
手荷物から目を離さず、毅然とした態度で接するようにしましょう。
美しいパリの思い出とともに、無事に帰路につけるよう、最後まで気を引き締めて楽しんでください。
パリで味わうべきグルメとおすすめ土産

パリ滞在を彩るグルメとお土産を、代表的な品に絞ってご案内します。
朝から夜まで食を楽しみつつ、帰国後に思い出を呼び覚ます品を選べば、2泊3日の旅もより豊かになります。
味わうべきパリの代表的グルメ
- 定番フランス料理:
- クロックムッシュ/マダム:ハムとチーズを挟んだホットサンド。マダムには目玉焼きが乗ります。カフェの定番メニューです。
- オニオングラタンスープ:じっくり炒めた玉ねぎとコンソメスープに、チーズとパンを乗せて焼き上げた、心も体も温まる一品。
- 鴨のコンフィ:鴨肉を低温の油でじっくり煮込んだ、皮はパリッと、身は柔らかい伝統料理。
- エスカルゴ:パセリとニンニクのバターで調理されたエスカルゴ。専用のトングとフォークでいただきます。
- ステーキフリット:ステーキにフライドポテトを添えた、ブラッスリーの定番。 これらは、街中のブラッスリーやビストロで比較的気軽に楽しむことができます。
- パンとパティスリー:
- クロワッサン、バゲット:毎朝ブーランジェリー(パン屋)で焼きたてを味わうのは格別です。
- マカロン:カラフルで見た目も美しい、パリを代表するお菓子。有名パティスリーのものは特に人気です。
- エクレア:シュー生地にクリームを詰め、チョコレートなどでコーティングした定番スイーツ。
- クレープ:街角のスタンドで手軽に買える、食事系も甘い系も楽しめる人気メニュー。
- チーズとワイン:
フランスは多種多様なチーズの宝庫です。フロマジュリー(チーズ専門店)で相談しながら、好みのものを見つけるのも楽しいでしょう。ワインも、カーヴ・ア・ヴァン(ワインショップ)やスーパーマーケットで手頃な価格から良質なものが手に入ります。レストランで料理に合わせてソムリエに選んでもらうのも良い経験になります。
ジャンル | 具体例 | 楽しめる/買える場所 | 参考ポイント |
---|---|---|---|
クロワッサン・バゲット | 焼き立ての香り高い定番 | 町中のブーランジェリー | 早朝が最も種類豊富 |
オニオングラタンスープ | とろけるチーズと甘い玉ねぎ | ブラッスリー各店 | 冬場は特に人気 |
ステーキフリット | 肉汁とポンフリの王道 | ビストロ | 焼き加減は4段階 |
クロックムッシュ/マダム | ハム×チーズのホットサンド | カフェ | マダムは目玉焼き付き |
マカロン・エクレア | 華やかなパティスリー菓子 | Ladurée、Pierre Hermé 等 | 常温輸送可でお土産向き |
クロワッサンは早朝に焼き上がるため、開店直後に訪れると最良の状態で味わえます。
また、オニオングラタンスープやステーキフリットは伝統的ブラッスリーで安心して注文でき、焼き加減は「saignant(レア)」など仏語表記で伝えるとスムーズです。
甘い物好きにはマカロンやエクレアを数軒食べ比べる“パティスリー巡り”もおすすめです。
喜ばれるパリ土産
- 食品系:
- チョコレート:有名ショコラティエの芸術的なチョコレートや、スーパーで手軽に買えるタブレットタイプなど。
- 紅茶・ハーブティー:老舗ブランドのフレーバーティーや、BIO(オーガニック)のハーブティーも人気です。
- ジャム(コンフィチュール):フルーツの風味が凝縮された手作り風ジャムはパンのお供に最適です。
- マスタード、塩:ディジョンマスタードやゲランドの塩など、フランスならではの調味料。
- クッキー・焼き菓子:バターの風味豊かなガレットやサブレなど、個包装されているものは配りやすいです。
- 雑貨系:
- 美術館グッズ:ルーブル美術館やオルセー美術館などのミュージアムショップには、名画をモチーフにしたおしゃれな雑貨が揃っています。
- エコバッグ:スーパーマーケットや専門店のロゴが入ったものは、実用的でお土産にもなります。
- 石鹸・コスメ:マルセイユ石鹸や、薬局で手に入るフランスブランドのスキンケア用品なども人気です。
- 文房具:デザイン性の高いノートやカード類。
- スカーフ:パリジェンヌのようにおしゃれのアクセントとして。
カテゴリ | おすすめ品 | 購入先例 | 備考 |
---|---|---|---|
チョコレート | À la Mère de Famille、Le Bon Marché限定パッケージ | 老舗ショコラトリー、デパート食品館 | 高温期は保冷バッグ必携 |
紅茶・ハーブティー | Mariage Frères、Kusmi Tea | 専門店、本店サロン | 軽量で割れにくい |
ジャム・はちみつ | 地方産果実ジャム、屋上養蜂のMiel de Paris | Galeries Lafayette Le Gourmet | 機内持込は100 ml以下に注意 |
美術館グッズ | 名画モチーフのスカーフや文具 | ルーブル、オルセー館内ショップ | 免税対象額に達しやすい |
コスメ・石鹸 | Officine Universelle Buly 1803、薬局コスメ | 本店、薬局 | 液体量制限に留意 |
お土産選びでは、溶けやすいチョコレートや液体のワイン・コスメ類は気温と航空会社の液体制限を確認しましょう。
50 €以上の買い物では多くの店で免税(デタックス)手続きが可能です。
美術館ショップの限定スカーフや文具は軽くてかさばらず、文化的な価値も高いので贈り物に最適です。
上記を参考に、味覚とセンスの両面から“パリらしさ”を満喫してください。
パリ観光モデルコース2泊3日を賢く楽しむ

- 短期滞在でも充実!2日間観光のポイント
- もし3泊4日なら?おすすめ追加スポット
- パリ市内の移動手段と便利なチケット
- 予約は必要?パリ観光の準備と注意点
- パリ2泊3日の大まかな予算感
短期滞在でも充実!2日間観光のポイント

もしパリでの滞在が2日間という短い期間であっても、事前にしっかりと計画を立て、見たいものや体験したいことを絞り込むことで、十分に充実した時間を過ごすことが可能です。
「あれもこれも」と欲張らず、効率的に動くためのポイントを押さえることが、満足度の高い2日間を実現する鍵となります。
ここでは、2日間でパリを満喫するための具体的なポイントをいくつかご紹介します。
1. 訪問先の優先順位を明確にする
まずは、「絶対にここだけは行きたい!」という場所を3~4ヶ所程度リストアップしましょう。
全てを網羅しようとすると、移動ばかりで疲れてしまい、一つ一つの場所をじっくり楽しめなくなる可能性があります。
- 例:
- パリの象徴を巡りたい:「エッフェル塔」「凱旋門」「ルーブル美術館(有名作品中心)」
- 芸術に浸りたい:「オルセー美術館」「モンマルトル(サクレ・クール寺院と街並み)」
- パリの雰囲気を楽しみたい:「セーヌ川クルーズ」「マレ地区散策」「カフェ巡り」
ご自身の興味やテーマに合わせて、訪問先を厳選することが最初のステップです。
2. エリアをまとめて効率よく巡る
地理的に近い観光スポットを同じ日に組み合わせることで、移動時間を大幅に短縮できます。
- 例えば、2泊3日モデルコースの要素を凝縮する場合:
- 1日目午前: エッフェル塔と凱旋門(シャン・ド・マルス公園やトロカデロ広場からの眺めも楽しむ)
- 1日目午後: ルーブル美術館(有名作品に絞って鑑賞)またはオルセー美術館(印象派中心に鑑賞)、その後セーヌ川周辺を散策(天気が良ければクルーズも)
- 2日目午前: モンマルトル地区(サクレ・クール寺院、テルトル広場)
- 2日目午後: シテ島(ノートルダム大聖堂の外観、サント・シャペルなど)やマレ地区でお土産探し、またはフライトの時間に合わせて空港へ
これはあくまで一例です。
1日目に美術館を集中させ、2日目は街歩きを中心にするなど、体力や好みに合わせて柔軟に計画を立てましょう。
3. 事前予約を徹底する
エッフェル塔、ルーブル美術館、オルセー美術館などの人気観光スポットは、事前オンライン予約がほぼ必須です。
時間指定のチケットを予約しておくことで、長蛇の列に並ぶ時間を大幅に節約でき、その分他の観光や体験に時間を充てることができます。
「パリ・ミュージアム・パス」の2日券を利用するのも、複数の美術館を効率よく巡りたい場合には有効な選択肢です。
ただし、パスで入場できる施設と、別途時間予約が必要な施設があるので注意が必要です。
4. 移動手段を賢く使う
パリ市内の移動はメトロが非常に便利で効率的です。
乗り放題のパス(ナヴィゴ・デクーヴェルトやモビリスなど)を検討するのも良いでしょう。
時間が限られている場合は、時にはタクシーや配車アプリを利用して時間を買うという判断も有効です。
宿泊場所を、交通の便が良い中心エリアに選ぶことも、移動時間の短縮に繋がります。
ご自身の旅行目的や予算に合わせて最適な宿泊エリアを選ぶことは、快適なパリ滞在の重要なポイントです。
「パリに泊まるなら何区がベスト?旅行目的別おすすめエリア一覧」の記事では、各区の特徴やおすすめの宿泊エリアを詳しく紹介しているので、ホテル選びの参考にぜひご覧ください。
5. 食事の時間も計画的に
ゆったりとレストランで食事を楽しむのも旅の醍醐味ですが、時間が限られている場合は、カフェでの軽食(クロックムッシュなど)、ブーランジェリーで買ったパンやサンドイッチを公園で食べる、マルシェ(市場)でテイクアウトするなど、時間を有効に使える食事のスタイルも取り入れてみましょう。
2日間滞在のメリット・デメリット
- メリット:
- 費用(宿泊費など)を抑えられる可能性がある。
- 集中して「これだけは見たい」という場所に時間を使える。
- デメリット:
- 見学できる場所や体験できることが限られる。
- 少し慌ただしいスケジュールになる可能性がある。
2日間のパリ滞在は、確かに時間は短いですが、ポイントを押さえて計画すれば、パリの魅力を凝縮して体験できます。
何よりも大切なのは、限られた時間の中で最大限に楽しもうという気持ちです。
無理のない範囲で、あなただけの素敵なパリの思い出を作ってください。
もし3泊4日なら?おすすめ追加スポット

パリでの滞在が2泊3日から3泊4日へと1日延びるだけで、旅の選択肢はぐっと広がり、より深く、そしてゆったりとパリの魅力を満喫することが可能になります。
基本のモデルコースで主要な観光スポットを押さえつつ、さらにご自身の興味関心に合わせた場所を訪れたり、少し足を延ばしてパリ近郊の素晴らしい場所へ出かけたりする時間も生まれます。
ここでは、3泊4日のパリ滞在で追加できるおすすめのスポットや体験をいくつかご紹介します。
1. 美術館・博物館をさらに深く楽しむ



2泊3日のコースでは駆け足になりがちな美術館も、もう1日あればより多くの作品と向き合えます。
- オランジュリー美術館:
チュイルリー公園内にあり、モネの「睡蓮」の連作が展示されている楕円形の展示室は圧巻です。
セザンヌ、ルノワールなどの印象派・ポスト印象派のコレクションも充実しています。 - ロダン美術館:
「考える人」や「地獄の門」といったロダンの代表作が、美しい庭園と共に展示されています。
彫刻に興味がある方には特におすすめです。 - ピカソ美術館:
マレ地区にあり、ピカソの多様な作品群を所蔵しています。
絵画だけでなく、彫刻や陶器なども楽しめます。 - その他専門美術館:
より特定のテーマに興味があれば、マルモッタン・モネ美術館(モネの「印象、日の出」を所蔵)や、クリュニー中世美術館、ケ・ブランリ美術館(アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカの文明・芸術)なども魅力的です。
2. パリ近郊への日帰り旅行



パリ市内だけでなく、少し足を延ばせば素晴らしい歴史的建造物や美しい景色に出会えます。
- ヴェルサイユ宮殿:
フランス絶対王政の象徴ともいえる壮大な宮殿と広大な庭園は、まさに圧巻の一言です。
見学には丸一日近くかかりますが、その価値は十分にあります。事前予約は必須です。 - フォンテーヌブロー宮殿:
こちらも世界遺産に登録されている美しい宮殿で、歴代フランス国王が愛した場所です。
ヴェルサイユ宮殿に比べると落ち着いた雰囲気でじっくりと見学できます。 - ジヴェルニー(モネの庭):
印象派の巨匠クロード・モネが晩年を過ごした家と、彼の作品のモチーフとなった美しい庭園があります。
春から秋にかけての訪問がおすすめです(パリからの日帰りツアーや個人でのアクセスが可能)。
3. パリの街をより深く体験する



特定のエリアをじっくり散策したり、パリならではの文化体験に参加したりするのも良いでしょう。
- サンジェルマン・デ・プレ地区深掘り:
老舗カフェ「レ・ドゥ・マゴ」や「カフェ・ド・フロール」で文豪気分を味わったり、個性的な書店やブティックを巡ったりするのも楽しいです。 - マレ地区の歴史散策:
ヴォージュ広場やカルナヴァレ博物館(パリ市立歴史博物館)などを訪れ、マレ地区の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
おしゃれなカフェやショップも多く、飽きることがありません。 - リュクサンブール公園でのんびり:
パリ市民の憩いの場である広大な公園で、読書をしたり、池の周りを散策したり、のんびりと過ごすのも贅沢な時間です。 - 蚤の市巡り:
週末に開催されることが多いクリニャンクールやヴァンヴの蚤の市で、アンティーク雑貨や古着など、掘り出し物を探すのもパリならではの体験です(スリには十分注意してください)。 - 料理教室やワインテイスティング:
フランスの食文化に触れる体験型アクティビティに参加するのも、思い出深い経験となるでしょう。
プランニングのヒント
3泊4日の場合、2泊3日のモデルコースを基本とし、例えば2日目と3日目の間にこれらの追加スポットを組み込む、あるいは最終日を丸一日ヴェルサイユ宮殿に充てるなどのアレンジが考えられます。
どのスポットを選ぶにしても、移動時間や予約の必要性を事前に確認し、無理のない計画を立てることが大切です。
パリ市内の移動手段と便利なチケット

パリ市内の観光スポットは広範囲に点在しているため、効率よく巡るには公共交通機関の利用が不可欠です。
幸い、パリにはメトロ(地下鉄)を中心に、バスやRER(高速近郊鉄道)といった非常に発達した交通網があり、観光客でも比較的簡単に利用できます。
ここでは、主な移動手段と、滞在スタイルに合わせた便利なチケットやパスについてご紹介いたします。
主な移動手段
- メトロ (Métro):
パリ市内の最も主要な移動手段です。
16路線(1~14号線、3bis線、7bis線)が網の目のように走り、ほとんどの観光スポットへ容易にアクセスできます。
運行本数も多く、数分間隔で電車が来ることが多いです。- 乗り方:
駅の入り口でチケットを購入し、改札機に通して入場します。
目的地に合わせて路線図で乗り換え駅を確認しましょう。 - 注意点:
ラッシュ時は非常に混雑します。
また、スリの被害も報告されているため、手荷物には十分注意してください。
古い駅にはエレベーターやエスカレーターがない場合も多いです。
- 乗り方:
- RER (Réseau Express Régional):
パリ市内と郊外を結ぶ高速近郊鉄道です。
市内中心部ではメトロと接続しており、メトロの延長線上のような感覚で利用できます。
シャルル・ド・ゴール空港やオルリー空港、ヴェルサイユ宮殿などへのアクセスにも利用されます。- 注意点:
メトロのチケットで乗車できるのはパリ市内(主にゾーン1)のみです。
郊外へ行く場合は、目的地までの適切な料金のチケットが必要です。
- 注意点:
- バス (Bus):
地上を走るため、パリの街並みを眺めながら移動できるのが魅力です。
メトロでは行きにくい場所を補完する路線も多くあります。- 乗り方:
バス停で目的の路線のバスを待ち、乗車時に運転手に見せるか、車内の刻印機にチケットを通します(NavigoなどのICカードの場合は読み取り機にタッチ)。 - 注意点:
交通渋滞の影響を受けることがあります。
- 乗り方:
- トラム (Tramway):
パリ市の外周部を中心に運行しています。
観光で利用する機会は少ないかもしれませんが、特定のエリアへ行く際には便利です。 - タクシー・配車サービス:
荷物が多い時や深夜の移動、グループでの移動には便利です。
料金はメーター制が基本ですが、空港など特定の区間では固定料金の場合もあります。
配車アプリも広く利用されています。 - 徒歩:
同じエリア内の移動や、街の雰囲気をじっくり味わいたい場合には最適です。
ただし、パリは広いため、全てを徒歩で巡るのは現実的ではありません。
便利なチケット・パス(2025年5月現在の情報に基づく目安)
パリの公共交通機関で利用できる主なチケットやパスには以下のようなものがあります。
料金や条件は変更されることがあるため、必ずRATP(パリ交通公団)の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
チケット/パス種類 | 特徴 | 主な利用範囲 | 料金目安 (ゾーン1-2/1-3) | こんな人におすすめ |
Ticket t+ | 1回券。メトロ、RER(パリ市内)、バス、トラムで利用可能。バス同士、バスとトラムの乗り継ぎは一定時間内無料。 | パリ市内 | 約2.15ユーロ (1枚) | 1日の移動回数が少ない方 |
Navigo Easy | 非接触型ICカード(発行料2ユーロ)。Ticket t+を1枚単位や10枚分(割引料金:約17.35ユーロ)チャージ可能。1日券などもチャージ可能。 | パリ市内・郊外 (チャージ内容による) | カード発行料+チャージ料金 | 短期滞在でTicket t+を複数回利用する方、1日券を利用したい方 |
Navigo Découverte | 1週間または1ヶ月の乗り放題パス(発行料5ユーロ、顔写真要)。月曜~日曜の1週間単位。ゾーン指定。 | 全ゾーン選択可能 | 1週間パス (全ゾーン) 約30.75ユーロ | 1週間の滞在でパリ市内外を頻繁に移動する方(特に週の初めから利用する場合) |
Paris Visite | 観光客向け乗り放題パス。1, 2, 3, 5日間。ゾーン(1-3または1-5)を選択。一部施設での割引特典付き。 | ゾーン1-3 または 1-5 | 2日間 (ゾーン1-3) 約22.05ユーロ / (ゾーン1-5) 約44.45ユーロ | 空港アクセスや郊外(ヴェルサイユ等)への移動を含め、指定日数乗り放題が良い方、特典を利用したい方 |
Mobilis (モビリス) | 1日乗り放題券。利用するゾーンを指定して購入。 | ゾーン指定 | 1日 (ゾーン1-2) 約8.65ユーロ | 特定の1日に集中して多く移動する方 |
チケット選びのポイントと注意点
- パリ市内中心部の主要な観光スポットの多くはゾーン1-2内にあります。
ヴェルサイユ宮殿やディズニーランド・パリはゾーン4または5、シャルル・ド・ゴール空港はゾーン5、オルリー空港はゾーン4です。 - チケットは駅の券売機(多言語対応あり)、有人の窓口、一部のタバコ屋(Tabac)、またはRATPのアプリなどから購入できます。
Navigo EasyやNavigo Découverteのカードは、主に駅の窓口や一部の券売機で購入・チャージが可能です。 - メトロの改札を通る際、Ticket t+は一度通すと出てきませんが、出口まで保管しておくことが推奨されます(検札がある場合があるため)。
- 古いタイプの紙のチケット(Ticket t+など)は磁気に弱いため、スマートフォンなどと一緒に保管しないように注意しましょう。
パリの公共交通機関は非常に便利ですが、利用方法やチケットの種類を事前に理解しておくことで、よりスムーズで快適な旅ができます。
ご自身の旅行プランに合わせて最適な移動手段とチケットを選び、パリ散策を存分にお楽しみください。
予約は必要?パリ観光の準備と注意点

パリを満喫するには、人気施設の事前予約と基本的な安全・持ち物対策が不可欠です。
まずは予約優先度の高い体験を整理し、その後に準備と現地注意点をまとめます。
施設・体験 | 予約方法 | 推奨時期 | 備考 |
---|---|---|---|
ルーブル美術館 | 公式サイト日時指定 | 2〜4週前 | 予約必須期間あり |
エッフェル塔(頂上) | 公式Eチケット | 4〜8週前 | 時間指定QR |
ヴェルサイユ宮殿 | 公式サイト | 3〜6週前 | 噴水日は早期満席 |
星付きレストラン | 公式または電話 | 1〜3か月前 | 前払い要の店あり |
ディナークルーズ | 各社ウェブ | 2〜4週前 | 窓側席を確保 |
旅行前チェック:
パスポート残存、航空券、宿泊・保険証、ユーロ現金と主要カード、変換プラグ、モバイルバッテリー、常備薬は必携。
歩きやすい靴、重ね着できる服、傘、エコバッグ、翻訳アプリがあると便利です。
安全対策:
メトロや名所ではバッグを前に抱え、署名・ミサンガ詐欺を無視し、貴重品を分散してください。
カフェのテラス席でもスマートフォンを卓上に置きっぱなしにしないこと。
観光局の安全ガイドで最新状況を確認すると安心です。
営業日の注意:
日曜・祝日は多くの店が閉まりますが、マレ地区やシャンゼリゼ通りは例外で、営業しています。
出発前に開館日とストライキ情報を公式サイトで確認し、影響があれば代替プランを準備しましょう。
これらの準備と注意点を心に留めておけば、パリでの2泊3日の滞在はより安全で、思い出深いものになるはずです。
最新の情報(特に施設の予約状況や営業情報、安全に関する注意喚起など)は、出発前や滞在中にも関連機関の公式サイトなどで確認するようにしてください。
情報の参照元:
- ルーブル美術館公式 Le Louvre
- エッフェル塔公式 La Tour Eiffel
- Paris je t’aime – パリ観光局 Paris je t’aime – Tourist officeParis je t’aime – Tourist officeParis je t’aime – Tourist office
パリ2泊3日の大まかな予算感

パリ2泊3日の滞在費は、宿のグレードや食事の取り方、移動手段などで大きく変わります。
ここでは航空券を除いた1名分の概算を「節約・標準・快適」の3水準で整理しました。
パリでの具体的な予算を考える上で、そもそもフランスの物価は日本と比べてどうなのか、食費やその他の生活費にどのような違いがあるのか気になる方もいるでしょう。
より詳しい両国の生活コストの違いについては、「フランスと日本の物価比較完全ガイド|食費から家賃まで徹底解説」の記事で食品から家賃まで具体的な数値を交えて解説していますので、そちらも参考にしながらご自身の旅行全体の予算感を掴んでみてください。
ハイシーズン(7〜8月、年末年始)は宿泊費が2〜3割高くなる点も考慮してください。
費用項目 | 節約プラン | 標準プラン | 快適プラン |
---|---|---|---|
宿泊費(2泊) | 100〜200€ | 200〜500€ | 500€〜 |
食費(3日) | 90〜150€ | 150〜300€ | 300€〜 |
交通費(3日) | 20〜25€ | 20〜36€ | 36€〜 |
観光費 | 50〜80€ | 80〜120€ | 120€〜 |
お土産・雑費 | 50€〜 | 100€〜 | 200€〜 |
合計目安 | 300〜500€ | 550〜1 100€ | 1 100€〜 |
宿泊費はホステルなら1泊50€前後、3つ星クラスは平均120€、高級ホテルは250€以上が一般的です。
食費は朝食をブーランジュリーで済ませ、ランチの定食(formule)を活用すれば1日30€程度ですが、ビストロと星付きレストランを組み合わせると100€を超えます。
交通はメトロ・バス共通のNavigo Day(ゾーン1‑2なら8.65€、全ゾーン12€)を2日利用し、残りはt+チケット数枚で抑えると計20〜25€に収まります。
観光費は、主要美術館4〜5カ所を回るならパリ・ミュージアム・パス2日券(70€)がお得です。
単体で回る場合は、ルーブル22€などを合計し、節約派は無料の公園や教会を中心に選ぶと50€台に抑えられます。
節約プランは郊外ホステル+パン屋の軽食+無料スポット活用で約300€、標準プランは中心部ホテル+ビストロ中心の食事で550€前後、快適プランは立地とグルメを重視して1 100€超が目安です。
オフシーズンを狙う、ミュージアム・パスを活用する、水筒持参で飲料費を削減するなどの工夫でさらに節約できます。
情報の参照元:
パリ・ミュージアム・パス https://www.parismuseumpass.fr
ルーブル美術館 https://www.louvre.fr
Île‑de‑France Mobilités(Navigo・チケット料金) https://www.iledefrance-mobilites.fr
Eating Europe(パリの食費平均) https://www.eatingeurope.com
Budget Your Trip(パリのホテル平均価格) https://www.budgetyourtrip.com
(記載価格は2025年5月時点の情報です。実際の料金は為替や在庫により変動します)
パリ観光モデルコース2泊3日で満喫する旅のポイントを総括
- 2泊3日でパリの主要な歴史・芸術・街並みを効率良く巡る王道プランを提案
- 1日目はシテ島の歴史的建造物群とルーブル美術館の芸術鑑賞、夜はセーヌ川クルーズを楽しむ
- 2日目はエッフェル塔や凱旋門を巡り、オルセー美術館かオペラ・ガルニエを選択して芸術に触れる
- 3日目はモンマルトルの丘でサクレ・クール寺院やテルトル広場を散策し、お土産を探す
- ノートルダム大聖堂は時期により外観見学のみ、2024年12月8日再開予定
- ルーブル美術館やエッフェル塔など人気施設は事前オンライン予約が強く推奨、または必須
- パリの代表的グルメとして、クロックムッシュやオニオングラタンスープ、マカロンなどがある
- 喜ばれるお土産には、有名ショコラティエのチョコレートや美術館のオリジナルグッズがある
- もし滞在が2日間なら、訪問先の優先順位を明確にし、エリアを絞って効率的に巡る
- 滞在が3泊4日に延びれば、ヴェルサイユ宮殿などパリ近郊への日帰り旅行も選択肢に入る
- パリ市内の移動はメトロが便利で、Ticket t+やNavigo Easyなどの乗車券がある
- 主要観光施設の予約は旅行前に済ませ、現地ではスリや客引きに注意する
- 航空券を除いた2泊3日の大まかな予算は、節約プランで一人約300ユーロから
- 食事はカフェの定番メニューから伝統料理、パンやパティスリーまで幅広く楽しめる
- 美術館訪問や街歩きに備え、歩きやすい靴と季節に合わせた服装を準備する