あなたの旅が見つかるオーストリア観光モデルコース徹底解説

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音楽と芸術の都、そして雄大な自然が広がるオーストリア。

いざ旅行を計画しようにも、「ウィーンやザルツブルクをどう回れば効率的?」「ハルシュタットやチロル地方まで足を延ばせる?」「自分の興味に合ったプランはある?」など、選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。

せっかくの旅行で、移動や時間に追われて後悔したくない、誰もがそう思うはずです。

ご安心ください。

この記事では、そんなあなたのためのオーストリア観光モデルコースを、1日で楽しめるものから2泊3日の周遊プランまで、テーマ別に10通り厳選してご紹介します。

王道のウィーン市内観光はもちろん、音楽の聖地ザルツブルク巡り、世界遺産の絶景が広がるハルシュタット日帰り、アルプスの大自然を満喫するプラン、冬限定のクリスマスマーケット巡り、さらには鉄道ファン必見のルートや子連れ家族向けの安心コースまで、あらゆるニーズに対応しました。

各コースには、具体的なタイムスケジュール、予算感、お得な交通パス情報、そして旅を成功させるためのコツも満載です。

この記事を読めば、あなたの理想とするオーストリア旅行の具体的なイメージが湧き、最高の旅を計画できるでしょう。

記事のポイント
  • ウィーンやザルツブルクなど主要都市の効率的な回り方
  • ハルシュタットやアルプスなど絶景を満喫するための具体的な旅程
  • 音楽やアート、鉄道など目的別のユニークな観光プラン
  • 各プランで活用できるお得な交通パスやチケット情報
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目次

決定版!オーストリア観光モデルコース5選

image ヨーロッパ冒険紀行

王道ウィーン1日:名所とカフェ文化を満喫

image ヨーロッパ冒険紀行
ウィーン1日観光モデルコース 図表

ウィーンを初めて訪れる方におすすめの、1日で楽しめるモデルコースです。

ハプスブルク家が栄えた時代の華やかな名所を効率よく巡りながら、ユネスコ無形文化遺産にも登録された伝統的なカフェで一息。

ウィーンならではの優雅な時間を満喫できます。

観光は市の中心「リング通り」周辺からスタート。

地下鉄やトラムが網の目のように走っているので、24時間乗車券(€8.00、約1,360円)を使えば移動もスムーズです。

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時間帯 主なスポット 滞在目安 最寄り駅
08:30–11:00 シェーンブルン宮殿と庭園 2.5時間 U4線 Schönbrunn駅
11:30–12:00 リング・トラム周遊(車窓観光) 0.5時間 トラム 1番・2番
12:00–13:00 カフェ・ツェントラルでランチ 1時間 U3線 Herrengasse駅
13:15–14:30 シュテファン大聖堂と南塔 1.25時間 U1/U3線 Stephansplatz駅
14:45–15:30 グラーベン通り散策・モーツァルトハウス外観 グラーベン通り散策・モーツァルトハウス外観見学 0.75時間 徒歩
15:30–16:30 カフェ・ザッハーでザッハトルテ休憩 1時間 U1/U2/U4線 Karlsplatz駅
17:00–18:00 ウィーン国立歌劇場 ガイドツアー 1時間 Karlsplatz駅
19:00以降 コンサート または ホイリゲで夕食 クラシックコンサート または ホイリゲで夕食 2〜3時間 各会場による

早朝:シェーンブルン宮殿でハプスブルク家の輝きに触れる

宮殿は毎日8時30分に開館します。開門と同時に入れば、混雑を避けてゆっくり見学できます。豪華な部屋を巡る「グランドツアー」(約60分)では、マリア・テレジアや皇妃エリザベートの世界を体感。時間があれば、庭園の丘の上に立つ「グロリエッテ」まで足を延ばせば、ウィーン市街の美しい景色が一望できます。

シェーンブルン宮殿と噴水越しに望むグロリエッテ

シェーンブルン宮殿と噴水越しに望むグロリエッテ(夏の晴天時)

出典: Schönbrunn Palace 公式サイト

午前:リング通りをトラムで巡り、市内中心部へ

宮殿最寄りのU4線でカールスプラッツ駅へ戻り、そこからトラムの1番か2番に乗りましょう。国会議事堂、市庁舎、ブルク劇場といった19世紀の壮大な建物を車窓から眺めることができます。短時間で街の全体像がつかめるので、午後の散策がぐっと楽になります。

昼:歴史ある「カフェ・ツェントラル」でランチ

1876年創業の名門カフェ。ここでは、ウィーン風コーヒーの「メランジェ」と、名物のアップルパイ「アプフェルシュトゥルーデル」で一休み。かつて多くの文人や思想家が集ったサロンの雰囲気を感じながら、2008年にユネスコ無形文化遺産に認定されたウィーンのカフェ文化に浸ってみましょう。

カフェ・ツェントラルのネオ・ルネサンス様式ホール内部

カフェ・ツェントラルのネオ・ルネサンス様式ホール内部。高いリブヴォールト天井が優雅な雰囲気を演出

出典: Café Central 公式サイト

午後:街のシンボル、シュテファン大聖堂へ

高さ136mを誇るゴシック様式の尖塔が目印。大聖堂の内部は無料で見学できますが、ぜひ343段の階段を上って南塔の展望台へ。旧市街を360度見渡せる絶景が待っています。開館時間が長いので、スケジュールに合わせて立ち寄りやすいのも魅力です。

シュテファン大聖堂南塔を見上げる

シュテファン大聖堂南塔を見上げる。細部まで彫刻が施されたゴシック様式の傑作

出典: St. Stephen’s Cathedral 公式サイト

散策:グラーベン通り散策・モーツァルトハウス外観見学

シュテファン大聖堂の周辺はウィーンの中心的なショッピングエリアです。特に「グラーベン通り」は、ペスト記念柱をはじめとする歴史的建造物と高級ブランド店が並ぶ美しい通りです。散策の途中、モーツァルトが「フィガロの結婚」を作曲したとされる「モーツァルトハウス」の外観を見学するのもおすすめです。

休憩:本家本元「カフェ・ザッハー」でザッハトルテを

ウィーンを代表するチョコレートケーキ「ザッハトルテ」が生まれた場所。大聖堂から歩いて10分ほどです。チョコレートとアプリコットジャムが絶妙な元祖の味を、本場のカフェで堪能しましょう。ここでもコーヒーの「メランジェ」と一緒に注文するのがウィーン流です。

夕方:ウィーン国立歌劇場の舞台裏を覗いてみよう

ガイドツアーに参加すれば、普段は見られない劇場の内部を探検できます。きらびやかな客席を舞台側から眺める体験は、夜のオペラ鑑賞の予定がなくても参加する価値ありです。

ガイドツアー情報
所要時間: 約40分 / 料金: €15 (約2,550円)

ウィーン国立歌劇場の客席と天井

ウィーン国立歌劇場の客席と天井を舞台側から撮影。馬蹄形の緞帳席が五層に連なる

出典: Wiener Staatsoper 公式サイト

夜:音楽の都で過ごすか、ワインを楽しむか

せっかくならオペラやクラシックコンサートへ。もしチケットが取れなくても、トラムD線に乗って郊外のワイン居酒屋「ホイリゲ」へ向かうのもおすすめです。地元産の白ワインと郷土料理で、ウィーンの夜を締めくくりましょう。

交通とチケットのコツ

主要な観光地は中心部に集まっているので、24時間チケット1枚で地下鉄・トラム・バスが乗り放題になり便利です。乗車前に、駅のホームなどにある刻印機でチケットに日時を刻印するのをお忘れなく。

24時間乗車券
料金: €8.00 (約1,360円)

まとめ

このモデルコースは、宮殿からカフェ、歴史的建築、音楽まで、ウィーンの魅力を1日に凝縮しました。各施設の開館時間は季節やイベントによって変わることがあるため、お出かけ前に公式サイトで最新情報を確認してくださいね。

このモデルコースで、ウィーンでの素敵な過ごし方のイメージは膨らみましたか?

充実した旅には、快適な拠点となるホテル選びも欠かせません。

以下のサイトでは、旧市街中心部から交通の便が良い駅近まで、様々なウィーンのホテルを口コミや価格で比較しながら探せます。

ザルツブルクで音楽の都を巡る1日プラン

image ヨーロッパ冒険紀行
ザルツブルク1日観光モデルコース 図表

モーツァルトの故郷ザルツブルクは、旧市街に見どころがまとまっており、徒歩で十分に楽しめます。

ここでは「音楽と歴史」をテーマに、モーツァルトゆかりの地から中世の城塞、そして夜のコンサートまでを1日で満喫するプランをご紹介。

移動には、市バスやケーブルカーが乗り放題になる「ザルツブルクカード 24時間券」(大人€31、約5,270円)が断然お得。多くの博物館にも無料で入れるので、コストパフォーマンス抜群です。

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時間 行程 滞在目安 ひとこと
08:30 ミラベル宮殿・庭園 45分 映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台。朝の光が差し込む庭園は写真撮影にぴったり。『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台。朝の庭園は撮影に最適。
09:30 モーツァルトの住居 60分 青年期の楽器や楽譜を鑑賞。エレベーターがあり、車椅子でも見学できます。青年期の楽器や楽譜を鑑賞。バリアフリー対応。
10:45 マカルト橋を渡って旧市街へ 30分 「愛の南京錠」で彩られた橋から、美しい山並みを眺めながら散策。「愛の南京錠」の橋から山並みを眺め散策。
11:15 モーツァルトの生家 60分 幼少期のバイオリンや家族の暮らしに触れることができます(通常€15、約2,550円)。幼少期の生活に触れる(通常€15)。
12:30 カフェ・トマセリでランチ 45分 1705年創業。モーツァルトも通った老舗で、名物デザート「ザルツブルガーノッケル」を。モーツァルトも通った老舗カフェでランチ。
13:30 ホーエンザルツブルク城塞 2時間 ケーブルカーで山頂へ。毎日正午のトランペット演奏は必聴です。ケーブルカーで山頂へ。正午の演奏は必聴。
15:45 大聖堂&レジデンツ広場 45分 壮大なバロック様式の教会を見学。
16:45 ゲトライデガッセ散策・買物 30分 鉄細工の美しい看板が並ぶ通りでお土産探し。
17:30 聖ペーター修道院のレストランで早めの夕食 60分 803年創業と伝わる、ヨーロッパ最古級のレストランでディナー。欧州最古級のレストランでディナー。
19:00 宮殿または城塞で室内楽コンサート 2時間 旅の締めくくりに、優雅なクラシック音楽を。プログラムは公式サイトで確認を。優雅なクラシック音楽で旅の締めくくり。

08:30〜:ミラベル宮殿・庭園

一日の始まりは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』で有名なミラベル庭園から。幾何学的にデザインされた美しい花壇と神話の彫像が並びます。特に朝の光が差し込む時間帯は、庭園越しにホーエンザルツブルク城塞を望む絶好の写真撮影スポットです。

ミラベル庭園とホーエンザルツブルク城塞

ミラベル庭園越しに旧市街とホーエンザルツブルク城塞を望む定番アングル

出典: Salzburg Tourist Board(salzburg.info)

11:15〜:モーツァルトの生家

ザルツブルク観光のハイライトの一つ、ゲトライデガッセ9番地にある鮮やかな黄色の建物がモーツァルトの生家です。彼が1756年に生まれ、17歳まで過ごしたこの家では、幼少期に使った楽器や家族の肖像画などを見ることができます。当時の生活を偲びながら、天才音楽家の原点に触れてみましょう。

モーツァルト生家の外観

ゲトライデガッセに面した鮮やかな黄色の「モーツァルト生家」外観

出典: モーツァルテウム財団公式サイト(mozarteum.at)

13:30〜:ホーエンザルツブルク城塞

旧市街を見下ろすメンヒスベルクの丘にそびえる、ヨーロッパ最大級の城塞です。ケーブルカーで楽にアクセスでき、山頂からはザルツァハ川と世界遺産の街並みが一望できます。

ホーエンザルツブルク城塞と大聖堂

旧市街を見下ろすホーエンザルツブルク城塞と大聖堂の塔

出典: Salzburg Tourist Board(salzburg.info)

城塞で外せないポイント

  • 絶景テラス: 山頂のテラスから、ザルツァハ川と旧市街の絶景を堪能。
  • 正午のトランペット: 毎日正午に中庭で演奏されるトランペットは城塞の風物詩です。
  • 夜景: 夏期は夜20時まで開いているため、夕焼けやロマンチックな夜景を楽しむのもおすすめです。

ザルツブルクカードは本当にお得?

今回のモデルコースで訪れる主要施設を個別に回った場合と、カードを使った場合の料金を比較してみましょう。

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施設・サービス 通常料金(大人) ザルツブルクカード利用時
モーツァルトの生家 €15 (約2,550円) 無料
モーツァルトの住居 €15 (約2,550円) 無料
ホーエンザルツブルク城塞(ケーブルカー往復込)(ケーブルカー込) €18 (約3,060円) 無料
市バス 24時間券 €6.40 (約1,090円) 無料
合計 約€54.40 (約9,250円)約€54.40 €31 (約5,270円) のカード代のみ€31のカード代のみ

このように、3つの定番スポットを回るだけで元が取れる計算になります。オンラインで購入すれば、スマートフォンでQRコードを提示するだけで利用でき、窓口に並ぶ時間も節約できるため、購入を強くおすすめします。

モーツァルト関連スポット巡りのコツ

  • カード活用:「生家」と「住居」は、どちらもザルツブルクカードがあれば追加料金なしで入場できます。
  • 時間帯: 夏(7・8月)は開館時間が19時まで延長されます。混雑を避けるなら朝一番か、閉館間際の夕方に訪れるのがおすすめです。
  • 音声ガイド: 日本語対応の音声ガイドが用意されています。自分のイヤホンを持参すると、より衛生的で快適に楽しめます。

19:00〜:夜はコンサートで締めくくり

「音楽の都」での一日の締めくくりには、クラシックコンサートが最適です。ミラベル宮殿の「マーブルホール」では、ほぼ毎晩室内楽コンサートが開催されています。モーツァルト一家も演奏したとされる豪華なホールで聴く生演奏は、忘れられない思い出になるでしょう。城塞で夜景と共に楽しむコンサートも格別です。どちらも人気のため、オンラインでの事前予約が確実です。

ミラベル宮殿マーブルホール内部

ミラベル宮殿マーブルホール内部—夜の室内楽会場として有名

出典: Salzburg Tourist Board(salzburg.info)

まとめ

このプランなら、1日でモーツァルトの生涯とザルツブルクの歴史を深く体験できます。各施設の開館時間は季節によって変わることがあるため、訪れる前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。雨の日は庭園の散策が難しくなるので、コースの順番を入れ替えるなど柔軟に計画を立てると安心です。

モーツァルトの音楽に満ちたこの街を心ゆくまで楽しむには、立地の良いホテルを拠点にするのがおすすめです。

旧市街の散策に便利なホテルや、駅からのアクセスが良いホテルなど、ザルツブルクの多様な宿泊施設をチェックして、あなたの旅にぴったりの宿を見つけてみてください。

絶景ハルシュタット日帰り:湖畔と塩坑体験

image ヨーロッパ冒険紀行
ハルシュタット日帰りモデルコース 図表(修正版)

アルプスの山々を鏡のように映すハルシュタット湖と、世界で最も古い岩塩坑の一つ「ザルツヴェルテン」。この美しい景色は、ザルツカンマーグート地方観光のハイライトです。

ザルツブルクから日帰りで行けるので、短い旅行でも十分に楽しめます。ここでは、定番の「鉄道と船」を使ったモデルコースと、現地のチケット情報をご紹介します。

重要なお知らせ

2025年9月1日から2026年6月末まで、塩坑(ザルツヴェルテン)とスカイウォーク展望台は大規模な改修工事のため休業予定です。

この期間に訪れる方は、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

ザルツブルク発 日帰りモデルコース

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時間 行程 滞在目安 ポイント
07:12 ザルツブルク中央駅発ÖBB列車(アットナング・プッハイム駅で乗り換え) 2時間 列車時刻は一例です。最新のダイヤを検索してください。
09:10 湖を渡るフェリーで村へ 15分 列車の到着に合わせて運航。船からの景色は最高です。
09:30 湖畔散策&写真撮影 45分 教会を背景にした、絵葉書のような一枚を。
10:30 ザルツベルク・ケーブルカー 3分 山頂へ一気に移動。運行期間にご注意ください。
10:40 スカイウォーク展望台 20分 「世界遺産の眺め」と呼ばれる絶景スポット。
11:00 ザルツヴェルテン塩坑ツアー 90分 世界最古の塩坑を探検!スリル満点のすべり台も。
13:00 ケーブルカーで下山&ランチ 1時間 湖で獲れた新鮮な魚料理が名物です。
14:15 エレクトリックボート 40分 水上から村全体の美しい景色を写真に収めましょう。
15:15 骨の教会(バインハウス) 20分 美しく彩色された頭蓋骨が並ぶ、ユニークな礼拝堂。
16:00 カフェで休憩 30分 ザルツカンマーグート地方の伝統菓子で一息。
16:45 フェリーと列車で帰路へ 2時間 19時頃にザルツブルクに到着予定です。

主なチケット料金(2025年6月時点)

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サービス 大人料金 備考
塩坑コンビチケット
(ケーブルカー往復+ツアー)
€43 (約7,310円) 4歳以上から参加可能。ヘルメットや防寒着は貸与されます。
ケーブルカーのみ(往復) €24 (約4,080円) 約3分で山頂へ到着します。スカイウォークへのアクセスに。
フェリー(村〜鉄道駅) 片道 €4 (約680円) 支払いは現金のみ。年中無休で運航しています。

ハルシュタットへのアクセス方法

初めての方には、乗り換えが少なく景色も楽しめる「鉄道+フェリー」の組み合わせがおすすめです。

  • 列車予約: オーストリア国鉄(ÖBB)の公式サイトやアプリで「Salzburg Hbf」から「Hallstatt」と入力して検索。早めの予約で「Sparschiene」という割引切符が€9.90(約1,680円)から手に入ります。
  • フェリー接続: ハルシュタットの鉄道駅は湖の対岸にある無人駅です。列車の到着時刻に合わせてフェリーが待っているので、下車後はすぐに船着き場へ向かいましょう。
ハルシュタット湖を渡るフェリー

フェリーから眺めるハルシュタット湖。背後にはダッハシュタイン山塊がそびえ、わずか15分の船旅で対岸の駅と村を結びます

出典: Dachstein Salzkammergut公式観光ポータル

世界最古の塩坑「ザルツヴェルテン」ツアー

7000年の歴史を持つ世界最古の塩坑を探検するツアーです。ガイドと共にトロッコ列車に乗ったり、鉱夫が使っていた木製の長いすべり台で滑り降りたりと、アトラクション要素も満載。坑内の気温は年間を通して約8℃と低いため、夏でも上着を一枚持参することをおすすめします。

ザルツヴェルテン塩坑の内部

ザルツヴェルテン塩坑内部の展示回廊。木製すべり台やミニトロッコで史跡を巡るアクティブなガイドツアーが人気です

出典: Salzwelten公式サイト

絶景!スカイウォークとおすすめ写真スポット

ハルシュタットの息をのむような美しい景色を写真に収めるためのベストスポットをご紹介します。

  • スカイウォーク展望台: ケーブルカーで登った山頂にある「World Heritage View」は必見。湖面から約360mの高さに突き出した展望台から、おもちゃのような家々と湖のパノラマが広がります。
  • 定番のビューポイント: 村の南側にある展望ポイントからは、プロテスタント教会を背景にした最も有名な「絵葉書の景色」を撮影できます。
  • フェリーの上から: 特に午後の便は村全体に日が当たり、美しい写真を撮るのに最適です。
スカイウォークからの眺め

「World Heritage View」スカイウォークの先端。湖と赤茶色の屋根が一望でき、標高約360 mの浮遊感が味わえます

出典: Hallstatt.net(公式観光サイト)

ハルシュタットの歴史:骨の教会(バインハウス)

カトリック教会の裏手にある小さな礼拝堂「バインハウス(骨の家)」は、ハルシュタットのユニークな歴史を物語る場所です。墓地のスペースが限られていたため、埋葬から一定期間が経った遺骨を掘り出し、ここに納めるという風習がありました。約600個の頭蓋骨には、故人の名前や没年、美しい花の模様などが描かれており、一つ一つが故人を偲ぶ芸術作品のようです。

バインハウスの彩色頭蓋骨

骨堂(ベインハウス)の彩色頭蓋骨群。18〜19世紀に描かれた名前や花模様が今も鮮明に残ります

出典: Hallstatt.net(公式観光サイト)

まとめ

ハルシュタットは小さな村ですが、湖、山、そして人類の歴史を一日で体感できる貴重な世界遺産です。公共交通機関のダイヤは季節や工事で変更されることがあるため、出発前に各社の公式サイトで最新情報を確認することをお忘れなく。特に、2025年秋からの塩坑休業期間にはご注意ください。

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インスブルック発!チロルアルプス大自然2日間

image ヨーロッパ冒険紀行
インスブルック 48時間モデルコース

「アルプスの首都」とも呼ばれるインスブルックは、街の中心からわずか数十分で標高2,000mを超える山岳地帯へ行ける、とてもユニークな都市です。

このプランでは、48時間で「都会と高山」「氷河と渓谷」といった、チロルの対照的な大自然を存分に体験するモデルコースをご提案します。

移動には「インスブルックカード48時間券」(€79、約13,430円)と路線バスを活用します。

2日間の行程概要

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時間帯 場所・交通 主な体験内容
1日目 08:30 インスブルック旧市街 「黄金の小屋根」など、美しい街並みを散策。
10:00 ケーブルカー 標高2,256mのハーフェレカー展望台へ。インスブルックを一望する絶景が広がります。
12:30 山頂レストランで昼食 360度のパノラマを眺めながら、チロル地方の郷土料理を。
14:00 アルペン動物園 ケーブルカーで下山後、ユキヒョウなど約150種類の高山動物に会いに。
17:00 ベルギゼル・スキージャンプ台 展望カフェで夕焼けを眺めながらリラックス(カードで入場無料)。
2日目 07:15 路線バス590番 インスブルック中央駅からシュトゥーバイ氷河へ(約75分)。
08:40 シュトゥーバイ氷河
ゴンドラ
標高3,210mの展望台「トップ・オブ・チロル」へ。
11:30 氷河ウォークまたは
氷の洞窟
氷河の上を歩いたり、神秘的な氷の洞窟を見学したり。
13:30 グラーヴァ滝ハイキング 下山後、落差85mの迫力ある滝を間近で体感。
16:00 バスでインスブルックへ 18時頃に市内に到着し、解散。

旅のハイライト

ハーフェレカー展望台から望むインスブルック市街とイン川

Nordkette ハーフェレカー展望台から望むインスブルック市街とイン川。標高2,256 mの「Top of Innsbruck」からはチロルの山並みが一望できます

出典: Nordkette Cable Cars 公式サイト

ベルギゼルスキージャンプ台

ザハ・ハディド設計のベルギゼルスキージャンプ台。展望レストランは夕焼け絶景スポットとして人気

出典: Innsbruck Tourist Board(innsbruck.info)

「Top of Tyrol」スカイデッキ

Stubai Glacier「Top of Tyrol」スカイデッキ。標高3,210 mの空中回廊からはイタリア国境まで続く氷河を見渡せます

出典: Stubai Tirol公式観光ポータル(stubai.at)

Grawa滝

落差約85 mのGrawa滝。周囲に設けられたウッドデッキから轟音と水しぶきを間近に感じられます

出典: Hallstatt.net(公式観光サイト)

お得なパスはどれ? 2日間パス比較

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費目 個別購入 Innsbruck
Card 48h
SKI plus
CITY Pass
2日
ノルトケッテ(ケーブルカー)往復 €44.20 無料 無料
アルペン動物園 €14 無料 無料
ベルギゼル・スキージャンプ台 €11 無料 無料
シュトゥーバイ氷河 往復 €39.10 有料 無料
市バス・トラム 約€15相当 無料 無料
590番バス(氷河行き)往復 €8.60 有料 無料
合計(目安) 約€132.90 €79 + 個別購入追加 €147

夏(スキーシーズン以外):夏:「Innsbruck Card」と氷河のチケットを個別購入するのが最も経済的です。

冬(10月〜4月頃):冬:スキーも楽しむなら、氷河への交通費も全て含まれる「SKI plus CITY Pass」(€147、約24,990円)が便利です。

旅のアドバイス

  • 事前予約がおすすめ: 週末や観光シーズンはケーブルカーが混雑します。オンラインでチケットを買っておけば、QRコードでスムーズに乗車でき、窓口に並ぶ時間を短縮できます。
  • 服装と持ち物: 山の上は夏でも気温が10℃前後、氷河は-3℃ほどになることも。暖かい服装を準備しましょう。標高が高い場所は日差しが強いので、サングラスと日焼け止めは必需品です。
  • バス利用のコツ: 氷河へ向かう590番バスは、混雑期には臨時便も出ます。行きは朝7時過ぎ、帰りの最終は18時台が多いですが、前日に時刻表を再確認しておくと安心です。
  • 天気が悪い時は: ロープウェイが運休してしまった場合は、豪華なアムブラス城や、キラキラ輝く「スワロフスキー・クリスタルワールド」へ予定を変更するのがおすすめです。どちらも天候に左右されずに楽しめます。

まとめ & 注意点

このモデルコースでは、2日間で標高差3,000mを行き来し、チロルの多様な自然を体感できます。

注意事項:
季節によって運行時間が変わるため、出発前に必ず各施設の公式サイトで最新情報を確認してください。
特にシュトゥーバイ氷河のゴンドラは、5月〜6月頃にメンテナンスで運休することがあります。


時間に余裕があれば: 2日目の帰りにフルプメスという村に立ち寄り、木造の古い街並みや伝統的な帽子工房を覗いてみるのも素敵です。

アルプスの絶景を望むホテル、旧市街の歴史を感じるホテルなど、インスブルックには魅力的な滞在先がたくさんあります。

このモデルコースとあわせて、あなたの旅のスタイルに合った拠点を探してみてはいかがでしょうか。

冬限定!きらめくクリスマスマーケット巡り

image ヨーロッパ冒険紀行
オーストリア クリスマスマーケット モデルコース

雪で飾られた歴史的な広場がイルミネーションで輝き、甘いホットワインの香りが漂う…。オーストリアのクリスマスマーケットは、まさに「冬だけの魔法のテーマパーク」です。

2025年シーズンは、11月上旬から各地で始まり、都市ごとに個性豊かなマーケットが楽しめます。

ここでは、ウィーン、ザルツブルク、インスブルックの「三大定番マーケット」を2泊3日で巡るモデルコースと、マーケットの基本情報をご紹介します。都市間の移動は特急列車「レールジェット」が便利で、早めに予約すれば片道€15(約2,550円)程度から移動できます。

2泊3日 モデルコース概要

1日目(ウィーン)
午後:シェーンブルン宮殿前のマーケットで、可愛らしい工芸品を探しに。
夜:市庁舎前広場の巨大なクリスマスツリーとスケートリンクを楽しみましょう。

2日目(ザルツブルク)
午前:列車でウィーンからザルツブルクへ(約2時間30分)。
昼〜夜:大聖堂前の広場で開催されるマーケットへ。鐘の音を聞きながら、屋台グルメを堪能。

3日目(インスブルック)
午前:列車でザルツブルクからインスブルックへ(約1時間45分)。
午後:「黄金の小屋根」前のマーケットと、マリア・テレジエン通りのマーケットをはしご。アルプスの山々を背景にした、山小屋風の屋台が写真映えします。

ハイライト:ウィーンの二大マーケット

ウィーン市庁舎前のクリスマスマーケット

ウィーン市庁舎前「ウィーナー・クリストキンドルマルクト」。巨大ツリーと歴史的ファサードが一体となった夜景

出典: Wiener Christkindlmarkt 公式サイト(christkindlmarkt.at)

シェーンブルン宮殿前のクリスマスマーケット

シェーンブルン宮殿を背に並ぶ屋台。バロック宮殿の黄壁にイルミネーションが映える

出典: Weihnachtsmarkt Schloss Schönbrunn 公式サイト(weihnachtsmarkt-schoenbrunn.at)

ハイライト:芸術の都ザルツブルク

ザルツブルク大聖堂前のクリスマスマーケット

ザルツブルク大聖堂前ドーム広場のクリストキンドルマルクト。中央のガラスピラミッドと屋台が放つ柔光が幻想的

出典: Salzburg Tourist Board 公式ギャラリー(salzburg.info)

ハイライト:アルプスに抱かれたインスブルック

インスブルック旧市街のクリスマスマーケット

インスブルック旧市街マーケット。黄金の小屋根と雪化粧した北アルプスがクリスマスムードを高める

出典: Austrian National Tourist Office(austria.info)

主要クリスマスマーケット比較表(2025/26シーズン)

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都市 会場 開催期間 代表的な営業時間 規模の目安 最寄り駅
ウィーン 市庁舎前広場 11/14~12/26 10:00–22:00 約100軒 U2 Rathausplatz
ウィーン シェーンブルン宮殿 11/6~12/23 10:00–21:00
(24日は16時まで)
約80軒 U4 Schönbrunn
ザルツブルク 大聖堂/レジデンツ広場 11/20~1/1 月~木 10:00–20:30,
金土~21:00
約100軒 市バス Mozartsteg
インスブルック 旧市街
(黄金の小屋根前)
11/15~12/23 11:00–21:00 約70軒 トラム Maria-Theresien-Straße

*開催時間は祝日などに変更される場合があります。訪れる前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

マーケットの楽しみ方と実用情報

  • マグカップのデポジット制度: ホットドリンクを頼むと、飲み物代とは別にカップの保証金(Pfand)として€4〜5(約680〜850円)がかかります。カップを返却すればお金は戻りますし、そのまま持ち帰れば素敵な旅の記念品になります。
  • 支払い方法: ほとんどの屋台でクレジットカードが使えますが、小さなマーケットでは現金しか使えない場合も。€20〜30(約3,400〜5,100円)程度の現金を持っておくと安心です。
  • 寒さと混雑対策: 冬のオーストリアは氷点下になることも。暖かい服装と、雪解けで濡れても大丈夫な防水の靴を用意しましょう。クリスマス直前の週末は大変混雑するので、平日の午前中や夜が比較的おすすめです。
  • お得な交通チケット: 各都市には24時間券や48時間券があり、マーケット間の移動に便利です。例えばウィーンの48時間券は€17.10(約2,910円)です。

各都市の冬の特別アクティビティ

  • ウィーン: 市庁舎前のマーケットには「ウィーン・アイスドリーム」という大きなスケートリンクが登場します(スケート靴レンタル€8.5〜、約1,450円〜)。
  • ザルツブルク: 夕方17時と18時に、大聖堂の鐘楼からトランペットのファンファーレが鳴り響き、幻想的な雰囲気に包まれます。
  • インスブルック: ケーブルカーで山を少し登った場所にある「パノラマ・クリスマスマーケット」では、アルプスの夜景と屋台を一度に楽しめます。

まとめ

2泊3日でも、3つの都市の個性豊かなクリスマスマーケットを効率よく巡ることができます。列車のチケットは発売(通常180日前)と同時に購入するとお得です。

重要: 開催期間や営業時間は直前に変更されることもあるため、出発前に各公式サイトで最新情報を確認することをお忘れなく。

この周遊プランを成功させる鍵は、各都市での快適な宿選びです。

特にクリスマスシーズンは人気ホテルが早くから埋まってしまうことも。

移動の拠点となる駅近ホテルや、マーケットへのアクセスが良いホテルを早めにチェックしておくのがおすすめです。


オーストリアのきらめく冬景色に魅了された方へ。

ヨーロッパには、他にも雪景色が美しい国がたくさんあります。

ヨーロッパ旅行は雪が降る国へ!魅力的な観光スポット&アクティビティを紹介」の記事で、冬のヨーロッパ旅行の魅力をさらに深掘りしてみてはいかがでしょうか。

旅のテーマ別オーストリア観光モデルコース

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ワイナリー巡り:ワッハウ渓谷ドナウ川クルーズ

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ワッハウ渓谷 日帰りモデルコース

ウィーンから鉄道でわずか1時間強。ドナウ川沿いに広がる「ワッハウ渓谷」は、美しいブドウ畑と中世の修道院が織りなす景色が評価され、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。

ここでは、ドナウ川クルーズとワイナリー巡りを1日で満喫できる王道のモデルコースをご紹介します。

クレムス(Krems)という街から出発し、メルク(Melk)からウィーンへ戻るルートがおすすめです。

ハイライト:世界遺産ドナウ川クルーズ

DDSG ブルーダニューブのクルーズ船とデュルンシュタイン修道院

DDSG ブルーダニューブのクルーズ船 MS Dürnstein と、川岸にそびえるデュルンシュタイン修道院の青い塔。ワッハウ渓谷を左舷に進むと、この絶景が真正面に飛び込んできます。

出典: DDSG Blue Danube 公式サイト

クルーズ船の席選び: クレムスからメルクへ向かう際は、船の左側の席がおすすめです。デュルンシュタイン修道院の青い塔が正面に見え、絶好の写真スポットになります。

モデルタイムライン(4月〜10月の観光シーズン向け)

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時間 行程 所要時間 メモ
07:38ウィーン・フランツヨーゼフ駅出発1時間5分早割チケットなら片道€14(約2,380円)〜。
09:00クレムス旧市街を散策45分石畳の美しい通りで、朝のコーヒーを一杯。
10:15ドナウ川クルーズ船に乗船2時間15分クレムスからメルクへ。片道€39(約6,630円)。
11:00船上から景色を楽しむ船内で地元の白ワイン(リースリング)を片手に、デュルンシュタイン城などを撮影。
12:35シュピッツの船着き場で下船5分絵になるお城を背景に記念撮影。
12:40「Weingut Jamek」でランチ&試飲70分8種類のワインが試飲できます(€10、約1,700円)。予約推奨。
14:00観光列車「ワッハウバーン」に乗車20分車窓から広がる段々畑の景色が美しいです。
14:30「ドメーネ・ワッハウ」でワイナリー見学90分英語ガイド付きツアーと4種のワイン試飲が楽しめます(€22、約3,740円)。
16:20「ニコライホーフ」でワインを味わう45分自然派ワインのセラー。6種の試飲と軽食付き(€25、約4,250円)。
17:15バスまたは船でメルクへクルーズ船の最終便などを確認しておきましょう。
18:20メルクに到着、修道院の夕景を眺める40分夕日に染まる修道院は格別の美しさです。
19:12メルク駅から列車でウィーンへ1時間15分20:30頃にウィーンに到着します。

ハイライト:個性豊かなワイナリー巡り

Domäne Wachau のバロック地下蔵

Domäne Wachau のバロック地下蔵をガイドツアーで見学。巨大なオーク樽が並ぶ回廊は圧巻です。

出典: Domäne Wachau 公式サイト(domaene-wachau.at)

ニコライホーフのビオディナミ畑

ニコライホーフのビオディナミ畑。収穫期のグリューナー・ヴェルトリーナー越しにドナウ川と段々畑を望む黄金の一枚。

出典: Nikolaihof 公式サイト(nikolaihof.at)

ハイライト:壮麗なメルク修道院

ドナウ川対岸から望むメルク修道院

ドナウ川対岸から望むメルク修道院。世界遺産ワッハウ渓谷西端を象徴するバロック建築です。

出典: Stift Melk 公式サイト(stiftmelk.at)

クルーズ会社比較

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会社 主な使用船 片道料金* 1日の運航本数(クレムス⇄メルク)
(クレムス⇄メルク)
DDSG Blue DanubeMS Austria など€39 (約6,630円)最大4往復
BRANDNER SchiffahrtMS Austria Princess€31.50 (約5,360円)〜2〜3往復

*2025年夏期の大人料金。オンラインで買うと少し割引になることがあります。

代表的なワイナリーの試飲料金(2025年6月時点)

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ワイナリー スタイル 基本的な試飲料金 特徴
ドメーネ・ワッハウDürnstein大手協同組合€22 (約3,740円) / 4種+ツアーバロック様式の地下セラーが見どころ。
ニコライホーフMautern自然派(ビオディナミ)€25 (約4,250円) / 6種+軽食オーストリア最古、2000年の歴史を持つワイナリー。
ヴァイングート・ヤメックJoching家族経営€10 (約1,700円) / 8種川沿いのテラス席があるレストランが人気。

旅のアドバイス

  • お得なセット割チケット: オーストリア国鉄(ÖBB)が販売している「ワッハウ・チケット」(€74、約12,580円)は、往復の列車、クルーズ船、メルク修道院の入場料がセットになっており、個別で買うより約20%もお得です。
  • 飲酒後の移動について: ワインの試飲後にレンタサイクルで移動する場合、飲酒運転のチェックが行われることがあります。安心して楽しむために、公共交通機関と徒歩での移動を基本に計画を立てましょう。

まとめ

このモデルコースでは、ドナウ川クルーズで渓谷全体の美しい景色を眺めた後、有名なワイナリーを効率よく巡ることができます。

クルーズ船や観光列車は冬の間は運休することが多いので、気候の良い4月から10月に訪れるのが最適です。

重要: 出発前に各社の公式サイトで最新の時刻表や料金を確認し、ワイナリーの試飲は事前予約をしておくとスムーズです。

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鉄道好き必見!世界遺産セメリング鉄道の旅

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セメリング鉄道 日帰りモデルコース

ウィーンから列車でわずか1時間半。19世紀半ばに造られた「セメリング鉄道」は、ヨーロッパで初めて本格的な山を越えるために造られた鉄道として、1998年にユネスコ世界遺産に登録されました。

16もの巨大な石造りの橋を渡り、いくつものトンネルを抜けて走る列車からの眺めは圧巻。切り立った谷やアルプスの山々が次々と現れ、鉄道ファンだけでなく誰もが楽しめる壮大な景色が広がります。

世界遺産セメリング鉄道の絶景

カルテ・リンネ高架橋を走る赤い列車

赤い Railjet が走るカルテ・リンネ高架橋。石造 16 アーチが森をまたぐセメリング鉄道のハイライト

出典: Wiener Alpen 公式サイト(wieneralpen.at)

20シリング展望台からの眺め

「20 シリング展望台」から望む渓谷と高架橋。旧 20 シリング紙幣の図柄になった絶景ポイント

出典: Wiener Alpen 公式サイト(wieneralpen.at)

モデルコース(ウィーン中央駅発・日帰り)

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時間 行程 所要時間 ひとこと
08:08特急Railjetでウィーン中央駅 →
セメリング駅へ
1時間22分進行方向左側の窓側に座ると、美しい高架橋がよく見えます。
09:35セメリング駅のインフォメーションセンター20分鉄道のジオラマ(模型)で、これから歩くコースを予習。
10:00鉄道ハイキング道へ40分「Bahnwanderweg」という標識に沿って、ゆるやかな坂道を登ります。
10:40「20シリング展望台」20分かつて20シリング紙幣に描かれた「カルテ・リンネ高架橋」を見下ろす絶景ポイント。
12:00駅周辺でランチ45分地元名物のホットドッグがおすすめです。
13:02普通列車でセメリング駅 →
ミュルツツーシュラーク駅へ
24分路線を終点まで乗り通し、全工程を体験。
13:30南鉄道博物館90分歴史的な車両や設計図を見学できます(入館料 €9、約1,530円)。
15:07特急Railjetでミュルツツーシュラーク駅 →
ウィーン中央駅へ
1時間29分17:00頃にウィーンに到着します。

鉄道ハイキングとビュースポット

鉄道ハイキング道を歩くトレッカーと列車

鉄道ハイキング道を歩くトレッカーの背後に現れる列車と半円形高架橋。線路と遊歩道が並走するため写真映え抜群

出典: Wiener Alpen 公式サイト(wieneralpen.at)

ハイキング道は全長23kmありますが、セメリング駅からブライテンシュタイン駅までの約9kmの区間が最も人気です。ゆるやかな下り坂が中心で、鉄道と並行して続いているため、体力や天候に合わせて途中の駅から列車に戻ることもでき便利です。

主なビュースポット比較

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名称 駅から徒歩 見える橋 備考
20シリング展望台約40分カルテ・リンネ高架橋昔のお札のデザインになった有名な景色です。
ドッペルライター展望台約30分アドルツグラーベン高架橋ベンチや案内板があり、休憩にぴったり。
インフォセンター屋上約3分駅構内と山並み天気が悪い時でも安心して景色を楽しめます。

チケットと座席の選び方

  • 運賃: ウィーン中央駅からセメリング駅までの片道料金は、通常€18.90(約3,210円)です。早めに予約すれば「Sparschiene」という割引切符が€9.90(約1,680円)から購入できることもあります。
  • 車両: Railjetの先頭や最後尾にある窓の大きい「パノラマ席」は、追加料金€6(約1,020円)で指定できます(席数限定)。
  • 割引情報: 車内に置いてある雑誌に、鉄道博物館の入場料が割引になるクーポンが付いていることがあります。乗車したらチェックしてみましょう。

鉄道博物館で歴史を学ぶ

南鉄道博物館の常設展示ホール

南鉄道博物館の常設展示ホール。19 世紀の客車と改札口を再現した空間でセメリング鉄道の歴史を学べます

出典: Südbahnmuseum 公式サイト(suedbahnmuseum.at)

南鉄道博物館では、この鉄道を設計したカール・リッター・フォン・ギェガのオリジナルの設計図や、当時の測量道具などを見ることができます。また、現在建設中の新しいトンネルの工事現場も望むことができ、鉄道技術の過去と未来を一度に学べます。

季節ごとの楽しみ方

  • 春〜初夏: 新緑と山に残る雪のコントラストが美しい季節。平日は観光客も少なく、静かにハイキングを楽しめます。
  • 秋: 10月上旬から中旬は紅葉シーズンで、一年で最も色鮮やかな景色が広がります。週末には特別なイベント列車が走ることも。
  • 冬: 周辺にはスキーリゾートがオープンします。展望台への道は雪で滑りやすくなるため、滑り止めのついた靴が必要です。

まとめ

セメリング鉄道は、列車に乗るだけで世界遺産の雄大な景色と19世紀の技術を同時に体験できる特別な路線です。展望台や博物館を組み合わせれば、1日で「見る・歩く・学ぶ」をすべて満喫できます。

重要: 最新の時刻表は国鉄(ÖBB)の公式サイトやアプリで必ず確認し、ハイキングは天候に合わせて計画してください。

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音楽の聖地巡礼:モーツァルトを辿る旅

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モーツァルトゆかりの地を巡る旅

ザルツブルクで生まれ、ウィーンでその生涯を閉じた天才作曲家モーツァルト。この2つの都市は、高速列車「レールジェット」で最短2時間22分で結ばれており、週末の1泊2日でも、モーツァルトゆかりの地を巡る旅が十分に可能です。

ここでは、「誕生から人生のフィナーレまで」を時系列で追体験できるモデルコースをご提案します。

ザルツブルクとウィーンの足跡

モーツァルト生家の黄色い外壁

ザルツブルク・ゲトライデガッセに建つモーツァルト生家の黄色い外壁。1756年に天才が産声を上げた場所です。

出典: Mozarteum Foundation Salzburg 公式サイト

モーツァルトハウスの常設展示室

ウィーン「モーツァルトハウス」の常設展示室。映像と資料で作曲家の暮らしを体感できます。

出典: Mozarthaus Vienna プレスギャラリー

1泊2日 タイムライン

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日時 場所 主な内容 所要時間
1日目09:00ザルツブルク・
モーツァルトの生家
幼少期に使っていたヴァイオリンなどを見学(入館料€15、約2,550円)。1時間
10:15モーツァルトの住居青年期に愛用したピアノや、楽譜を写していた部屋を見学(入館料€15、約2,550円)。1時間
12:00モーツァルト広場
周辺でランチ
名物デザート「ザルツブルガーノッケル」をぜひ試してみて。1時間
14:00モーツァルテウム音楽大学
(外観見学)
夏にはガイドツアーが開催されることもあります。30分
19:30モーツァルト
ディナーコンサート
聖ペーター修道院で、当時の衣装を着た演奏家による音楽と食事を楽しみます。2時間
2日目08:08レールジェットでウィーンへザルツブルク中央駅 → ウィーン中央駅2時間22分
10:00モーツァルトハウス・ウィーン「フィガロの結婚」を作曲した家。結婚生活を送った部屋を見学(入館料€14、約2,380円)。1時間15分
11:45シュテファン大聖堂モーツァルトが結婚式を挙げ、葬儀が行われた場所。30分
13:00カフェ・フラウエンフーバーモーツァルトが最後の公開演奏を行ったカフェでランチ。1時間
14:30ハウス・デア・ムジーク
(音楽の家)
音楽をテーマにした体験型博物館(入館料€17、約2,890円)。1時間30分
16:30聖マルクス墓地モーツァルトが眠る記念碑に立ち寄ります(入場無料)。30分
20:15ウィーン楽友協会ホールニューイヤーコンサートで有名な黄金のホールで、モーツァルトの曲を聴く夜。2時間

主要モーツァルト関連施設(2025年6月時点)

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施設名 都市 開館時間* 大人料金 備考
モーツァルトの生家ザルツブルク9:00–17:30
(夏期は延長)
€15ザルツブルクカードで無料
モーツァルトの住居ザルツブルク9:00–17:30
(夏期は延長)
€15生家との共通券は€23
モーツァルトハウス・ウィーンウィーン10:00–18:00€14下記施設との共通券あり
ハウス・デア・ムジークウィーン10:00–22:00€17夜遅くまで開館
聖マルクス墓地ウィーン季節による無料墓碑は中央付近にあります

*季節やイベントで変更される場合があります。訪れる前に各公式サイトをご確認ください。

終焉の地と音楽の殿堂

聖マルクス墓地のモーツァルト記念墓碑

聖マルクス墓地にあるモーツァルト記念墓碑。緑に囲まれた静謐な一角で、献花が絶えません。

出典: City of Vienna 公式サイト(wien.gv.at)

ウィーン楽友協会「黄金のホール」

ウィーン楽友協会「黄金のホール」大向こうからの眺め。豪奢な天井装飾と抜群の音響で知られます。

出典: Musikverein Wien 公式サイト

旅をより充実させる4つのポイント

  • お得な共通券を活用しよう: ウィーンでは、「モーツァルトハウス」と「ハウス・デア・ムジーク」の共通券が€22(約3,740円)で販売されており、別々に買うより€9(約1,530円)もお得です。
  • 列車の座席は左側がおすすめ: ザルツブルクからウィーンへ向かう列車では、進行方向左側の席に座ると、セメリング鉄道方面の美しい山並みが見えます。
  • コンサートはオンラインで事前予約を: ウィーン楽友協会の夏のコンサートは非常に人気があり、すぐに満席になることも。公式サイトで座席表を見ながら早めに予約しましょう。
  • 音声ガイドを活用しよう: 生家、住居、モーツァルトハウスでは、日本語の音声ガイドが無料で利用できます。モーツァルトが書いた手紙の朗読などを聴きながら、より深く彼の世界に浸れます。

まとめ

このモデルコースなら、モーツァルトが生まれたザルツブルクで彼のルーツをたどり、ウィーンで名曲を生み出した日々や最期の地に思いを馳せる、物語のような旅を48時間で体験できます。

施設は夏に営業時間を延長しますが、冬は短くなるため、季節に合わせた時間配分が大切です。コンサートの日程は1年ほど前から発表されることが多いので、旅の計画を立てる際に、列車の時刻と一緒にチェックするとスムーズです。

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アートと建築を味わうウィーン美術館巡り

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ウィーン美術館めぐり 1日モデルコース

ハプスブルク帝国時代の豪華な宮殿から、世紀末ウィーンのモダンな建物、そして現代的なアート空間まで。ウィーンでは「建物そのものが芸術作品」といえるような美しい美術館が、歩いて回れる範囲に集まっています。

このモデルコースでは、1日で5つの美術館を巡り、素晴らしいコレクションと建物のデザインの両方を楽しむルートをご紹介。すべての美術館が中心部に集まっているので、地下鉄の24時間券(€8.00、約1,360円)1枚で効率よく回れます。

1日モデルタイムライン(木曜日の利用を想定)

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時間 スポット 建築の特徴・見どころ 滞在目安
09:30美術史美術館(KHM)壮麗な宮殿風建築。ドーム下のカフェも有名。ブリューゲルの《バベルの塔》は必見。1.5時間
11:15セセッシオン(分離派会館)金色の月桂樹のドームが目印。クリムトの壁画《ベートーヴェン・フリーズ》があります。40分
12:15ナッシュマルクトで昼食活気ある市場の屋台でランチ。周辺のアール・ヌーヴォー建築もお見逃しなく。1時間
13:30ベルヴェデーレ宮殿(上宮)華麗なバロック様式の宮殿。クリムトの代表作《接吻》を所蔵。1.5時間
16:00レオポルド美術館白い石灰岩でできたモダンな建物。エゴン・シーレのコレクションは世界最大級。1時間
17:15MUMOK(近代美術館)の外観鑑賞どっしりとした溶岩石のような建物。中庭のアートな家具と一緒に写真撮影。15分
18:00アルベルティーナ優雅な宮殿を利用した美術館。デューラーの《野うさぎ》など版画や素描が有名。水・金曜は21時まで開館。1.5時間

芸術の都を彩る美術館

クンストヒストリスches美術館

クンストヒストリスches美術館(KHM)外観。ネオ・ルネサンス様式の荘厳なファサードと八角形ドームが特徴です。

出典: Unsplash(Photo by Florian Wehde)

分離派会館

分離派会館(セセッション)。白壁と金箔の月桂冠ドームがウィーン世紀末を象徴します。

出典: KidPassage ― Secession Building Vienna ページ

ヴェデーレ宮殿

上ベルヴェデーレ宮殿を正面池越しに望む。バロック建築と水面リフレクションが美しい定番構図です。

出典: Unsplash(Photo by Philipp Dabrowski)

レオポルド美術館

レオポルド美術館の石灰岩キューブ。白くミニマルな外装とミュージアムクォーター中庭のベンチが対比的です。

出典: Unsplash(Photo by Moritz Kindler)

主要5館の基本データ(2025年6月時点)

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美術館 建築年代/様式 開館時間* 大人料金 代表的な作品・コレクション
美術史美術館 (KHM)1891年/ネオ・ルネサンス10-18時,
木曜は21時まで
€21
(約3,570円)
ブリューゲル、フェルメール
セセッシオン1898年/ユーゲントシュティール10-18時€12
(約2,040円)
クリムト《ベートーヴェン・フリーズ》
ベルヴェデーレ宮殿 (上宮)1723年/バロック9-18時€29.8
(約5,070円)
クリムト《接吻》
レオポルド美術館2001年/モダン月,水-日 10-18時
(火曜休)
€17
(約2,890円)
シーレ、ココシュカ
アルベルティーナ1745年/新古典主義10-18時,
水・金は21時まで
€19.9
(約3,380円)
世界有数の版画・素描コレクション

*祝日や特別展で変更される場合があります。訪れる前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

効率よく回る3つのコツ

  • 美術史美術館は木曜の夜が狙い目: 木曜は夜21時まで開館しており、日中より空いていることが多いです。夕方の柔らかな光の中で、名画をゆっくり鑑賞できます。
  • ベルヴェデーレ宮殿は庭園側から入る: 庭園側の入り口は比較的空いています。庭園を散策し、宮殿内部を見学して、正面出口へ抜けるとスムーズに動けます。
  • ミュージアムクォーターは柔軟に: 美術館が集まるエリア「ミュージアムクォーター」の中庭は、無料で24時間開放されています。レオポルド美術館とMUMOKのチケットは別々に購入できるので、夜景撮影だけ先に済ませて、翌日ゆっくり鑑賞するという方法もアリです。

建築鑑賞のポイント

  • 美術史美術館は、向かいにある自然史博物館と双子のようにそっくりなデザインです。中央のマリア・テレジア像と一緒に写真に収めると、美しいシンメトリーの構図になります。
  • セセッシオンの金色のドームは、修復工事を経て夜のライトアップがより美しくなりました。日が暮れ始める時間帯が特にきれいです。
  • ベルヴェデーレ宮殿の大階段は、下から見上げると、その壮大さが際立つように設計されています。建築家の意図を感じながら歩いてみてください。

まとめ

この5つの美術館は、すべて合わせても徒歩での移動距離は合計3kmほどです。ウィーンには100以上の美術館があるので、興味があれば翌日にMUMOKの内部やMAK(応用美術博物館)を追加するのも良いでしょう。

ほとんどの美術館でオンラインチケットが利用でき、QRコードで入場できます。行列を避けられるだけでなく、キャンセル条件なども確認できるので、事前の購入が安心です。

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子連れ家族向け!動物園も楽しむ安心プラン

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ウィーン子連れ旅行 1日モデルコース

ウィーンは公共交通機関がとても発達しており、ベビーカーを押しながらでもストレスなく移動できます。

このモデルコースは、「移動距離が短い」「雨でも楽しめる屋内施設がある」「ベビーカーで楽に回れる」という3つのポイントにこだわり、シェーンブルン宮殿エリアとミュージアムクォーターを中心に、1日で5つのスポットを巡ります。

移動は地下鉄U4線と路面電車だけ。大人1人につき15歳未満の子供1人が無料で乗車できる「ウィーン・シティカード24時間券」(€17、約2,890円)を使えば、交通費を気にせず楽しめます。

1日のタイムライン(春〜秋の平日を想定)

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時間 行程 所要時間 ポイント
09:00シェーンブルン動物園2時間開園直後が狙い目!パンダやペンギンの朝ごはんタイムが見られるかも。園内はすべてバリアフリーです。
11:15園内レストランで早めのランチ45分キッズメニューや子供用の椅子も完備されています。
12:15迷路・ラビリンス&プレイグラウンド1時間巨大なクライミングネットなど、子供が思いっきり体を動かせる遊び場です。
13:30シェーンブルン宮殿 こども博物館1時間王子様やお姫様の衣装を着て、昔の暮らしを体験!写真撮影にもぴったりです。
15:00地下鉄U4線で移動30分ミュージアムクォーターへ。地下鉄にはベビーカー用のスペースがあります。
15:30ZOOMキンダーミュージアム1時間手で触れて学べる体験型の展示が人気。事前予約をしておくと安心です。
17:00トラムで移動15分プラーター公園の遊園地へ。移動中に子供はひと休みできるかも。
17:30ウィーン大観覧車30分ゴンドラは広くて安全。上空からウィーンの街を眺めましょう。
18:30遊園地内の屋台で夕食後、ホテルへホットドッグやポテトなど、手軽に食べられるものがたくさん。

ハイライト:シェーンブルンで目一杯遊ぶ(午前)

ジャイアントパンダ

朝いちばんで会える人気者。竹を頬張るジャイアントパンダ(ランユン)—シェーンブルン動物園公式フォト

出典: Tiergarten Schönbrunn 公式サイト

シェーンブルン宮殿庭園のグロリエッテ

シェーンブルン宮殿庭園の高台に建つグロリエッテ。迷路・ラビリンスと同じ園内に位置し、家族写真の定番スポット

出典: Schloss Schönbrunn 公式サイト

ハイライト:体験と絶景を楽しむ(午後)

ZOOMキンダーミュージアムの体験型展示室

ZOOMキンダーミュージアムの体験型展示室。白いアーチ天井の下で子どもたちが自由に工作を楽しむ

出典: ZOOM Kindermuseum 公式サイト

ウィーン大観覧車

夕暮れにライトアップされたウィーン大観覧車(Wiener Riesenrad)。回転するゴンドラと夜空のコントラストが幻想的

出典: Wiener Riesenrad 公式プレスページ

料金&設備比較(2025年6月時点)

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スポット 大人料金 子供料金 おむつ替え台 屋内/屋外
シェーンブルン動物園€27
(約4,590円)
€15.5
(6-18歳)
屋外+
屋内施設
迷路・ラビリンス€5.5
(約940円)
同左
(宮殿トイレ)
屋外
こども博物館€12
(約2,040円)
3歳以上一律屋内
ZOOMキンダーミュージアム€6.5
(約1,110円)
一律屋内
ウィーン大観覧車€14.5
(約2,470円)
€6.5
(3-14歳)

(入口横トイレ)
屋外
(乗車中は屋内)

子連れ旅行に嬉しい!安心ポイントとアドバイス

  • ベビーカーでラクラク移動: 動物園内は道が舗装されており、とても歩きやすいです。有料でベビーカーのレンタル(€3+保証金)もあります。
  • 授乳やおむつ替えも安心: こども博物館には授乳室が、ミュージアムクォーター内のトイレにはおむつ替え台が完備されています。
  • 前売りチケットで行列をスキップ: 動物園や大観覧車は、オンラインでQRコード付きのチケットを買っておくと、休日の長い待ち時間を短縮できます。
  • 雨の日はプラン変更: 天気が悪ければ、屋外の迷路はやめて、宮殿敷地内にある温室や屋内の展示に切り替えるなど、濡れずに楽しめるプランに変更できます。
  • 交通費はシティカードでお得に: ウィーン・シティカードは公共交通機関が乗り放題になるだけでなく、大観覧車や博物館の入場料も割引になる特典付き。家族旅行の強い味方です。

まとめ

このプランは、午前中は屋外でのびのびと遊び、午後は屋内で知的な体験ができるよう、メリハリをつけています。移動もシンプルなので、迷う心配も少ないでしょう。

夏休みや週末は混雑が予想されるため、オンラインでの事前予約を基本に計画を立てるとスムーズです。お子様の年齢や体力に合わせて、午後の遊園地を省略してホテルで休憩するなど、柔軟に調整してくださいね。


オーストリア旅行の計画が具体的になってくると、現地の言葉も気になりますよね。

オーストリアの公用語を解説!なぜドイツ語?英語は通じるの?」の記事では、オーストリアの公用語や英語の通用度について詳しく解説していますので、出発前の準備にぜひお役立てください。

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オーストリア観光モデルコースで最高の旅を計画しよう

  • ウィーン観光は24時間乗車券でリング通り周辺を巡るのが基本
  • シェーンブルン宮殿は朝一番に訪れると混雑を避けやすい
  • ザルツブルク観光はザルツブルクカードの利用が断然お得
  • モーツァルトの生家と住居はどちらもカードで無料入場可能
  • ハルシュタットへはザルツブルクから鉄道と船で日帰りできる
  • 世界最古の塩坑ザルツヴェルテンは長期休業期間に注意が必要
  • インスブルックからはケーブルカーで手軽に標高2000m超の絶景へ
  • 山岳地帯は夏でも気温が低いので防寒着やサングラスが必須
  • 冬のクリスマスマーケットは都市ごとに異なる雰囲気を楽しめる
  • ホットワインのマグカップは持ち帰りも可能な旅の記念品になる
  • ワッハウ渓谷ではドナウ川クルーズとワイナリー巡りが楽しめる
  • 世界遺産セメリング鉄道は進行方向左側の座席からの眺めが格別
  • ウィーンとザルツブルクを巡るモーツァルトゆかりの旅も可能
  • ウィーンの美術館は開館延長日を狙うとゆっくり鑑賞できる
  • 子連れ旅行では動物園や体験型博物館を中心としたプランがおすすめ
  • 主要な観光施設のチケットはオンラインで事前購入するとスムーズ
  • 列車のチケットは早期予約割引「Sparschiene」を狙うとお得
  • 出発前には必ず公式サイトで最新の営業時間や運休情報を確認する
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