ゴルナーグラート鉄道の料金と予約|夏冬の運賃・午後割・座る側まで解説

[本ページにはプロモーションが含まれています]

ツェルマットからマッターホルンを望む展望台へ向かうゴルナーグラート鉄道。

乗る前に迷いやすいのが、「料金はいくらか」「予約は必要か」「どちら側に座ればいいか」です。

実はゴルナーグラート鉄道は、夏と冬で料金が大きく違い、午後に安くなるチケットも夏と冬で条件がまったく異なります。

この記事では、ゴルナーグラート鉄道の公式情報をもとに、料金・チケットの買い方・座席の選び方・山頂ホテルに泊まる場合の費用まで、判断に必要な情報をまとめました。

※料金などの情報は、2026年10月1日にゴルナーグラート鉄道公式サイトなどで確認したものです。

目次

結論|ゴルナーグラート鉄道の料金と予約の要点

項目内容
往復料金(大人)夏(5〜10月)132 CHF/冬(11〜4月)96 CHF
半額カード・スイストラベルパス50%引き(夏66 CHF/冬48 CHF)。パスでも無料にはならない
午後のチケット20%引き。夏は15時半ごろ以降・前日までにオンライン購入、冬は12時15分以降
予約不要。往復券は選んだ日から10日以内なら帰りに使える
座席指定できない。上りは進行方向の右側がおすすめ
確実に右側に座りたい場合Priority Boarding(1人7 CHF)で3分早く乗車できる
ツェルマット⇔ゴルナーグラート、2等。2026年10月1日に公式情報で確認。

料金だけで選ぶなら、次のように考えると迷いません。

  • 半額カードやスイストラベルパスを持っている → 通常の往復が半額になるので、それで十分
  • パスを持っていない・午後に行ける → 午後のチケット(20%引き)が有力
  • 天気を見て行く日を決めたい → 公式の通常往復券(帰りは10日以内なら使える)

ゴルナーグラート鉄道の料金(2026年)

夏と冬で料金が違う

ゴルナーグラート鉄道は季節料金制で、冬は夏より約3割安くなります。

日付や時間帯で料金が変わる仕組みではなく、夏と冬の2段階です。

ツェルマット⇔ゴルナーグラート往復夏(5〜10月)冬(11〜4月)
大人(割引なし)132 CHF(約2.5万円)96 CHF(約1.8万円)
半額カード・スイストラベルパス利用時66 CHF(約1.2万円)48 CHF(約0.9万円)
2等。1 CHF=189.12円で換算。ゴルナーグラート鉄道公式FAQで確認(2026年10月1日)。

往復券には、山頂の体験施設「Zooom the Matterhorn」の入場料も含まれています。

また、往復券は途中の駅で降りて、後から乗り直すこともできます(各区間は方向ごとに1回まで)。


午後のチケット(Afternoon Ticket)は夏と冬で条件が違う

午後に乗ると20%引きになる「Afternoon Ticket」があります。

ただし、夏と冬で使える時間も買い方もまったく違うので注意してください。

Afternoon Ticket夏(5〜10月)冬(11〜4月)
料金(大人・往復)105.60 CHF(通常132 CHF)74.00 CHF(通常96 CHF)
乗れる時間15時半ごろ以降の上り列車12時15分以降の上り列車
買い方オンラインのみ(公式ウェブショップ・SBB)。利用日の前日までに購入。窓口・券売機では買えないオンラインのほか、窓口・券売機でも購入可
共通の条件往復のみ・選んだ日だけ有効・変更や払い戻しは不可往復のみ・選んだ日だけ有効・変更や払い戻しは不可
ゴルナーグラート鉄道公式で確認(2026年10月1日)。夏の開始時刻は公式ページによって15:30と15:35の表記があるため、購入時に確認してください。

冬は昼過ぎから使えて窓口でも買えるので、多くの人にとって使いやすい割引です。

一方、夏は夕方近くからしか乗れず、前日までにオンラインで買う必要があるため、当日思い立って安く乗ることはできません。

夏に使う場合は、夕方の光の中でマッターホルンを見たい人や、日中は別の観光をする人向けと考えてください。

なお、半額カードやスイストラベルパスを持っている人は、通常の往復が半額(夏66 CHF・冬48 CHF)になるので、午後のチケットより安く乗れます。

時間の制約もないので、まずは通常の往復を検討してください。


スイストラベルパスでも無料にはならない

ゴルナーグラート鉄道は、スイストラベルパスでは無料にならず、半額カードと同じ50%引きです。

つまり、ゴルナーグラートに乗るためだけなら、スイストラベルパスと半額カードで差は出ません。

スイス旅行全体で、パスと半額カードのどちらが得かは、実際の運賃で計算したこちらの記事で比較しています。

→ スイストラベルパスは得?値段と損益分岐を実際の運賃で計算|半額カードと比較


予約は必要?チケットの買い方

列車の予約は不要。往復券は10日以内なら帰りに使える

ゴルナーグラート鉄道は、乗る列車を予約する必要はありません。

チケットは利用日を選んで購入し、その日なら好きな列車に乗れます。

公式の往復券は、選んだ利用日から10日以内なら帰りの列車に使えます。

チケットは、公式サイトでオンライン購入(スマホに表示・SwissPassに登録・印刷のいずれか)するほか、ツェルマットの乗り場や、テーシュ駅の窓口・券売機でも買えます。


公式で買うか、Klookで買うか

日本語・日本円で事前に買いたい場合は、代理店のKlookも使えます。

公式とKlookの主な違いは次のとおりです。

項目公式(ゴルナーグラート鉄道)Klook
言語・支払い英語など・スイスフラン日本語・日本円
チケットの受け取りスマホ表示・SwissPass・印刷モバイルバウチャーを提示して直接乗車(引き換え不要)
有効期間往復券は利用日から10日以内に帰りに使える指定した利用日のみ
キャンセル券種による利用日の24時間前まで無料
半額カード・パスの割引購入時に割引を選択割引券種あり。予約時にカード・パスのTicket ID番号の入力が必要
Afternoon Ticketあり商品ページでは確認できず
Priority Boarding同時に購入できる含まれない
2026年10月1日に各公式ページ・Klookの商品ページで確認。

選び方の目安は次のとおりです。

  • 日程が決まっていて、日本語・日本円で手続きしたい → Klook
  • 天気を見て行く日を決めたい・午後のチケットを使いたい → 公式(https://www.gornergrat.ch/en/pages/ticket)

Klookで半額カード・スイストラベルパス向けの割引券を買う場合は、先にカードやパスを購入し、そのTicket ID番号を手元に用意してから予約してください。

利用当日は、有効なカードやパスと身分証明書の携帯も必要です。


座席は右側|Priority Boardingは買うべき?

上りは進行方向の右側に座る

ゴルナーグラート鉄道は座席を指定できません。

公式によると、上りの列車では進行方向の右側の席が、マッターホルンを最もよく望めるとされています。

左側からも山の景色は見えますが、マッターホルンを見たいなら右側を狙ってください。


Priority Boarding(1人7 CHF)の条件

右側の席を確実に取りたい人向けに、有料の「Priority Boarding」があります。専用の待合所から、ほかの乗客より3分早く乗車して好きな席を選べるサービスです。

項目内容
料金1人7 CHF(大人と一緒の6歳未満の子どもは無料)
使える列車ツェルマット発の上りのみ。予約した列車だけ有効
枚数1本の列車ごとに限りあり
注意点専用待合所は発車の10分前に閉まる。変更・払い戻しは不可
ゴルナーグラート鉄道公式で確認(2026年10月1日)。

買うべきかどうかの目安は、混雑するかどうかです。

夏のハイシーズンの午前中など混み合う時間帯に乗る場合や、写真撮影が旅の大きな目的の場合は、7 CHFで右側の席を確保する価値があります。

一方、冬や午後など比較的すいている時間帯なら、早めに乗り場に並べば右側に座れることも多く、必須ではありません。

なお、Klookのチケットには Priority Boarding は含まれていません。

必要な場合は、公式サイトで別途購入してください。


山頂のホテル「3100 クルムホテル ゴルナーグラート」に泊まるべき?

3100 Kulmhotel Gornergratの外観

ゴルナーグラートの山頂には、「3100 Kulmhotel Gornergrat(3100 クルムホテル ゴルナーグラート)」があります。

日帰り客が帰った後の夕方や、朝のマッターホルンを山頂で見られるのが最大の魅力です。

宿泊料金の目安

季節客室1泊の料金(2名1室・朝食込み)
冬(1月)ダブルルーム モンテローザビュー約7.9万円
初夏(6月)ダブルルーム モンテローザビュー約8.7万円
夏(8月上旬)ジュニアスイート マッターホルンビュー約11.7万円
2026年10月1日にTrip.comの非会員価格で調査。キャンセル無料プランの最安値(税・サービス料込み、現地で支払う宿泊税は含まない)。宿泊日は2027年1月19日、6月15日、8月5日。

注目してほしいのは夏です。

冬と初夏に選べた「ダブルルーム モンテローザビュー」が、7〜8月はどの日程でも予約できませんでした。

調査時点で予約できたのは、マッターホルンビューのジュニアスイート(残り1室)だけでした。

夏に山頂に泊まりたい場合は、日程が決まり次第、早めに予約することをおすすめします。

また、客室名の「モンテローザビュー」と「マッターホルンビュー」は、窓から見える山が違います。

マッターホルンを部屋から見たい場合は、客室名に「Matterhorn」と入っているかを必ず確認してください。


日帰りと宿泊、どちらを選ぶか

  • 日帰りが向いている人:ツェルマットに泊まり、天気の良い日を選んで上りたい人。費用を抑えたい人
  • 山頂泊が向いている人:朝夕の景色を最優先したい人。記念旅行などで特別な1泊にしたい人

山頂に泊まると、夜は村に戻れず、天気が悪くても日程を動かしにくくなります。

初めてのツェルマットなら、村に2泊して日帰りで上り、余裕があれば山頂に1泊を加える組み立て方が安心です。

ツェルマットの村のホテル選びは、こちらで詳しく比較しています。

→ ツェルマットのホテルおすすめ9選|マッターホルンが見える部屋・駅近・山岳ホテル


乗る前の注意点

  • 11月上旬は運休予定
    2026年は11月2日〜14日に整備のための運休が予定されています。この時期に旅行する場合は、公式の時刻表で最新情報を確認してください。
  • 子どもの料金
    夏は5.99歳まで、冬は8.99歳まで無料です。6〜15歳の子どもは、親が半額カードやスイストラベルパスを持っていれば、Swiss Family Cardで無料になります。
  • 午後のチケットは払い戻しできない
    天気が読めない日は、利用日から10日以内に帰りに使える通常の往復券の方が安心です。

よくある質問

Q. ゴルナーグラート鉄道は事前予約が必要ですか?

列車の予約は不要です。

当日、乗り場の窓口や券売機でも買えます。

ただし、夏の午後のチケットは前日までにオンラインで買う必要があります。


Q. 一番安く乗る方法は?

半額カードかスイストラベルパスを持っていれば、往復が半額(夏66 CHF・冬48 CHF)になります。

持っていない場合は、午後のチケット(夏105.60 CHF・冬74.00 CHF)が最安です。

季節でいえば、冬の方が夏より約3割安くなります。


Q. 帰りの時間は決めておく必要がありますか?

決めておく必要はありません。

公式の往復券は、利用日から10日以内なら好きな列車で帰れます。

Priority Boardingだけは、予約した上りの列車にしか使えません。


まとめ

ゴルナーグラート鉄道は、季節・時間帯・持っているパスによって、同じ往復でも料金が大きく変わります。

  • 料金は夏132 CHF・冬96 CHF。半額カードやスイストラベルパスで50%引き
  • 午後のチケットは20%引き。ただし夏は15時半ごろ以降・前日までにオンライン購入が条件
  • 予約は不要。往復券は10日以内なら帰りに使える
  • 座るなら上りの右側。確実に座りたいならPriority Boarding(7 CHF)
  • 山頂ホテルは、夏は安い客室から早く埋まる

参考情報・公式サイト

目次