ロンドンからエディンバラ日帰りは可能?移動手段と観光モデルコース

ロンドンからエディンバラ日帰りは可能?移動手段と観光モデルコース

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ロンドンからスコットランドの古都エディンバラへ。

片道約600kmの距離を超えて、果たして日帰り旅行は現実的なのでしょうか?

結論から言えば、高速鉄道LNERや飛行機を賢く選べば、日帰りでもエディンバラ城や旧市街の絶景を十分に満喫できます。

この記事では、ロンドンからエディンバラへの最適な移動手段比較から、失敗しないタイムスケジュール、見どころを凝縮したモデルコースまでを完全ガイドします。

この記事でわかること
  • ロンドンからエディンバラへの日帰り実現性と、鉄道・飛行機の最適な選び方
  • 現地滞在時間を最大化するための具体的なタイムスケジュールと移動の目安
  • 交通費を抑えるためのチケット予約のコツと、スムーズな移動のポイント
  • 限られた時間でエディンバラ城や旧市街を効率よく巡る観光モデルコース
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目次

ロンドンからエディンバラへ日帰りは可能?移動手段の比較

ロンドンからエディンバラへ日帰りは可能?移動手段の比較
image ヨーロッパ冒険紀行

ロンドンからスコットランドの古都エディンバラまでは、直線距離でもかなりの道のりです。

「本当に日帰りで楽しめるの?」「移動だけで終わらない?」という不安に対し、まずは移動手段ごとの現実的な所要時間とコスト感、そして疲労度を比較して整理しました。

結論から言えば、日帰りは十分に可能ですが、早朝出発と事前の計画が不可欠です。

スクロールできます
移動手段片道所要時間(目安)往復費用の目安(※)特徴・メリット日帰り適性
鉄道(高速列車)約4時間20分〜30分£50〜£150市内中心部から中心部へ直結。
車窓を楽しめ、移動中の作業も快適。
◎ 最適
飛行機フライト約1時間20分
(ドアツードア約4時間〜)
£60〜£200空の上は速いが、空港移動と
保安検査の手間がある。
△ 条件次第
長距離バス約9時間〜£30〜安いが移動だけで1日が終わる。
夜行利用なら検討余地あり。
× 不向き
レンタカー約7〜8時間変動大運転疲労が激しく、渋滞リスクも。
自由に動けるが日帰りには過酷。
× 不向き

※価格や時間は時期・予約タイミングにより大きく変動します。最新情報は各運行会社の公式サイトをご確認ください。

鉄道と飛行機の所要時間と料金の違い

「飛行機の方が圧倒的に速いのでは?」と直感的に思うかもしれませんが、日帰り旅行において最も重要なのは「ドア・ツー・ドア(出発地から目的地までの実質移動時間)」です。

鉄道の場合、ロンドンの中心にあるキングス・クロス(King’s Cross)駅から乗り込み、エディンバラの旧市街の真下にあるウェイヴァリー(Waverley)駅まで、乗り換えなしで一本です。

所要時間は平均して4時間半ほど。

車窓を流れるイングランドの田園風景が徐々に荒涼としたスコットランドの丘陵地帯へと変わっていく様を眺めながら、コーヒー片手にゆったり過ごせるのが最大の魅力です。

一方、飛行機はフライト時間こそ約1時間20分と短いものの、ロンドン市内からヒースローやガトウィック空港への移動(約1時間)、出発前の保安検査(最低1〜2時間)、そしてエディンバラ空港から市内へのトラム移動(約30分)を加算する必要があります。

これらを合計すると、結局は鉄道と同じく片道4時間半〜5時間近くかかってしまうことがほとんどです。

料金面では、鉄道は「早めの予約(Advanceチケット)」であれば往復£50〜80程度で済むこともありますが、直前購入だと£200近くに跳ね上がります。

飛行機はLCC(格安航空会社)などをうまく使えば直前でも比較的安い場合がありますが、荷物預け入れ料金などが加算される点に注意が必要です。

「旅の風情」という点でも、空港の無機質な待合室で過ごすより、歴史ある駅舎から列車で北上する体験のほうが、ヨーロッパ旅の満足度を高めてくれると私は感じています。

鉄道旅の隠れたメリット

実は、ロンドン〜エディンバラ間の鉄道路線(East Coast Main Line)は、海沿いを走る区間があり景色が抜群です。

特にニューカッスルを過ぎてベリック・アポン・ツイードあたりからの右側の車窓には、荒々しい北海と古城が広がり、思わず息を呑みます。

座席指定ができるなら、北行きは「進行方向右側」を確保するのが通の選び方ですよ。

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電車はキングスクロス発でLNERが便利

電車はキングスクロス発でLNERが便利
image ヨーロッパ冒険紀行

鉄道でエディンバラを目指す場合、拠点はロンドンのキングス・クロス(King’s Cross)駅になります。

映画『ハリー・ポッター』の9と3/4番線で有名なあの駅です。

この区間を走る主要な運行会社は以下の2つです。

1. LNER(London North Eastern Railway)

最も本数が多く、一般的で使いやすいのがLNERです。

日本の新幹線(日立製)をベースにした「Azuma」という車両が多く導入されており、乗り心地は非常に快適。

  • 本数: 1時間に1〜2本程度
  • 設備: 全席に電源コンセント、無料Wi-Fiあり。車内販売(カフェバー)もあり。
  • 特徴: 1等車(First Class)では食事やドリンクの無料サービスがあります。

2. Lumo(ルモ)

近年参入した格安運行会社(LCCの鉄道版のような位置付け)です。

LNERと同じ線路を走りますが、サービスを簡素化して低価格を実現しています。

  • 特徴: とにかく安く移動したい人向け。
  • 注意点: 荷物スペースが限られている場合や、変更・返金の条件がLNERより厳しいことがあります。

日帰り旅行の場合、少しでも快適に体力を温存したいのであれば、座席間隔にゆとりのあるLNERがおすすめです。

特に帰りの列車は疲れて寝てしまうことも多いので、リクライニングやテーブルがしっかりしている車両の方が安心です。

Lumoを選ぶ際は、大きな荷物がない身軽な状態であること、そして「絶対に乗り遅れない」自信がある場合に適しています。

(出典:LNER公式サイト

駅での過ごし方

キングス・クロス駅は非常に混雑します。

発車ホームが表示されるのは出発の約15〜20分前。

それまでは電光掲示板の前で大勢の人が待機することになります。

早朝発なら、駅構内のカフェ(Pret A MangerやLeonなど)で朝食とコーヒーを買い込んでから乗車するのが英国流。

ちなみに、9と3/4番線の記念撮影スポットは長蛇の列なので、日帰りの朝に並ぶのは避けた方が無難です。

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チケットを安く予約するなら早割を活用

イギリスの鉄道料金は、日本の「運賃+特急券」のような固定価格ではありません。

航空券と同じように、需要と供給に応じて価格が変動するダイナミックプライシングが採用されています。

日帰りでコストを抑えるための鉄則はただ一つ、「Advance(早割)」チケットを確保することです。

予約のタイミング

一般的に、乗車日の12週間前(約3ヶ月前)からチケット販売が開始されます。

発売直後が最も安く、日が近づくにつれて高騰します。

例えば、3ヶ月前に予約すれば片道£40程度だった席が、当日駅で買うと£180以上することも珍しくありません。

「日帰りで行こうかな」と思ったら、まずはLNERやTrainlineなどのサイトで価格をチェックし、安いチケットが残っているうちに旅程を確定させるのが賢い方法です。

往復の列車を“早割で押さえる”のが日帰り成功の最短ルート。

LNER/Lumoを一括比較して、そのまま予約まで進めます。

チケットの種類(Ticket Type)

予約画面で見かける主な券種を理解しておきましょう。

  • Advance Single: 指定列車のみ有効。変更不可または手数料が必要。最も安い。
  • Off-Peak: 混雑していない時間帯(主に朝のラッシュ後など)に利用可能。比較的柔軟。
  • Anytime: どの時間の列車でも乗れる。非常に高額。

日帰りの場合、往復の時間が決まっていることが多いので、往復ともに「Advance」で固めてしまうのが最も経済的です。

ただし、「乗り遅れたら紙切れになる」というリスクがあります。

特に帰りの列車については、観光に夢中になりすぎて乗り遅れないよう、余裕を持った時間帯の列車を予約するか、万が一に備えて変更可能な券種(少し高くなりますが)を検討するのも手です。

スプリットチケットの裏技

実は「ロンドン〜エディンバラ」を通しで買うより、「ロンドン〜ヨーク」と「ヨーク〜エディンバラ」のように区間を分けて買った方が安くなる怪奇現象(?)が英国鉄道ではよく起こります。

「SplitSave」機能などがある予約サイト(Trainlineなど)を使うと、同じ列車・同じ座席のまま、チケットだけ分割して最安値を提示してくれるので、一度試してみる価値はありますよ。

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飛行機利用時の空港アクセスと注意点

飛行機利用時の空港アクセスと注意点
image ヨーロッパ冒険紀行

「どうしても鉄道のチケットが高すぎる」「マイレージを使いたい」「ストライキで鉄道が動かない」といった事情がある場合は、飛行機が選択肢に入ります。

ロンドンには複数の空港がありますが、エディンバラ行きが多く飛んでいるのは主に以下の空港です。

  • ヒースロー空港 (LHR)
    ブリティッシュ・エアウェイズが頻繁に運航。市内からのアクセスはエリザベスラインやヒースローエクスプレスで。
  • ロンドン・シティ空港 (LCY)
    金融街に近い空港。ビジネスマン向けで市内からのアクセスは抜群に良いですが、運賃は高め。
  • ガトウィック (LGW) / スタンステッド (STN) / ルートン (LTN)
    easyJetやRyanairなどのLCCが利用。空港までの移動に時間がかかることが多い。

エディンバラ到着後の移動

エディンバラ空港から市内中心部へは、「Edinburgh Trams(トラム)」が非常に便利です。

  • 所要時間: 約30〜35分
  • 運行間隔: 7〜10分おき
  • 終点: St Andrew Square(ウェイヴァリー駅のすぐ近く)や、Princes Streetなど中心部に停車します。バス(Airlink 100)も走っていますが、トラムの方が渋滞知らずで時間が読めるため、日帰り旅行者にはトラムをおすすめします。

飛行機で行くなら“空港→中心部”の一本目が地味に不安ポイント。

到着後すぐ迷わず移動できる手段を先に押さえておくと安心です。

注意すべきリスク

飛行機日帰りの最大のリスクは「遅延」と「保安検査の行列」です。

特にLCCは遅延が発生しやすく、帰りの便が遅れてロンドン市内に戻る終電がなくなる……という事態も想定されます。

また、格安チケットには手荷物制限が厳しく設定されていることが多く、お土産を買いすぎてカバンが増えると追加料金を取られることも。

もし飛行機を選ぶなら

ロンドン・シティ空港(LCY)発着の便が取れるなら、飛行機もかなり有力な選択肢になります。

市内からDLR(ドックランズ・ライト・レイルウェイ)ですぐに行けて、空港自体がコンパクトなので保安検査もスムーズ。

空からのロンドン市街の眺めも絶景です。ただし、便数がヒースローほど多くないので、スケジュールの確認は入念に。

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往復はきつい?現地滞在時間の目安

「片道4時間半、往復9時間」と聞くと、移動だけでヘトヘトになりそうですよね。

正直に申し上げますと、体力勝負であることは間違いありません

しかし、ポイントを押さえれば十分に充実した滞在が可能です。

理想的なタイムスケジュール例

日帰りを成立させるための「黄金ルート」は以下の通りです。

  • 07:00頃 ロンドン発: 電車内で仮眠または朝食。
  • 11:30頃 エディンバラ着: ランチを済ませて観光開始。
  • (滞在 約6〜7時間): エディンバラ城、ロイヤルマイル、旧市街散策。
  • 18:30〜19:00頃 エディンバラ発: 駅で夕食を買って乗車。
  • 23:00〜23:30頃 ロンドン着: 帰宅して即就寝。

このスケジュールなら、現地で約6時間半〜7時間の滞在時間を確保できます。

エディンバラは主要な観光スポットが「旧市街(Old Town)」という狭いエリアに密集しているため、徒歩だけで十分に回れます

移動のロスが少ないのが、この街が日帰りに向いている理由です。

楽しむための心構え

「あれもこれも」と欲張ると失敗します。

「今回はお城と旧市街の雰囲気だけ楽しむ!」と割り切り、美術館や郊外のスポットは次回の楽しみにとっておくのが賢明です。

また、冬場(特に11月〜1月)は日没が16時前と非常に早く、15時を過ぎると薄暗くなります。

観光は午前中〜昼過ぎに集中させ、夕方はパブでウィスキーを楽しむ、といったプランニングが満足度を高める秘訣です。

帰りの列車での楽しみ

帰りの4時間半は、旅の余韻に浸る贅沢な時間です。

エディンバラ駅の「M&S Food」や近くのスーパーで、スコットランド名物のショートブレッドやスモークサーモンのサンドイッチ、そして小瓶のスコッチウィスキーを買い込んで車内で晩酌するのはいかがでしょう?

心地よい疲れと列車のリズムで、ロンドンまでぐっすり眠れるはずです。

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ロンドンからエディンバラを日帰りで楽しむ観光モデルコース

ロンドンからエディンバラを日帰りで楽しむ観光モデルコース
image ヨーロッパ冒険紀行

往復8時間以上の移動を経てたどり着くエディンバラ。

現地滞在は約6時間前後と限られますが、駅周辺に世界遺産級の見どころが凝縮しているため、ポイントを絞れば満足度は劇的に高まります。

ここでは「駅から徒歩圏内」かつ「絶対に外せない」鉄板スポットを効率よく巡るモデルコースをご提案します。

半日観光のメインはエディンバラ城

エディンバラ・ウェイヴァリー駅に降り立つと、まず目に飛び込んでくるのが、巨大な岩山の上にそびえ立つエディンバラ城(Edinburgh Castle)です。

街のどこからでも見えるその威容は、まさにスコットランドのシンボル。

日帰り旅行のハイライトとして、まずはここを目指しましょう。

駅から城までは、緩やかながらも確かな上り坂となる「ロイヤル・マイル」を歩いて約15〜20分。

石畳を踏みしめながら近づくにつれ、中世の要塞としての圧倒的な存在感に肌が粟立つような感覚を覚えるはずです。

見学のポイントと所要時間

城内は非常に広く、すべてをじっくり見ると半日終わってしまいます。

日帰りの場合は約1時間半〜2時間を目安に、以下のハイライトを優先して回るのが得策です。

  • クラウン・ジュエル(The Honours of Scotland)
    英国最古の王冠や剣が展示されています。スコットランド王権の象徴であり、必見です。
  • 運命の石(Stone of Destiny)
    数奇な運命を辿り、戴冠式で使用される伝説の石。※時期によって展示場所が変わることがあります
  • セント・マーガレット礼拝堂
    城内で最も古い建物(12世紀)。こぢんまりとした静謐な空間です。
  • 砲台からの眺め
    エディンバラ市街とフォース湾を一望できる絶景スポット。風が強く吹き抜ける場所ですが、ここからの景色は旅の疲れを忘れさせてくれます。

【最重要】チケットは必ず事前予約を

エディンバラ城は英国でもトップクラスの人気観光地です。

特に夏場や週末は、当日券売り場に長蛇の列ができるどころか、「当日分は完売」という事態も珍しくありません。

せっかくロンドンから来たのに入れないとなれば悲劇です。

旅程が決まった時点で、公式サイトで日付指定のチケットを事前に確保しておきましょう。

繁忙期や週末はオンラインで完売することもあるので、「当日でも何とかなるでしょ」は危険。

日帰りこそ、早めの手配が安心です。

“せっかく来たのに入れない”を防ぐなら、城は事前に枠の確保が安心です。

優先入場付きなら、日帰りでも時間を守れますよ。

1時の大砲を見逃すな

日曜以外の毎日13:00ちょうどに、城内のミルズ・マウント砲台から「ワン・オクロック・ガン(One O’Clock Gun)」という空砲が撃たれます。

かつて船乗りに時刻を知らせた名残で、腹に響く轟音と白煙は大迫力。

もし到着がお昼頃なら、この瞬間に合わせて城壁エリアに待機することをおすすめします。

耳を塞ぐ準備をお忘れなく。

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ロイヤルマイルと旧市街のおすすめ

ロイヤルマイルの雰囲気
出典:Edinburgh World Heritage
セント・ジャイルズ大聖堂(外観)
出典:PublicDomainPictures.net

エディンバラ城を出たら、城門からホリールード宮殿まで真っ直ぐ伸びるメインストリート「ロイヤル・マイル(Royal Mile)」の散策を楽しみましょう。

ここはただのお土産通りではありません。

石造りの建物が両脇に迫り出し、バグパイプの音色がどこからともなく響き渡る、中世スコットランドの空気が色濃く残る場所です。

散策のハイライト

  1. セント・ジャイルズ大聖堂(St Giles’ Cathedral)
    王冠のような独特の屋根を持つ教会。ステンドグラスが美しく、歴史の重みを感じさせる空間です。入り口付近の石畳にはハート型のモザイク「ハート・オブ・ミドロシアン」があり、地元の人の中には唾を吐きかける習慣(幸運のおまじないという説も)があるとか。踏まないように気をつけて観察してみてください。
  2. 路地裏(Close)の探検
    メイン通りから魚の骨のように無数に伸びる細い路地を「Close(クロース)」と呼びます。一歩足を踏み入れると、昼間でも薄暗く、タイムスリップしたような不思議な静けさに包まれます。「Lady Stair’s Close」などが写真映えも良くおすすめです。
  3. お土産探し
    高品質なカシミアのマフラーや、スコットランド伝統のタータンチェック製品、ショートブレッドなどが手に入ります。「Loch Fyne Oysters」などの海鮮レストランや、雰囲気の良いパブもこの通りに集まっています。

路地の多い旧市街は、実は“知ってる人について歩く”のが一番早い。

2時間で雰囲気もネタも回収できる散策ツアーです。

効率的なランチスポット

日帰りの場合、レストランで長いコース料理を食べる時間は惜しいかもしれません。

ロイヤル・マイル周辺には、「Oink」という豚の丸焼きサンドイッチの有名店があります。

ジューシーなローストポークをパンに挟み、アップルソースをかけた一品は絶品かつ提供も早いので、観光の合間に最適です。

石畳と坂道への対策

エディンバラ旧市街は「坂と石畳の街」です。

ロイヤル・マイルを下ったり上ったり、路地の階段を使ったりと、想像以上に足を使います。

ヒールや底の薄い靴は自殺行為。クッション性の高いスニーカーやウォーキングシューズが必須です。

また、石畳は雨に濡れると非常に滑りやすくなるので、足元には十分ご注意くださいね。

旧市街は想像以上に“足にきます”。

体力を温存したい方は、乗り降り自由バスで移動をショートカットすると日帰りがぐっと楽になりますよ。

短時間でも満足できる絶景スポット

ナショナル・モニュメント(上から見た全体像)
出典:Wikimedia Commons
カールトン・ヒルからの眺望
出典:VisitScotland

「お城も見た、街も歩いた。あと少し時間があるけれど、どこに行こう?」

そんな時、最後に訪れてほしいのが「カールトン・ヒル(Calton Hill)」です。

エディンバラには「アーサーズ・シート(Arthur’s Seat)」という有名な岩山もありますが、あちらは往復に登山レベルの時間と装備が必要です。

一方、カールトン・ヒルはウェイヴァリー駅から徒歩10分程度で登り口に到着でき、そこから5分ほど階段を上がれば頂上に立てるという、日帰り旅行者に最適な絶景スポットです。

何が見えるのか?

丘の上には「ナショナル・モニュメント」と呼ばれる、アテネのパルテノン神殿を模した(しかし予算不足で未完成のままの)巨大な列柱が立っています。

ここからの眺めは、まさに絵葉書そのもの。

眼下にはエディンバラの街並み、遠くにはエディンバラ城、そして反対側にはフォース湾の海原が広がります。

特に夕暮れ時、街の灯りがポツポツと灯り始め、空が茜色から群青色に変わる時間帯のマジックアワーは、言葉を失う美しさです。

滞在時間の目安

移動を含めて40分〜1時間あれば十分満喫できます。

帰りの列車の時間が迫っていても、駅のすぐ裏手(東側)にあるため、ギリギリまで粘れるのも嬉しいポイントです。

スコットランドの風を甘く見ないで

カールトン・ヒルは遮るものがないため、風が猛烈に強いことが多いです。

夏場であっても、日が陰ると体感温度が一気に下がります。

ロンドンが暖かくても、エディンバラ用に必ずウインドブレーカーやストール、ライトダウンなどの防寒着を一枚持参してください。

「持ってきてよかった」と感謝する瞬間が必ず来ます。

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個人手配が不安なら日帰りツアーも

ここまで個人での移動と観光をご案内しましたが、「慣れない海外で鉄道の乗り換えやチケット手配をするのは不安」「もしストライキや遅延があったらどうしよう」と心配される方もいらっしゃるでしょう。

その場合は、ロンドン発の日帰りパッケージツアーを利用するのも賢い選択です。

ツアーの種類と特徴

ツアータイプ特徴向いている人
完全添乗員付きロンドン出発から帰着までガイドが同行。バス移動が多い。英語に不安がある方、全てお任せしたい方。
鉄道パッケージ往復の鉄道チケット+現地観光(バスや入場券)のセット。添乗員なし。自由度は欲しいが、チケット手配の手間を省きたい方。

多くの日帰りツアー(Evan Evans ToursやGolden Toursなど)は後者の「鉄道パッケージ」形式をとっています。

朝、キングス・クロス駅でスタッフからチケット一式を受け取り、自分たちで列車に乗り、エディンバラ駅到着後はオープントップバスなどで観光するスタイルです。

メリットとデメリット

  • メリット
    鉄道チケット、エディンバラ城の入場券などがセットになっているため、個別に手配する手間や「売り切れ」のリスクを回避できます。トラブル時の緊急連絡先があるのも安心材料です。
  • デメリット
    自分ですべて手配するより割高になる傾向があります。また、指定された列車に乗る必要があるため、時間の融通は利きにくいです。
ツアー選びの注意点

「日帰りツアー」と銘打っていても、片道バス・片道列車だったり、往復バス(車中泊なしの強行軍)だったりする商品も混在しています。

必ず「往復鉄道利用(High-speed train)」と明記されているものを選びましょう。

また、日本語音声ガイド付きの観光バスが含まれているかもチェックポイントです。

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ロンドンからエディンバラへ日帰り旅のまとめ

ロンドンからエディンバラへの日帰りは、移動時間こそ長いものの、スコットランドの空気に触れ、歴史ある古都の魅力を凝縮して味わうには十分価値のある冒険です。

最後に、成功のための3つの鍵をおさらいしましょう。

  1. 早起きは三文の徳: 朝7時前後の列車に乗り、現地滞在時間を少しでも長く確保する。
  2. 事前予約が命: 鉄道の早割チケットとエディンバラ城の入場枠は、旅程が決まり次第すぐに押さえる。
  3. 欲張らない勇気: 「旧市街+城+眺望」に絞り、美術館や遠出は次回の楽しみに取っておく。

車窓を流れる英国の田園風景、降り立った瞬間のひんやりとした風、バグパイプの音色、そして圧倒的な歴史の重み。

たとえ数時間の滞在であっても、その体験はロンドンだけの滞在では得られない、鮮烈な記憶として残るはずです。

スコットランドへの扉は、キングス・クロス駅から開かれています。

ぜひ、素晴らしい鉄道の旅と古都の探索を楽しんできてください。

帰国後の話のネタに

エディンバラ駅の正式名称は「Edinburgh Waverley」ですが、これは世界で唯一「小説のタイトル(ウォルター・スコット著『ウェイヴァリー』)」から名付けられた駅だと言われています。

文学の街エディンバラらしいエピソードを、旅の思い出話として持ち帰ってみてはいかがでしょうか?


参考情報・公式サイト

鉄道・移動手段(予約・運行状況)

  • LNER (London North Eastern Railway)
    • ロンドン(キングス・クロス)〜エディンバラ間の主要運行会社です。座席指定やWi-Fi情報、公式予約はこちら。
  • Lumo
    • 同区間を運行する格安鉄道サービス。荷物規定や格安チケットの条件確認に便利です。
  • National Rail Enquiries
    • 英国の全鉄道運行会社の時刻表・運行情報・ストライキ情報を網羅する公式ポータルサイトです。
  • Edinburgh Trams
    • エディンバラ空港から市内中心部へのトラムの時刻表、ルート、チケット購入方法が確認できます。

観光スポット・現地情報

ツアー・バス・その他

  • Evan Evans Tours
    • 記事内で触れた「鉄道利用の日帰りパッケージツアー」などを取り扱う、ロンドン拠点の老舗ツアー会社です。
  • National Express
    • 長距離バスの所要時間や価格の参照元です。コスト重視でバスを検討する場合の比較に。
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