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ヴェネツィアでのホテル選び、本当に悩みますよね。
「サンマルコ広場の近くがいい?」「それとも駅近が便利?」
地図を眺めれば眺めるほど、選択肢の多さに途方に暮れてしまう。
そんな経験、私にも覚えがあります。
でも、ご安心ください。
この記事は、単なるエリア紹介ではなく、あなたの旅の日数、荷物の量、そして「ヴェネツィアで何をしたいか」という想いに寄り添い、動線から逆算して最適なホテルエリアを導き出す、実践的な戦略書です。
- あなたの旅程に最適なエリアの「正解」
- 空港からホテルまで、最も賢い移動手段の選び方
- 初めてでも安心なエリアと、知らなければハマる「落とし穴」
- 夜の散策も心から楽しむための、エリア毎の治安と静けさのリアル
ヴェネツィアのホテル、エリア選びの戦略

- 滞在日数で決める!ホテルエリア選びの最適解
- 空港からホテルへ。賢いアクセス方法と移動時間
- 失敗しない!初めて向けおすすめホテルエリア
- 難関の橋を攻略!スーツケースと荷物の移動術
- 憧れの運河ビュー!ホテル選びの注意点とコツ
滞在日数で決める!ホテルエリア選びの最適解

ヴェネツィアは、美しい迷宮。
だからこそ、ホテルは単なる宿泊場所ではなく、旅の効率と快適さを左右する重要な「作戦基地」になります。
特にヴェネツィアで忘れがちなのが、無数にある橋と石畳の存在。

私も初めての頃は、地図アプリが示す最短距離を信じて重いスーツケースと格闘し、ホテルに着く頃には汗だく…なんて失敗をしました。
この街では、移動距離よりも「経路の分かりやすさ」と「橋の少なさ」が、何倍も重要なんです。
最寄りのヴァポレット(水上バス)乗り場からの道のりが単純か、事前にストリートビューで確認しておくだけで、到着日の安心感が全く違いますよ。
判断フレームの考え方
旅の時間を最大限に活用するために、滞在を「到着日」「フリータイム」「出発日」の3つに分けて考えましょう。
特に、空港や駅からホテルへ向かう到着日と、その逆ルートを辿る出発日の移動コストをいかに最小化するか。
これが、実質的に観光に使える時間を増やすための、最も重要な鍵となります。
立地評価のチェックポイント
ホテル予約サイトの評価だけでは分からない、ヴェネツィアならではのチェックポイントです。
- 最寄り停留所までの経路が単純か(一本道か、目印になる建物はあるか?)
- ホテルまでに越える橋の数が少ないか(特にスーツケースがある日は死活問題です)
- 夜間も人通りと灯りが確保されているか(安心してディナーから帰れる道は心の余裕に直結します)
- 早朝や深夜の移動時に迷いにくい導線か(フライトが早い日は、暗い中での移動になります)
【2泊まで】短期滞在は「観光効率」を最優先


弾丸旅行なら、「時は金なり」です。
移動の複雑さを徹底的に排除し、観光の密度を高める戦略を取りましょう。
サンマルコ広場やリアルト橋といった主要スポットまで歩いて行ける、またはヴァポレットの幹線(1番か2番)からすぐのエリアが絶対的におすすめです。
貴重な時間を、道に迷うことで失うのはあまりにもったいないですからね。
✅短期滞在で優先したい要素
もし到着が夕方以降になるなら、なおさらです。
サンタ・ルチア駅や、空港からのバスが着くピアッツァーレ・ローマに近い立地を優先すれば、暗い中で迷うリスクを最小限に抑えられます。
食事の場所も、あらかじめ観光地の近くで目星をつけておきましょう。
疲れてホテルに戻ってから「さて、夕食どうしよう…」と再び遠出するのは、想像以上に体力を消耗します。
夜は明るいメインストリートを通って帰れるホテルを選ぶのが、安心感を高めるコツです。
✅宿の選び方のコツ
短期滞在では、部屋からの眺めや広さよりも、「入口からホテルまでの分かりやすさ」を最優先しましょう。
大運河(グラン・カナル)沿いは確かに便利で華やかですが、一日中ひっきりなしに船が行き交います。
その航行音が、石造りの建物には意外と響くことも。
もし静けさを少しでも求めるなら、賑やかな通りから一本入った支流沿いや、中庭に面した部屋を選ぶと良いバランスが取れますよ。
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- スマホの方は遷移後、少し下へスクロールするとホテル一覧が表示されます。
- 気になるホテルを見つけたら「マップ表示」機能を活用してください(スマホなら地図のアイコンをタップ)。立地や周辺の観光地、他ホテルとの料金比較も直感的に確認できます。
【3~4泊】中期滞在は「快適さ」も重視


少し滞在に余裕があるなら、観光客の喧騒から一歩引いたエリアがおすすめです。
日中の最も混雑する時間帯は少し外れたエリアで過ごし、人の少ない朝一番や夕暮れ時にサンマルコ広場のような主要スポットを訪れる。
そんな「ヴェネツィアに暮らすような旅」の入り口が体験できます。
夜は、美味しいレストランが集まる通りから一本だけ路地に入った場所を選ぶと、食事のアクセスと静かな夜を両立できます。
✅行程の組み立て方
中期滞在のコツは、1日ごとに巡るエリアをざっくりと決めておくこと。
例えば、「今日はサンマルコ地区」「明日はアカデミア美術館周辺」というようにテーマを分けるだけで、迷路のような街でも驚くほど移動がスムーズになります。
帰り道は、必ず広場や教会など、目印になる建物を経由するルートをあらかじめ決めておきましょう。
これだけで、夜道の安心感が格段に増します。
✅立地の微調整
価格と静けさのバランスを見ながら、ヴァポレットの停留所からホテルまでの道がシンプルな場所を選びましょう。
大きな荷物を持って移動する到着・出発日は水上交通をメインに使い、身軽な日は徒歩で散策する、というように使い分けるのが賢い方法です。
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【5泊以上】長期滞在は「生活の利便性」で選ぶ

ここまで来たら、あなたも立派なヴェネツィア通。
長期滞在の満足度を左右するのは、もはや観光地へのアクセスだけではありません。
近所に早朝から開いているカフェや、ちょっとした食材が買えるお店があるか。
ムラーノ島やブラーノ島といった離島への船が出ている停留所が近いか。
こうした「生活者」としての視点が、旅の質をぐっと高めてくれます。
✅長期滞在での評価軸
- 離島や本島外周を巡る航路への接続はしやすいか
- 早朝や夜間の便も確保されているか
- ホテルの周りに、日常的に使えるお店があるか
- 観光疲れを癒せる、静かな環境か
✅滞在の最適化
長期滞在でやりがちなのが、毎日予定を詰め込みすぎてしまうこと。
これは私の経験則からですが、あえて「午前中だけ観光して、午後はホテル近くでのんびり過ごす日」を作るのが、疲れを溜めずに旅を満喫する秘訣です。
週単位で考えるなら、訪れる場所を方角別にまとめ、乗り換えが少ないルートを優先すると、全体の移動コストを大きく下げることができますよ。
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空港からホテルへ。賢いアクセス方法と移動時間

出典:ATVO


出典:Consorzio Motoscafi Venezia
ヴェネツィア・マルコポーロ空港に降り立った瞬間から、あなたの冒険は始まっています。
どの乗り物を選ぶかで、この街の第一印象は全く変わるもの。
選択肢は主に、バス、空港船(アリラグーナ)、水上タクシーの3つ。
あなたの到着時間、荷物の量、そして予算によって最適な手段は変わってきます。
深夜早朝や悪天候の日は、運行スケジュールが変わることがあります。
旅の計画は完璧でも、交通手段が動かなければ意味がありません。
出発前日にもう一度、公式サイトで最新の運行状況を確認する癖をつけておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。
選び分けの基本
- バス:
コストを抑えたい堅実派のあなたに。ピアッツァーレ・ローマまで行き、そこからヴァポレットに乗り換える最もポピュラーな方法です。 - 空港船 (アリラグーナ):
乗り換えなしでヴェネツィアらしさを満喫したいロマン派のあなたに。ホテルの最寄りに停留所があれば、これ以上ないほど快適です。 - 水上タクシー:
時間と体力を最優先したいスマート派のあなたに。ホテルの玄関近くまで直接行ける、究極の選択肢。荷物が多い時や、グループでの旅行では特に価値を発揮します。
空港からの主な手段
- バス(ATVOエクスプレス)
空港の到着ロビーを出てすぐの場所に乗り場があり、初めてでも迷うことはまずありません。ピアッツァーレ・ローマまで直行し、そこからヴァポレットに乗り換えます。最も分かりやすく、安心感のあるルートです。 - 空港船
アリラグーナ空港の桟橋から、ヴェネツィア市内の複数の停留所へ直接アクセスできます。リアルト方面へはオレンジ線、サンマルコ方面へはブルー線が便利。公式サイトで自分のホテルの最寄り停留所に停まるか、事前に必ず確認しましょう。 - ピープル・ムーバー
これは空港から直接乗るものではなく、駐車場のあるトロンケット島やクルーズ船ターミナルのあるマリッティマと、交通の拠点ピアッツァーレ・ローマを結ぶモノレールです。公式サイトによると運賃は1.50ユーロ。特定の状況で非常に役立つ交通手段です。
所要時間と選び方の目安
- バス経由
ピアッツァーレ・ローマでの乗り換えは必要ですが、大きなスーツケースを預けて座って移動できるのは大きなメリット。初めてのヴェネツィアで、まずは落ち着いて本島に入りたい場合に最適です。 - アリラグーナ
ホテルの最寄りに停留所があるなら、これ一択かもしれません。ただし、海の上を進むため、天候によっては少し揺れることも。船旅に慣れていない方は、念のため酔い止めがあると安心です。季節限定のルートもあるので、時刻表の事前確認は必須です。 - 水上タクシー
料金は市によって定められていますが、決して安くはありません。しかし、重いスーツケースを持って橋をいくつも越える労力を考えれば、十分にその価値がある、と私は思います。特に深夜の到着や、小さなお子様連れの旅では、この上なく頼りになる存在です。
以下の表は、それぞれの移動手段の特徴をまとめたものです。
料金や運行時間は変更される可能性があるので、最終的には必ず公式サイトで最新の情報を確認してくださいね。
出発 | 主要導線 | 到着の目安 | 特徴 |
マルコ・ポーロ空港 | ATVOバス→ピアッツァーレ・ローマ→ヴァポレット | 市内各所 | 最も分かりやすく総合的に安心。乗り継ぎ地点の案内が親切で、到着直後でも判断しやすい。 |
マルコ・ポーロ空港 | アリラグーナ・オレンジ線 | リアルト周辺 | 乗り換えが少なく楽。停留所がホテルに近ければ、歩く距離を最小限にできる。 |
マルコ・ポーロ空港 | アリラグーナ・ブルー線 | サンマルコ周辺 | 観光の中心地へダイレクトにアクセス。チェックイン後すぐに観光を始めたい場合に最適。 |
トロンケット | ピープル・ムーバー | ピアッツァーレ・ローマ | 駐車場やクルーズ船からの乗り継ぎに特化。公式サイトによると運賃1.50ユーロと手頃。 |
ヴェネツィアではカーニバルや映画祭など、大きなイベントが頻繁に開催されます。
こうした時期は、交通機関のルートや本数が特別ダイヤになることが珍しくありません。
計画段階、出発前日、そして当日の朝と、3段階で公式情報をチェックするくらいの慎重さが、旅をスムーズに進める秘訣です。
失敗しない!初めて向けおすすめホテルエリア

初めてのヴェネツィア、絶対に失敗したくないですよね。
大丈夫、ホテル選びで押さえるべきポイントは、実はたった一つです。
それは、「スーツケースを引いたまま迷子にならない」こと。
地図上の直線距離は、この街では何のあてにもなりません。
狭い路地、予期せぬ行き止まり、そして何より階段のある橋。
これらの「罠」を避けられるエリアを選ぶことが、何よりも重要です。

私のおすすめは、交通の起点となるサンタ・ルチア駅周辺(カンナレージョ地区)か、主要観光地が集まるサンマルコ地区のどちらか。
カンナレージョは、駅やバスターミナルからの道が比較的平坦で分かりやすく、重い荷物を持っての移動を最短で終わらせられます。
一方、サンマルコは、まさにヴェネツィアの心臓部。
ホテルから一歩出れば、あの夢に見た景色が広がっているという圧倒的な魅力があります。
どちらを選ぶかは、あなたが何を優先するか次第です。
夜、レストランからホテルへ帰る道のりを想像してみてください。
「あの広場を曲がって、有名な橋を渡れば着く」というように、誰でも知っているようなランドマークを目印に帰れるホテルを選ぶと、夜道の不安がぐっと減りますよ。
また、ホテルのフロントが24時間対応か、チェックイン前に荷物を預かってもらえるかも、到着日の行動の自由度を大きく左右する重要なポイントです。
立地判断のコツ
- 到着口からホテルまでの「橋の数」を数える
- 夜間も営業しているお店やバルが近くにあるか(道の明るさと安心感に繋がります)
- 最寄りのヴァポレット乗り場までの案内標識は分かりやすいか
予約サイトの写真だけでなく、Googleのストリートビューで、駅からホテルまでの道のりを実際に歩いてみることを強くお勧めします。
特に、橋の形状(階段の急さなど)は、写真だけでは決して分かりません。
このひと手間が、当日のあなたの負担を劇的に軽くしてくれます。
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難関の橋を攻略!スーツケースと荷物の移動術

ヴェネツィア最大の敵、それは「橋の階段」です。
石畳の上をスーツケースを引くだけでも大変なのに、そこに階段が加わると、その負担は想像を絶します。
だからこそ、ルート選びが重要になるのです。
地図アプリが示す最短距離は、多くの場合、階段の多い過酷なルート。

「距離の短さ」よりも「橋の回数」と「道の広さ」を優先するのが、ヴェネツィアを賢く旅する鉄則です。
ルート設計
ヴァポレットの幹線である1番・2番ラインが停まる停留所の近くを拠点にすれば、ほとんどの主要スポットへ乗り換えなしでアクセスできます。
ホテルまでの最後の道のりは、できるだけ道幅の広い、人通りのある通りを選びましょう。
特に雨の日は石畳が滑りやすくなるため、アーケードがあるルートなどを事前に把握しておくと、さらに安心です。
これは多くの旅行者が見落としがちな、でも極めて重要なコツですが、もし可能なら大きなスーツケース1つよりも、中型のものを2つに分けることを検討してください。
階段での持ち運びが格段に楽になり、混雑した橋の上でも動きやすくなります。
便利なサービス
「お金で時間と体力を買う」という発想も、賢い旅の戦略です。
ピアッツァーレ・ローマやサンタ・ルチア駅には、荷物をホテルまで運んでくれる公式のラゲッジポーターがいます。
(空港の公式サイトなどでも案内されています)
決して安いサービスではありませんが、特に到着日と出発日にこれを利用するだけで、体力の消耗が全く違います。
ポーターサービスと、ホテルの荷物預かりを組み合わせれば、到着後すぐに手ぶらで観光に出かけることも可能ですよ。
憧れの運河ビュー!ホテル選びの注意点とコツ

出典:Pexels

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運河ビューの部屋、憧れますよね。
窓の外にゴンドラが浮かぶ景色は、まさにヴェネツィアの醍醐味。私もあの景色が大好きです。
でも、良いことばかりではないのが現実…。
忘れてはならないのが、「音」の問題です。
ロマンチックなゴンドラだけでなく、ヴァポレットや物資を運ぶ作業船など、運河はヴェネツィアの「道路」。
一日中、船のエンジン音が響き渡ります。
特に、石造りの建物は音が反響しやすく、早朝のゴミ収集船の音で目が覚める…なんてことも珍しくありません。
もしあなたが静寂を最優先するのであれば、思い切って運河ビューは諦め、路地側や中庭に面した部屋を選ぶのが賢明です。
素晴らしい景色は、一歩外に出ればいくらでも楽しめますから。
逆に、船の行き交う活気こそがヴェネツィアの魅力だと考えるなら、大運河(グラン・カナル)沿いの利便性は最高のご褒美になるでしょう。
予約の際に「二重窓(イタリア語でdoppi vetri)はありますか?」と確認したり、上層階の部屋をリクエストしたりするのも有効な手段です。
ただし、エレベーターのない小さなホテルも多いので、荷物の量とのバランスは考えてくださいね。
結局のところ、これはトレードオフです。
あなたが滞在に何を求めるか、「眺望」と「静けさ」のどちらを優先したいかを考えてみてください。
その答えが、あなたにぴったりの部屋を見つけるための、一番の近道になります。

運河ビューの“推しエリア”はドーソドゥーロ(ザッテレ〜アカデミア沿い)です。
- 広い水路で抜けが良い景観/遊歩道が心地いい
- 観光中心部より人波が穏やか=眺望×静けさのバランス◎
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ヴェネツィア人気3大ホテルのエリアを徹底比較

- 観光効率は最強!サンマルコ地区の特徴とホテル相場
- 駅近でアクセス楽々!カンナレージョ地区の特徴と相場
- 大人の滞在に。ドーソドゥーロ地区の立地と雰囲気
- 夜の治安は大丈夫?エリア毎の雰囲気と注意点
- 結論:ヴェネツィアのホテルエリア選び最終チェック
観光効率は最強!サンマルコ地区の特徴とホテル相場

出典:Wikimedia Commons

出典:Wikimedia Commons
ヴェネツィアの象徴、サンマルコ広場。
このエリアに泊まるのは、まるでテーマパークのど真ん中に滞在するような感覚です。
ホテルの扉を開ければ、目の前にあの夢に見た景色が広がる。
主要な美術館や教会はすべて徒歩圏内。
短期滞在で、時間を最大限に有効活用したいあなたにとって、これ以上の立地はありません。
一方で、日中の賑わいは言うまでもなく、夜遅くまで観光客の喧騒が続くことも。
料金相場も島内で最も高く、特にカーニバルなどのイベントシーズンは高騰します。
もしサンマルコ地区で静けさを求めるなら、広場に面した大通りから一本、二本と路地に入った場所を探してみてください。
ほんの少し歩くだけで、驚くほどの静けさが手に入ります。
それでいて、レストランやバルは無数にあるため、夜の食事に困ることはありません。
観点 | 傾向 |
アクセス | 最高レベル。サンマルコ、サン・ザッカリア停留所から各方面へ。空港船や離島へのアクセスも抜群。 |
価格感 | 高め。特にイベント時期や週末は島内トップクラス。早めの予約が必須。 |
向いている人 | 短期滞在で効率を最優先したい人。初めてのヴェネツィアで「ザ・王道」を満喫したい人。 |
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駅近でアクセス楽々!カンナレージョ地区の特徴と相場

出典:ItalyReview

出典:Reisroutes
旅の始まりと終わりを、もっともスマートに迎えたいあなたへ。
カンナレージョは、大きな荷物との格闘から解放されたいあなたのためのエリアです。
サンタ・ルチア駅や、空港バスが到着するピアッツァーレ・ローマからのアクセスが抜群に良く、橋を渡る回数を最小限に抑えてホテルにチェックインできます。
中心部の喧騒からは少し離れているため、比較的落ち着いた雰囲気。
それでいて、主要スポットへも徒歩やヴァポレットですぐにアクセス可能です。
価格帯もサンマルコ地区よりは手頃で、コストと利便性のバランスに優れています。
駅からホテルまでのメインストリート(Lista di Spagna)沿いは便利ですが、人通りも多いです。
静けさを求めるなら、そこから少し入った支流の運河沿いがおすすめ。
地元の人が利用するバーカロ(立ち飲み屋)なども多く、よりディープなヴェネツィアを体験できますよ。
観点 | 傾向 |
アクセス | 駅・バスターミナルから至近。到着・出発日の移動が非常に楽。外周を巡るヴァポレットも便利。 |
価格感 | 中程度。中心部より手頃な価格帯で見つけやすい。コストパフォーマンスが高い。 |
向いている人 | 荷物が多い人、到着・出発の動線をシンプルにしたい人。早朝・深夜の列車やバスを利用する人。 |
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大人の滞在に。ドーソドゥーロ地区の立地と雰囲気

出典:Venice Tourism

出典:VisitVenezia.eu
観光客の喧騒から離れ、アートと静寂に浸る。
そんな知的な大人の旅にぴったりの場所が、ドーソドゥーロ地区です。
アカデミア美術館やペギー・グッゲンハイム・コレクションなど、質の高い美術館が集まる文教エリア。
大学があるため、日中は穏やかな活気がありつつも、夜は驚くほど静かになります。
このエリアに泊まるなら、ぜひ「ザッテレ」の遊歩道を散歩してみてください。
視界が大きく開け、対岸のジュデッカ島を眺めながらのんびりと過ごす時間は、何物にも代えがたい贅沢です。
サンマルコの賑わいとは全く違う、もう一つのヴェネツィアの顔に出会えるはずです。
観点 | 傾向 |
アクセス | アカデミア橋を渡ればサンマルコ地区もすぐ。ヴァポレットの幹線(1・2番)が利用でき、移動はスムーズ。 |
価格感 | 中〜やや高め。落ち着いた環境と文化的な価値が価格に反映されやすい。 |
向いている人 | 美術館巡りが好きな人、落ち着いた滞在を求めるリピーター。散策をメインに、夜は静かに過ごしたい人。 |
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夜の治安は大丈夫?エリア毎の雰囲気と注意点

夜のヴェネツィアは、昼間とは全く違う顔を見せます。
ガス灯に照らされた路地は息をのむほど美しいですが、同時に注意も必要です。
これは脅かすわけではありませんが、スリや置き引きは「自分は大丈夫」と思っている人を狙います。
特に、サンマルコ広場周辺などの混雑した場所や、ヴァポレットの船内では注意が必要です。
(出典:英国FCDO「Italy travel advice」)
でも、過度に怖がる必要はありません。
カバンは必ず体の前に抱える、貴重品は一箇所にまとめない、といった基本的な対策を徹底するだけで、リスクは大幅に減らせます。

夜道を歩く際は、必ず照明が灯る広い通りを選びましょう。
最短距離の暗い路地を選ぶのは絶対に避けてください。
傾向の見取り図
- サンマルコ周辺: 夜遅くまで賑やか。安心感はあるが、静かに過ごしたい人には不向き。
- カンナレージョ: 駅周辺のメインストリートを離れれば、比較的落ち着いた雰囲気。
- ドーソドゥーロ: 住宅街や学術機関が多く、夜は非常に静か。その分、一本道を間違えると心細くなることも。
ホテルを予約する前に、夜間に必ず通ることになる道をストリートビューで確認し、街灯の数やお店の有無を見ておくことをお勧めします。
これだけで、滞在中の夜の安心感が大きく変わります。
万一に備える連絡先の考え方
緊急時の警察への連絡は「112」です。
現在地を正確に伝えるために、近くの広場や橋の名前を控えておくとスムーズです。
また、これは私の旅の習慣ですが、
- 海外旅行保険の連絡先
- クレジットカード会社の緊急連絡先
- ホテルの電話番号と住所
この3つは、紙に印刷したものと、スマートフォンのオフラインで見られるメモの両方に保存しています。
万が一スマートフォンを紛失したり、充電が切れたりしても、これさえあれば落ち着いて対応できますからね。
結論:ヴェネツィアのホテルエリア選び最終チェック
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
たくさんの情報がありましたが、一番大切なのは「あなたがどんな旅をしたいか」です。
最後に、この記事の要点をまとめました。
あなたの旅の計画書を作る際の、最終チェックリストとして使ってみてください。
- ヴェネツィアのホテル選びは、何よりも動線を最優先で考える
- 短期滞在なら、サンマルコ(観光効率)かカンナレージョ(移動効率)の二択
- 中期滞在なら、昼の活気と夜の静けさのバランスを意識する
- 長期滞在なら、離島へのアクセスやスーパーの有無など「生活」の視点も加える
- 空港からはバスか空港船を基本に計画を立てる
- ピアッツァーレ・ローマ経由(バス)は、乗り換えが分かりやすく初心者向き
- アリラグーナ(空港船)は、停留所がホテルに近ければ歩く距離を大幅に削減できる
- 水上タクシーは、荷物が多い時や深夜到着時の最終手段として有効
- サンマルコは立地最高の代わりに価格も最高
- カンナレージョは到着日が楽でコストパフォーマンスに優れる
- ドーソドゥーロはアートと散策が好きな人に最適で、夜は静か
- 運河沿いの部屋は、眺めと引き換えに船の音がすることを覚悟しておく
- 荷物移動の負担は、ポーターサービスなどを利用して「買う」という賢い選択も
- ヴァポレットの幹線(1番・2番)が停まる停留所を旅の基点に据える
- 治安対策の基本は、人混みでのスリ対策を徹底すること
この記事が、あなたのヴェネツィア旅行という素晴らしい物語の、最高の序章となることを心から願っています。


参考情報・公式サイト
交通・移動(公営・公式)
- TIMETABLES AND ROUTES
- LINEA 1 P.LE ROMA – FERROVIA – RIALTO – S.MARCO(PDF)
- HOW IT WORKS | VeneziaUnica City Pass
- Purchase the City pass(Venezia Unica 公式)
- PEOPLE MOVER(公式案内)
- Timetables(Alilaguna 公式)
- Venice Airport bus service(ATVO 公式)
空港・荷物サービス
- Water transport(Venice Marco Polo Airport 公式)
- Luggage Storage and Porter Service(空港公式)
- Cooperativa Trasbagagli Venezia(公式手荷物運搬)
料金・タクシー(公的情報)
安全情報(公的機関)
- Italy Travel Advisory | U.S. Department of State
- Italy travel advice(FCDO / 英国政府)
- Alerts and Messages | U.S. Embassy & Consulates in Italy