バーゼル空港レンタカー|スイス側とフランス側の違いと借り方

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ユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港は、ひとつのターミナルにスイス側とフランス側の2つのセクターが同居する珍しい空港です。

レンタカーのカウンターも両セクターに分かれており、どちらで借りるかによって通貨・税率・高速道路ビニエットの扱いまで変わります。

この記事では、各カウンターへの行き方、スイス側・フランス側の選び方、越境ルール、必要書類、返却前の給油所まで、出発前に押さえておきたい情報を整理しています。

目次

📍 カウンターの場所と車の受け取り手順

ユーロエアポートは、ひとつのターミナルビル内にスイスセクターとフランスセクターが並存する二国間空港です。

レンタカーのカウンターも両セクターに設置されており、予約時に選んだ国コード(BSLまたはMLH)によって受付場所が異なります。

ここでは、各カウンターへのアクセス方法、スイス側・フランス側の選び方、車両の受け取りと返却の流れ、そして深夜便利用時のキードロップ返却について整理します。


🇨🇭 スイス側カウンターへの行き方(到着フロア・ホール4)

バーゼル(BSL)コードで予約した場合、レンタカーカウンターがあるのはターミナル2階(Level 2)の到着フロア、ホール4(Hall 4)です。

🚶 到着ゲートからカウンターまでの流れ

飛行機を降りてターミナルに入ったら、手荷物受取エリアを通過した先に出口の分岐があります。

スイス方面に出る場合は 「Schweiz / Switzerland」 と表示された出口に進んでください。

なお、到着後に入国審査(パスポートコントロール)が発生するかどうかは、出発地によって異なります。

  • シェンゲン域内からの到着(ヨーロッパ大陸の多くの空港から)
    通常、パスポートコントロールは発生しません。手荷物を受け取ったら、そのままスイス側またはフランス側の出口に向かう形です。
  • シェンゲン域外からの到着(イギリス・トルコなど)
    入国審査が行われます。この場合、スイス側の出口を選ぶとスイスの入国審査、フランス側の出口を選ぶとフランスの入国審査をそれぞれ通過する流れになります。

スイス側の到着ホールに出ると、天井の案内板に「Car Rental」の表示があります。

この案内に従って進むと、ホール4のレンタカーカウンターエリアに到着します。

ここにはAlamo / Enterprise、Avis、Budget、Europcar、Hertz、Sixtなど主要各社のカウンターが並んでいます。

スイス側カウンターの一般的な営業時間は、平日7:00〜23:00前後が目安です。

ただし会社や曜日によって異なり、たとえばHertzは月〜金 7:30〜23:00、土 8:00〜23:00、日 8:30〜23:00といった設定です。

繁忙期や祝日は短縮営業になる場合があるため、深夜着・早朝着のフライトで利用する場合は、事前に予約確認書で営業時間を確認しておくと安心です。

なお、到着ホールのちょうどスイス側とフランス側の中間にはインフォメーションデスクが設置されており、毎日5:30〜0:00まで対応しています。

カウンターの場所がわからない場合は、ここで案内を受けることもできます。


🇫🇷 フランス側カウンターへの行き方(MLHコード・ホール1)

ミュールーズ(MLH)コードで予約した場合は、同じターミナルの2階にあるフランスセクター側、ホール1(Hall 1)がカウンターの場所になります。

🚶 アクセスのポイント

手荷物受取エリアから「France」の出口を選んでフランス側に出ると、到着ホールのフランスセクター側に進むことになります。

フランス側のホール1にも、Avis / Budget、Enterprise、Europcar、Hertz、Sixtなどのカウンターが設置されています。

到着後のパスポートコントロールの有無は、スイス側と同様に出発地によって異なります。

シェンゲン域内からの到着であれば、入国審査なしでそのまま出口へ向かえます。

フランス側カウンターの営業時間も概ね7:00〜23:00台ですが、Budget(フランス側・MLH)の場合、祝日や週末に短縮される日が多い傾向があります。

2026年の実例では、イースターマンデーや昇天祭などの祝日は8:00〜9:30PM程度の営業に限られています。

⚠️ スイス側からフランス側への徒歩移動について

ターミナル内でスイス側とフランス側のセクターを徒歩で行き来するには、Level 3(出発フロア・Departure Hall)にあるボーダー通過ポイント(Cross-over Point)を利用します。

EuroAirport公式FAQでは、この通過ポイントは「Level 3の出発ホールに位置しており、毎日4:00から最終便到着の約30分後(おおむね0:30頃)まで開放されている」と案内されています。

利用にはパスポートまたはIDカードの携帯が必要です。

スイスはシェンゲン協定加盟国であるため、通常パスポートコントロールは行われませんが、税関職員による抜き打ち検査が実施される場合があります。

なお、車での直接移動は不可です。

スイス側の駐車エリアからフランス側の駐車エリアへ車でそのまま移動することはできない構造になっています。

EuroAirport公式でも「駐車場間の国境越えはできない」と明記されています。

借りた側のセクターで返却することが前提です。


⚖️ スイス側とフランス側、どちらで借りるのが合理的か

同じターミナルビルの中でわずか数十メートルしか離れていないにもかかわらず、スイス側(BSL)とフランス側(MLH)では、通貨・保険制度・税率・付帯条件が異なります。

旅程に合わせてどちらを選ぶかを事前に決めておくことが大切です。

📋 判断のポイント整理

項目スイス側(BSLコード)フランス側(MLHコード)
通貨スイスフラン(CHF)ユーロ(EUR)
高速道路ビニエット貼付済みが基本自分で購入が必要なケースあり
税率(付加価値税)8.1%(スイスVAT)20%(フランスVAT)
主な出発方向バーゼル市内・スイス国内アルザス地方・フランス方面
乗り捨てフランスやドイツへの片道利用は別途料金フランス国内の別営業所への片道が比較的安い

スイス国内(チューリッヒ・ベルン・ルツェルンなど)を中心に走る予定なら、スイス側での借り出しが合理的です。

高速道路のビニエット(年間通行許可証)があらかじめ車両に装着されている場合が多く、追加の手配が不要になります。

一方、アルザス地方やフランス国内を中心に回る予定であれば、フランス側のほうが現地通貨での決済が可能で、フランス国内での保険適用もスムーズです。

なお、Alamoのスイス側(BSL)の越境ポリシーによると、アルバニア・ベラルーシ・ボスニア・コソボ・モルドバ・モンテネグロ・北マケドニア・ロシア・トルコ・ウクライナを除くヨーロッパ全域への乗り入れが追加料金なしで可能とされています。

フランスやドイツへの越境も含まれるため、スイス側で借りてフランス・ドイツを回るプランも現実的です。

DiscoverCarsではスイス側(BSL)とフランス側(MLH)の両方を検索でき、条件・保険・料金を一画面で比較できます。


🅿️ 車両の受け取りと返却の場所(S10・F10駐車エリア)

レンタカーカウンターでの手続きが完了したら、次は車両の受け取りです。

車両は、ターミナル前に設けられた専用の駐車エリアに駐車されています。

🅿️ 受け取り場所

EuroAirport公式サイトの案内によると、レンタカー専用の駐車区画は以下のとおりです。

  • スイス側:S10駐車場(「Car Rental」表示、スイスセクター)
  • フランス側:F10駐車場(「Car Rental」表示、フランスセクター)

いずれもターミナルビル至近に位置しており、カウンターからは徒歩数分でアクセスできます。

カウンターで鍵と契約書を受け取ったら、スタッフの案内に従って該当の駐車区画に向かいます。

🔍 出発前の車両チェック

車両を受け取ったら、走り出す前に外装の傷やへこみを確認しておくことが大切です。

契約書に記載されたダメージ図と実車を照合し、既存の傷が正しく記録されているかを確認してください。

記載のない傷を見つけた場合は、その場で写真を撮影し、カウンターに報告しておくと、返却時のトラブルを防げます。

🔄 返却の流れ

返却時は、空港に近づいたら「Car Rental Return」の案内標識に従って進みます。

借り出したセクター(スイス側またはフランス側)の指定駐車場に車を停め、鍵をカウンターに返却します。

Sixt(スイス側)の案内では、ドイツやフランス方面から戻る場合はスイスの税関を通過した後、「Car Rental Return」の標識に従う形となっています。

返却時にスタッフが車両の外装チェックと燃料残量の確認を行います。

燃料の取り扱い方式(「満タン返し」「プリペイド燃料」など)は契約時に選択したプランによって異なるため、不安な場合はカウンターでの手続き時に確認しておくとスムーズです。


🔑 深夜便・早朝便でも安心のキードロップ返却とは

カウンターの営業時間外にフライトの出発がある場合でも、多くのレンタカー会社は「After Hours Return(時間外返却)」に対応しています。

🔑 キードロップ返却の手順

Alamo(スイス側・BSL)の公式ページでは、時間外返却について以下のように案内されています。

  1. 指定のレンタカー返却エリアに車を駐車する
  2. 契約書の控えと鍵をドロップボックスに投入する
  3. 翌営業日にスタッフが車両を確認・チェックインする

この方式では、車両のチェックが翌営業日まで行われない点がポイントです。

チェックインが完了するまで、レンタカーの損害責任は借り手側に残ります。

そのため、返却直前に車両の外装や内装の状態を写真で記録しておくことをおすすめします。

Sixtもスイス側・フランス側の両方で24時間返却(24hr returns)に対応していることを公式ページで明記しています。

ただし、会社によってはキードロップの場所や手順が異なる場合があるため、予約時の確認書やカウンターでの説明を確認しておくと安心です。


📋 費用・書類・出発前に確認したいチェックリスト

ユーロエアポートでのレンタカー利用にあたっては、車両代以外にもヤングドライバー料金や高速道路ビニエットなど、見落としがちなコストがあります。

また、3カ国国境エリアならではの越境ルールや書類要件も事前に把握しておく必要があります。

ここでは、出発前に確認しておきたい費用・書類・手続きのポイントをチェックリスト形式で整理します。


🎂 最低年齢は21歳から|ヤングドライバー料金の目安

ユーロエアポートのレンタカー各社は、最低年齢を21歳としている会社が多い傾向にあります。

ただし、車両カテゴリや会社によって条件が異なるため、予約前に各社の規定を確認する必要があります。

📋 主要各社の年齢条件(スイス側・BSLコード)

スクロールできます
レンタカー会社最低年齢ヤングドライバー料金(21〜24歳)備考
Alamo / Enterprise21歳19.90 CHF/日(税別)、上限199.00 CHF(税別)全車種カテゴリ対象
Hertz19歳〜(車種制限あり)25歳未満に適用(金額は予約時に確認)Luxury・Premium等は25歳以上限定
Europcar21歳程度(車種による)25歳未満に適用免許取得後1年以上が必要
Sixt会社規定による25歳未満に適用カテゴリにより条件が異なる

Alamo(スイス側)の公式ページには、21〜24歳のドライバーに対して1日あたり19.90 CHF(税別)、最大199.00 CHF(税別)のヤングドライバー料金が適用されることが明記されています。

Hertzのスイス拠点では最低年齢が19歳からと比較的低いものの、Luxury・Premium・Fullsize・Cabrios・Specialなどの上位カテゴリは免許取得3年以上(実質25歳前後)が条件となります。

Economy〜Compactクラスであれば19歳から借りられる場合がありますが、ヤングドライバー料金が加算されます。

フランス側(MLH)で借りる場合は、フランスの規定が適用されるため、年齢条件やヤングドライバー料金の金額がスイス側とは異なる場合があります。

フランス側の通貨はユーロのため、料金体系自体が別建てになっています。

予約画面で適用条件が表示されるため、必ず確認してください。


🛣️ スイス高速ビニエットはレンタカーに貼付済み?確認方法

スイスの高速道路(Nationalstrasse)を走行するには、ビニエット(Vignette)と呼ばれる年間通行許可証が必要です。

📌 2026年のビニエット概要

スイス連邦政府公式サイト(ch.ch)によると、2026年のビニエットは以下のとおりです。

  • 価格:40 CHF
  • 有効期間:2025年12月1日〜2027年1月31日(14カ月間)
  • 対象:総重量3.5トン以下のすべての自動車・オートバイ・トレーラー
  • 形式:フロントガラス内側に貼るステッカー型、またはナンバープレートに紐づけるe-Vignette(電子ビニエット)

ビニエットなしで高速道路を走行した場合、200 CHFの罰金に加えてビニエット代40 CHFが徴収されます(合計240 CHF)。

日割り・週割り・月割りのビニエットは存在しないため、たとえ1日の利用でも年間ビニエットの購入が必要です。

🚗 レンタカーの場合

スイス側(BSL)で借りたレンタカーには、有効なビニエットがあらかじめ装着されていることが一般的です。

複数の情報源でも「スイス国内で借りたレンタカーにはビニエットが含まれている」ことが確認されています。

ただし、繁忙期や年初の切り替え時期には念のため、カウンターで現在有効なビニエットが装着されているかを確認しておくと安心です。

一方、フランス側(MLH)で借りた場合は、車両がフランスナンバーで登録されているケースが多く、ビニエットが貼付されていない可能性があります。

スイスの高速道路を利用する予定がある場合は、国境の税関やガソリンスタンドで購入するか、e-Vignette(電子ビニエット)を事前にオンラインで購入しておく必要があります。

e-Vignetteはスイス連邦関税局のViaポータル(via.admin.ch)から購入できます。


🌍 スイス・フランス・ドイツ3カ国を越境できる条件

ユーロエアポートはスイス・フランス・ドイツの3カ国国境エリアに位置しており、レンタカーでの越境走行が主要な利用パターンのひとつです。

3カ国はいずれもシェンゲン協定加盟国のため、国境での入国審査は原則として不要です。

🌍 レンタカー会社の越境ポリシー

Alamo(スイス側・BSL)の公式ポリシーでは、以下の国を除くヨーロッパ全域への乗り入れが追加料金なしで認められています。

乗り入れ不可の国:アルバニア、ベラルーシ、ボスニア、コソボ、モルドバ、モンテネグロ、北マケドニア、ロシア(カリーニングラード含む)、トルコ、ウクライナ

つまり、スイス・フランス・ドイツの3カ国間の移動については、事前申告や追加料金なしで自由に走行できるとされています。

出発前にレンタカー会社への通知も不要です。

ただし、Hertz(スイス側)の場合は「越境レンタルは事前リクエストが必要」と記載されているケースが確認されています。

会社によって越境に関する条件や手続きが異なるため、予約時に越境ポリシーを必ず確認してください。

⚠️ 越境時の注意点

越境自体は追加料金なしで可能でも、各国の道路規制は別途適用されます。

  • フランス:一部都市では低排出ゾーン(ZFE)規制があり、Crit’Airステッカーが必要です。パリ、リヨン、ストラスブールなどに入る場合は要確認です。
  • ドイツ:高速道路(アウトバーン)は乗用車無料ですが、一部区間に速度制限がある場合があります。
  • スイス:前述のビニエットが必要です。

📄 必要書類と使えるクレジットカードの一覧

レンタカーのカウンターで必要になる書類と、対応するクレジットカードについて整理します。

📄 必要書類チェックリスト

  • 有効な運転免許証(主ドライバーおよび追加ドライバー全員分)
  • 国際運転免許証(IDP):ラテン文字以外で記載された免許証(日本の免許証を含む)の場合は必須とされています。Alamo公式ページでは「ラテン文字(英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語など)以外の免許証を持つ方は国際運転免許証が必要」と明記されています。
  • パスポート(身分証明書として提示を求められます)
  • 主ドライバー名義のクレジットカード(デポジット確保のため)
  • 予約確認書(印刷またはスマートフォン画面で提示)

💳 対応クレジットカード

Alamo(スイス側)の公式ページでは、以下のクレジットカードブランドが受け付けられています。

  • American Express
  • Mastercard
  • Visa

デポジット(保証金)の金額は車両カテゴリによって異なり、Alamoの場合、Intermediateクラスまでは1,000 CHF、Standardクラス以上は1,500 CHFが目安です。

Hertzのスイス拠点では、Diners Club、Mastercard、Visaが受け付けられていますが、プリペイドカード、デビットカード、ApplePay・GooglePayなどの仮想カードは利用できないとされています。

また、家族名義のカードも受け付けられないため、主ドライバー本人名義の物理クレジットカードを用意してください。


⛽ 返却前に寄りたい空港至近の給油所(Tamoil他)

レンタカーを「満タン返し(Full/Full)」で契約した場合は、返却前に空港周辺で給油する必要があります。

ユーロエアポート周辺には、フランス側・スイス側の両方に給油所が設置されています。

⛽ 空港至近の給油所

スクロールできます
給油所名所在地空港からの距離
TamoilSaint-Louis, France(フランス側)約0.4 km
AutopôleSaint-Louis, France(フランス側)約0.36 km
BPSaint-Louis, France(フランス側)約0.7 km
E.Leclerc1 Rue de Séville, Saint-Louis(フランス側)約0.9 km

空港ターミナルの敷地内にも給油可能なポイントがあります。

公式情報によると、フランス側は駐車場F6付近スイス側は駐車場S3付近にそれぞれガソリンスタンドが設置されており、いずれも24時間営業とされています。

フランス側の給油所はユーロ建て、スイス側の給油所はスイスフラン建てで支払う形となります。

返却先のセクターと同じ側の給油所を利用すると、返却への動線がスムーズです。

フランス側のガソリンスタンドはフランスの燃料価格が適用されるため、スイス側より若干安い傾向があります。

ただし、クレジットカードの為替手数料なども考慮すると、大きな差にはならない場合がほとんどです。

返却直前に給油を忘れた場合は、レンタカー会社が代行給油を行いますが、通常は市場価格より割高な料金が適用されます。

Alamoでは「We Refill」オプションとして、利用した分の燃料費を現地価格より高い単価で精算する方式が用意されています。

時間に余裕がない場合は、プリペイド燃料(事前燃料購入)オプションを契約時に選択しておくと、返却時の給油を省略できます。


参考情報・公式サイト

記事の作成にあたり参照した公式情報・関連サービスのリンクをまとめています。

料金・営業時間・ポリシー等は変更される場合があるため、最新情報は各リンク先でご確認ください。

🏢 空港公式

🚗 レンタカー会社(スイス側・BSL)

🚗 レンタカー会社(フランス側・MLH)

🛣️ 道路・通行制度(政府公式)

🔍 予約比較・補助情報


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