ヨーロッパ2カ国旅行のおすすめ組み合わせ7選|移動しやすさで比較

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ヨーロッパへ行くなら、せっかくなので2カ国楽しみたい。

そう考えても、

「フランスとイタリア?」
「ロンドンとパリ?」
「近い国同士ならどこでも回りやすい?」

と迷いますよね。

2カ国旅行で大切なのは、国名だけではなく、実際に訪れる都市同士の移動を考えることです。

隣り合う国でも飛行機の方が実用的な場合がありますし、国境を越えても2時間前後の列車で移動できる都市もあります。

初めてのヨーロッパ2カ国旅行なら、次の3つから考えると選びやすくなります。

  • 王道と移動しやすさなら、ロンドン+パリ
  • 美術館や街歩きなら、パリ+アムステルダム
  • 短い移動で2カ国楽しむなら、ミュンヘン+ザルツブルク

この記事では、日本人旅行者が個人手配しやすいかどうかも重視しながら、ヨーロッパ2カ国のおすすめ組み合わせを比較します。

※交通所要時間は2026年9月確認時点の代表的な最短・標準的な所要時間です。運行日や列車により変わるため、ご予約時に最新の時刻表をご確認ください。

目次

ヨーロッパ2カ国|おすすめの組み合わせ7選

ヨーロッパ2カ国旅行おすすめ早見表。ロンドンとパリ、パリとアムステルダム、ウィーンとプラハ、ミュンヘンとザルツブルク、チューリッヒとミラノなど7組を移動時間・日数・向いている人で比較

まず比較|2カ国旅行おすすめ早見表

最初に、候補を絞ってみましょう。

スクロールできます
組み合わせ代表都市主な都市間移動移動時間の目安日数の目安特に向いている人
イギリス×フランスロンドン+パリユーロスター約2時間17分〜7〜10日初めて・王道重視
フランス×オランダパリ+アムステルダムユーロスター約3時間20分〜7〜10日美術館・街歩き
オーストリア×チェコウィーン+プラハRailjet約4時間7〜9日中欧・街並み・音楽
ドイツ×オーストリアミュンヘン+ザルツブルク鉄道約1時間43分〜6〜8日移動負担を抑えたい
スイス×イタリアチューリッヒ+ミラノEuroCity約3時間17分〜7〜9日景色+都市観光
フランス×イタリアパリ+ローマ飛行機を比較―8〜10日王道2都市を優先
スペイン×ポルトガルバルセロナ+リスボン飛行機を比較―8〜10日食事・街歩き・南欧

「隣の国だから移動しやすい」とは限らないことが、旅程を組むうえでの大切なポイントです。

2カ国旅行では、国名だけで考えるのではなく、「パリ+ローマ」「ミュンヘン+ザルツブルク」のように、都市単位で移動時間を確認するのが基本です。

たとえば、ドイツのミュンヘンとオーストリアのザルツブルクは国境を越えても鉄道で約2時間以内です。

一方、スペインのバルセロナとポルトガルのリスボンは地図上では同じイベリア半島ですが、2都市を回るなら航空移動の方がスムーズに組めます。

初めてなら「都市間移動が1回で済む」組み合わせを

最初の2カ国旅行であれば、

都市Aで3泊程度 → 1回だけ国境を越える → 都市Bで3泊程度 → 日本へ帰る

というシンプルな形が一番分かりやすいです。

2カ国だからといって、各国で2〜3都市ずつ詰め込む必要はありません。

まずは「2カ国・2都市」を基本に考えると、観光や食事の時間をしっかり確保しやすくなりますよ。


イギリス×フランス|ロンドン+パリ

初めてのヨーロッパ2カ国旅行で、まず第一候補にしたい組み合わせがロンドン+パリです。

最大のメリットは、ヨーロッパを代表する2大都市を、飛行機を使わずに移動できること。

パリ北駅とロンドン・セント・パンクラス国際駅はユーロスターで直結しており、Eurostar公式では最短約2時間17分と案内されています。

ロンドン+パリが向いている人

  • ヨーロッパ旅行が初めて
  • 誰もが知る王道の観光スポットを優先したい
  • 美術館・歴史的建築・ショッピングを満喫したい
  • 飛行機で都市間を移動するのは避けたい
  • 7〜10日程度の日程が確保できる

ロンドンではウェストミンスター周辺、大英博物館、バッキンガム宮殿など、パリではルーブル美術館、エッフェル塔、セーヌ川周辺など、両都市とも観光候補が非常に充実しているのが特徴です。

注意点は英国の入国手続き

フランスはシェンゲン圏ですが、イギリスはシェンゲン圏ではありません。

そのため、パリからロンドンへユーロスターで移動する場合も、空港と同じように出入国手続きがあります。

また、日本人が一般的な観光目的で英国へ渡航する場合、事前に英国ETA(電子渡航認証)の申請が必要です。

2026年9月時点の申請料金は20ポンドとなっています。

ユーロスターの料金、予約、何分前に駅へ行くか、荷物などは、別記事:ユーロスターの値段・予約ガイドで詳しく解説しています。


フランス×オランダ|パリ+アムステルダム

鉄道移動のしやすさと街歩きを両立したいなら、パリ+アムステルダムも非常におすすめの組み合わせです。

パリとアムステルダムはユーロスターの直通列車で結ばれており、Eurostar公式では最短約3時間20分です。

以前は「Thalys(タリス)」という名称で知られていましたが、現在はEurostarブランドへ統合されています。

古い旅行記などを参考にする場合は少し注意してくださいね。

パリ+アムステルダムが向いている人

  • 美術館巡りが好き
  • 運河や歴史ある街を自分のペースで歩きたい
  • 国境を越える移動をできるだけ簡単に済ませたい
  • 飛行機を使わずに2カ国を回りたい
  • 7〜10日程度で旅行したい

パリではルーブル美術館やオルセー美術館、アムステルダムでは国立美術館やゴッホ美術館など、美術館を旅のメインテーマにする方とも相性抜群です。

また、どちらの都市も中心駅から市街地観光へそのままつなげやすいため、空港への往復移動を挟まずに旅行を続けられるのが大きなメリットです。

こんな人にはロンドン+パリより選びやすい

「英国の入国手続きを増やしたくない」「ユーロ圏(同じ通貨)の都市を中心に回りたい」という方なら、パリ+アムステルダムの方がシンプルで気が楽です。

華やかな王道感ならロンドン+パリ、移動の分かりやすさや美術館巡りならパリ+アムステルダム、と考えておくと選びやすいでしょう。


オーストリア×チェコ|ウィーン+プラハ

中欧らしいロマンチックな街並みや歴史、音楽を楽しみたいなら、ウィーン+プラハがおすすめです。

両都市は直通列車のRailjetで結ばれ、チェコ鉄道の公式案内では約4時間、2時間間隔で頻繁に列車が運行されています。

ウィーン+プラハが向いている人

  • ヨーロッパらしい中世の旧市街が好き
  • 宮殿・教会・クラシック音楽などに興味がある
  • 飛行機を使わずに国境を越えたい
  • パリやロンドンとは一味違う、中欧の雰囲気を味わいたい

ウィーンではシェーンブルン宮殿や優雅な旧市街、プラハではプラハ城やカレル橋など、それぞれに個性の異なる歴史都市をじっくり楽しめます。

通貨は同じではない

ここは旅行前に知っておきたいポイントです。

オーストリアでは「ユーロ」を使用しますが、チェコの通貨は「チェコ・コルナ」です。

クレジットカード決済が使える場面は多いものの、「2カ国とも陸続きだから現金も同じユーロが使える」と勘違いしないように注意しておきましょう。


ドイツ×オーストリア|ミュンヘン+ザルツブルク

できるだけ移動時間を減らしながら2カ国楽しみたい方には、ミュンヘン+ザルツブルクが非常に使いやすい組み合わせです。

ドイツ鉄道(DB)公式では、ミュンヘンからザルツブルクまで最速約1時間43分。

直通列車も多数運行されています。

2カ国旅行なのに移動負担が小さい

ミュンヘンからザルツブルクは、東京から新幹線や特急で近隣都市へ出かけるような感覚で国境を越えられます。

そのため、

  • 旅行日数が短い(6〜8日程度)
  • 長距離の移動は疲れるので避けたい
  • スーツケースを持っての移動をなるべく減らしたい
  • ドイツとオーストリアを両方体験してみたい

という方に向いています。

ミュンヘンを拠点に日帰りも可能

日程によっては、ザルツブルクへ宿泊せず、ミュンヘンから日帰りで訪れることも十分可能です。

ただし、この記事でいう「2カ国旅行」として両都市をゆっくり満喫したい場合は、ザルツブルクでも1〜2泊した方が、夜の旧市街の雰囲気などを味わいやすくなります。

「国境を越える=大移動」と思っている方には、手軽な選択肢としてぜひ知ってほしい組み合わせです。

ミュンヘン側の日数配分は、別記事:ミュンヘン観光は何日必要?滞在日数とモデルコースも参考にしてみてください。


スイス×イタリア|チューリッヒ+ミラノ

アルプスの壮大な景色と、イタリアの洗練された都市観光を組み合わせるなら、チューリッヒ+ミラノが候補です。

SBB公式では、チューリッヒからミラノまでEuroCityで最短約3時間17分。

直通列車も運行されています。

チューリッヒ+ミラノが向いている人

  • スイスの自然とイタリアの街並みを一度に楽しみたい
  • ヨーロッパの鉄道旅行を体験してみたい
  • 山岳エリアと都市部をバランス良く回りたい
  • 空港を使わずに陸路で国境移動したい

チューリッヒだけでなく、旅行日数に余裕があればルツェルンなどを組み合わせる選択肢もあります。

一方、イタリア側ではミラノを起点にフィレンツェやヴェネツィアなどその後の鉄道移動もしやすいため、「2カ国目からさらにイタリア旅行を本格的に続ける」という旅程にも向いています。

スイスはユーロではない

スイスはシェンゲン圏に参加していますが、通貨はスイス・フランです。

イタリアに入るとユーロになるため、通貨が途中で切り替わります。

また、スイスはホテルや食事などの物価が他国より高くなりやすいため、旅行全体の総額を比較しながら日数を決めていくと安心です。

PR|ヨーロッパの鉄道移動を日本語で検索

ここまでに紹介した鉄道で移動できる2都市なら、まずは列車の時間と料金を確認してみましょう。Trip.comなら、ヨーロッパ各国の鉄道チケットを日本語で検索・比較できます。

Trip.comでヨーロッパの列車・料金を検索する ↗

※列車の時刻・料金・空席状況は日程によって変わります。


フランス×イタリア|パリ+ローマ

「ヨーロッパへ行くなら、やはりパリとローマを両方見たい」という方も多いでしょう。

観光地の魅力や知名度だけで考えれば、パリ+ローマは非常に強い王道の組み合わせです。

ただし、移動のしやすさだけで比べると、ロンドン+パリやパリ+アムステルダムとは性格が異なります。

移動効率より「行きたい都市」を優先する組み合わせ

パリとローマは物理的に距離が離れているため、2都市だけを旅行する場合は列車の長旅よりも、航空移動を比較した方が実用的です。

そのため、

  • エッフェル塔もコロッセオも絶対に見ておきたい
  • フランス料理とイタリア料理の両方を楽しみたい
  • 移動に少し手間がかかっても観光内容を優先したい
  • 8〜10日以上の旅行日程を確保できる

という方に向きます。

「2カ国旅行だから近い国同士にしなければならない」というルールはありません。

一度のヨーロッパ旅行で何を最も見たいのかを一番に優先し、そのうえで飛行機移動の負担を許容できるか判断してみてください。


スペイン×ポルトガル|バルセロナ+リスボン

南欧の美味しい食事、街歩き、独自の建築を楽しみたいなら、バルセロナ+リスボンも魅力的です。

ただし、この組み合わせも「隣国だから列車で簡単に行けるだろう」と考えない方がよい例です。

バルセロナ空港からリスボンへの直行便などの航空路線が設定されているため、2都市周遊では飛行機を比較するのが現実的なルートになります。

南欧らしい街を2種類楽しめる

バルセロナではガウディ建築や地中海沿いの開放的な街並み、リスボンではノスタルジックな坂のある旧市街や路面電車など、雰囲気の異なる都市をそれぞれ楽しめます。

歴史巡りよりも、食事や街歩きそのものを旅行の中心にしたい方にもぴったりです。

LCCは「航空券価格だけ」で決めない

都市間移動で格安航空会社(LCC)を利用する場合は、

  • 預け荷物の追加料金
  • 空港までの交通費
  • 座席指定の料金
  • 出発時間の早さ(早朝便など)
  • 到着空港から市街地までの移動しやすさ

まで含めてトータルで比較しましょう。

航空券が数十ユーロ安くても、荷物料金や早朝・深夜のタクシー移動を加えると、最終的な差が小さくなることがよくあります。


2カ国旅行は何日必要?移動で失敗しない組み方

7日なら近い2都市、10日なら選択肢が広がる

ヨーロッパ2カ国旅行の組み方。行きたい都市を決め、都市間移動を比較し、旅行日数で絞り、日本から都市A、都市B、日本へ戻る一筆書きルートを考える4ステップ

ヨーロッパ2カ国旅行に必要な日数は、どの都市を組み合わせるかで変わります。

日本からの長時間の往復移動も考慮すると、日程の目安は次のように考えると分かりやすいです。

旅行日数2カ国旅行の考え方
6〜7日近い2都市に絞る。移動1回が基本
8〜10日2カ国旅行を組みやすい日数
11〜13日各国で複数都市も検討できる
14日以上2カ国を深く回るか、3カ国以上も候補

7日ならミュンヘン+ザルツブルクなどが組みやすい

移動時間が極端に短い組み合わせなら、7日程度でも無理なく成立しやすくなります。

逆にパリ+ローマのように都市間移動が大きい場合は、7日だと移動ばかりで観光時間が少なくなりやすいため注意しておきましょう。

8〜10日なら2都市を急がず楽しみやすい

初めてなら、8〜10日程度で2カ国・2都市が比較的バランスを取りやすいスケジュールです。

「せっかくヨーロッパまで来たから」と無理に都市数を増やすより、1都市あたり3泊前後確保した方が、到着日の時差ボケや移動日の影響を受けにくくなります。

14日間の具体的なルートは別で考える

14日間ある場合は、2カ国をじっくり深く回るだけでなく、3カ国以上の周遊も現実的になってきます。

14日間で都市をどう並べるかを知りたい場合は、別記事:ヨーロッパ14日間周遊モデルコースで具体的なルートもチェックしてみてください。


鉄道か飛行機か|国ではなく都市間で決める

ヨーロッパ2カ国旅行では、「国境を越えるなら鉄道」「遠そうなら飛行機」と先入観で決めないことが大切です。

実際に移動手段を比較するのは、国同士ではなく「都市同士」です。

鉄道が強い組み合わせ

今回紹介した中では、

  • ロンドン+パリ
  • パリ+アムステルダム
  • ウィーン+プラハ
  • ミュンヘン+ザルツブルク
  • チューリッヒ+ミラノ

は、まず鉄道を第一候補として比較したい組み合わせです。

鉄道駅が市街地にあるため、空港への面倒な往復移動や、到着後の市内への移動を丸ごと省けます。

飛行機も比較したい組み合わせ

一方、

  • パリ+ローマ
  • バルセロナ+リスボン

などの距離がある都市間では、航空便も有力な選択肢になります。

飛行時間(フライトタイム)だけを見るのではなく、

ホテル→空港への移動→保安検査→搭乗→到着空港→次のホテル

までのトータルの時間で比較して、どちらが負担が少ないか判断してください。

直通で3〜4時間程度なら鉄道も使いやすい

一つの目安として、都市中心部同士を3〜4時間程度で結ぶ直通列車があるなら、空港移動を含めたトータル時間では鉄道の方が使いやすい場合が多いです。

ただし、料金や時間帯によって変わるため、実際の日程で比較するのが基本となります。

PR|ヨーロッパの鉄道を日本語で検索

行きたい2都市が決まったら、実際の旅行日で列車の時間と料金を確認しましょう。直通列車なら、飛行機より移動がシンプルになる場合があります。

Trip.comでヨーロッパの列車・料金を検索する ↗

※時刻・料金・空席は日程によって変わります。正式な運行情報や変更条件は各鉄道会社の公式情報もあわせてご確認ください。


日本発着はオープンジョーで戻る移動を減らす

2カ国旅行を組むときにぜひ知っておきたいのが、日本から出発する時と、日本へ帰る時で「違う都市の空港」を使う方法です。

例えば、

日本 → ロンドンに入国して観光
ロンドン → (ユーロスター等で)パリへ移動して観光
パリ → 日本へ帰国

という旅程です。

こうすれば、パリ観光を終えた後、帰りの飛行機に乗るためだけにロンドンへ戻る必要がありません。

「往復航空券=同じ都市」とは限らない

航空券を検索するときは、単純な「東京⇔ロンドン往復」だけでなく、

往路:東京→ロンドン
復路:パリ→東京

というように、出発地と到着地を変える「周遊(複数都市)」検索もあわせて比較してみてください。

航空業界では、こうした行きと帰りで別の都市を利用する旅程を「オープンジョー」と呼びます。

PR|「周遊」検索で効率的な航空券を探す

「ロンドンに入ってパリから帰る」など、違う都市を組み合わせたオープンジョー航空券はTrip.comでも簡単に探せます。検索画面で「周遊」に切り替えて、効率的なフライトの組み合わせを比較してみましょう。

Trip.comで周遊航空券を検索する ↗

※リンク先の検索画面上部で「周遊」を選択すると、複数の区間を自由に入力できます。

2カ国旅行では一筆書きを意識する

旅行ルートは、

日本 → 都市A → 都市B → 日本

のように、来た道を戻らない「一筆書き」の形にできると効率的です。

オープンジョーの航空券が少し高く見えても、元の都市へ戻るための鉄道・航空券代や「半日分の移動時間」を節約できるなら、旅行全体で見ると合理的な場合が多くなります。


ヨーロッパ2カ国旅行で確認したい注意点

ヨーロッパ2カ国旅行の注意点チェックリスト。シェンゲン圏と英国の入国ルール、通貨、鉄道と飛行機の移動比較、時刻表やホテルから駅・空港までの予約前確認を示す

シェンゲン圏同士か、英国を含むかを確認する

ヨーロッパ2カ国旅行では、国境を越えるたびに毎回同じような手続きになるわけではありません。

まず確認しておきたいのが、2カ国ともシェンゲン圏かどうかです。

今回の組み合わせでは、フランス・オランダ・ドイツ・オーストリア・チェコ・スイス・イタリア・スペイン・ポルトガルはシェンゲン圏に含まれます。

一方、イギリスはシェンゲン圏外です。

そのためロンドン+パリでは、他国同士の組み合わせとは異なる出入国手続きが発生します。

EESはすでに全面運用

2026年4月10日から、シェンゲン圏の外部国境ではEntry/Exit System(EES)が全面運用されています。

短期滞在する非EU国籍者(日本人旅行者も対象)について、旅券情報や顔画像、指紋などを利用して出入域をデジタルで記録する仕組みです。

EESは事前に取得しておくビザや渡航認証ではなく、国境での手続きとして処理されます。

ETIASは2026年9月時点では未開始

ETIAS(エティアス)は、ビザ免除対象国からシェンゲン圏へ渡航する際の事前渡航認証ですが、2026年9月時点ではまだ運用開始前です。

EUは2026年第4四半期の開始を予定していますが、具体的な開始日は今後正式に案内されます。

英国ETAは英国政府公式、EES・ETIASは欧州委員会のSmart Borders公式情報で、ご旅行の前に必ず最新情報を確認しておきましょう。


通貨が同じとは限らない

「ヨーロッパを2カ国旅行するなら、どちらもユーロ」とは限りません。

今回の組み合わせを整理すると次のようになります。

組み合わせ主な通貨
イギリス+フランス英ポンド+ユーロ
フランス+オランダユーロ+ユーロ
オーストリア+チェコユーロ+チェコ・コルナ
ドイツ+オーストリアユーロ+ユーロ
スイス+イタリアスイス・フラン+ユーロ
フランス+イタリアユーロ+ユーロ
スペイン+ポルトガルユーロ+ユーロ

クレジットカード中心の旅行であっても、現地の基本通貨が何かは把握しておきましょう。

特に支払い端末で「日本円で払いますか?現地通貨で払いますか?」と聞かれた場合は、店舗側の通貨換算サービスによってレートが不利になることもあるため、基本は現地通貨を選ぶのが鉄則です。

2カ国でユーロを共用できる組み合わせは楽

フランス+オランダ、ドイツ+オーストリア、フランス+イタリア、スペイン+ポルトガルは、どちらもユーロを使用します。

初めての個人旅行では、通貨を途中で切り替えなくてよいことも、滞在中の負担を減らす小さなメリットになります。


ツアーと個人手配|移動が単純なら個人旅行もしやすい

ヨーロッパ2カ国旅行は、必ず旅行会社のツアーにしなければ難しいわけではありません。

今回紹介したように、都市間が直通列車で結ばれている組み合わせは個人手配もしやすいルートです。

個人手配に向いているケース

  • ロンドン+パリ
  • パリ+アムステルダム
  • ミュンヘン+ザルツブルク
  • ウィーン+プラハ
  • チューリッヒ+ミラノ

このように、都市間移動が1本の列車で完結しやすい旅程であれば、ホテルと鉄道をそれぞれ予約するだけでよいため、旅行計画も比較的シンプルにまとまります。

ツアーを検討しやすいケース

一方で、次のような場合は2カ国周遊ツアーを比較する意味が大きくなります。

  • 初めての海外旅行で、すべてを自分で手配するのは不安
  • 高齢の家族と旅行するので、移動の負担を減らしたい
  • スーツケースを持った長距離の移動を避けたい
  • 短い日数にハイライト観光をきっちり詰め込みたい
  • ハネムーンで、手配の手間やトラブル対応の負担をなくしたい

特に新婚旅行などでは、「費用を最安にする」ことよりも、限られた日程を移動や手配トラブルで失わないことを優先してもよいでしょう。

PR|ロンドン+パリを手配の負担を抑えて回る

ロンドン+パリに行きたいものの、ホテルや国境移動をすべて自分で手配するのが不安な方は、日本語対応の2都市周遊ツアーも比較できます。

日本語対応のパリ+ロンドン2都市周遊ツアーを見る ↗

※4泊5日・木曜出発・1名催行の商品ページです。空席・催行条件・料金・旅程は予約前に商品ページでご確認ください。

最後は「一番行きたい都市」から決める

どの組み合わせにも長所と弱点があります。

迷ったときは、まず「自分たちが絶対に行きたい都市」を1つ決めてください。

例えばパリが第一希望なら、

王道ならロンドン
美術館と街歩きならアムステルダム
イタリアも外せないならローマ

というように、目的に合わせて2カ国目を選べます。

2カ国旅行を成功させるコツは、無理に訪問国や都市を増やすことではありません。

一番行きたい場所を確保したうえで、都市間の移動に時間を使いすぎない組み合わせを選ぶことが、充実した旅への近道です。

14日間の具体的な周遊順や日ごとのモデルコースを考えたい場合はヨーロッパ14日間周遊モデルコース、パリとロンドン間の料金・予約を詳しく知りたい場合はユーロスターの値段・予約ガイドの記事へ進むと、さらに旅行計画を組み立てやすくなりますよ。


参考情報・公式サイト

この記事では、ヨーロッパ2カ国旅行の都市間移動、出入国制度、通貨について、鉄道会社・英国政府・EU機関などの公式情報を優先して確認しています。列車の所要時間や運行状況、渡航制度は変更されるため、旅行前には最新情報をご確認ください。

  • Eurostar公式|Paris to London trainパリ北駅からロンドン・セント・パンクラス国際駅までの直通ユーロスターについて、所要時間・運賃・時刻表を確認できます。ロンドン+パリを組み合わせる際の中心的な参照元です。
  • Eurostar公式|Paris to Amsterdam trainパリからアムステルダムまでの直通ユーロスターについて、所要時間や予約可能な列車を確認できます。パリ+アムステルダムの移動計画に役立ちます。
  • チェコ鉄道|Vlakem z Prahy do Vídně(プラハ-ウィーン)プラハとウィーンを結ぶRailjetの所要時間、運行間隔、チケット購入情報を確認できます。直通列車は約4時間と案内されています。
  • ドイツ鉄道|München Hbf – Salzburg Hbfミュンヘン中央駅からザルツブルク中央駅までの列車時刻・所要時間・乗り換え回数を確認できます。直通列車があり、最速約1時間43分の接続も掲載されています。
  • スイス国鉄SBB|Zurich to Milan by trainチューリッヒからミラノまでの直通列車、所要時間、運賃を確認できます。最短約3時間17分と案内されています。
  • 英国政府 GOV.UK|Apply for an ETA英国のElectronic Travel Authorisation(ETA)の公式申請ページです。申請料金、必要なパスポート情報、申請方法などを確認できます。
  • 欧州委員会|Entry/Exit System(EES)is fully operationalシェンゲン圏のEntry/Exit System(EES)が2026年4月10日から全面運用されたことや、対象となる短期滞在者の情報を確認できます。
  • 欧州委員会|Smart BordersEESとETIASの最新状況をまとめて確認できるEU公式ページです。ETIASの運用開始状況を旅行前に確認する際にも利用できます。
  • 欧州理事会・EU理事会|The Schengen visa現在のシェンゲン圏参加国を確認できます。フランス、オランダ、ドイツ、オーストリア、チェコ、スイス、イタリア、スペイン、ポルトガルなどがシェンゲン圏に含まれることを確認する公式資料です。
  • EU公式 Your Europe|Using the euroユーロを公式通貨として使用する国を確認できます。フランス、オランダ、ドイツ、オーストリア、イタリア、スペイン、ポルトガルなど、2カ国旅行で通貨が共通する組み合わせを確認する際に役立ちます。
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