2026|ユーロが使える国はどこ?全21か国とEU外の利用エリア

2026|ユーロが使える国はどこ?全21か国とEU外の利用エリア

ヨーロッパ旅行の計画中、「この場所でユーロは使えるの?」と疑問に思うことはありませんか?

実は2026年、新たに導入国が増え、ユーロが使える国は全21か国となりました。

一方で、EU加盟国でも独自通貨を使う国や、逆にヨーロッパ外でもユーロが流通する意外な地域も存在します。

本記事では、現地在住者の視点から最新の国一覧と、旅行者が損をしないための決済ルールを分かりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 2026年最新の「ユーロ導入国(21か国)」とEU加盟国との正確な違い
  • EU加盟国なのに「ユーロが使えない国」と、そこでの通貨対策
  • ヨーロッパ以外や小国など、意外に知られていないユーロ利用可能エリア
  • 現地でのカード払いや両替で損をしないための、実践的な決済ルール
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目次

2026年版|ユーロが使える国の一覧と分類

2026年版|ユーロが使える国の一覧と分類
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「ユーロが使える国」と一口に言っても、実はその立ち位置にはいくつかのパターンがあります。

まずは、旅行者が知っておくべき通貨の現状を、最新の2026年情報を踏まえて一目でわかる表にまとめました。

スクロールできます
分類概要(法定通貨としての位置づけ)該当数代表例
A. ユーロ圏(公式)EU加盟国で、ユーロが法定通貨(欧州中央銀行制度の枠内)21か国フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ブルガリア(2026年導入)など
B. 通貨協定でユーロ使用(EU非加盟)EU非加盟だが、EUと通貨協定を結び、ユーロが法定通貨(自国デザインのユーロ硬貨発行枠あり)4か国アンドラ、モナコ、サンマリノ、バチカン
C. 一方的ユーロ化(協定なし)EU・ユーロ圏ともに非加盟で、協定なしにユーロを事実上の通貨として使用(硬貨の鋳造権なし)2地域コソボ、モンテネグロ
D. ユーロが通貨の海外領土・海外県などユーロ圏加盟国の海外領土・海外県等で、現地でもユーロが法定通貨多数カナリア諸島(西)、アゾレス/マデイラ(葡)、仏領ギアナ、レユニオン、グアドループ、マルティニーク等
E. EU加盟だがユーロ未導入EU加盟国だが、国内法定通貨は自国通貨(※一部店舗でユーロ現金を受ける例はあるが“法定通貨”ではない)6か国デンマーク、スウェーデン、ポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニア
F. EU非加盟(独自通貨)EU非加盟で、法定通貨は自国通貨(観光地でユーロが“受け取られる”ことはあっても例外的)多数スイス(CHF)、英国(GBP)、ノルウェー(NOK)など

※2026年1月現在。正確な情報は各国の公式サイトをご確認ください。

ユーロ圏21か国の導入国リスト

まず押さえておきたいのが、EUに加盟しており、かつ通貨もユーロに統合されている「ユーロ圏(Eurozone)」と呼ばれる国々です。

ここへ行くなら、財布の中身を気にする必要は全くありません。

2026年1月、新たにブルガリアが加わったことで、ユーロ圏は以下の21か国となりました。

西ヨーロッパ・南ヨーロッパ(旅の主要国)

  • フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド、ギリシャ

ベネルクス・アルプス周辺

  • ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、オーストリア

北ヨーロッパ

フィンランド

地中海の島国

  • キプロス、マルタ

バルト三国

  • エストニア、ラトビア、リトアニア

中欧・南東欧(順次拡大してきた国々)

  • スロベニア、スロバキア、クロアチア、ブルガリア(2026年導入)

特に注意が必要なのは、最新情報のアップデートです。

古いガイドブックやWEB記事では「ユーロ圏は20か国」と書かれていることが多いですが、それは2025年までの話。

ブルガリアへの旅行を計画されている方は、以前の通貨「レフ」ではなく、ユーロがそのまま使えるようになったことを覚えておいてください。

(出典:欧州委員会 経済・財務総局『Euro area』

国境を越えるたびに両替所を探すストレスがないのは、ユーロ圏を旅する最大の醍醐味です。

パリで買ったクロワッサンのお釣りを、そのままベルリンのカフェで使える便利さは、一度味わうと離れられません。

お財布の中身にご注目

ユーロ硬貨の裏面は、発行国ごとにデザインが異なるのをご存じですか?

ドイツの鷲、アイルランドの竪琴、そして新しく加わったブルガリアの騎士像など。

どの国の硬貨も全ユーロ圏で使えますが、お釣りをもらうたびに「これはどこの国から旅してきたコインだろう?」と裏返して見るのが、現地のちょっとした楽しみ方です。

旅の記念に、珍しいデザインを探してみてくださいね。

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EU加盟国でもユーロが使えない国

EU加盟国でもユーロが使えない国
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「EU加盟国なら、どこでもユーロが使える」と思っていませんか?

実はこれが、旅行者が最も陥りやすい落とし穴です。

EUには加盟しているものの、経済的な理由や国民投票の結果などにより、あえてユーロを導入せず独自の通貨(ナショナルカレンシー)を使い続けている国が、2026年1月時点で6か国存在します。

  • チェコ(通貨:コルナ)
  • ハンガリー(通貨:フォリント)
  • ポーランド(通貨:ズウォティ)
  • ルーマニア(通貨:レイ)
  • スウェーデン(通貨:クローナ)
  • デンマーク(通貨:クローネ)

例えば、ドイツから列車でチェコのプラハへ入る場合、国境を越えた瞬間に通貨が変わります。

駅の売店やトイレで「えっ、ユーロ使えないの?」と慌てる旅行者をたまに見かけます。

もちろん、観光地の土産物店やホテルなどでは、サービスの一環としてユーロ現金を受け取ってくれる場所もあります。

しかし、その場合のレートはお店が決める「言い値」であることが多く、正規レートよりかなり割高になる(損をする)ケースがほとんどです。

また、お釣りは現地通貨で返ってくることが通例です。

これらの国を訪れる際は、クレジットカードをメインにしつつ、少額の現地通貨を用意するか、RevolutやWiseなどの多通貨対応カードを活用するのが賢い選択と言えるでしょう。

トイレとチップの小銭問題

「カード社会だから現金はいらない」と思いがちですが、中欧や北欧の一部では、有料公衆トイレやコインロッカー、チップなどで現金(コイン)が必須の場面がまだ残っています。

ユーロが使えない国に着いたら、まずは駅や空港でコーヒー1杯分程度の少額をキャッシングするか両替して、「現地の小銭」を作っておくと、いざという時に冷や汗をかかずに済みますよ。

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協定を結んでユーロを使う小国

ヨーロッパには、地図上で見落としてしまいそうなほど小さな国々が存在します。

これらはEUには加盟していませんが、隣接するEU諸国との公式な通貨協定により、正式にユーロを通貨として使用しています。

具体的には以下の4か国です。

  • バチカン市国(イタリア国内)
  • サンマリノ(イタリア国内)
  • モナコ(フランス南部に隣接)
  • アンドラ(フランスとスペインの国境)

これらの国々の面白い点は、単にユーロを使っているだけでなく、自国デザインのユーロ硬貨を発行する権利(鋳造権)を持っていることです。

例えば、バチカン市国発行のユーロ硬貨には教皇の肖像が描かれていたり、モナコの硬貨には大公が描かれていたりと、非常にユニークです。

しかし、発行枚数が極端に少ないため、一般の流通ルート(お釣りなど)で回ってくることはめったにありません。

もし、カフェのお釣りの中にこれらの国のデザインを見つけたら、それはかなりの幸運です。

使わずに大切に持ち帰ることをおすすめします。

旅行者にとっては、「両替の手間がない」という実利的なメリットに加え、「レアな硬貨に出会えるかもしれない」という宝探しのような楽しみがあるエリアです。

幻のコインはどこで手に入る?

バチカンやモナコの硬貨は、現地のお土産屋さんで「記念セット」として額面以上のプレミア価格で売られているのをよく見かけます。

でも、ごく稀に、現地の郵便局やバチカン美術館の売店などで、普通のお釣りとして混ざっているという都市伝説のような実話も。

お会計の際は、手渡されるコインをじっと見つめてしまうのが、このエリアを旅する人の「あるある」です。

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コソボなど事実上ユーロを使う国

コソボなど事実上ユーロを使う国
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公式な協定はないけれど、「自国の通貨を作るのが大変だから、信用のあるユーロをそのまま使ってしまおう」という国もあります。

これを専門用語で「一方的なユーロ化(Unilateral Euroisation)」と呼びますが、旅行者にとっては「ユーロが使える便利な国」という認識でOKです。

これに該当するのが、旧ユーゴスラビア地域の以下の2か国です。

  • モンテネグロ
  • コソボ

これらの国はEU加盟国ではなく、欧州中央銀行(ECB)との正式な通貨協定も結んでいません。

そのため、自国デザインのユーロ硬貨を発行する権利はありません。

流通しているのは、ドイツやフランスなど他のユーロ圏から持ち込まれた紙幣や硬貨です。

私がモンテネグロを旅した際、アドリア海沿いの美しいコトル湾を眺めながら、「EUではないのに、ドイツ発行のユーロコインでコーヒーを飲んでいる」という状況に、ヨーロッパの複雑な歴史と経済の結びつきを肌で感じました。

ただし、注意点が一つ。

あくまで「事実上」使っているだけなので、EUの経済圏としてのセーフティネット(保護)の外にあります。

旅行者への影響は少ないですが、クレジットカードを切る際などに通信インフラの事情で処理が遅れるなど、西欧諸国とは少し違う空気感を感じるかもしれません。

旧紙幣や汚れたお札に注意

正式なユーロ圏ではないため、古くなって破れかけた紙幣や、テープで補修されたお札が流通しているのをたまに見かけます。

これをお釣りとして受け取ってしまうと、他のお店や帰国後の両替で「受け取り拒否」されることがあります。

もし状態の悪いお札を渡されそうになったら、遠慮せず「きれいなお札に変えてください(Could you change this for a better one?)」とお願いするのが、損をしないための自衛策です。

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ヨーロッパ以外のユーロ利用地域

「ユーロが使えるのはヨーロッパ大陸だけ」と思っていませんか?

実は、かつての植民地時代の名残や、海外県という政治的なステータスにより、ヨーロッパから遠く離れた場所でもユーロが現地通貨として流通しているエリアがあります。

これを覚えておくと、「ヨーロッパには行けないけれど、手元に残ったユーロを使いたい」といったニッチな検索ニーズや、周遊旅行の計画に役立ちます。

大西洋・カリブ海エリア

  • カナリア諸島(スペイン領):アフリカ大陸のモロッコ沖にありますが、通貨は完全にユーロです。常春の楽園として人気です。
  • マデイラ諸島・アゾレス諸島(ポルトガル領):大西洋に浮かぶ島々。こちらもユーロが公式通貨です。
  • マルティニーク・グアドループ・サン・マルタン(フランス領):カリブ海のリゾート地。アメリカドルも通用しやすいですが、法定通貨はユーロです。

インド洋・南米・その他

  • レユニオン(フランス領):マダガスカルの隣にある島。南半球でもユーロが使えます。
  • 仏領ギアナ(フランス領):南アメリカ大陸北部に位置します。宇宙センターがあることで有名です。
  • マヨット(フランス領):アフリカ南東部、モザンビーク海峡にある島です。

例えば、冬の寒さから逃れるためにカナリア諸島へバカンスに行く場合、パスポートコントロール(シェンゲン協定エリア外からの場合)はあっても、お財布の中身はドイツやフランスにいる時と同じで済みます。

南国の青い海とヤシの木の下で、見慣れたユーロ硬貨を使ってトロピカルジュースを買う体験は、脳が少しバグるような不思議な感覚ですが、両替手数料がかからないのは大きなメリットです。

タヒチは「ユーロ」じゃない?

よく勘違いされるのが、同じフランス領でもタヒチ(フランス領ポリネシア)やニューカレドニアです。

これらの地域ではユーロではなく、「CFPフラン(パシフィック・フラン)」という独自の通貨が使われています(ただし、ユーロとの固定レート制です)。

「フランス領=すべてユーロ」ではないので、南太平洋方面へ行かれる際は間違えないよう注意してくださいね。

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ユーロが使える国の旅行実務と注意点

ユーロが使える国の旅行実務と注意点
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「ユーロ圏に行けば、すべてユーロで解決する」というのは半分正解ですが、現場ではもう少し細かい「作法」や「落とし穴」が存在します。

ヨーロッパはキャッシュレス化が極度に進んでいますが、それでも現金の知識は欠かせません。

ここでは、実際に現地で財布を開くときに迷わないための、実践的なノウハウと周辺国の事情をお伝えします。

知っているだけで無駄な手数料を払わずに済み、旅の予算を賢く守ることができますよ。

ユーロ硬貨の種類と全域での通用性

ユーロ現金を手にしたとき、最初に戸惑うのが小銭(硬貨)の種類の多さと重さです。

硬貨は以下の8種類があります。

  • 小額(銅色): 1セント、2セント、5セント
  • 中額(金色): 10セント、20セント、50セント
  • 高額(2色): 1ユーロ、2ユーロ

これらすべての硬貨は、発行国にかかわらずユーロ圏全域で問題なく使えます。

例えば、イタリアで受け取ったお釣りの「ダ・ヴィンチの描かれた1ユーロ」を、ドイツの自動販売機でジュースを買うために使うことができます。

記念硬貨とコレクター硬貨の違い

ここで、少し通な知識を一つ。

時々、普段見かけないデザインの「2ユーロ硬貨」に出会うことがあります。

これは各国の歴史的イベントや人物を記念して発行される「記念2ユーロ硬貨」で、これも通常の硬貨と同じくユーロ圏全域で法定通貨として使用可能です。

一方で、5ユーロ銀貨や10ユーロ硬貨といった、変わった額面の「コレクター向け硬貨」も存在します。

これらは貴金属としての価値が高いものが多いですが、通貨としての効力は「発行国内のみ」に限定されます。

うっかり他国のお店で出しても「これは何?」と断られてしまうので、お土産として大事に保管しておくのが正解です。

(出典:欧州中央銀行『Euro coins』)

1セント・2セント硬貨の行方

実は、オランダやフィンランド、イタリアなど一部の国では、現金支払いの際に総額を「5セント単位」に切り上げる(または切り捨てる)ルールを採用しており、1セント・2セント硬貨がほとんど流通していません。

レジで「19.99ユーロ」と表示されても、現金だと「20.00ユーロ」請求されることがありますが、これはぼったくりではなく正式なルール(ラウンディング)なので安心してくださいね。

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イギリスやスイスなどの周辺国事情

イギリスやスイスなどの周辺国事情
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ヨーロッパ周遊旅行で最も頭を悩ませるのが、ユーロ圏と非ユーロ圏を行き来する際のお金の管理です。

特に人気観光地であるイギリスとスイスは、独自の強力な通貨を持っており、ユーロへの依存度は低めです。

国名通貨単位ユーロの通用度(目安)
イギリスポンド£ (GBP)× ほぼ使えません。一部の観光地デパートでもレートは悪いです。
スイススイスフランCHF△ 主要駅や大手スーパーでは使えますが、お釣りはスイスフランです。
チェココルナKč (CZK)△ 観光地のレストラン等では可。ただしレートは非常に悪いです。

スイスでの実体験

スイスのチューリッヒ中央駅に降り立ったときのことです。

駅の売店で水を買おうとして、手持ちのスイスフランがないことに気づきました。

「ユーロでも払えますか?」と聞くと、店員さんは慣れた手つきでレジを操作し、「使えるけど、お釣りはフランになるよ。レートも少し悪いけどいい?」と教えてくれました。

このように、スイスや中欧の観光地では「ユーロ払いOK」のお店が多いですが、これはあくまで店側のサービスです。

適用されるレートは公式レートよりも5〜10%ほど悪いことが一般的で、お釣りも現地通貨で返ってくるため、半端な小銭が増えてしまいがちです。

基本的には、その国の通貨を用意するか、クレジットカード(タッチ決済)で済ませるのが最もスマートで経済的です。

国境列車でのコーヒー代

ユーロ圏のドイツからスイスへ向かうICE(高速列車)の食堂車では、どちらの国の通貨も使えることが多いですが、列車が国境を越えた瞬間に、メニューの表示通貨が変わったり、適用レートが変わったりすることがあります。

カード払いなら自動的に処理されますが、現金で支払う場合は、今走っている場所の通貨を使うのが、計算もスムーズでおすすめです。

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店舗での支払いとレートの注意点

ヨーロッパの都市部では、露店や有料トイレを除くほぼ全ての場所でクレジットカードやデビットカードが使えます。

しかし、カード払いをする際に、日本人旅行者が必ず直面する「究極の二択」があります。

それが、決済端末に表示される「現地通貨(ユーロ)建て」か「日本円建て」かという選択肢です。

DCC(Dynamic Currency Conversion)の罠

お店でカードをかざすと、端末の画面に以下のように表示されることがあります。

  1. EUR 100.00(現地通貨)
  2. JPY 17,500(日本円 ※金額は例です)

ここで「日本円の方がいくら払うか分かって安心」と思って「JPY」を選んでしまうと、多くの場合、損をします。

これはDCCというサービスで、その場での両替を確定させる代わりに、店側や決済会社が決めた割高なレートと手数料が上乗せされているからです。

逆に「EUR」を選べば、カード会社(VisaやMastercardなど)の基準レートで後日換算されます。

通常はこちらの方が手数料を含めても安く済むケースが圧倒的に多いのです。

私は現地の友人と食事をした際、うっかり円建てを選んでしまい、後で明細を見たら通常より5%近く高くついていたという苦い経験があります。

それ以来、どんなに急かされても、画面をしっかり見て「現地通貨(Local Currency)」ボタンを押すようにしています。

店員さんが親切で押してくれる?

観光地の土産物店などでは、店員さんが良かれと思って(あるいは手数料収入のために)、勝手に「円建て(JPY)」を選んでボタンを押してしまうことがあります。

レシートを受け取った瞬間に「JPY」という文字と確定金額が見えたら、それは円建て決済された証拠。

できれば決済前に「Euro, please(ユーロでお願いします)」と一言添えると、トラブルを未然に防げますよ。

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ユーロの両替とカード払いのコツ

ユーロの両替とカード払いのコツ
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「現金はいくら持っていけばいいですか?」という質問をよく受けますが、近年の旅行スタイルでお答えするなら、「現金は最小限、支払いはタッチ決済」が鉄則です。

50ユーロ札以上は「使いにくい」

日本で両替する場合、パックなどで100ユーロ札が含まれていることがありますが、これは現地ではあまり歓迎されません。

小さなカフェやキオスクで100ユーロ札を出すと、偽造紙幣確認のためのチェックに時間がかかったり、「お釣りがない」と断られたりすることが日常茶飯事です。

両替をするなら、5ユーロ、10ユーロ、20ユーロといった小額紙幣を中心にリクエストしましょう。

クレジットカードのタッチ決済(Contactless)

現在、ロンドンの地下鉄からパリのパン屋さんまで、ほとんどの場所でタッチ決済(Visaのタッチ決済など)が主流です。

端末にカードやスマホをかざすだけで支払いが完了します。

暗証番号の入力も不要な場合が多く、防犯面(スキミング防止)でも安全性が高いです。

おすすめのスタイルは、RevolutWiseといった、アプリで簡単に外貨両替・管理ができるデビットカードを作っておくこと。

これなら、必要な分だけアプリ上で円からユーロに両替し、現地のATMで手数料安く現金を引き出すことも可能です。

空港の高いレートで大金を両替する時代は、もう終わりつつあります。

帰国日の「最後の現金」調整

もし現金が余ってしまったら、無理に使い切ろうとして不要なものを買うより、空港の免税店で「現金+カード」の併用払いを提案してみましょう。

「I want to pay 10 euro in cash, and the rest by card.(10ユーロを現金で、残りをカードで払いたいです)」と言えば、ほとんどの店員さんが快く対応してくれます。

これで財布の中をすっきり空にして帰国できます。

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周遊時の現金管理と小銭の扱い

複数の国を周遊する場合、財布の中はカオスになりがちです。

ドイツで受け取ったお釣り、スイスで増えたフランの硬貨、そしてイギリスのポンド……。
これらが混ざってしまうと、いざ支払う時にレジ前で大混乱に陥ります。

財布を分ける、またはコインケースを活用する

私が実践しているのは、「メインの通貨(ユーロ)」と「その他の通貨」でコインケースを分けることです。

100円ショップで売っているような小さなチャック付きの袋で十分です。

「スイス用」「イギリス用」と分けておき、国境を越えたら使う袋を入れ替えます。

特に硬貨は見た目が似ているものも多く(例えば、2ユーロ硬貨と10タイバーツ硬貨など、サイズや配色が酷似している通貨もあります)、間違えて出してしまって恥ずかしい思いをすることも。

物理的に分けておくのが最も確実な管理法です。

チップ用としての小銭

ヨーロッパでは、アメリカほど厳格ではありませんが、チップの習慣がある国が多いです。

レストランでサービス料が含まれていない場合や、ホテルのポーターに荷物を運んでもらった時など、1〜2ユーロのコインがさっと出せるとスマートです。

キャッシュレス派でも、ポケットに常に数枚の1ユーロ・2ユーロ硬貨を入れておくことを強くおすすめします。

これは「安心料」のようなものです。

トイレの番人への心付け

ヨーロッパの駅やデパートのトイレには、入り口に清掃員さんが座っていて、小皿にお金を置くスタイルの場所がまだあります(大体0.5〜1ユーロ程度)。

小銭がなくてトイレを我慢する、なんて悲劇を避けるためにも、50セント硬貨を数枚、常に確保しておくと精神衛生上とても良いですよ。

綺麗なトイレを使わせてもらう感謝の気持ちですね。

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ユーロが使える国のまとめと最新情報

ここまで、「ユーロが使える国」とその活用術についてご紹介してきました。

最後に改めて、重要なポイントを振り返ります。

  1. ユーロ圏は21か国:2026年からブルガリアが加わりました。最新情報の確認を忘れずに。
  2. EU加盟国 ≠ ユーロ圏:チェコ、ポーランド、北欧の一部など、ユーロが使えないEU加盟国も6か国あります。
  3. ヨーロッパ外でも使える:カナリア諸島やフランス海外県など、意外なリゾート地でもユーロが活躍します。
  4. 支払いは「現地通貨建て」で:カード決済時はDCC(円建て)を選ばないよう注意しましょう。

通貨は、その国の経済や歴史を映す鏡です。

最初は「種類が多くて面倒だな」と思うかもしれませんが、慣れてくると、国境を越えても同じコインが使えるEUというシステムの凄さを肌で感じられるはずです。

そして何より、事前の準備さえしっかりしておけば、現地での不安は驚くほど解消されます。

「ユーロが使える国」の地図が頭に入っていれば、あなたの旅の自由度はもっと広がります。

次のご旅行が、トラブルなく、素敵な発見に満ちたものになりますように。

情報は生き物です!

この記事は2026年1月時点の情報を基にしていますが、ヨーロッパの通貨事情やEUの加盟状況は、政治情勢によって変化する可能性があります。

出発直前には必ず、外務省の海外安全ホームページや各大使館の公式サイトで、最新の「現地通貨情報」をちらっと確認する癖をつけてくださいね。


参考情報・公式サイト

記事の信頼性を担保し、読者の皆様が最新かつ正確な情報を確認できるよう、本記事の執筆にあたり参照した主要な公式情報源と、旅行準備に役立つリンクを厳選して掲載します。

【EU・ユーロ圏の公式情報】

【安全・渡航情報】

【決済・実務サービス(記事内で紹介)】

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