インターラーケンのホテルおすすめエリア診断!東駅と西駅どっち?

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「インターラーケン ホテル おすすめ エリア」

検索してここに辿り着いたあなたの悩みは、ずばり「東駅(Ost)と西駅(West)、どっちに泊まるべきか?」ではありませんか?

列車でたった4分の距離ですが、この選択を間違えると「毎朝の移動が苦行になる」か「夜の食事が不便になる」か、旅の運命が大きく変わってしまいます。

でも、もう迷う必要はありません。

この記事では、あなたの「旅の目的」から逆算して、最適なエリアを即座に導き出す「30秒診断チャート」をご用意しました。

登山優先か、街遊び優先か。

まずは下のチャートで、あなたにぴったりの「アルプスの拠点」を見つけに行きましょう。

🗺️あなたに最適なインターラーケンの拠点は?エリア診断チャート

🅰️🅱️を選んでくださいね。

Q1. 今回のインターラーケン滞在、一番の目的は?

🅰️
「ユングフラウヨッホ」や「グリンデルワルト」へ登山鉄道でGO!

👉 [Q2へ進む]

🅱️
「トゥーン湖・ブリエンツ湖」クルーズや、街歩き・ショッピング

👉 [Q3へ進む]


Q2. (登山派)朝の出発と予算、どっちを優先?

🅰️
「時は金なり」。始発に近い場所で、移動時間を最小限にしたい

👉 結果
【オスト(東駅)周辺】

🅱️
登山鉄道代が高いから、宿代は抑えたい。のどかな村の雰囲気も好き

👉 結果
【ヴィルダースヴィル / マッテン地区】


Q3.(街歩き派)ホテルの窓から見たい景色と雰囲気は?

🅰️
「賑やかなメインストリート」。レストランやスーパーが近い方がいい

👉 結果
【ヴェスト(西駅)周辺】

🅱️
「アイガーの山頂とアーレ川」。旧市街の静けさを愛する

👉 結果
【ウンターセーン地区(旧市街)】


目次

インターラーケンのおすすめホテル!エリア別ベスト12選

インターラーケンのおすすめホテル!エリア別ベスト12選
image ヨーロッパ冒険紀行
  1. 【オスト(東駅)周辺】登山鉄道の始発駅。アルプス攻略の最前線
  2. 【ヴェスト(西駅)周辺】街の中心。ショッピングとグルメの拠点
  3. 【ウンターセーン地区】アーレ川の向こう側。絶景と静寂の旧市街
  4. 【ヴィルダースヴィル / マッテン地区】一駅離れたのどかな村。コスパとカントリーサイド

【オスト(東駅)周辺】登山鉄道の始発駅。アルプス攻略の最前線

オスト(東駅)駅舎正面(アルプス方面への玄関口の雰囲気)
出典:Jungfrau.ch(Jungfrau Railways)

「スイスまで来たからには、ユングフラウヨッホの頂上に立ちたい」

その夢を確実に、そして快適に叶えるための戦略的拠点が、このインターラーケン・オスト(東駅)周辺です。

グリンデルワルトやラウターブルンネンへ向かう登山鉄道(BOB)は、すべてここが始発駅。

西駅周辺に泊まると発生する「バスや電車での移動時間(約10〜15分)と乗り換えの手間」をゼロにできるメリットは絶大です。

山の天気が最も安定し、団体客が押し寄せる前の「午前中のゴールデンタイム」を逃さず活用できる、まさにアルプス攻略の最前線基地です。

⚠️ このエリアの注意点
駅周辺は夜になると人通りが減り、静けさに包まれます。 賑やかなナイトライフはありませんが、その分、翌朝の早い出発に備えて静かに体を休めるには最適な環境と言えます。

Hotel Interlaken (ホテル インターラーケン)

~1491年創業の伝説。バイロン卿も愛した「街の歴史」そのものに泊まる~

🏯 歴史・格式:由緒正しき4つ星
その起源は14世紀、なんと修道院のゲストハウスとして始まったという、街で最も古い歴史を持つホテルの一つです。かつてはバイロン卿やメンデルスゾーンも滞在したこの場所。廊下やロビーに残る古き良き時代の面影と、完全にリノベーションされたモダンで快適な客室のコントラストは、歴史あるスイスのホテルならではの醍醐味です。

🌿 環境:日本庭園の隣という安らぎ
ホテルのすぐ裏手には、インターラーケンの友好都市(大津市)との絆で作られた「日本庭園」があります。異国のアルプスで見る手入れされた庭園と、その向こうに見える教会の塔。東駅徒歩5分という利便性にありながら、ここだけ時間がゆっくり流れているような静寂があります。

🥐 朝食:地元評価も高い「Taverne」
併設レストラン「Taverne」での朝食は、地元の農家から仕入れたチーズやハムが並び、クオリティが高いと評判です。歴史の重みを感じる重厚な空間でいただく朝食は、登山前の気分を高揚させてくれます。

💡 このホテルの「決め手」
「ただ古いだけじゃない。歴史と『最新の快適さ』の両方が欲しい」あなたへ。 「古いホテルは水回りが心配…」という不安を払拭する清潔さと機能性を備えています。スタッフの対応もプロフェッショナルで、初めてのスイス旅行でも安心して身を委ねられる一軒です。


Carlton-Europe Vintage Hotel (カールトン ヨーロッパ ヴィンテージ ホテル)

~駅徒歩200mのオアシス。「自然プール」でアルプスの水を肌で感じる~

🏊 設備:塩素を使わない「天然プール」
このホテルを選ぶ最大の理由は、庭園にある「ナチュラル・スイミング・ポンド(自然プール)」です。化学薬品を一切使わず、特別なろ過システムと植物の力だけで浄化された水は、驚くほど柔らかく清涼。ハイキングで火照った体を、アルプスの自然水に浸す――これこそが、山岳リゾートにおける最高の贅沢です。(※夏期限定)

🛋️ デザイン:物語のあるインテリア
「アール・ヌーヴォー様式」の建物と「ベルナーオーバーラント様式」の建物が融合しており、館内はオーナーが収集したアンティーク家具や小物がセンスよく配置されています。チェーンホテルにはない、温かみと個性あふれる「ヴィンテージ」な空間は、旅のアルバムを彩る素敵な背景になります。

🚶 アクセス:東駅への圧倒的な近さ
東駅からわずか200m。重いスーツケースがあっても苦にならず、到着してすぐにチェックインできる距離感です。登山列車に乗る際も、出発ギリギリまで部屋でくつろげる余裕が生まれます。

💡 このホテルの「決め手」
「登山もしたいけど、ホテルで過ごす『休暇』の時間も大切にしたい」あなたへ。 駅近の利便性と、リゾートのようなリラックス感が見事に同居しています。プールの畔のデッキチェアで読書をする時間は、何もしない贅沢を教えてくれます。


Hotel Du Nord (ホテル デュ ノール)

~窓を開ければユングフラウ。公園の緑に癒やされる機能美ホテル~

🏔️ 眺望:ヘーエマッテ公園の特等席
パラグライダーが舞い降りる広大な「ヘーエマッテ公園」の東端、まさに目の前に位置しています。南側の「バルコニー付き」の部屋を確保できれば、遮るもののない公園の緑越しに、白銀のユングフラウを独り占めできます。朝起きてカーテンを開けた瞬間、目の前にアルプスが広がる感動は筆舌に尽くしがたいものがあります。

🛤️ 立地:ハーダー・クルムへの近道
東駅へ徒歩数分であることはもちろん、「インターラーケンの頂上」と呼ばれる展望台へ向かうケーブルカー「ハーダー・クルム(Harder Kulm)」乗り場もすぐそばです。夕食前にサクッと展望台へ行き、夕日を見てからホテルに戻る、といったプランも無理なく実現できます。

客室・サービス:間違いのないクオリティ
家族経営の温かさと、プロフェッショナルなサービスが両立しています。客室はシンプルながらもスイスらしい清潔感に溢れ、ティーセットなどのアメニティも充実。旅慣れた人が「こういうのでいいんだよ」と頷く、過不足のない快適さがここにあります。

💡 このホテルの「決め手」
「朝イチの列車に乗りたい!でも部屋からの景色も妥協したくない」あなたへ。 駅へのアクセスと眺望の良さ、この2つを高いレベルで兼ね備えています。アルプス観光の拠点として、最もバランスの取れた「失敗しない」選択肢です。


【ヴェスト(西駅)周辺】街の中心。ショッピングとグルメの拠点

【ヴェスト(西駅)周辺】 ショッピング通りの街並み
出典:Jungfrau.ch(Jungfrau Railways)

インターラーケン・ヴェスト(西駅)周辺は、この街の「生活と商業の中心」です。

登山鉄道の始発駅(東駅)とは異なり、ここには多くのレストラン、スーパーマーケット(MigrosやCoop)、そして土産物屋がひしめき合っています。

このエリアを選ぶ最大のメリットは、「アフター登山の充実度」です。

山から降りてきた後、賑やかな通りでショッピングを楽しんだり、トゥーン湖の遊覧船乗り場へ散歩がてら出かけたり。

「山も楽しみたいけれど、街遊びや食事も妥協したくない」という欲張りな旅人にとって、これほど便利な場所はありません。

⚠️ このエリアの注意点
登山鉄道に乗るには「東駅(Ost)」へ行く必要があります。 徒歩だと約20分かかりますが、ご安心ください。宿泊者が貰える「ゲストカード」を使えば、東西を結ぶ列車やバスは無料です。この移動の手間さえ許容できれば、西駅周辺は非常に快適な滞在先となります。

Victoria-Jungfrau Grand Hotel & Spa (ヴィクトリア ユングフラウ グランド ホテル & スパ)

~アルプスの麓に佇む宮殿。5,500㎡のスパで「何もしない」贅沢を~

👑 格式・世界観:インターラーケンの「顔」
150年以上の歴史を誇り、各国の王族や著名人に愛されてきた、スイスを代表するグランドホテルです。ヘーエマッテ公園の目の前に鎮座するその姿は、まさに宮殿。ロビーに足を踏み入れた瞬間に香る生花の香り、重厚なシャンデリア、そして窓の向こうにそびえるユングフラウの白き頂。ここに泊まること自体が、スイス旅行のハイライトになると断言できます。

🧖‍♀️ スパ・設備:一日中過ごせる「水の聖域」
特筆すべきは、大規模な広さを誇る「Nescens Spa」です。ローマ浴場を模した壮麗な屋内プール、屋外の塩水プール、多彩なサウナエリア。登山の疲れを癒やすどころか、あまりの心地よさに「今日は山に行かずにスパで過ごそう」と思ってしまうほど。真の贅沢な時間がここにあります。

🍽️ ダイニング:テラスで味わう絶景
メインダイニングのテラス席は、ユングフラウを眺めるための特等席です。夕暮れ時、山頂が赤く染まる「アーベントロート」を眺めながらグラスを傾ける時間は、言葉を失う美しさ。サービスも超一流で、特別な記念日を完璧に演出してくれます。

💡 このホテルの「決め手」
「予算の上限はない。一生の思い出に残る、最高のスイス体験を買いたい」あなたへ。 単なる宿泊施設ではありません。スイスのホスピタリティの頂点を体験する場所です。もしハネムーンや定年退職の記念旅行なら、迷わずここを選んでください。後悔することは絶対にありません。


Hotel Bernerhof (ホテル ベルナーホフ)

~駅の改札から徒歩30秒。モダンな客室と「最強の機動力」を手に入れる~

📍 立地・アクセス:重い荷物からの解放
西駅(West)のロータリーの目の前に位置しています。電車を降りて、石畳に苦戦することなく、わずか数十秒でチェックインできるこの距離感は、長旅で疲れた体にとって救世主です。トゥーン湖への遊覧船乗り場もすぐ裏手にあり、湖クルーズの拠点としても最高のパフォーマンスを発揮します。

客室・設備:外観を裏切るモダンさ
伝統的な外観とは裏腹に、客室は近年リノベーションされ、驚くほどモダンでスタイリッシュです。スイスの古いホテルにありがちな「暗さ」や「古臭さ」は一切ありません。エアコン完備の部屋も多く、近年の猛暑傾向にあるスイスの夏でも快適な睡眠を約束してくれます。

🎫 特典:東駅への移動もスムーズ
フロントで貰える「ゲストカード」を使えば、目の前の駅から電車で東駅(Ost)まで約4分で移動できます。「西駅に泊まると山へ行くのが不便?」という懸念は、このホテルの圧倒的な駅近ロケーションが解消してくれます。

💡 このホテルの「決め手」
「移動のストレスを極限まで減らしたい。でも、清潔感と快適さは譲れない」あなたへ。 駅前ホテルにありがちな騒音問題も、防音窓でしっかり対策されています。スーパー(Migros)もすぐ隣にあり、バラマキ土産の購入や水の調達にも困らない、実用性No.1のホテルです。


Hotel Weisses Kreuz (ホテル ヴァイセス クロイツ)

~スイス国旗がはためく伝統の宿。街の賑わいと温もりに包まれて~

🇨🇭 雰囲気・デザイン:これぞスイスの伝統美
賑やかな歩行者天国(ユングフラウ通り)の入り口に建つ、スイス国旗のエンブレムが目印のホテルです。館内は温かみのある木材や赤い絨毯で彩られ、「スイスの田舎町に来た!」という旅情を掻き立ててくれます。ロビーの暖炉やアンティークな装飾は、どこを切り取っても絵になる可愛らしさです。

🥐 朝食:クラシックなサロンで
多くの宿泊客が絶賛するのが朝食ルームの雰囲気です。高い天井とシャンデリアの下、焼きたてのパンや地元のチーズを味わう時間は格別。種類も豊富で、しっかりとエネルギーをチャージして観光に出かけられます。

🛍️ 周辺環境:夜まで楽しいメインストリート
ホテルの周りには、チョコレートショップ、時計店、お土産屋さんがずらりと並んでいます。夕食後にふらっと散歩に出かけたり、買い忘れたお土産を探したりするのに最適。夜遅くまで人通りがあり明るいため、女性の一人旅でも安心して出歩けるエリアです。

💡 このホテルの「決め手」
「せっかくスイスに来たのだから、無機質なホテルではなく『らしい』場所に泊まりたい」あなたへ。 高級すぎず、安っぽくもない、絶妙なバランスの良さが魅力。フレンドリーなスタッフの対応も含め、心温まる滞在ができる「インターラーケンの定宿」にしたくなる一軒です。


【ウンターセーン地区】アーレ川の向こう側。絶景と静寂の旧市街

【ウンターセーン地区】 旧市街の街並み(歴史地区らしい落ち着いた景観)
出典:Interlaken.ch(Interlaken Tourismus)

インターラーケン・ヴェスト(西駅)の裏手、アーレ川にかかる橋を渡ると、空気感が一変します。

そこは1279年に都市権を得た歴史ある旧市街、ウンターセーン。

このエリアに泊まる最大のメリットは、「絵葉書のような構図」です。

エメラルドグリーンに輝くアーレ川を手前に、遠くに白銀のユングフラウ三山を望む。

この完璧なコントラストは、この場所からしか見られません。

観光客の喧騒から離れ、川のせせらぎを聞きながらテラスでワインを傾ける。

そんな「大人の余裕」を楽しむためのエリアです。

⚠️ このエリアの注意点
駅からホテルまでは徒歩5〜10分ほどですが、石畳の道や橋を渡る必要があります。 荷物が非常に多い場合は、西駅からタクシーを使うか、ホテルの送迎(要確認)を利用するのが賢明です。しかし、その少しの手間をかける価値は十分にあります。

Hotel Bellevue (ホテル ベルビュー)

~リバービューの衝撃。エメラルドグリーンの川と雪山のコントラスト~

🌊 眺望:バルコニーが「特等席」
「ベルビュー(美しい眺め)」という名前に偽りはありません。アーレ川のほとりに建ち、川側の客室バルコニーからは、手が届きそうな水面と、その奥に鎮座するユングフラウの絶景を独り占めできます。特に朝霧が立つ川面の幻想的な風景は、一生の記憶に残る美しさです。

🛋️ 客室:モダンに改装済み
歴史ある外観ですが、内装は近年フルリノベーションされており、非常にモダンで清潔。エアコン完備の部屋も多く、夏の滞在も快適です。水回りも新しく、日本人が気にしがちな清潔感もクリアしています。

🚶 アクセス:西駅から徒歩5分
「川の向こう」といっても、西駅から橋を渡ってすぐの場所にあります。駅前のスーパー(Migros)やレストラン街へも徒歩圏内で、静寂と利便性のバランスが奇跡的に取れています。

💡 このホテルの「決め手」
「部屋からの景色には絶対妥協したくない」あなたへ。 予約時は必ず「リバービュー(River View)」を指定してください。少し料金は上がりますが、この景色を見ずに帰るのはあまりにも勿体無いです。


Hotel Beausite (ホテル ボーサイト)

~広大な庭園を持つ隠れ家。テラスでお茶を楽しむ「優雅な午後」~

🌿 環境:喧騒とは無縁のサンクチュアリ
旧市街の少し奥まった場所に位置し、広々としたプライベートガーデンを持っています。観光客の通り抜けがないため、聞こえるのは鳥のさえずりと風の音だけ。ハイキングから戻った後、庭のデッキチェアで読書をしたり、テラスでアフタヌーンティー(無料のケーキサービスがあることも!)を楽しんだりする時間は格別です。

🏔️ 眺望:庭越しのパノラマ
建物の配置が絶妙で、庭園越しにアイガー・メンヒ・ユングフラウの三山がきれいに並んで見えます。川沿いのベルビューとはまた違う、緑と山が調和した牧歌的なスイスらしい風景です。

👪雰囲気:アットホームな温かさ
家族経営ならではの温かいホスピタリティが評判。スタッフが親身に相談に乗ってくれるため、ガイドブックには載っていないようなローカルな散歩道を教えてもらえるかもしれません。

💡 このホテルの「決め手」
「観光もするけど、ホテルでのんびりする時間も欲しい」あなたへ。 街中ホテルにはない「庭」の存在が大きいです。子供を庭で遊ばせたい家族連れや、静かに過ごしたいシニアカップルに、心から安らげる滞在を提供してくれます。


Post Hardermannli (ポスト ハーダーマンリ)

~これぞスイス!伝統的な木造シャレーで味わう、素朴な温もり~

🇨🇭 建築・デザイン:憧れの「山小屋」ステイ
「スイスに来たら、やっぱり木の家に泊まりたい」。そんな夢を叶えてくれるのがここ。典型的なスイス・シャレースタイルの外観は、窓辺に飾られたゼラニウムの花と相まって、物語に出てくる家のよう。内装も木をふんだんに使い、素朴で温かい雰囲気に包まれています。

🍳 朝食:評判のビュッフェ
このクラスのホテルとしては朝食の評価が非常に高く、焼きたてのパンや地元のチーズ、そして卵料理など、シンプルながらも心のこもった食事が楽しめます。木のぬくもりを感じる朝食ルームでの食事は、一日の活力を与えてくれます。

💰 コスパ:お財布に優しい
川沿いの高級ホテルに比べるとリーズナブルな価格設定です。浮いた予算でユングフラウヨッホのチケット代や、ディナーのグレードアップに回せるのは大きな魅力。西駅からも徒歩5〜6分とアクセスも良好です。

💡 このホテルの「決め手」
「高級ホテルは緊張する。アットホームで『スイスらしい』宿がいい」あなたへ。 豪華な設備はありませんが、清潔で居心地の良い空間です。冬には暖炉の火が灯るような、飾らないスイスの日常を体験できます。


【ヴィルダースヴィル / マッテン地区】一駅離れたのどかな村。コスパとカントリーサイド

【ヴィルダースヴィル / マッテン地区】 村の家並みと牧草地(のどかなカントリーサイドの雰囲気)
出典:Interlaken.ch(Interlaken Tourismus)

「スイスらしい牧歌的な村に泊まりたい。でも、あまり遠くへ行くのは不便……」

そんな願いを叶えるのが、インターラーケンの南側に位置するマッテン(Matten)地区と、その隣村ヴィルダースヴィル(Wilderswil)です。

このエリアを選ぶ最大のメリットは、「中心部からの近さ」と「村の静けさ」のギャップです。

宿泊者が無料でもらえる「ゲストカード」を使えば、インターラーケン・オスト駅やヴェスト駅へのバス・電車移動は無料。

昼間はアルプス観光を楽しみ、夜はカウベルの音が聞こえてきそうな静かな村で眠る。

そんな「暮らすようなスイス旅」が実現できます。

⚠️ このエリアの注意点
中心部へのアクセスは良好ですが、終バスの時間(深夜)には注意が必要です。 夜遅くまでインターラーケン中心部で飲み歩きたい場合は、タクシー利用を覚悟するか、徒歩(マッテンなら15〜20分)で帰ることになります。

Jungfrau Hotel (ユングフラウ ホテル)

~窓枠がそのまま額縁に。アイガー北壁を正面に見据える駅前ホテル~

🏔️ 眺望:名前に偽りなしのパノラマ
ヴィルダースヴィル駅のすぐ裏手に位置するこのホテルは、その名の通り「ユングフラウ」を仰ぎ見るために建てられたような場所です。特に南側のバルコニー付きの部屋(Jungfrau View)からは、遮るもののない緑の牧草地の向こうに、白銀に輝くユングフラウとアイガーの威容が迫ります。

🛤️ 立地:シーニゲプラッテへの始発駅
ホテルの目の前にあるヴィルダースヴィル駅は、高山植物園と絶景で知られる「シーニゲプラッテ鉄道」の始発駅です。朝食後、ホテルを出てすぐにレトロな登山電車に乗り込み、絶景を目指す。そんな贅沢な朝のスタートが切れるのは、このホテルならではの特権です。

🏨 客室:本館と別館の使い分け
伝統的な本館と、よりモダンでカジュアルな別館「Alpine Inn」があります。どちらも清潔で機能的ですが、予算を抑えたい場合は別館、雰囲気を重視するなら本館と、旅のスタイルに合わせて選べるのも魅力です。

💡 このホテルの「決め手」
「登山電車の始発駅にこだわりたい。でもオスト駅周辺は予算オーバー」なあなたへ。 中心部からわずか一駅離れるだけで、この眺望と静けさが手に入ります。駅近の利便性と、スイスの村の風情を同時に味わえる、コストパフォーマンス抜群の一軒です。


Hotel Alpenrose (ホテル アルペンローゼ)

~花と緑に囲まれたガーデンホテル。美食と伝統に浸る「ハイジの世界」~

🌸 雰囲気:愛され続ける老舗
ヴィルダースヴィルの村の中心に佇む、100年以上の歴史を持つシャレースタイルのホテルです。手入れの行き届いた美しい庭園には季節の花々が咲き乱れ、まさに「アルプスの少女ハイジ」の世界観そのもの。木造建築の温かみと、オーナー家族の心尽くしのおもてなしに、多くのリピーターが魅了されています。

🍽️ 食事:評判の「ハーフボード」
ここのレストランは料理の評価が非常に高く、夕食付き(ハーフボード)プランを選ぶゲストが多いのが特徴です。スイスの伝統料理をベースにした洗練されたコース料理を、庭園を眺めながらゆっくりと味わう。外食の高いスイスにおいて、このクオリティの夕食がホテル内で完結するのは大きな魅力です。

🛁 設備:疲れた体にジャグジー
庭園には屋外ジャグジーがあり、アルプスの山々を眺めながら入浴できます(要予約の場合あり)。ハイキングで疲れた足を温かいお湯でほぐす至福の時間は、高級リゾートにも引けを取りません。

💡 このホテルの「決め手」
「都会のホテルは味気ない。スイスの伝統と、温かい食事に癒やされたい」あなたへ。 最新の設備はありませんが、隅々まで磨き上げられた清潔感があります。静かな村で、美味しい料理と美しい庭に囲まれて過ごす、大人の休日に最適です。


Mattenhof Resort (マッテンホフ リゾート)

~広大な敷地にプール付き。アクティブ派と家族連れのための「遊びの拠点」~

🏊 設備:夏に嬉しい屋外プール
インターラーケンとヴィルダースヴィルの中間、マッテン地区にあるリゾートホテルです。特筆すべきは、広大な敷地内にある大きな「屋外プール(夏季のみ)」。スイスの夏は意外と暑くなりますが、観光から戻ってプールに飛び込める環境は、子供連れの家族や若者グループにとって最高のリフレッシュになります。

🌳 環境:森に囲まれた別荘地
100年以上の歴史を持つ本館と、モダンな別館、そしてロッジ風の建物が広大な公園の中に点在しています。インターラーケンの中心部から少し離れているため(バスで5分、徒歩15分ほど)、敷地内はとても静か。テニスコートやガーデンテラスもあり、ホテル内で一日中遊べるほどの充実度です。

🚶 アクセス:実は中心部に近い
住所はマッテン地区ですが、実はインターラーケン・ヴェスト駅やオスト駅へも徒歩圏内(各徒歩約15〜20分)。バス停も目の前にあり、ゲストカードを使えば無料で頻繁に移動できるため、不便さを感じることはほとんどありません。

💡 このホテルの「決め手」
「グループや家族旅行で、わいわい楽しく過ごしたい」あなたへ。 高級感よりも「楽しさ」と「開放感」を重視するならここ。プールサイドでビールを飲んだり、広い庭で遊んだり。リゾート感覚で滞在できる、コスパの良い大型ホテルです。


インターラーケンのおすすめホテルエリア「宿泊の常識」③選

インターラーケンのおすすめホテルエリア「宿泊の常識」③選
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最後に、編集長としてこれだけは伝えておきたい「宿泊の常識」を③つ共有しますね。

① 「東(Ost)」と「西(West)」の役割分担を理解する

① 「東(Ost)」と「西(West)」の役割分担を理解する
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インターラーケンの街は、アーレ川に沿って細長く伸びており、その両端に2つの駅があります。

「たかが一駅違い」と侮るなかれ。この2つの駅は、全く異なる「性格」と「使命」を持っています。

インターラーケン・オスト(東駅):【アルプスへの発射台】

ここは、ユングフラウヨッホ、グリンデルワルト、ラウターブルンネンへ向かう登山鉄道(BOB)の始発駅です。

最大のメリットは「朝のロスタイム・ゼロ」。

西駅エリアから向かう場合、バスや電車での移動・乗り換えで約15~20分の時間を要します。

「朝の20分」は、山の天気や混雑を回避する上で決定的な差になります。

「登山がメインミッション。朝食を食べたら即出発!」というストイックな旅人には、東駅一択です。

インターラーケン・ヴェスト(西駅):【アフター登山の社交場】

レストラン、ファッション店、大型スーパー、チョコレートショップが密集する繁華街です。

東駅周辺は夜8時を過ぎると人通りが絶えますが、西駅周辺は夜遅くまで賑わっています。

山から下りてきた後、テラス席でビールを飲んだり、ゆっくりお土産を選んだり。

「山も登るけれど、夜は美味しいものを食べて街遊びもしたい」という享楽的な旅人には、西駅が正解です。

② 「ゲストカード(Guest Card)」は魔法のチケット

② 「ゲストカード(Guest Card)」は魔法のチケット
image ヨーロッパ冒険紀行

インターラーケンのホテル(ホステルやキャンプ場含む)にチェックインすると、必ず「インターラーケン・ゲストカード(Interlaken Guest Card)」が渡されます。

これは単なる記念品や割引券ではありません。滞在中、あなたの足を劇的に軽くする「最強のフリーパス」です。

「東西問題」を解決する鍵

このカードを見せれば、インターラーケン・オスト駅~ヴェスト駅間の電車もバスも無料になります。

つまり、賑やかな西駅周辺に泊まっても、「東駅までの交通費」や「切符を買う手間」を気にする必要は一切ありません。

「西に泊まって、朝は無料で東へ移動し登山鉄道へ」。

このカードがあるおかげで、ホテル選びの自由度は格段に広がります。

『愛の不時着』のロケ地へもタダで行ける

有効範囲は意外と広く、ヴィルダースヴィルや、ドラマ『愛の不時着』のピアノ桟橋で有名なイゼルトヴァルト(Iseltwald)行きのバス(PostBus)も無料です。

通常往復すると10フラン以上かかるルートもタダ。

使い倒さない手はありません。

③ 「エアコンなし」は当たり前? 夏場の注意点

③ 「エアコンなし」は当たり前? 夏場の注意点
image ヨーロッパ冒険紀行

「スイスのホテルは高いから、設備も完璧だろう」。

そう思って行くと、夏場に痛い目を見ることがあります。

最大の落とし穴が「エアコン(冷房)がない」ことです。

なぜエアコンがないのか?

スイスの伝統的な建物は「冬の寒さ」を凌ぐために作られています。

分厚い石壁は保温性が高く、一度熱がこもると「巨大な蓄熱暖房」のように夜まで熱を逃がしません。

かつては涼しかったスイスの夏も、近年は30℃を超える猛暑日が増えており、歴史あるホテルほど室内がサウナ状態になることがあります。

生き残るための「部屋選び」

もしエアコンのないホテル(特に3つ星以下や歴史的建造物)を予約する場合、以下のリクエストが安眠の生命線になります。

  • 「北向きの部屋(North facing)」
    直射日光が入らないだけで室温は数度違います。
  • 「中庭側(Garden side)」
    窓を開けて寝るのが唯一の対策ですが、通り沿いの部屋だと車の騒音で眠れません。「窓を開けても静かな部屋」を確保することが、夏のインターラーケン滞在における最重要ミッションです。

まとめ:アルプスの朝焼けを見るために、最適なホテルを選ぼう

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

インターラーケンのホテル選びは、あなたの「アルプス攻略プラン」そのものです。

  • 朝一番の列車で頂上を目指すなら 【① オスト(東駅)】
  • 下山後のグルメと街歩きを楽しむなら 【② ヴェスト(西駅)】
  • 絶景と静寂に包まれたいなら 【③ ウンターセーン】
  • スイスの牧歌的な風景の中で眠るなら 【④ ヴィルダースヴィル】

どのエリアを選んでも、窓の外には世界で一番美しい山々が待っています。

この記事が、あなたのスイス旅行を最高のものにする手助けになれば幸いです。

Gute Reise!(よい旅を!)

参考情報・公式サイト

記事内で解説した交通情報、および紹介した主要ホテルの詳細を確認するための公式ソース一覧です。

🇨🇭 インターラーケン観光・交通の一次情報

  • Interlaken Tourism – Official Website
    • 公式観光サイト。ゲストカードの最新特典範囲や、イベント情報が確認できます。
  • Jungfrau – Top of Europe
    • ユングフラウ鉄道グループの公式サイト。登山鉄道の時刻表検索、ライブカメラでの天気確認に必須です。
  • SBB CFF FFS (Swiss Federal Railways)
    • スイス国鉄の公式サイト。空港からインターラーケンへの乗り換え案内や、駅のコインロッカー情報などがわかります。

🏨 主要ホテルの公式サイト(設備・特典の確認)

  • Victoria-Jungfrau Grand Hotel & Spa
    • スパ「Nescens Spa」のメニューや、レストランのドレスコードが確認できます。
  • Hotel Interlaken
    • 歴史的な客室の写真や、併設レストラン「Taverne」の予約が可能です。
  • Jungfrau Hotel
    • 客室からの眺望(アイガービュー)の指定予約や、別館情報の確認に。
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