最新!エールフランスのアライアンス攻略:マイル完全ガイド

エールフランスの利用を検討する際、「どのアライアンスに加盟しているのだろう」「JALのマイルは使えるのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。

エールフランスは世界的な航空連合「スカイチーム」の中核メンバーですが、実はJALとも個別に提携しており、その関係は少し複雑です。

しかし、この仕組みを正しく理解すれば、マイルを効率的に貯めたり、お得に特典航空券を予約したりと、旅の選択肢が大きく広がります。

この記事では、エールフランスのアライアンスの全体像から、JALとの特別な提携関係、マイルを賢く活用する具体的な方法まで、最新情報を交えて詳しく解説します。

記事のポイント
  • エールフランスが加盟するスカイチームの概要と最新の加盟航空会社
  • JALとの個別提携で可能になるマイルの相互利用や各種特典
  • フライング・ブルーでマイルを効率的に貯めてお得に使う方法
  • 上級会員が受けられる空港での優先サービスとラウンジ利用条件
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目次

エールフランスの所属アライアンスとは?

image ヨーロッパ冒険紀行

スカイチーム加盟航空会社一覧

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スカイチーム加盟航空会社一覧

エールフランスが加盟している「スカイチーム(SkyTeam)」は、2025年6月時点で世界18社の航空会社が参加する、世界的な航空アライアンス(連合)です。

2024年9月にスカンジナビア航空(SAS)が新たに加わり、2025年4月末にITAエアウェイズが離脱したため、加盟数は変わりませんが顔ぶれが新しくなりました。

なお、ロシアのアエロフロート航空は、ウクライナ侵攻の影響で2022年から資格が一時停止されています。

スカイチームには日本の航空会社は加盟していません。そのため、エールフランス便でマイルを貯める際は、エールフランスの「フライング・ブルー」や、提携しているデルタ航空の「スカイマイル」といった海外のプログラムを利用するのが基本です。

以下は、現在加盟している航空会社の一覧です。旅行の計画を立てる際の経由地選びや、ラウンジが利用できるかを確認する参考にしてください。

スカイチームの規模

18社 加盟航空会社数
約1,050都市 運航都市数
約13,600便/日 1日の運航便数

アライアンスの規模としては世界第2位を誇ります。

スカイチーム加盟航空会社一覧(2025年6月時点)

横スクロールできます →
航空会社 IATAコード 主な拠点空港(都市)
アルゼンチン航空ARブエノスアイレス
アエロメヒコ航空AMメキシコシティ
エア・ヨーロッパUXマドリード
エールフランス航空AFパリ(シャルル・ド・ゴール/オルリー)
チャイナエアラインCI台北(桃園)
中国東方航空MU上海(浦東/虹橋)
デルタ航空DLアトランタ
ガルーダ・インドネシア航空GAジャカルタ
ケニア航空KQナイロビ
KLMオランダ航空KLアムステルダム
大韓航空KEソウル(仁川)
ミドル・イースト航空MEベイルート
サウディアSVジェッダ
スカンジナビア航空SKコペンハーゲン/ストックホルム/オスロ
タロム航空ROブカレスト
ベトナム航空VNハノイ/ホーチミン
ヴァージン・アトランティック航空VSロンドン(ヒースロー)
廈門(アモイ)航空MF厦門(アモイ)

スカイチームの強みと活用のポイント

この18社で世界約1,050都市を結び、1日に約13,600便を運航しており、アライアンスの規模としては世界第2位です。特に中南米、中東、アフリカにも加盟会社があるため、ヨーロッパだけでなく、これらの地域へもスムーズに乗り継げるのが強みです。

日本から出発する場合、乗り継ぎ時間を短くしたいなら、KLMオランダ航空(アムステルダム経由)大韓航空(ソウル経由)など、拠点空港での乗り継ぎがスムーズな航空会社が便利です。また、新たに加わったスカンジナビア航空のおかげで、コペンハーゲン経由での北欧各都市へのアクセスも非常に良くなりました。

なお、アエロフロート航空の資格が停止されている間は、ロシア上空を通過するルートの航空券は販売されていません。今後の加盟・脱退については、スカイチームの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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JALとの提携で受けられる特典

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エールフランス×JAL提携活用ガイド

エールフランスはスカイチームに加盟していますが、日本のJAL(日本航空)とは個別に提携を結んでいます。これにより、お互いの便を共同で運航(コードシェア)したり、マイルを貯めたり使ったりできる便利な関係が続いています。

1. マイルを「貯める」

JALマイレージバンク(JMB)会員がエールフランス便に乗る場合

予約するチケットの種類(予約クラス)に応じて、最大150%のマイルが貯まります。

ファーストクラス
150%
ビジネスクラス
125%
プレミアムエコノミー
100%
エコノミークラス
50%~100%

エールフランスの「フライング・ブルー」会員がJAL便に乗る場合

こちらも同様に、チケットの種類に応じてマイルと、上級会員になるためのポイント(XP)が貯まります。

2. マイルを「使う」

JALとエールフランス、どちらのプログラムでも、お互いの特典航空券(無料航空券)を予約できます。必要なマイル数の目安は以下の通りです(別途、税金や燃油サーチャージがかかります)。

横スクロールできます →
交換内容 JALのマイルで
エールフランス便を予約
(往復)
エールフランスのマイルで
JAL便を予約
(片道)
代表的な路線 東京/大阪 ⇔ パリ 東京 ⇒ アメリカ本土
エコノミー 55,000マイル~ 46,000マイル~
ビジネス 110,000マイル~ (予約例なし)
手数料の例 成田発の往復で約45,000円 成田発ダラス行きで約185ドル
(約29,600円)

3. 上級会員・ラウンジ特典

JAL上級会員の特典
JALの上級会員(JMBダイヤモンド、JGCプレミア、サファイア)は、パリのシャルル・ド・ゴール空港でエールフランスのラウンジを利用できます。
エールフランス上級会員の特典
エールフランスの上級会員(フライング・ブルー ゴールド、プラチナ)は、成田や羽田でJALのサクララウンジを利用できます。

4. 上手な使い分けのヒント

長距離のビジネスクラスを狙うならJALマイルで
エールフランスのビジネスクラスに乗りたい場合、JALのマイルを使った方が特典航空券を見つけやすい傾向があります。
燃油サーチャージを比較しよう
時期によっては、エールフランスの割引キャンペーン(プロモリワード)を利用して予約した方が、JALマイルで予約するより総額が安くなることがあります。
上級会員を目指すなら
フライング・ブルーの上級会員資格は、JAL便の利用でもポイントが貯まるため、エールフランス便にあまり乗らなくてもステータスを維持しやすい場合があります。

まとめ

エールフランスとJALは異なるアライアンスに属しているからこそ、両方のプログラムを賢く使い分けることで、マイルの選択肢がぐっと広がります。出張ではJALマイルを貯め、プライベートの旅行ではエールフランスのキャンペーンを狙うなど、自分に合った戦略でマイルと費用の両方を節約しましょう。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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フライング・ブルーで効率よくマイルを貯める方法

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フライング・ブルーマイル効率的獲得ガイド

エールフランスのプログラム「フライング・ブルー」でマイルを効率的に貯めるには、主に3つの方法があります。

初心者でも実践しやすい順に解説します。

1. 航空券の購入で貯める(エールフランス・KLM便)

エールフランスやKLMオランダ航空の便に乗る場合、支払った運賃(ユーロ建て)に応じてマイルが貯まります。上級会員ほど、より多くのマイルが手に入ります。

エクスプローラー
(一般会員)
4マイル
シルバー
6マイル
ゴールド
7マイル
プラチナ
8マイル

例えば、600ユーロ(約96,000円)の航空券を購入した場合、一般会員なら2,400マイル、シルバー会員なら3,600マイルが貯まります。

2. 提携航空会社のフライトで貯める

JALやデルタ航空など、提携している航空会社の便に乗ってもマイルを貯められます。この場合は、飛行距離とチケットの種類(予約クラス)によって積算率が変わります。

横スクロールできます →
航空会社 ファースト/ビジネス プレミアムエコノミー エコノミー
(高価格帯)
エコノミー
(低価格帯)
JAL 150% 110% 100% 50%
デルタ航空 200% 150% 100% 25%
大韓航空 175% 125% 100% 50%

割引率の高いエコノミーチケットだと積算率が低くなるため、場合によってはエールフランス公式サイトで直接購入した方がマイル効率が良いこともあります。

3. クレジットカードやホテルのポイントを移行する

日本在住者が短期間で大量のマイルを貯めるなら、アメックス(アメリカン・エキスプレス)のポイントをマイルに交換するのが最も早い方法です。時には、20%増量のようなお得なキャンペーンも実施されます。

また、ホテルグループ「アコー」のポイントをフライング・ブルーのマイルに自動で交換する設定も可能です。ヨーロッパの特定のカーシェアやライドシェアサービスでもマイルが貯まるため、旅行中の移動もマイル獲得のチャンスになります。

覚えておきたい「プロモリワード」と「マイルの有効期限」

プロモリワード:フライング・ブルーでは、毎月「プロモリワード」として、特定の路線の特典航空券が最大50%オフになります。例えば、パリ-ボストン間のエコノミークラスが片道11,250マイルといった破格のレートで提供されることもありました。

マイルの有効期限:有料フライトに搭乗するか、提携クレジットカードを利用するたびに24か月延長されます。つまり、定期的にどちらかのアクションがあれば、マイルを実質無期限で持ち続けられます。

まとめ

航空券購入
公式サイトのセールを狙い、会員ボーナスでマイルを上乗せする。
出張が多い場合
積算率の高い提携航空会社のビジネスクラスを利用する。
マイルが足りない時
アメックスなどのポイントを移行して補う。
賢く使う
毎月の「プロモリワード」をチェックし、少ないマイルでお得に旅をする。

これらの方法を組み合わせれば、効率よくマイルを貯めて、お得に旅行を楽しむことができます。


フライング・ブルーのマイルの貯め方について、クレジットカードの活用術や家族での合算方法など、さらに詳しいテクニックを知りたい方は、「エールフランス マイルの貯め方:基本5ルートから応用技まで解説」の記事もぜひご覧ください。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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「スカイプライオリティ」とラウンジ利用

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スカイプライオリティ完全ガイド

「スカイプライオリティ」は、スカイチームが提供する空港での優先サービスです。ビジネスクラス以上の乗客や、フライング・ブルーのゴールド会員以上といった上級会員が利用できます。専用カウンターでのチェックイン、手荷物の優先預け入れ、保安検査や搭乗時の優先レーンなど、空港での待ち時間を大幅に短縮できる便利なサービスです。

スカイプライオリティの使い方

パリのシャルル・ド・ゴール空港では、赤い絨毯が敷かれたスカイプライオリティ専用ゾーンがあり、チェックインから保安検査までスムーズに進めます。

羽田や成田でも「Priority」と表示されたレーンを選ぶことで、一般レーンより 10分以上 早く手続きを終えられることが多く、搭乗口でも最初に案内されるため、機内の収納スペースも確保しやすくなります。

パリのラウンジ最新情報

2025年4月 にリニューアルされたパリ・シャルル・ド・ゴール空港のラウンジは、座席数が増え、ワインバーや和食コーナーも新設されました。混雑が緩和され、長時間の乗り継ぎでも快適に過ごせます。

ラウンジの利用条件

ラウンジを利用できるかどうかは、搭乗クラスや会員ステータスによって決まります。日本とフランスを往復する際によく利用するラウンジの条件をまとめました。

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あなたのステータス/搭乗クラス パリ・CDG空港 羽田空港 成田空港 同伴者
ラ・プルミエール(ファースト) 専用ラウンジ
(車での送迎付き)
JALファーストクラス
ラウンジ
JALファーストクラス
ラウンジ
1名まで無料
ビジネスクラス エールフランス
ラウンジ
JALサクラ
ラウンジ
Narita Premier
Lounge
不可
スカイチーム・エリートプラス 同上 JALサクラ
ラウンジ
Narita Premier
Lounge
1名まで無料
スカイチーム・エリート 有料で利用可 利用不可 利用不可 不可
エコノミー(一般) 有料で利用可
(空席時)
利用不可 利用不可 不可

同伴者は同じ便に搭乗する必要があります。

パリのラウンジは、空席があれば 30~75ユーロ(約4,800~12,000円)で当日購入も可能です。

日本の空港でのヒント

保安検査をスムーズに

羽田の深夜帯は優先レーンが閉まることがあるため、チェックイン時に専用のファストトラック券をもらっておくと安心です。

ラウンジの混雑を避けるには

成田のラウンジは朝の出発便が重なる時間帯に混み合います。早めにチェックインして、先にシャワーの予約を済ませておきましょう。

同伴者が多い場合

パリのラウンジでは、有料(30ユーロ~)で2人目以降の同伴者を追加できることがありますが、混雑時は断られる可能性もあります。

まとめ

スカイプライオリティは、空港での待ち時間をなくし、旅の疲れを軽減してくれる心強いサービスです。ラウンジも新しく快適になっているので、上手に活用して、フライト前の時間を優雅に過ごしましょう。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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上級会員資格を手に入れる「ステータスマッチ」

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フライング・ブルーステータスマッチガイド

「ステータスマッチ」とは、他の航空会社の上級会員資格を持っている人向けに、フライング・ブルーの上級会員資格(シルバー、ゴールド、プラチナ)を期間限定で提供する有料キャンペーンです。

承認されれば、すぐにスカイチームのラウンジ利用や優先サービスを受けられます。

主なキャンペーン内容と費用(2025年6月時点の例)

対象となる航空会社や居住国は頻繁に変わりますが、一例として以下のようなキャンペーンが実施されています。

横スクロールできます →
元のプログラム
(航空会社)
元のステータス 提供される
ステータス
申請料 スカイチーム・
ラウンジ利用
Miles & More
(ルフトハンザ等)
Frequent Traveller シルバー 69ユーロ
(約11,040円)
なし
Senator ゴールド 149ユーロ
(約23,840円)
あり
HON Circle プラチナ 249ユーロ
(約39,840円)
あり
BA Executive Club
(英国航空)※
Gold プラチナ 99ポンド
(約19,800円)
あり

※BA向けのオファーは過去の例です。

申請から利用までの流れ

1
専用ページにアクセス
フライング・ブルーの公式サイトから専用ページにアクセスして申請します。
2
証明書をアップロード
現在持っている他社の会員ステータスがわかる証明書(アプリのスクリーンショットなど)をアップロードします。
3
料金支払いと審査
クレジットカードで申請料を支払うと、数日以内に審査結果が通知されます。

資格の維持と注意点

有効期間:この方法で得た資格の有効期間は12か月です。

資格維持条件:期間内に通常の会員と同じ条件(フライトで貯まるXPポイント)をクリアすれば資格を維持できますが、達成できない場合はランクが下がります。

活用のコツ

ヨーロッパ出張での活用
ヨーロッパ出張が多く、短期的にラウンジを使いたい場合に特に有効です。
事前確認の重要性
日本在住者向けのオファーは限られているため、申請前に対象国や料金を公式サイトで必ず確認しましょう。

まとめ

ステータスマッチは、時間や費用をかけずに空港でのVIP待遇を体験できる裏技ですが、あくまで「お試し」の制度です。自分のフライト計画で資格を維持できるか見極めた上で、賢く利用しましょう。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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エールフランスのアライアンス最新情報をチェック!

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2025年の最新提携ニュース

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スカイチーム提携動向2025年前半まとめ

2025年前半、エールフランス-KLMグループは、特にインド市場とヨーロッパ域内での提携を活発化させ、スカイチームの勢力図に大きな動きがありました。

利用者に関係の深い主なニュースをまとめました。

2025年前半の主要な提携動向

横スクロールできます →
発表日 主な出来事 概要と日本からの利用者への影響
2025/06/01 インド最大手IndiGoとの提携強化インド最大手IndiGo
との提携強化
インドの航空会社IndiGoが、エールフランス-KLM、デルタ航空、ヴァージン・アトランティック航空の提携グループに加わることが発表されました。これにより、日本からインドの地方都市への乗り継ぎが格段に便利になります。さらに、インドを経由して北米へ向かう新しいルートも選択肢に加わります。
インドの航空会社IndiGoが、
エールフランス-KLM、デルタ航空、
ヴァージン・アトランティック航空の
提携グループに加わることが発表されました。

これにより、日本からインドの
地方都市への乗り継ぎが格段に便利に

なります。

さらに、インドを経由して北米へ
向かう新しいルートも選択肢に加わります。
2025/04/30 ITAエアウェイズがスカイチームを離脱ITAエアウェイズが
スカイチームを離脱
イタリアのITAエアウェイズがスカイチームを離脱しました。今後、ローマやミラノ経由でエールフランス便を組み合わせたスカイチームとしての予約はできなくなります。すでに予約済みの航空券は、2025年10月31日までは有効です。
イタリアのITAエアウェイズが
スカイチームを離脱しました。

今後、ローマやミラノ経由で
エールフランス便を組み合わせた
スカイチームとしての予約は
できなくなります。

すでに予約済みの航空券は、
2025年10月31日までは有効です。
2025/03/15 スカンジナビア航空(SAS)との連携拡大スカンジナビア航空
(SAS)との連携拡大
新たに加盟したSASとの共同運航便が大幅に増えました。これにより、成田からコペンハーゲン経由で北欧各都市へのアクセスが向上し、運賃競争による価格低下も期待されます。
新たに加盟したSASとの
共同運航便が大幅に増えました。

これにより、成田からコペンハーゲン
経由で北欧各都市へのアクセスが向上

し、運賃競争による価格低下も
期待されます。
2025/02/02 KLMがアムステルダム=ハイデラバード線を開設KLMがアムステルダム
=ハイデラバード線を開設
KLMオランダ航空がインドのハイデラバードへの直行便を新設。インドのITハブへのアクセスが向上し、日本からのビジネス渡航者にとっても便利な選択肢となります。
KLMオランダ航空がインドの
ハイデラバードへの直行便を新設。

インドのITハブへのアクセスが向上し、
日本からのビジネス渡航者にとっても
便利な選択肢となります。

注目のポイント

インド経由で北米へ
これまでのヨーロッパ経由に加え、「東京→デリー→アトランタ」といった新しいルートが利用しやすくなり、出張者にとって選択肢が広がります。
ITA離脱への対応
2025年秋以降にイタリア乗り継ぎを計画している方は、予約内容の確認や見直しをおすすめします。
SAS加盟で北欧が身近に
パリ経由だけでなく、コペンハーゲン経由という効率的なルートが加わり、北欧への旅行や出張がよりスムーズになりました。

航空会社の提携は常に変化しています。旅行前には、公式サイトで最新の情報を確認するようにしましょう。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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羽田・成田空港でのスカイプライオリティ活用術

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羽田・成田空港スカイプライオリティ活用ガイド

ビジネスクラスや上級会員の方が、羽田・成田空港で「スカイプライオリティ」を使いこなせば、出発前の時間をストレスなく過ごせます。

両空港でのチェックインから搭乗までの流れと、時間短縮のコツを解説します。

羽田・成田空港でのスカイプライオリティ活用手順

横スクロールできます →
手続き 羽田空港 第3ターミナル 成田空港 第1ターミナル
(北ウイング)
所要時間の目安
① チェックイン
専用レーンがあり、セルフ手荷物預け機も併設。スムーズなら約5分。
専用レーンがあり、
セルフ手荷物預け機も併設。
スムーズなら約5分。
スカイチーム共用のカウンター。行列は比較的短め。
スカイチーム共用の
カウンター。
行列は比較的短め。
5~15分
② 保安検査
専用の「PRIORITY GATE」で待ち時間を短縮。
専用の「PRIORITY GATE」で
待ち時間を短縮。
共用の「QUICK SECURITY」レーンを利用。朝夕は混雑することも。
共用の「QUICK SECURITY」
レーンを利用。
朝夕は混雑することも。
5~20分
③ 出国審査
自動化ゲートが中心。混雑時は優先的に案内されることも。
自動化ゲートが中心。
混雑時は優先的に
案内されることも。
自動化ゲート利用で約1分。
自動化ゲート利用で
約1分。
1~10分
④ ラウンジ
JALサクララウンジ(またはファーストクラスラウンジ)へ。
JALサクララウンジ
(またはファーストクラス
ラウンジ)へ。
Narita Premier Loungeを利用。深夜便の場合は閉鎖時間に注意。
Narita Premier Loungeを利用。
深夜便の場合は
閉鎖時間に注意。
45~90分の
滞在を推奨
⑤ 搭乗
優先搭乗「Zone 1」で最初に機内へ。
優先搭乗「Zone 1」で
最初に機内へ。
同上。
同上。

※上記の時間は目安です。連休などは非常に混雑するため、両空港とも出発の3時間前には到着することをおすすめします。

羽田空港:赤いラインが目印

羽田では、床に引かれた赤いラインに沿って進めば優先カウンターや保安検査場にたどり着けるため、初めてでも迷いません。オンラインチェックインを済ませておけば、さらにスムーズです。

成田空港:カウンターは南寄りF列

成田では、スカイチームのカウンターが南寄りのF列にまとまっています。保安検査の優先レーンは中央に1か所だけなので、朝の出発ラッシュ時は少し時間に余裕を持つと安心です。

時間短縮のための3つのテクニック

モバイル搭乗券を活用する
オンラインチェックインを済ませ、スマホに搭乗券を表示させれば、カウンターでの手続きが不要になります。
預け荷物がないなら専用レーンへ
手荷物のみの場合、専用のカウンターや機械を使えば行列をスキップできます。
空港内の移動ルートを知っておく
成田の北ウイングでは、エスカレーターより動く歩道側の通路が空いていることが多く、ラウンジまで数分短縮できます。

まとめ

羽田と成田では、混雑する時間帯が異なります。自分のフライトに合わせて空港に早めに到着し、セルフサービスなどを活用して、ラウンジでゆっくり過ごす時間を確保しましょう。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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パリと成田のラウンジレポート

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スクロールできます
パリ・シャルルドゴール空港ホールKのメインフロア。白を基調に自然光を取り込む設計
パリ・シャルルドゴール空港ホールKのメインフロア。奥にはペアシートとワーキングブースが配置されています。
成田プレミアラウンジ入口。ゴールド文字のサインと間接照明が目印で、左手奥が受付カウンターです。
成田のリラックスゾーン。和風障子をあしらった壁面と低反発ソファで、長時間フライト前に体を伸ばせます。
エールフランス・ラウンジ比較ガイド(パリ vs 成田)

エールフランス便を利用する際に楽しめる、パリと成田のラウンジの雰囲気をご紹介します。

同じスカイチームのラウンジでも、インテリアやサービスは対照的です。

リニューアルされたパリ・シャルル・ド・ゴール空港のラウンジ。広々とした空間が特徴です。

2つの主要ラウンジを比較

横スクロールできます →
ラウンジ 場所と営業時間 特徴
エールフランスラウンジ
(パリ)
シャルル・ド・ゴール空港 2E、5:30~23:30
シャルル・ド・ゴール空港 2E、
5:30~23:30
3層構造の広大な空間。本格的なフレンチや無料のスパトリートメントも楽しめる。
3層構造の広大な空間。
本格的なフレンチや
無料のスパトリートメントも
楽しめる。
Narita Premier Lounge
(成田)
第1ターミナル サテライト1、7:30~21:00
第1ターミナル サテライト1、
7:30~21:00
ガラス張りで滑走路の眺めが良い。和食メニューや日本酒が充実。
ガラス張りで滑走路の
眺めが良い。
和食メニューや日本酒が充実。

パリ・ホールKラウンジの体験レポート

2025年4月に全面改装され、広さと座席数が大幅にアップ。入口の機械に搭乗券をかざすだけでスムーズに入室できます。

朝は焼きたてのクロワッサン、夕方以降は本格的な温かい料理と、時間帯ごとにメニューが変わるのが魅力です。

無料のフェイシャルトリートメント(15分)は人気なので、乗り継ぎ時間に余裕があれば早めの予約がおすすめです。

成田プレミアラウンジの体験レポート

成田のラウンジは、落ち着いた雰囲気でソファ席が中心。各席にコンセントがあり、充電にも困りません。

シャワーは数が少ないため、利用したい場合は入室後すぐに予約しましょう。

食事はカレーライスや味噌汁といった日本食が人気で、出発前に和食を味わいたい人にぴったりです。

訪問時のワンポイントアドバイス

パリのラウンジ
シャワーだけを使いたい場合は、その旨をスタッフに伝えると、スパ利用者とは別の順番で早く案内してもらえることがあります。
成田のラウンジ
プライオリティパス利用者と重なる時間帯は混雑します。
電源
どちらのラウンジも日本のプラグがそのまま使えます。

まとめ

パリのラウンジは「広さと豪華なサービス」、成田は「和のテイストと落ち着き」が魅力です。

どちらも旅の満足度を上げてくれる空間なので、ぜひフライト前に立ち寄ってみてください。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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特典航空券に必要なマイルと手数料の比較

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エールフランス特典航空券マイルプログラム比較

エールフランスの特典航空券を予約する際、「どのマイルプログラムを使うか」で必要なマイル数と手数料(主に燃油サーチャージ)が大きく異なります。

ここでは、東京⇔パリ間の往復を例に、主なプログラムの条件を比較しました。

東京⇔パリ間のマイルプログラム比較(往復)

横スクロールできます →
プログラム エコノミー往復に
必要なマイル
ビジネス往復に
必要なマイル
燃油サーチャージ等の
手数料(往復)
特徴と注意点
JALマイレージバンク
(JMB)
55,000マイル 110,000マイル 約59,000円
必要マイル数が少ないが、往復での予約が必須。変更には手数料がかかる。
必要マイル数が少ないが、
往復での予約が必須。
変更には手数料がかかる。
フライング・ブルー
(エールフランス)
85,000~
110,000マイル
140,000~
180,000マイル
約59,000円
日付で必要マイル数が変動。毎月の割引(プロモリワード)を狙えば最安になることも。片道予約や変更が柔軟。
日付で必要マイル数が変動。
毎月の割引(プロモリワード)を
狙えば最安
になることも。
片道予約や変更が柔軟。
(参考)デルタ・
スカイマイル
90,000~
120,000マイル
150,000~
240,000マイル
約6,000~8,000円
手数料は格安だが、膨大なマイルが必要になることが多く、空席を見つけるのが難しい。
手数料は格安だが、
膨大なマイルが必要になることが
多く、空席を見つけるのが難しい。

どのプログラムを選ぶべきか?

JALマイルが貯まっている人
JMBでの予約が基本ですが、燃油サーチャージが高い時期は割高に感じるかもしれません。
少ないマイルでビジネスクラスに乗りたい人
フライング・ブルーの「プロモリワード」が断然お得です。アメックスなどのポイントを移行できるなら、この方法が最強です。
現金での支払いを最小限にしたい人
デルタ・スカイマイルは手数料が安いですが、必要マイル数が非常に多いため、マイルを大量に持っている人向けの選択肢です。

予約条件や手数料は定期的に見直されるため、計画を立てる際には必ず各公式サイトで最新の情報を確認してください。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

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欧州路線特典航空券のお得な予約シミュレーション

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エールフランスビジネスクラス予約パターン比較

同じエールフランスのビジネスクラスでも、予約方法次第でコストは大きく変わります。

ここでは、東京⇔パリ間を例に、4つのお得な予約パターンを比較しました。

4つの予約パターン詳細比較

横スクロールできます →
予約パターン 旅程の例 必要マイル数
(ビジネス往復)
手数料の目安 メリットとデメリット
① フライング・ブルー
(プロモリワード)
東京 ⇔ パリ
東京 ⇔ パリ
105,000マイル 約59,000円
【メリット】 毎月の割引対象になれば最安。
【デメリット】 予約タイミングが限定される。
【メリット】 毎月の割引対象になれば最安。
【デメリット】 予約タイミングが限定される。
② フライング・ブルー
(無料ストップオーバー)
東京 → パリ(滞在) → アムステルダム → 東京
東京 → パリ(滞在) →
アムステルダム → 東京
105,000マイル 約63,000円
【メリット】 1回の旅行で2都市を楽しめる。追加マイルは不要。
【デメリット】 電話予約が必要で少し手間がかかる。
【メリット】 1回の旅行で2都市を楽しめる。
追加マイルは不要。
【デメリット】 電話予約が必要で
少し手間がかかる。
③ JALマイレージバンク
東京 ⇔ パリ
東京 ⇔ パリ
110,000マイル 約59,000円
【メリット】 必要マイル数が固定で分かりやすい。
【デメリット】 片道予約や途中降機ができず、柔軟性に欠ける。
【メリット】 必要マイル数が固定で
分かりやすい。
【デメリット】 片道予約や途中降機が
できず、柔軟性に欠ける。
④ デルタ・スカイマイル
東京 ⇔ パリ
東京 ⇔ パリ
150,000~
240,000マイル
約8,000円
【メリット】 手数料が格安。
【デメリット】 必要マイル数が非常に多く、空席も少ない。
【メリット】 手数料が格安。
【デメリット】 必要マイル数が非常に多く、
空席も少ない。

※マイル数と手数料は2025年6月時点の最安例です。

シミュレーションからわかること

基本は「フライング・ブルー」のプロモ狙い
毎月発表される割引キャンペーンを利用するのが、ビジネスクラスに最もお得に乗る近道です。旅程を柔軟に組めるなら、この方法が一番です。
周遊旅行なら「無料ストップオーバー」
フライング・ブルーの隠れた人気ルールが「無料ストップオーバー」。パリで数日過ごしてからアムステルダム経由で帰国、といった旅程を追加マイルなしで組めます。ヨーロッパ周遊を考えているなら、これ以上ないほどお得です。
JALマイルは手軽だが柔軟性で劣る
JALマイルでの予約は簡単ですが、往復のみという制約があり、燃油サーチャージもかかるため、総コストではフライング・ブルーに見劣りすることがあります。
デルタはマイル長者向けの選択肢
手数料の安さは魅力的ですが、必要なマイル数が多すぎて現実的ではないことが多いです。

まとめ

ヨーロッパへビジネスクラスでお得に行くなら、フライング・ブルーの「プロモリワード」と「無料ストップオーバー」を組み合わせるのが最強のテクニックです。

アメックスなどのポイントをフライング・ブルーに移行すれば、JALマイルしか持っていなくてもチャンスはあります。まずは毎月のプロモーションをチェックして、自分だけの理想の旅を計画してみてください。

情報参照元:(2025年6月アクセス)

エールフランス アライアンス活用術の総まとめ

  • エールフランスは世界第2位の航空連合スカイチームに加盟している
  • スカイチームには日本の航空会社は加盟していない
  • 2024年にスカンジナビア航空が加わり北欧へのアクセスが向上した
  • スカイチームとは別にJALと個別のコードシェア提携を結んでいる
  • JALマイレージバンクのマイルでエールフランスの特典航空券を予約できる
  • エールフランスのフライング・ブルーマイルでJAL便の予約も可能
  • JALの上級会員はパリでエールフランスのラウンジを利用できる
  • フライング・ブルーの上級会員は日本でJALのサクララウンジが使える
  • フライング・ブルーのマイルは航空券の購入金額に応じて貯まる
  • アメックスなどのポイントをフライング・ブルーのマイルへ移行できる
  • 毎月更新されるプロモリワードで特典航空券が大幅割引になることがある
  • スカイプライオリティにより空港での手続きが優先される
  • ステータスマッチで他社の上級会員資格を移行できる場合がある
  • 特典航空券の予約はプログラムによって必要マイルと手数料が異なる
  • フライング・ブルーの無料ストップオーバーでヨーロッパ周遊もお得になる
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